AV機器Anker(アンカー)とは?

Anker(アンカー)とは? イメージ

「SoundCore」や「PowerCore」シリーズなど数々の人気商品を生み出しているAnker(アンカー)。モバイルバッテリーや充電器、ガジェットなどのイメージが強いですが、実はここ最近注目すべき新製品がいくつも発表されているんです。

定番の充電器・ACアダプターの最新モデルはもちろんですが、シーリングプロジェクターやオーディオグラスなど、Ankerとしては初となるジャンルの魅力的な製品も次々登場しています。しかし、気になるのはその実力です。

ということで今回は、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販でも購入できるAnkerグループの2022年最新製品の中から雑誌『MONOQLO』編集部が特に気になった、そして日々の生活の質をアップさせてくれるはず! と期待大な5製品をピックアップし、その実力をチェックしました。

AV機器Ankerのおすすめオーディオグラス

まずご紹介するのが、オーディオグラス。音質という点においては文句なし。幅が狭く、人によってはかけ心地で評価が分かれるかもしれませんが、耳と距離があるにもかかわらずクリアな音を楽しめるので、ドライブやアウトドアなどで活躍してくれそうです。

AV機器アンカー・ジャパン「Soundcore Frames Landmark」

アンカー・ジャパン「Soundcore FramesLandmark」 イメージ

アンカー・ジャパン
Soundcore Frames
Landmark
実勢価格:1万9990円

ダフレーム幅・レンズ幅:137mm・48mm(実測)
重量:約45g(実測)
再生可能時間:5.5時間
通信方式:Bluetooth5.2
防水規格:IPX4
対応コーデック:SBC/AAC

折原一也 氏
オーディオ&ビジュアルライター
折原一也 氏 のコメント

高音の再現がよく、ボーカルの音を楽しむのに向いています。

イヤホンとサングラスが一体化したのが、アンカー・ジャパン「Soundcore Frames Landmark」。フレーム幅が狭く、かけ心地は好みが分かれそうですが音質はよく、特に高音のクリアさが魅力的で音漏れも少なめ。サイド部分のタッチで操作ができ使い勝手もいいです。

操作カンタンで使い勝手よし

操作カンタンで使い勝手よし イメージ

タッチとスワイプだけで操作可能です。日中の車の運転時などにかけるのがおすすめの使い方です。

高音はくっきりで音質は文句なし

高音はくっきりで音質は文句なし イメージ

高音はクッキリかつ、低音のリズムも感じられます。歌声を聞くのに適したバランスです。

幅はやや狭めで人によってはやや窮屈

幅はやや狭めで人によってはやや窮屈 イメージ

つる(耳にかける箇所)は広がりますが、そもそものフレーム幅が狭め。もっと広い方が快適かも。

幅はやや狭めで人によってはやや窮屈 イメージ2

つけ心地はややタイトですが、高音のクリアさが魅力。音質は文句なしなので、サイズが合うならアリです。

パソコンAnkerのおすすめWebカメラ

次は、ここ数年普及したオンライン通話や会議に必要なアイテムが全て搭載されたWEBカメラ。各々で接続などの手間が減る上、画質や音質はかなりのもの。やや重量があるので、小型のノートPCで使うよりデスクトップやある程度のサイズがあるノートPCで使うのが安定感があっておすすめです。

パソコンアンカー・ジャパン「 Anker Work B600  Video Bar」

アンカー・ジャパン「AnkerWork B600 Video Bar」 イメージ

アンカー・ジャパン
AnkerWork
B600 Video Bar
実勢価格:2万9990円

サイズ・重量:約W180×D47×H47mm・約462g

アンカー・ジャパン「AnkerWork B600 Video Bar」は、ライト、スピーカー、マイクとオンライン会議などに必須な機能が全て搭載されたカメラ。各製品を別々に接続する必要がなくなる点はもちろん、画質は2Kでマイクはノイズを抑える機能付きとクオリティも文句なし。WEB通話が格段に捗ります。

マイク&スピーカーはともに及第点

マイク&スピーカーはともに及第点 イメージ

ノイズが入りにくいです。

ライトもついていて機能が多彩

ライトもついていて機能が多彩 イメージ

ライトが搭載されているので明るさが段違い。明るく自然な印象で会議の際の印象もアップします。また解像度が高いので、白みかかった感じもなし! 薄暗い部屋でも安心です。

