プロジェクターの最適解を発見!

今、特に人気なおうち時間の過ごし方といえばホームシアターを観ること! それに伴い動画サブスクも人気で、連鎖する形でモバイルプロジェクターの需要も高まっています。でも、モバイルプロジェクターってピンキリでわかりにくいですよね……。

そこで今回は、「大きい画面でネトフリやアマプラを見たい!」という家庭用プロジェクター初心者に向けて、格安機から高価格帯まで最適なプロジェクターを探しました!

今回の検証項目

投影サイズは80インチに統一し、基本的な画質を検証。また機能性や動画サブスクサービスの使い勝手なども比較しました。

ポイント1:暗い部屋での画質

真っ暗な部屋で画質を検証。最もキレイに見えるモードで解像度、色合いなどを総合的にチェックしました。

ポイント2:明るい部屋での画質

本来モバイルプロジェクターは暗室で使用するものですが、明るい部屋ではどう映るのかをチェックしてみました。

ポイント3:NETFLIXの使いやすさ

検証して驚いたのがNETFLIXの使い勝手の違い。中にはアプリを起動できないものまでありました。

ポイント4:Prime Videoの使いやすさ

NETFLIXに比べてPrime Videoの方はアプリが起動できないなどの問題もなく、普通に再生できました。

ポイント5:ピント合わせと台形補正

映画を観ようと思ったときにサッと取り出して使うことを考えると、設置してピントを合わせて補正を行ってという手順が必要になります。

その際、ピント合わせや台形補正を自動で行ってくれるかどうかが重要なポイントとなります。

ポイント6:システムの使い勝手

OS搭載機の場合、搭載されているOSによって使い勝手が変わってきます。また、インストールされているストアによってはダウンロードできるアプリに差があります。

ポイント7:音質

ほとんどの小型プロジェクターはスピーカーユニットが1つですが、なかには2つ搭載しているものも。ここでは臨場感あふれる音になっているかなどの点から音質をチェックしました。

モバイルプロジェクターおすすめ4選

それでは、いよいよモバイルプロジェクターのおすすめランキングを発表します。さらに番外編も要チェックです!

アンカー「Nebula Astro」

アンカー
Nebula Astro
実勢価格:2万9990円


OS搭載:Android
輝度:100ANSI lm
80インチ投影距離:2m34cm(実測)

▼採点結果

  • 暗い部屋での画質: ○
  • 明るい部屋での画質: △
  • NETFLIXの使いやすさ: ○
  • Prime Videoの使いやすさ: ○
  • ピント合わせと台形補正: ○
  • システムの使い勝手: ○
  • 音質: ○

ポイント1:暗い部屋での画質

隅の方はやや暗くなりますが、色合いに大きなくずれはありません。輝度が100ANSIルーメンと考えると優秀です!

ポイント2:明るい部屋での画質

当然ですが、明るい室内ではほとんど映像が見えません。3万円前後の価格帯の製品で明室投影は無理がありました。

ポイント3:NETFLIXの使いやすさ

純粋なアプリではなく、ブラウザ経由で視聴可能。使い勝手に難がありますが、特に問題なく再生できました。

ポイント4:Prime Videoの使いやすさ

NETFLIX同様に純粋なアプリではなく、ブラウザ経由になっていますが、特殊な手順などもなく普通に再生できます。

ポイント5:ピント合わせと台形補正

電源を入れ、レンズ横のダイヤルを回してピント調節をします。また台形補正は縦方向のみ自動で行ってくれます。

ポイント6:システムの使い勝手

OSはAndroid 7.1が搭載されており、ストアはNebulaアプリストアという独自のものが搭載されていました。

ポイント7:音質

スピーカーユニットは1つですが、明らかにスカスカな音という感じでもなく、臨場感もそこそこ感じられます。

今最もオススメしたいプロジェクターは、こちらのアンカー「Nebula Astro」です。

画質が素晴らしい訳でもなく、機能や音声が素晴らしい訳でもないのになぜ? それは、「ネトフリやアマプラを大きい画面で観たい」というシンプルな需要に最も適していて、なおかつ約3万円という手頃な価格であること。そしてなにより、プロジェクターの宿命でもある設置の煩わしさがなく、手軽に使用できるからです。

