電源タップのメリットは?
パソコンや家電、スマホ、ゲーム機など、AC電源を使用する機器は家庭内にたくさん。壁コンセントが足りなくなったことはありませんか?常時点けているものや日々充電が必要になる機器など、電子機器を多く使う人にとって必要になっていくのが電源タップです。
でも、電源タップの形状によって差し込み口がムダになったり、ホコリが入って火災の原因になったり(トラッキング現象)と、じつは製品によって使い勝手や安全性に大きな差が出るんです。
電力を中継する地味な存在と思われがちですが、設置する場所や目的に応じて最適なものを選ぶと、差し込み口をムダなく、安全に使うことができるんです。
また、USBポートを搭載しているものも増えており、急速充電に対応した製品もあります。こうした製品は、デスクの上に設置したり、デスクのそばで使用するとモバイル機器の充電が楽になるのでおすすめです。
電源タップの選び方は?
電源タップといっても形やプラグの指し口の数などはさまざま。まずは、電源タップの特徴をご紹介していきます。
延長コードタイプの特徴は?
延長コードタイプは、家の壁コンセントから離れた場所で電源を使いたいときに便利です。
延長コードの長さは余裕を持って選ぶようにしましょう。長すぎると邪魔になってしまいますが、短すぎると電子機器を使いたい場所で使うことができないので、目安として「接続したい位置の+50cm」くらいを考えておくといいですよ。
タワー型の特徴は?
タワー型は円柱や角柱の形状のタイプです。大きさや高さがある分、差し込み口の数が多いのが特徴です。
数は多いですが、タワー型は縦に長いのでスペースを取りすぎることはありません。デスク上など限られた場所で多くのコンセントが必要となる場合にはタワー型も便利ですよ。
マグネット型の特徴は?
電源タップは床やテーブルに置くのが基本ですが、冷蔵庫など磁石がつく場所であればマグネット式を使うことで貼り付けられます。
電源タップの周辺はコードなどがごちゃついてつまずいてしまうケースがありますが、床に置かなければ足元がごちゃつく心配もなく、またホコリがたまりにくいので事故が起こりづらくなります。
壁掛けタイプの特徴は?
磁石のない場所で立てかけたいときには壁掛けタイプを選びましょう。壁掛けタイプもマグネット型と同様にコンセントがごちゃつきやすいという悩みを解決することができます。電源タップ周辺は使うものが多いからこそ、すっきりとさせておきたいものです。
フックやビスなどを使って自分の好きな場所に取り付けられるので、ここにあったら便利という位置に付けておくとよいでしょう。
直付けタイプの特徴は?
電源の口数だけを増やしたいという人や、電源から距離を取らなくても問題ないという人であればコードを必要としない直付けタイプでも不便なく使うことができます。
一人暮らしの人や点けっぱなしのコンセントが少ない人であれば、部屋をすっきりとさせることができますのでおすすめです。
USB-Cポート付き電源タップのテスト方法は?
