ゲオから登場の激安ANCイヤホンが気になる!
2021年12月に、ゲオから発売された完全ワイヤレスイヤホン「GRFD‐TWSHT03」。ノイキャン付きで税込み4378円という破格の安さと、SNSに頻出する広告から、注目が集まっているようです。
そこで『MONOQLO』でも、AVライターの折原一也さんのご協力のもと、その実力を検証することにしました。
ノイキャンで激安! ゲオ「完全ワイヤレスANCイヤホン」
ゲオ
完全ワイヤレスANCイヤホン
GRFD-TWS HT03
実勢価格:4378円
サイズ:ケース/W78.4× H34× D28mm
重量:ケース/28g、イヤホン/約5g×2
連続再生時間:約4~5時間
なぜ話題になっているのか?
SNSなどでも注目が集まっていますが、やはり「ノイキャン付き」なのに、価格が4000円ちょっとで「安い」ということが話題の中心のようです。また、Twitter広告がバンバン流れてくるから、否応なしに注目してしまったという意見もありました。
でも、実際コストパフォーマンスはどうなのか。それでは検証結果を見てみましょう。
音質:中音域でいま一歩
肝心の音質はというと、残念ながらいま一歩評価は伸びませんでした。低音域のボリュームはあるものの中音域に迫力がなく、ややチープな印象があります。
同価格帯のSOUNDPEATS「T2」と比較
SOUNDPEATS
T2
実勢価格:5630円
サイズ:イヤホン/W21.7× H27.7×D17.6mm
重量:イヤホン/ 約5g ×2
最大再生時間:10時間
Bluetooth規格:5.1
対応コーデック:SBC、AAC
防滴性能:IPX5
同価格帯で、過去に本誌で評価の高かったSOUNDPEATS「T2」と比べてみました。
SOUNDPEATS「T2」はバランスのいい音を響かせましたが、ゲオ「完全ワイヤレスANCイヤホン」は音に厚みがなく、中音域を中心に微妙な評価に。
高音をキンキンさせない工夫は評価できますが、バラードなどののびやかさは表現できていません。でも低音のボリューム感はあるので、アクション映画などにはマッチしました。
機能性:AirPodsに似ているところも
機能性や使いやすさは良好です。フィット感や曲送りはAirPodsに近い印象でした。
タッチセンサーの反応は◎
AirPodsと同じくぼみのあるタッチセンサーで、感度がよく操作しやすいです。単一押し操作がないので誤作動も少ないです。
イヤーピースのフィット感がいい
ワンサイズなので個人差はありますが、サイズはやや大きめです。フィット感はいいですが、長時間はめていると痛くなる場合も。
マイクの音声は残念……
音がスカスカで、マイク越しの通話は不快。リモート会議にはおすすめしません。音声アシストも反応が悪くてややストレスを感じました。
まとめ:完全ワイヤレスANCのお試しにはアリ
今回検証してみたところ、音質面はもう一歩な印象でした。また、遮音性はまずまずですが、電車など大きめの雑音には不十分。その割にはノイキャン特有の不快感は強めに出ました。
とはいえ機能性や使用感は良いので、結論として、初めての完全ワイヤレスANCイヤホンには悪くないといえます。完全ワイヤレスANCイヤホンがどんなものか試してみたい人や、用途を絞って使うならおすすめです。
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操作音や音質にチープさを感じましたが、機能性は悪くありません。