折原一也 氏
AVライター
折原一也 氏 のコメント

画質も音質もこの価格帯にしてはよく、万人受けする使い勝手です。

ベストな理由1:クッキリしていて観やすい

輝度は100ANSIルーメンと光量不足ですが、部屋が暗ければしっかり映ります。

ベストな理由2:優秀な機能性

▼天井に投影可能

本体の後ろ側が平らになっており、三脚などがなくても上向きで投影可能。寝転びながらの映画観賞も捗ります!

▼子どもでも使える機能が嬉しい

ペアレンタルコントロール機能を搭載しているので、子どもが使用できるアプリや使用時間を制限できます。

▼スマホで操作可能

リモコンで操作できますが、Nebula専用アプリをインストールすればスマホでも操作できます。

ベストな理由3:DAZNなど主要な動画サービスも視聴可能

YouTubeなどのメジャーどころはもちろん、スポーツのライブ中継が見られるDAZNも利用できます。

XGIMI「MoGo」

XGIMI
MoGo
実勢価格:3万5800円


OS搭載:Android
輝度:210ANSI lm
80インチ投影距離:2m13cm(実測)

採点結果

  • 暗い部屋での画質: ○
  • 明るい部屋での画質: △
  • NETFLIXの使いやすさ: ×
  • Prime Videoの使いやすさ: ◎
  • ピント合わせと台形補正: ○
  • システムの使い勝手: ◎
  • 音質: ◎

ポイント1:暗い部屋での画質

解像度は960×540とフルHDの半分ですが、この価格帯のモバイルプロジェクターとしてはキレイに映っています。

ポイント2:明るい部屋での画質

輝度はAstroの約2倍の210ANSIルーメンありますが、若干見えるようになったかな? ぐらいの変化でした。

ポイント3:NETFLIXの使いやすさ

最新バージョンのアプリは起動せず、メーカーサイト記載の特殊な手順でインストールしましたが、結局起動せず。

ポイント4:Prime Videoの使いやすさ

Google PlayストアからAndroid TV用のアプリをインストールすると、問題なく起動し、再生もできていました。

ポイント5:ピント合わせと台形補正

低価格帯の製品では珍しく、ピント調節を自動で行ってくれます。また台形補正も縦方向のみ自動で行います。

ポイント6:システムの使い勝手

OS はAndroid TV 搭載し、Google Playストアが利用できます。ホーム画面にオススメ動画などが表示され便利です。

ポイント7:音質

2つのスピーカーユニットが内蔵。Harman-Kardon製スピーカーで、臨場感があり音量もとれるので映画には最適です。

おすすめな理由1:圧倒的に使いやすい

▼音声での検索が非常に便利

リモコンによる音声入力に対応しているので、わざわざリモコンを操作する必要がありません。

▼映像サービスが既にインストール済み

テレビ向けプラットフォームである「Android TV」はほとんどのVODアプリがインストール済みです。

おすすめな理由2:ネトフリの代わりにTVerが使える!

「TVer」アプリをインストールすると地上波のテレビ番組を視聴することができます。

画質も音質もOSもAstroより上ですが、残念なことがただ一つ。それはNETFLIXが観られないこと……。アマプラ派は文句なくコレをおすすめします。NETFLIXがちゃんと使えればベストバイ確実でした。

BenQ「GV1」

BenQ
GV1
実勢価格:3万2000円


OS搭載:Android
輝度:200ANSI lm
80インチ投影距離:2m33cm(実測)