ライトもついていて機能が多彩 イメージ2

このカメラを接続するだけでWEB会議の準備が完了!自宅でもリモート会議必須の機材は、これ1台でOKです。

スマートフォンAnkerのおすすめワイヤレス充電器

続いて充電系アイテム。まずはQiワイヤレス充電台ですが、iPhone12/13ユーザーならマグネットで貼り付けて充電可能。台座部分と合わせて2つのデバイスを同時充電できるので、いちいち充電器やケーブルを用意せずにすみ便利です。

スマートフォンアンカー・ジャパン 「Anker 633  Magnetic WirelessCharger (MagGo)」

アンカー・ジャパン「Anker 633 Magnetic WirelessCharger (MagGo)」 イメージ

アンカー・ジャパン
Anker 633
Magnetic WirelessCharger (MagGo)
実勢価格:1万2990円

サイズ・重量:W108×D108×H158mm・約407g
バッテリー容量:5000mAh(公称値)
最大出力:ワイヤレス最大7.5W(公称値)・優先最大12W(USB-C、公称値)
ポート数:USB-C×1

アンカー・ジャパン「Anker 633 Magnetic WirelessCharger (MagGo)」は、土台がパッド式で置くだけのQi充電器、上部分がiPhone13/12専用のマグネット式の充電器。

つまりマグネット式の充電器でiPhoneを充電しつつ、Qi充電器でAirPodsを充電できる優れものです。使用スマホが限定されますが、何かと散らかる充電器周りが一気に片付きます。カラーはブラック、ホワイト、ブルーから選べます。

充電速度も実用的な速さ

充電速度も実用的な速さ イメージ

iPhone12を0からフル充電した時の時間(実測)。使い勝手がいいうえ、速度もワイヤレスとしては標準的です。

モバイルバッテリーとしても使える

モバイルバッテリーとしても使える イメージ

マグネット部分は本体から外してモバイルバッテリーとしても使えます。外出先や出張にも便利!

モバイルバッテリーとしても使える イメージ2

iPhoneとワイヤレスイヤホンを同時充電でき、充電ケーブルで悩まないデスクが実現します。

スマートフォンAnkerのおすすめ充電器

AnkerのACアダプターはとにかく小さいのに、充電速度は早め。純正や何年も同じものを使っている人は買い替えて、この快適さを味わってみてほしいです。

スマートフォンアンカー・ジャパン 「711 Charger(Nano II 30W」

アンカー・ジャパン「711 Charger(Nano II 30W」 イメージ
王冠アイコン

アンカー・ジャパン
711 Charger(Nano II 30W)
実勢価格:2990円

サイズ・重量:約W32×D28×H27mm・約34g
最大出力:30W
ポート数:USB-C×1

少しでも充電時間を早くしたいけど大きい充電器はかさばるからイヤ、という人に推したいのが、アンカー・ジャパン「711 Charger(Nano II 30W)」。最大30W出力が可能なUSB-C出力ポートを搭載したPD(Power Delivery)対応充電器です。

Apple純正の5W充電器とほぼ同じ片手でつまめるサイズながら、最大30Wでの充電も可能ととにかくパワフルなんです。「速い」と「小さい」が両立した快適な充電には必須です。Galaxy S21など、PPS対応スマホへの急速充電も可能です。

過去ベストよりも小さく早く充電できる

過去ベストよりも小さく早く充電できる イメージ

雑誌『MONOQLO』2021年4月号でベストのPowerPort iii Nano20Wよりも高出力で、優れた充電性能でした。

小型だからどこで使っても邪魔にならない

小型だからどこで使っても邪魔にならない イメージ

軽量&コンパクトサイズで、コンセントに挿すだけでどこでも使えます。バッグなどに入れても荷物にならないので使い勝手よし!

