安くて手軽に楽しめる小型プロジェクターは?
雑誌『家電批評』本誌でもたびたび検証しているプロジェクターですが、高解像度&高輝度のガチな製品は、20万円オーバーが当たり前に。
手軽に手が出せる価格帯ではないため、「興味はあるけれど、ちょっとねぇ……」と二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで、雑誌『家電批評』編集部では、もっと手軽に楽しめる小型のフルHDプロジェクターで、しかも「手軽」を通り越して「ぐうたら」感すら味わえる「天井投影」に対応した6製品を集めて比較を行いました。
今回はその中で、6製品中2位ながら高コスパで見事ベストバイを獲得した、ダンベイ「Dangbei N2」をピックアップして紹介します!
小型プロジェクターのおすすめは?
ダンベイ「Dangbei N2」
- ダンベイDangbei N2 &専用スタンド
- 実勢価格: ¥52,202〜
- 画質
- 音質
- 機能性
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 爽やかで見ていて疲れない映像
- 広がりは弱いがかなりの音質
- オリジナルOSでUIがわかりやすい
- がっかりポイント
-
- ジンバルスタンドの後付け感が強い
- 設定変更時には再生が中断される
- 幅
- 130mm
- 奥行
- 197mm
- 高さ
- 207mm
- 重量
- 2.2kg
- 機能
- 400ISOルーメン、最大120インチ
- 型番
- DANGBEI N2 & STAND BUNDLE
【画質】暗部の階調はやや狭いけど明るく爽やかな映像で満足できる!
ダンベイ「Dangbei N2」とBenQ(ベンキュー)「GV50」の映像を比べてみると、Dangbeiのほうが地味な印象です。しかし、これは色みを変に強調していないためで、より自然な映像で見疲れしません。
暗部はやや階調表現が弱いものの、フルHDらしいディテール感もあり、満足できる画質です。
ダンベイ「Dangbei N2」:Dangbeiらしい爽やかな映像で解像感もあり見ていて疲れない
Dangbeiらしく爽やかな映像で、フルHDのディテール感も出ています。暗部は弱いものの、色みの強調がなく見やすい映像です。
BenQ「GV50」:少し赤みがあるしゃっきりした映像で暗部の処理が上手
ダンベイ「Dangbei N2」と同様に総じて高画質ですが、ややマゼンタが強めで鮮やかに調整。暗部の処理がうまく、上手に潰しています。
ダンベイ「Dangbei N2」(明るい部屋):絶対的な輝度は高級機には敵わず……
Dangbeiに限らず、輝度は高級機にかなわないので、明るい部屋で使うにはあまり向いていません。
満足できる映像ですが、暗部の階調がやや弱め。絶対的な明るさは高級機にかないませんが、価格を考えると充分でしょう。
【音質】背面に6Wスピーカーが2つ搭載! 広がり感は弱いが音質はかなりいい
背面から音が出るので本体より後ろで視聴が最適。音質はかなりよく、人の声も聞きやすい。シーンごとの声の効果の差もしっかりわかります。
スピーカーが背面のみなので、自分より前に置いて使うのが基本ですが、音の広がりはやや弱めです。
映画モードは音像を散らして迫力を出しているので、人によっては耳障りかも。
【使い勝手】本体だけでも上向き投影が可能。不満点もあるが全体的に使いやすい
最低限必要なポートは揃っていますが、USB-C非搭載なのは残念。給電も専用ケーブルが必須です。
リモコンは使いやすいものの、一発で設定の呼び出しができず、再生が中断されてしまいます。
フォーカスの調整は専用ボタンで行えます。
内蔵スタンドでも角度を変えられます。
専用スタンドがあれば天井投影が可能です。
【機能性】オリジナルOSで分かりやすいけれどGoogle TVのような利便性はない
LinuxベースのオリジナルOSを搭載しており、スッキリと見やすいオリジナルのホーム画面です。なお、主要なアプリは揃っていますが、Google TVほどアプリは豊富ではありません。
オートフォーカスや自動台形補正、スクリーンフィット機能を搭載しているので、細かく設定しなくてもポンと置いてすぐに使えます。
以上、ダンベイ「Dangbei N2」の紹介でした。
5万円台で高画質が堪能できる、圧倒的に高コスパな一台。初心者にもおすすめなので、気になったらぜひチェックしてみてください。
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手が出しやすい価格で手軽に楽しめるうえ、画質が優秀です。特に初心者であれば、Dangbeiのほうがおすすめです。