モバイルプロジェクターのおすすめは?
薄暗い部屋で天井に投写すると、"ごろ寝視聴"がとてもはかどるモバイルプロジェクター。寝室などに設置すれば最高の空間が出来上がります!そこで今回、『家電批評』ではモバイルプロジェクターの人気商品を徹底比較しました。
さっそくですが、いきなり1位を発表いたします!
XGIMI
「Halo+」
実勢価格:9万9880円
圧倒的な輝度に加え、画質・音質・機能性すべてがかなり優秀でした。価格は少し高めですが、自信をもって「買う価値がある」といえる逸品です。
とはいえ、モバイルプロジェクターに何を求めるかはユーザーによって違いますので、その他の商品が購入候補にあがる可能性もありますよね。
ということでランキングの前に、まずはモバイルプロジェクターの性能と選び方をご紹介します。
モバイルプロジェクターの性能
①オートフォーカスで手間要らず
オートフォーカス搭載のモバイルプロジェクターなら、起動後すぐにピントを自動で合わせてくれるので、いちいち手動で調整する手間がかかりません。
②バッテリー内蔵で映画1本は余裕
バッテリーを内蔵しているモバイルプロジェクターは、単体で約2〜3時間は駆動できるので、いろんな場所に持ち運んで映画を観るのにもってこい! ただし、バッテリー駆動時は投写の明るさが少し弱まります。
③”OS”搭載機が増え、動画視聴が手軽に
Android TVなどのOS搭載機なら、BDプレイヤーやFire TV Stickなどを接続しなくても、単体で動画配信サービスを視聴可能です。
④900ルーメン機も登場
モバイルプロジェクターの輝度は200〜300ANSIルーメンが一般的ですが、最近は900ANSIルーメンの機種も登場しています。ちょっと高いですが、昼でもそこそこ使える明るさになっています。
【選び方】画質や音質などをチェック!
今回はモバイルプロジェクター6製品について、下記の項目をチェックしました。
画質(30点満点)…画質のよさ
音質(30点満点)…音質のよさ
操作性(20点満点)…操作のしやすさ
機能性(10点満点)…機能の豊富さ・使いやすさ
設置性(10点満点)…設置のしやすさ
接続性(10点満点)…他の機器との接続や連携のしやすさ
モバイルプロジェクターおすすめランキング6選
それではさっそく、モバイルプロジェクターのおすすめランキングを発表します!
XGIMI「Halo+」
XGIMI
「Halo+」
実勢価格:9万9880円
サイズ・重量:W113.5×D145×H171.5mm・1.6kg
最大投写:120インチ
解像度:1920×1080
900ANSIルーメン
総合評価:S
▼評価
総合点 (100点) |
画質 (30点) |
音質 (20点) |
操作性 (20点) |
機能性 (10点) |
設置性 (10点) |
接続性 (10点) |
85点 | 30点 | 16点 | 16点 | 10点 | 8点 | 5点 |
圧倒的な輝度を誇り、画質・音質ともにかなり優秀で、機能性も申し分なし。価格は約10万円とやや高いですが、その価値は十分あります。今回1位に選ばれた理由も深掘りしていきます。
【画質】明るいシーンも暗いシーンも凄かった
日中にカーテンを閉めきり電灯をつけた部屋を想定した環境でも、明るくクッキリしています。色のバランスもしっかり整っており、純度もかなり高いです。
暗いところの再現性や階調もほぼ問題なく、黒が引き締まって見えます。画面のドットがまったく見えないほど解像感も高いです。
【音質】低音もしっかり聞こえます
6製品の中で、音質テストで合格点といえるのは「Halo+」のみでした。「Halo+」は音楽用機器としても通用する音のパワーで、低音もしっかり出ており、音質はかなり優秀です。最大音量が大きいところもグッド!
【機能性】障害物の検知やGoogleアシスタント対応も◎
「Intelligent Obstacle Avoidance」という障害物回避機能を搭載しており、上の画像のようにAIが障害物を検知して、投写場所を自動で調整してくれるんです。
googleアシスタントに対応しており、リモコンで音声検索できるのが便利です。
手軽な大画面投写で極上の”だらけ空間”に!
Android TVを搭載し、音声対応のリモコンが付属するなど操作性も抜群。起動後すぐに視聴できる高精度のオートフォーカスに、水平垂直方向の自動台形補正、AIによる障害物回避など機能性も優秀で、本体サイズが若干大きめであること以外は文句のつけどころがありません。
「Halo+」は画質、音質、機能性のすべてが大満足です!