今回、雑誌『MONOQLO』はUSB-Cポート付き電源タップ6製品をピックアップ。
LAB. 360室長の松下和矢と共に、以下の項目で比較テストしました。
テスト1:出力
所定のバッテリー残量の端末を用い、USB単ポートと全ポート、それぞれの最大出力と合計出力を測定して評価しました。
テスト2:使い勝手
ポートの種類や数、本体に対してポートがついている位置、高出力が可能なポートの表示がわかりやすいかどうかなどから総合的に評価しました。
USB-Cポート付き電源タップのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、USB-Cポート付き電源タップのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||||
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アンカーAnker Prime Charging Station (8-in-1,240W)
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606g(約、ACアダプタ)、228g(約、本体) |
AC×2、USB-A×2、USB-C×4 |
<USB> 単:140W,全:240W、<AC> 1250W |
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CIOPolaris CUBE Built in CABLE
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220g(約) |
AC×2、USB-A×1、USB-C×2 |
<USB> 単:67W,全:60W、 <AC> 1250W |
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UGREENDigiNest Pro 100W PD
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700g(約) |
AC×3、USB-A×1、USB-C×3 |
<USB> 単:100W,全:100W、<AC> 1250W |
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CIOPolaris CUBE DESK
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228g(約、本体)、100g(約、付属ケーブル) |
AC×2、USB-A×1、USB-C×2 |
<USB> 単:67W,全:60W、<AC> 875W |
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UGREENDigiNest Cube 65W 40862
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690g(約) |
AC×3、USB-A×2、USB-C×2 |
<USB> 単:65W,全:65W、<AC> 1250W |
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ベースアスUSB 電源タップ
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630g(約) |
AC×3、USB-A×2、USB-C×2 |
<USB> 単:65W,全:100W、<AC> 1500W |
【1位】アンカー「Anker Prime Charging Station(8-in-1,240W)」
- アンカーAnker Prime Charging Station (8-in-1,240W)
- 実勢価格: ¥17,980〜
- 出力(単ポート)
- 出力(全ポート)
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- スリムで薄い
- 充電状況の可視化
- 出力をコントロールできる
- サイズ
- 103×78×32mm(約、ACアダプタ)、140×80×18mm(約、本体)
- 重量
- 606g(約、ACアダプタ)、228g(約、本体)
- ポート数
- AC×2、USB-A×2、USB-C×4
- 出力
- <USB> 単:140W,全:240W、<AC> 1250W
- 型番
- ANKER PRIME CHARGING STATION
出力(USB/単ポート)
- USB-A1:11.7W
- USB-A2:11.7W
- USB-C1:77.4W
- USB-C2:74.4W
- USB-C3:76.7W
- USB-C4:76.3W
出力(USB/全ポート)
- 合計:171.6W
- USB-A1:7.2W
- USB-A2:6.5W
- USB-C1:44.3W
- USB-C2:46.2W
- USB-C3:59.4W
- USB-C4:8.0W
USB-Cポート4つ、Aポート2つ、AC電源2つの充実したポート構成で、基本的なデスク作業は十分カバーできます。ノートPCやタブレットなど、複数機器への急速充電も可能。また、専用アプリで出力のコントロールも可能です。
使い勝手
ポートそれぞれ出力が見える
充電状況がまるわかり!
各ポートへの充電状況が可視化されるのでストレスフリー。複数ポートへの充電も最適に振り分けられるようになっています。
とにかくスリムで薄い!
据え置き型のタップは乗り換え前より大きくなってしまっては元も子もありません。アンカーなら劇的にスッキリします。
全部一気にチャージ!
