JBL「TOUR PRO 2」
JBL
TOUR PRO 2
実勢価格:¥28,000
サイズ:ドライバ 10mm
重量:イヤホン本体(片側):6.1g、充電ケース:73g
対応コーデック:SBC、AAC
JBL「TOUR PRO 2」の特徴は?
JBL「TOUR PRO 2」の特徴とは?
JBL「TOUR PRO 2」は、JBLから新登場したハイエンドTWS(完全ワイヤレスステレオ)です。
まず目を引くのは、液晶画面搭載のケース。タッチ対応で、スマホを取り出さなくても操作や設定変更が可能です。
また、リアルタイム補正機能付きのANC(アクティブノイズキャンセリング)を搭載し、高音質・低遅延の次世代Bluetooth音声規格である「LEオーディオ」や空間サウンドにも対応しています。
DLCコーティングで高域特性向上
DLCコーティング振動板を採用した、初のJBL製品です。10mmのダイナミック型ユニットの振動板には剛性の高いPEN(ポリエチレンナフタレート)を採用。さらに振動の伝搬が速いDLC(ダイヤモンドライクカーボン)をコーティングしています。
性能アップだけでなく、素材固有の余計な音が入りにくいのが特長です。
小さいけれど装着感はバツグン
ショートスティック型で装着しやすいです。耳に入れてから前に回すことで、フィット感がアップ。楕円形のイヤーピースが耳の形にぴったり合います。
アプリで密閉状態を確認し、フィット感のチェックをすることもできます。
ケースのスマートタッチディスプレイが便利
ケースに搭載されたスマートタッチディスプレイはまれに操作しづらい場面もありますが、利便性が高いです。
タッチディスプレイの感度
画面が小さいので、たまに誤操作はあるものの許容範囲。しっかり触れて操作すれば、かなり良好です。アプリでカスタム済みのイコライザーを選べますが、さすがにこの画面でカスタムまではできません。
タッチディスプレイの利便性
タッチディスプレイではANCの切り替えや音量の変更、再生コントロールはもちろん、スマホへの着信やメッセージの受信も通知されます。いちいちスマホを取り出す必要がなく、電話にも出られるのはちょっと便利です。
音楽のプロも称賛する“新次元の絶対音質”
ハイレゾは必要ないと判断し、あえてSBC/AACコーデックに絞ったという本製品の音質。高音は少なめですが、質は良好です。
識者2名に試聴を依頼したところ、両名ともかなりの高得点をつけ、「アプリでカスタムしたほうが音質がいい」との意見も一致。好みの音にアレンジして使いたい人に向いています。
音質評価と音の量の相関
高音域はやや少なめですが、質のいい音です。低音域の質もいいのですが、少し多め。気になる人はアプリのイコライザーで調節するといいでしょう。
音の傾向
どちらかというと低音重視のバランスで、中低域に厚みがあるJBLらしいサウンドです。音場感はどちらともいえませんが、わずかにタイト寄りです。
表現としてはどちらかというと迫力系なので、ロックの歯切れは良好。やや繊細さには欠けますが、それでも女性ボーカルは十分なめらかでした。
音の質
総合得点 | 高音域の質 | 中音域の質 | 低音域の質 | ダイナミクス | 装着感 | NC性能 |
87/100 | 17/20 | 18/20 | 18/20 | 19/20 | 7/10 | 8/10 |
JBLらしい音で中低域に厚みがあり、安心して聴けます。
パーソナライズ機能
専用アプリには「Per soni-Fi 」というパーソナライズ機能を搭載。生年月日や性別を入力後に聞こえ方をテストし、その結果をもとに自分の耳に合った聞こえ方を自動調節し、音を最適化してくれます。
しかし、ここは好みが分かれるところ。最適化前のほうがよかったとの声もありました。
イコライザー調節
イコライザーには数種類のプリセットが用意されていますが、独自カスタムも可能。自分好みの音質に細かく調節でき、とくに高音域の透明感がアップします。
識者2名とも「カスタムしたほうが高音質」との評価で、「カスタムしないなら他のイヤホンでいい」との意見もありました。
専用アプリは使いやすく機能も豊富
専用アプリの「JBL Headphones」では、より細かな設定を行え、アプリの使い勝手もかなり快適。構造も操作もわかりやすいので、初心者でも困ることがありません。
使いやすいだけでなくユニークな機能も搭載
快眠向けの「SilentNow」など、ユニークな機能も搭載。時間経過により音楽を止め、ANCだけオンにした状態にしてくれます。
ノイズキャンセリングもしっかり効きます
搭載されているANC機能は、4つのノイズ検知マイクで騒音をリアルタイムに検知し、最適にノイズ除去してくれます。実際にオンにしてみると、中音域にしっかり効いている印象。ケースの画面で手軽に操作できるのも便利です。
ノイキャンも自動調節やカスタマイズ可能
ノイズを自動識別して自動で調節してくれますが、手動での調節も可能。あえて周囲がうるさい場所でテストを行い、ANCの効き具合も自分の耳に最適化できます。
JBL「TOUR PRO 2」検証のまとめ
ケースに搭載された液晶が、とにかく目を引くJBLの新フラッグシップモデル「TOUR PRO 2」。さまざまな検証を行ってみたところ、一番驚かされたのはその“音質”でした。
試聴をお願いした識者2名も驚きとともに高く評価。特徴的な液晶付きケースも、最初のうちは操作しづらく感じましたが、コツがわかってくるとかなり便利です。
ショートスティックを採用したイヤホン本体は小さいので装着しやすく、フィット感も抜群。本体のタッチ操作部分は比較的大きめなので操作性にも問題はありません。ANCもしっかり効いていて、不満点が見つからない結果となりました。
過去ベストバイのソニー「WF-1000XM4」と比較
JBL
TOUR PRO 2
実勢価格:¥28,000
サイズ:ドライバ 10mm
重量:イヤホン本体(片側):6.1g、充電ケース:73g
対応コーデック:SBC、AAC
雑誌『MONOQLO』の検証ではしばらくの間、ソニー「WF-1000XM4」がトップに君臨し続けてきました。そこで今回の検証では、この歴代ベストバイのソニー「XM4」とJBL「TOUR PRO 2」を識者が聴き比べましたが、「ソニーの音がすでに古く聞こえる」との声が。
改めてソニー「WF-1000XM4」を採点し直してもらったところ、総合得点は82/100点で、JBL「TOUR PRO 2」は87/100点。ついに王座が入れ替わることとなりました。
▼比較したソニー製品はこちら
SONY
WF-1000XM4
実勢価格:¥25,018
▼テスト結果
- 総合得点:82/100点
以上、JBLの最新モデル「TOUR PRO 2」の検証レビューでした。斬新な見た目で話題の製品ですが、サイズや音質、ケースの使い勝手も文句なし。新ベストバイにふさわしい一台です。マニア以外にもおすすめできるので、気になったらぜひチェックしてみてくださいね。
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標準では割と普通の音質。音質調節して使うことが前提です。