アンカー・ジャパン「Soundcore Liberty 4」
アンカー・ジャパン
Soundcore Liberty 4
実勢価格:1万4990円
重量:約5.8g(イヤホン)
再生時間:標準モード/最大9時間
ノイズキャンセリングモード:最大7時間、LDAC使用時:最大5.5時間
アンカー・ジャパン「Soundcore Liberty 4」は、装着するだけでスマートウォッチのような健康管理ができるようになると期待されている、新ジャンルの製品です。
イヤホンに搭載されたセンサーが、耳の内側から心拍数などを計測します。
心拍数をリアルタイムで測定し、それをもとにストレス値なども算出してくれます。
実際に使って、おすすめか検証
時計型(スマートウォッチなど)と指輪型(スマートリング)についで、「健康管理ガジェット」の新ジャンルとして期待大のイヤホン型。しかし、2週間装着した実感は「改善すべき点が多い」というものでした。
まず、バッテリーが持たないので、一日中つけていることはできません。また、現段階では計測できる項目も少ないため、スマートウォッチの代わりにはなりません。
しかし、装着感は優れているので、ライトに「健康管理を始めてみたいかも」とウォーキングや仕事の間だけ使用するのであれば購入もアリです。
ということで、実際に検証してわかった優秀なポイントと惜しいポイントを解説します。
ここは優秀:装着のわずらわしさがなく「健康管理初心者」におすすめ
時計型は正確なデータを計測するために、バンドをきつく締める必要があります。その締め付けにわずらわしさを感じる人も多いですが、イヤホン型なら普段と同様のつけ心地で快適。操作も意外としやすいです。
ここは惜しい:時計型ほどデータが取れない&音質もそこそこ
データ活用がしにくく、アプリがイマイチ
アンカー・ジャパン
Soundcore
実勢価格:無料
対応OS:iOS、Android
アンカー・ジャパン「Soundcore Liberty 4」は、専用アプリのアンカー・ジャパン「Soundcore」と連携させて使用します。
本アプリで確認できるのは心拍数とストレス値、姿勢の傾きとランニングなどの簡単なワークアウトのみ。
詳細なデータはまだ取ることができないためデータの活用がしにくいです。
また、アプリを毎回起動しないと心拍数などのデータを取得しないのも手間を感じます。
「イヤホン」としての実力はやや残念なレベル
▼音質の評価
- 低音域 :微妙
- 中音域 :合格
- 高音域 :微妙
- ダイナミクス:合格
- 装着感 :良好
- 遮音性 :良好
雑誌『家電批評』2023年2月号でのプロによる音楽リスニングの評価はC評価でした。ホワイトノイズは乗っていますが、ノイキャンは強力。低音を出しすぎていて、低音と中高音のひずみがあります。
ただ、装着感が良好な点は、装着時間の長くなる健康管理イヤホンとしては優れています。
アンカー・ジャパン「Soundcore Liberty 4」のまとめ
最後に、アンカー・ジャパン「Soundcore Liberty 4」のおすすめポイントや残念ポイントをまとめてお伝えします。
▼総合評価
- 評価:B
- 総合評価:3/5点
- 身につけたい度:3/5点
▼おすすめポイント
- 装着のわずらわしさがない
- 心拍数の値はおおむね正確
- ノイキャンが強力
▼残念ポイント
- 取得できるデータが少ない
- アプリが使いにくい
以上、アンカー・ジャパン「Soundcore Liberty 4」の検証レビューでした。
「健康管理イヤホン」は期待大の新ジャンルですが、まだまだ発展途上の製品。今後に期待したいです。
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