採点結果

  • 暗い部屋での画質: ○
  • 明るい部屋での画質: △
  • NETFLIXの使いやすさ: △
  • Prime Videoの使いやすさ: ◎
  • ピント合わせと台形補正: ○
  • システムの使い勝手: ○
  • 音質: ○

ポイント1:暗い部屋での画質

解像度854×480画素でややドットが見受けられました。また青と赤の主張が強いのか少し紫がかって見えます。

ポイント2:明るい部屋での画質

200ANSI ルーメン程度だと、明るい室内で投影するのは無理がありました。

ポイント3:NETFLIXの使いやすさ

最新バージョンは起動せず、v4.16.1という古いバージョンのみで起動が可能。純粋に対応しているとは言い難いです。

ポイント4:Prime Videoの使いやすさ

AptoideアプリストアからインストールしたPrime Videoのアプリが起動でき、再生も問題なくできていました。

ポイント5:ピント合わせと台形補正

ピント調節は側面のダイヤルから。また投影する角度を15度の範囲で高さ調整した際、台形を自動で補正します。

ポイント6:システムの使い勝手

OSはAndroidを搭載。ストアはAptoide TVアプリストアというものが利用でき、一部のAndroidアプリが使用可能です。

ポイント7:音質

スピーカーユニットは1つで、音質は良くも悪くもなくといったところ。

変な欠点がないのが優秀なモバイルプロジェクターです。おうち時間で映画を楽しむなら問題ないでしょう。

C評価: LG「CineBeam PH30N」

LG
CineBeam PH30N
実勢価格:3万9980円


OS搭載:なし
輝度:250ANSI lm
80インチ投影距離:2m69cm(実測)

採点結果

  • 暗い部屋での画質: ○
  • 明るい部屋での画質: △
  • NETFLIXの使いやすさ: ―
  • Prime Videoの使いやすさ: ―
  • ピント合わせと台形補正: ○
  • システムの使い勝手: ―
  • 音質: △

ポイント1:暗い部屋での画質

解像度1280×720画素でHD画質。モバイルプロジェクター4製品のなかでスペック上は最高画質になっています。

ポイント2:明るい部屋での画質

4製品中で最も明るい輝度の250ANSIルーメンですが、他の製品同様、うっすら見える程度です。

ポイント3:NETFLIXの使いやすさ

OS非搭載の場合、単体で動画サブスクなどを利用することはできません。ココにOSの有無が関係してくるんです。

ポイント4:Prime Videoの使いやすさ

「ミラキャスト」というWi-Fi経由のミラーリング機能で、パソコン上で再生した映像を映し出すことは可能でした。

ポイント5:ピント合わせと台形補正

ピント調節はレンズの上部にあるダイヤルで行います。また台形補正は、縦方向のみ自動で行ってくれます。

ポイント6:システムの使い勝手

OSは搭載されていませんが、わかりやすいUIを備えており、これはこれでシンプルなプロジェクターとして使いやすいです。

ポイント7:音質

小さな筐体の中に1W のモノラルユニットが搭載されているので、音はこもりがち。

OS非搭載のため、単体では使いづらい印象です。会議のプレゼンに使う程度なら問題ないでしょう。

【番外編1】高価格帯据え置き機|アンカー「Nebura Cosmos」

アンカー
Nebura Cosmos
実勢価格:7万9980円


OS搭載:Android
輝度:900ANSI lm
80インチ投影距離:2m17cm(実測)

採点結果

  • 暗い部屋での画質: ◎
  • 明るい部屋での画質: ○
  • NETFLIXの使いやすさ: ◎
  • Prime Videoの使いやすさ: ◎
  • ピント合わせと台形補正: ◎
  • システムの使い勝手: ◎
  • 音質: ◎