▼XGIMI「Halo+」の購入ページはこちら
XGIMI「MoGo Pro+」
XGIMI
「MoGo Pro+」
実勢価格:6万6800円
サイズ・重量:W105.5×D94.5×H146mm・900g
最大投写:100インチ
解像度:1920×1080
300ANSIルーメン
総合評価:A
▼評価
総合点 (100点) |
画質 (30点) |
音質 (20点) |
操作性 (20点) |
機能性 (10点) |
設置性 (10点) |
接続性 (10点) |
74点 | 24点 | 12点 | 16点 | 9点 | 8点 | 5点 |
画質や音質は「Halo+」に劣るものの、オートフォーカスや自動台形補正などの操作性は非常に優秀です。自動台形補正は水平方向にも対応して前モデルより設置性が向上しており、コストパフォーマンスも◎です。
画質
300ANSIルーメンですが、ちょっと明るめの部屋でも映像ははっきり見え、色バランスも良好です。
解像感をしっかり感じられ、黒の締り、コントラストとも十分によく見えるレベルです。
音質
音の広がりや低音は良いのですが、やや音がこもり気味でした。
BenQ「GV30」
BenQ
「GV30」
実勢価格:6万4800円
サイズ・重量:W120×D185×H196mm・約1.6kg
最大投写:100インチ
解像度:1280×720
300ANSIルーメン
総合評価:A
▼評価
総合点 (100点) |
画質 (30点) |
音質 (20点) |
操作性 (20点) |
機能性 (10点) |
設置性 (10点) |
接続性 (10点) |
64点 | 15点 | 10点 | 16点 | 8点 | 9点 | 6点 |
135度までの角度調節機能付きで、単体で天井投写も可能な設置性の高さが魅力です。Android TVが使える点も見逃せません。
設置性の高さとコスパで選ぶならイチオシの一台になります。本体が回転式になっており、スタンド不要で天井投射が可能になっています。
画質
明るめの部屋で使用するには輝度が足りておらず、ドット感も気になります。
解像感はそれなりで、色バランスもまずまず。暗い場所で使用するなら十分な画質です。
4位: Anker「Nebula Capsule II」
Anker
「Nebula Capsule II」
実勢価格:5万9800円
サイズ・重量:約φ80×H150mm・約740g
最大投写:100インチ
解像度:1280×720
200ANSIルーメン
総合評価:B
▼評価
総合点 (100点) |
画質 (30点) |
音質 (20点) |
操作性 (20点) |
機能性 (10点) |
設置性 (10点) |
接続性 (10点) |
54点 | 6点 | 10点 | 16点 | 9点 | 7点 | 6点 |
小型ながら100インチ投写が可能な、大定番モバイルプロジェクターです。Android TV搭載で、Netflixが観られるのは便利ですが、輝度不足で画質重視の人にはオススメできません。
画質
200ANSIルーメンの他の機種と比べても明るさが足りておらず、暗い場所専用機といった感じです。
暗い場所でも100インチ投写は厳しいレベル。空の階調もかなり崩れてしまっています。
音質
高域の音はクリアなものの、低音はあまり聴けませんでした。
5位: LGエレクトロニクス「CineBeam PF50KS」
LGエレクトロニクス
「CineBeam PF50KS」
実勢価格:6万9800円
サイズ・重量:W170×D178×H52mm・約1kg
最大投写:100インチ
解像度:1920×1080
600ANSIルーメン
総合評価:B
▼評価
総合点 (100点) |
画質 (30点) |
音質 (20点) |
操作性 (20点) |
機能性 (10点) |
設置性 (10点) |
接続性 (10点) |
51点 | 18点 | 4点 | 10点 | 5点 | 5点 | 9点 |
600ANSIルーメンの明るさに加え、インターフェースが充実しているのが特徴です。画質は良好ですが、スピーカーの品質が悪く、独自のWebOSとリモコンの使い勝手もイマイチなのが残念でした。
画質
やや明るさが足りず、精細感もXGIMI勢の2機種に比べると劣っています。
映像の解像感や色バランスは最低限出ており、空の階調もほぼ問題はありません。
音質
低音が出ておらず、音割れもかなりひどいものでした。
6位: ASUS「ZenBeam Latte L1」
ASUS
「ZenBeam Latte L1」
実勢価格:5万3700円
サイズ・重量:W90×D90×H131mm・約585g
最大投写:120インチ
解像度:1280×720
300ルーメン
総合評価:C
▼評価
総合点 (100点) |
画質 (30点) |
音質 (20点) |
操作性 (20点) |
機能性 (10点) |
設置性 (10点) |
接続性 (10点) |
48点 | 12点 | 8点 | 12点 | 6点 | 6点 | 4点 |
120インチの大画面投影に、6000mAhの大容量バッテリーを内蔵しているのが特徴のモバイルプロジェクター。
Androidベースの独自OSを搭載していますが、YouTubeアプリすら起動できないのはマイナス。フォーカスが手動という点も残念です。
画質
BenQより明るさが不足していて、明るい部屋だと白っぽさがかなり目立ちます。
黒浮きがひどく、色バランスは厳しめ。UI画面の時点でドット感がかなり気になりました。
音質
歌声と低音は良好なものの、全体的にパワー不足な印象です。
おわりに
今回のモバイルプロジェクター6製品の検証では、XGIMIの「Halo+」が見事ベストバイに。900ANSIルーメンの明るさは伊達ではなく、解像感、発色、色のバランス、すべてが抜群でした。スピーカーの音質もモバイルプロジェクターとしてはかなり優秀で、検証した折原さんも「ライブ感があるクリアな音が素晴らしい」と高評価。また、いろいろな場所に持ち運んで何度も設定するモバイルプロジェクターにとって特に重要な、オートフォーカスや自動台形補正の精度も優秀。設置してすぐに配信動画を視聴できるのは非常に便利でした。
なお、2位の「MoGo Pro+」も音質も除けばバランス力が高く、「Halo+」より3万円以上安いので、サウンドバーなどで音質を補強できるのであれば、十分満足できる完成度です。
モバイルプロジェクターを使って、ごろ寝したまま美麗な映像を鑑賞する、だらけ生活を堪能しましょう!
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