画像ノートPC、タブレット、スマホetc.なぜか同じタイミングで充電が切れてしまうガジェット類を一気に回復させます。
【2位】CIO「Polaris CUBE Built in CABLE」
- CIOPolaris CUBE Built in CABLE
- 実勢価格: ¥5,979〜
- 出力(単ポート)
- 出力(全ポート)
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 持ち運びを想定している形状
- サイズ
- 90×60×41.2mm(約、本体)、550mm(ケーブルの長さ)
- 重量
- 220g(約)
- ポート数
- AC×2、USB-A×1、USB-C×2
- 出力
- <USB> 単:67W,全:60W、 <AC> 1250W
- 型番
- CIO-PCBC67W2C1A-BK
出力(USB/単ポート)
- USB-A:14.3W
- USB-C1:67.5W
- USB-C2:67.4W
出力(USB/全ポート)
- 合計:62.9W
- USB-A:9.4W
- USB-C1:44.2W
- USB-C2:9.3W
【3位】UGREEN「DigiNest Pro 100W PD」
- UGREENDigiNest Pro 100W PD
- 実勢価格: ¥6,150〜
- 出力(単ポート)
- 出力(全ポート)
- 使い勝手
- サイズ
- 125×73×52mm(約、本体)
- 重量
- 700g(約)
- ポート数
- AC×3、USB-A×1、USB-C×3
- 出力
- <USB> 単:100W,全:100W、<AC> 1250W
出力(USB/単ポート)
- USB-A:13.8W
- USB-C1:79.5W
- USB-C2:74.1W
- USB-C3:20.5W
出力(USB/全ポート)
- 合計:83.7W
- USB-A:4.6W
- USB-C1:43.1W
- USB-C2:28.8W
- USB-C3:7.2W
【4位】CIO「Polaris CUBE DESK」
- CIOPolaris CUBE DESK
- 実勢価格: ¥6,580〜
- 出力(単ポート)
- 出力(全ポート)
- 使い勝手
- サイズ
- 76.5×66.8×49mm(約、本体)、550mm(付属ケーブルの長さ)
- 重量
- 228g(約、本体)、100g(約、付属ケーブル)
- ポート数
- AC×2、USB-A×1、USB-C×2
- 出力
- <USB> 単:67W,全:60W、<AC> 875W
- 型番
- CIO-PCD67W2C1A-BK
出力(USB/単ポート)
- USB-A:14.3W
- USB-C1:67.4W
- USB-C2:67.5W
出力(USB/全ポート)
- 合計:41.5W
- USB-A:0.5W
- USB-C1:32.4W
- USB-C2:8.6W
【5位】UGREEN「DigiNest Cube 65W 40862」
- UGREENDigiNest Cube 65W 40862
- 実勢価格: ¥7,696〜
- 出力(単ポート)
- 出力(全ポート)
- 使い勝手
- サイズ
- 77×76×76mm(約)
- 重量
- 690g(約)
- ポート数
- AC×3、USB-A×2、USB-C×2
- 出力
- <USB> 単:65W,全:65W、<AC> 1250W
- 型番
- CD
出力(USB/単ポート)
- USB-A1:14.0W
- USB-A2:14.2W
- USB-C1:65.8W
- USB-C2:65.8W
出力(USB/全ポート)
- 合計:58.4W
- USB-A1:6.1W
- USB-A2:5.4W
- USB-C1:28.4W
- USB-C2:18.5W
【6位】ベースアス「USB 電源タップ」
- ベースアスUSB 電源タップ
- 実勢価格: ¥5,999〜
- 出力(単ポート)
- 出力(全ポート)
- 使い勝手
- サイズ
- 193×122×52mm
- 重量
- 630g(約)
- ポート数
- AC×3、USB-A×2、USB-C×2
- 出力
- <USB> 単:65W,全:100W、<AC> 1500W
- 型番
- CCGAN100-3ACJ
出力(USB/単ポート)
- USB-A1:5.7W
- USB-A2:13.3W
- USB-C1:77.0W
- USB-C2:75.8W
出力(USB/全ポート)
- 合計:38.0W
- USB-A1:4.5W
- USB-A2:2.3W
- USB-C1:23.3W
- USB-C2:7.9W
まとめ:アンカーさえあれば一括で充電できる
以上、おすすめUSB-Cポート付き電源タップでした。
今回の検証では全ポート使用時の出力で差がつく結果に。出力、使い勝手ともに高評価だったオールマイティなアンカー「Anker Prime Charging Station(8-in-1,240W)」がベストバイを獲得。
デスクトップPCや外付けモニターなどAC電源が必要な端末も使っている人におすすめでCポート4つ、Aポート2つ、AC電源2つを備えています。特筆すべきは複数デバイスへ急速充電が可能であり、かつ手元のタップのコンパクト。
延長コードのような気軽さで設置でき、充電の快適性が爆上がりすること間違いなしです!
USB-Cポート付き電源タップのおすすめ
アンカー
Anker Prime Charging Station(8-in-1,240W)
電源タップの売れ筋ランキングもチェック!
電源タップのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
ほぼ全ての商品のACポートは、通常の電源タップと異なり、定格出力が1500Wではない点に注意が必要です。