ポイント1:暗い部屋での画質

解像度は1920×1080画素のフルHD画質で、さすがの高画質。価格差が映像のキレイさに直結することがわかります。

ポイント2:明るい部屋での画質

やはり高級機になると違いが出ました。明るい部屋でまともに投影するには900ANSIルーメン以上は必要です。

ポイント3:NETFLIXの使いやすさ

Nebula Managerというアプリからインストール可能。最適化されている訳ではないですが、使い勝手は良好です。

ポイント4:Prime Videoの使いやすさ

NETFLIX同様にAndroid TV 仕様のアプリが利用でき、リモコン操作に最適化されているので、操作しやすいです。

ポイント5:ピント合わせと台形補正

自動でピントを合わせ、台形補正は縦方向と横方向の両方を自動で行ってくれるので調整の手間がいりません。

ポイント6:システムの使い勝手

OSはAndroid TVが搭載されていて使いやすく、GooglePlayストアが利用できるのでアプリも豊富に利用できます。

ポイント7:音質

スピーカーユニットに10Wが2つ。音量もかなり大きく上げることができ、映像の臨場感がより高まります。

おすすめな理由1:補正もピントも全自動

ピント調節も台形補正もすべて自動で行ってくれます。また投影距離も近く、遠くまで離れなくても大丈夫です。

おすすめな理由2:ネトフリもアマプラもなんでも観れます

システムが「Android TV」なので、操作性の手軽さを感じられるでしょう。

プロジェクターの醍醐味を存分に感じられます。テストを行った限りでは価格以上の価値がありました。フルHDの画質は美しく、外光が入る部屋でもくっきりと映像を映し出してくれます。

D評価: 【番外編2】格安機|GROVIEW「プロジェクター」

GROVIEW
プロジェクター
実勢価格:9877円


OS搭載:なし
輝度:5000 lm(※※GROVIEWの輝度表記はルーメンとなっており、ANSIルーメンの数値とは異なります)
80インチ投影距離:2m46cm(実測)

採点結果

  • 暗い部屋での画質: △
  • 明るい部屋での画質: △
  • NETFLIXの使いやすさ: ―
  • Prime Videoの使いやすさ: ―
  • ピント合わせと台形補正: △
  • システムの使い勝手: ―
  • 音質: △

ポイント1:暗い部屋での画質

公称ではフルHD対応という本機。映像自体はそこまで悪くないですが、画面中央と周辺との明度がかなり違います。

ポイント2:明るい部屋での画質

明らかに端にいくほど光が届いておらず、外光がある状態ではほぼ何も見えなくなりました。

ポイント3:NETFLIXの使いやすさ

LG同様にOSを搭載していないので単体での視聴はできません。別途PCなどから出力する必要があります。

ポイント4:Prime Videoの使いやすさ

HDMI端子は搭載されているので、パソコンやDVD プレイヤー、Fire TVStickなどを使えば再生可能です。

ポイント5:ピント合わせと台形補正

ピント調節も台形補正も全て手動。特に手動での台形補正はかなり面倒で、視聴開始までの手順が多くなります。

ポイント6:システムの使い勝手

この値段にもかかわらず、簡易的なUIが搭載されていて、コントラスト調整などの各種設定も可能でした。

ポイント7:音質

スピーカーシステムは後部に2つ内蔵されていますが、こもりがち。1万円以下という値段を考えれば妥当なところでしょう。

設置が面倒ですが、1万円以下の格安プロジェクターを求めるなら、これで十分でしょう。

おわりに

以上、モバイルプロジェクターのおすすめ人気ランキング4選+番外編2選でした。

「安くて使い勝手がいいけど画質はそこそこ」「画質がよくて安いけどNETFLIXが視聴できない」「画質がいいけど高価で据え置きタイプ」など、製品ごとにメリットとデメリットが混ざり合っています。自分の重視する要素をはっきりさせてから、製品を選ぶようにしましょう。

また、360.lifeでは小型モバイルプロジェクターの他に、ホームプロジェクターやプロジェクタースクリーンのおすすめ記事も公開中ですので、こちらも合わせてご覧ください!

▼ホームプロジェクター おすすめランキング

▼プロジェクタースクリーン おすすめランキング