ドッキングステーション選びの重要ポイント
USBハブよりポートが格段に多く、据え置きで使うのがドッキングステーション。
中でも急速充電・高速データ転送・高解像度のディスプレイ出力が可能なThunderbolt4、5対応が重要なポイントになります。
今回雑誌『家電批評』は、Thunderbolt4、5対応ドッキングステーションを比較。
ポート数やその性能、使い勝手など実用的かどうかチェックしおすすめの一台を探しました!
ドッキングステーションの選び方は?
USB-Cポートの最大出力はデバイスとステーションの間にワットモニターを接続してチェック。
SDカードの転送は同じサイズのデータを使用し、書き込み速度をタイマーで測定&ベンチマークソフトでも計測しました。
端子の種類と数については同じ規格でもより高性能なポートがあった場合は、評価をプラス。
設置しやすさとポートの配置はドッキングステーションを使用しているガジェットライターの監修のもと、編集部で評価しました。
ドッキングステーションのおすすめランキング
プロと一緒に実際に使ってみた、ドッキングステーションのおすすめランキングです。ベストバイはアンカーの「Anker Prime ドッキングステーション」となりました。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||||||
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アンカーAnker Prime ドッキングステーション(14-in-1, 8K, Thunderbolt 5)
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116mm |
116mm |
75mm |
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UGREENUGREEN Revodok Max 213
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52mm |
96mm |
149mm |
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CalDigitCalDigit TS4/ Thunderbolt Station 4 +
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42mm |
113mm |
141mm |
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KensingtonK35175JP SD5700T Thunderbolt4
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195mm |
70mm |
30mm |
【1位】アンカー「Anker Prime ドッキングステーション(14-in-1, 8K, Thunderbolt 5)」
- アンカーAnker Prime ドッキングステーション(14-in-1, 8K, Thunderbolt 5)
- 最安価格: ¥49,990〜
- 最大出力
- 設置しやすさ
- 端子の種類
- ポートの配置
- 端子の数
- SDカードの転送速度
- おすすめポイント
-
- 複数ポートを使っても出力が高く安定
- がっかりポイント
-
- SDカードの転送速度が遅い
- 幅
- 116mm
- 奥行
- 116mm
- 高さ
- 75mm
- 重量
- 1.09kg(約)
- 型番
- A83B5
USB最大出力
4ポート接続時(USB-C) | |
前面2ポート | 背面2ポート |
16.4W+29.1W | 14.3W+12.9W |
計測すると、前面ポートの出力合計は公称値(45W)通りで両ポートともにiPhoneの急速充電に対応。
背面も単ポート使用で最大15Wを確認でき、給電能力は非常に優秀です。
端子の種類
PC接続用のThunderbolt端子以外に4口あるUSB-Cポートはいずれも充電・データ転送対応で、モニター接続も問題なし。
また比較した製品の中では唯一HDMIポートを搭載している点もポイントです。
配置もUSB-Cポートが前面に2口設置、オーディオジャックやDPポートが他のポートと干渉しにくい位置にあるため抜き差しがしやすく、ストレスなく使えます。
ACアダプタ内蔵で場所を取らない
ACアダプタ内蔵なので本体は場所を取りますが、コンセント周りはスッキリします。
今回比較した中では、本製品にしかないメリットです。
【2位】UGREEN「UGREEN Revodok Max 213」
- UGREENUGREEN Revodok Max 213
- 最安価格: ¥45,880〜
- 最大出力
- 設置しやすさ
- 端子の種類
- ポートの配置
- 端子の数
- SDカードの転送速度
- おすすめポイント
-
- SDカードの転送速度が速い
- がっかりポイント
-
- 縦置き時、USBポート間が狭くて干渉する
- 幅
- 52mm
- 奥行
- 96mm
- 高さ
- 149mm
- 重量
- 1.95kg(約)
- 型番
- U715
SDカードの転送速度
UGREEN | Anker |
2分14秒 | 5分10秒 |
実測の結果は上の表の通り。
ベンチマークテストでは読み込みが253.97MB/s、書き込み234.74MB/sで最も好結果でした。
USB最大出力
4ポート接続時(USB-C/USB-A混合) | |
前面2ポート | 背面2ポート |
20.7W+6.7W | 14.0W+13.3W |
USB-C端子の出力は高め。
Thunderbolt4搭載で、Macbook Proも素早く充電可能です。
端子の種類
【3位】CalDigit「CalDigit TS4/ Thunderbolt Station 4 +」
- CalDigitCalDigit TS4/ Thunderbolt Station 4 +
- 最安価格: ¥52,470〜
- 最大出力
- 設置しやすさ
- 端子の種類
- ポートの配置
- 端子の数
- SDカードの転送速度
- がっかりポイント
-
- 一部のUSB-Aポートが給電非対応
- 幅
- 42mm
- 奥行
- 113mm
- 高さ
- 141mm
- 重量
- 1.54kg(約)
- 型番
- TS4-JP-AMZ
端子の種類
一部のUSB-Aポートが給電非対応
背面のUSB-Aポート2口が給電非対応。
またPCに繋いだままだと、そもそもUSB-Aから給電がされません。
【4位】Kensington「K35175JP SD5700T Thunderbolt4」
- KensingtonK35175JP SD5700T Thunderbolt4
- 最安価格: ¥46,590〜
- 最大出力
- 設置しやすさ
- 端子の種類
- ポートの配置
- 端子の数
- SDカードの転送速度
- 幅
- 195mm
- 奥行
- 70mm
- 高さ
- 30mm
- 重量
- 435g(約)
- 型番
- K35175JP
端子の種類
背面ポートは出力高め
PCを接続すると、前面のUSB-Aは給電不可になってしまいます。
背面のポート(Thunderbolt4)はいずれも13〜14Wで安定していました。
USB-Cポートしか使わない人にはおすすめ
OWC「OWC Thunderbolt 5 Hub」
- OWCOWC Thunderbolt 5 Hub
- 最安価格: ¥31,350〜
SDカードスロットやDPがないシンプルな一台です。
PC接続用以外に3口のThunderbolt5ポートを搭載。
複数のSSDをハイスピードで接続でき、おすすめです。
- 型番
- OWCTB5HUB5P
まとめ:SDカードをよく使うならUGREENもおすすめ
Thunderbolt4、5なら40Gbps以上でデータや映像をPCとやりとりでき、複数のSSDや4Kモニターを同時に快適に使えます。
今回の検証で意外と使用感を左右したのが給電性能で、アンカーがベストの結果に。
給電性能に加えて端子の種類が多く、拡張性が高いのもメリットで、PC周りがスッキリします。
ただし、アンカーはSDカードの転送速度が遅いのと、縦置き使用には非対応という弱点があります。
そのため、SDカードを頻繁に使う人は2位のUGREENがおすすめです。
転送速度が速く、実測だとアンカーの3倍ほどのスピードを記録しました。
給電時の出力も高めで、設置性において縦・横に対応しているものは置き場所に困らず便利です。
3位のCalDigitと4位のKensingtonは、PCに接続すると、一部のポートが給電できなくなったり、そもそも給電に非対応なポートがあるのが評価を下げる要因になりました。
PC以外にも様々なガジェットを接続させるのを考えると、どのポートも給電対応なのが便利でしょう。
ドッキングステーションのおすすめ
アンカー
Anker Prime ドッキングステーション(14-in-1, 8K, Thunderbolt 5)
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縦置きができないのとSDスロット類が横面なのが気になりますが、ポート配置は実用的です。