小型だからどこで使っても邪魔にならない イメージ2

純正には戻れない超快適なサイズとパワー、やっぱり使いやすいです。

AV機器Ankerのおすすめシーリングプロジェクターを徹底比較

最後は、省スペースで映画館気分を味わえるシーリングプロジェクター。Ankerグループ初ジャンルの製品となるのが、アンカー・ジャパン「Nebula Nova」です。気になるその実力をpopIn Aladdinの最新モデルと比べてみましたので、ご紹介します。

AV機器アンカー・ジャパン「 Nebula Nova」

アンカー・ジャパン「Nebula Nova」 イメージ

アンカー・ジャパン
Nebula Nova
実勢価格:9万9990円

本体サイズ・重量:約W478xH170mm・4.7kg
解像度:1920×1080
適用畳数:最大14畳
投影上下可動域:約0~32度
台形補正:水平40度、垂直40度
最大出力:10W+10W
OS:Android TV 9.0

▼テスト結果

画質 音質 主要サブスク 操作性 スマホ連携 拡張性 照明機能
 ◎  ◎

アンカー・ジャパン「Nebula Nova」の完成度は高め。暗い場所での画質はやや粗く感じますが、Android TVを搭載しているので操作性も高く、普段から音声操作でGoogleアシスタントを使っている人には最適。オートフォーカス搭載など細かな点も工夫された使いやすい一台です。

折原一也 氏
オーディオ&ビジュアルライター
折原一也 氏 のコメント

Android TVでUIはスタンダードなつくりです。

メリット

  • Android TVでUIが使いやすい
  • オートフォーカス対応
  • 明るい場所でも比較的見やすい
  • スマホ連携がやりやすい

デメリット

  • 暗い部屋で見ると映像処理が過多に感じる
  • 中高音域の再現が弱め
  • Netflixを使うのにNebula Manager を経由する必要がある

画質(壁から約1.5メートルの位置から投影)

画質(壁から約1.5メートルの位置から投影) イメージ

暗い場所での画質ですが黒色の締まりが物足りず、ノイズ処理とエンハンスが強めにかかっているためか質感がガタガタに見えます。ただ輪郭や服の質感ははっきり出るので、再生するもの次第ではアリかもしれません。

画質(壁から約1.5メートルの位置から投影) イメージ2

明るい場所ではエンハンスが功を奏し、popInより見やすく感じます。また画面端までムラなくフォーカスがあっている点も優秀です。

音質

音質 イメージ

popInと異なり中高音域の再現は弱めな印象ですが、かなり低音寄りのバランスなので迫力のあるサウンドを味わうことができます。YouTube動画などより、映画向きの音質といっていいかもしれません。音の広がりもしっかり感じられます。

折原一也 氏
オーディオ&ビジュアルライター
折原一也 氏 のコメント

低音に強いので映画鑑賞にはピッタリ!

主要サブスク

YouTubeは◎。popIn Aladdinと異なりアプリがインストール済みなので使い勝手はいいです。Netflixは△。ネブラマネージャー(アプリ)経由で使用。操作にも専用アプリが必要で不便です。Prime Videoは◎。popIn Aladdinと同じく、アプリがインストール済み。ログインなども簡単です。

操作性

操作性 イメージ

UIは標準的なAndroidTVのもの。

操作性 イメージ2

音声認識精度も悪くなく、リモコンの反応も早めです。

スマホ連携

  • Chromecast(キャスト):機能あり。ただNetflixは不可能でした。
  • YouTube(キャスト)  :ほぼ完璧にちゃんと動きます。
  • Netflix(キャスト)   :キャスト先として出てきません。
  • Prime Video(キャスト):連携するも著作権保護でエラー。
  • 評価:◯

拡張性

拡張性 イメージ

拡張性は△。AndroidTV用アプリのあるチューナーと連携でき公式にはアイ・オー・データ製チューナーが確認済みですが、対応製品は少なめ。ワイヤレスHDMIのような汎用性のある外部入力はなく、手持ちのゲーム機などは接続できません。

照明機能

照明機能 イメージ
照明機能 イメージ2

照明機能は△。調整幅などはpopInとほぼ同じですが、4つのプリセットがない分使い勝手が下がります。調整が保存できないのも響きました。

AV機器popIn「popIn Aladdin 2 Plus」

popIn「popIn Aladdin 2 Plus」 イメージ
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popIn
popIn Aladdin 2 Plus
実勢価格:10万9800円

本体サイズ・重量:W476xD476xH145mm・4.9kg
解像度:1920×1080
適用畳数:最大8畳
投影上下可動域:約0~32度
台形補正:水平40度、垂直40度
最大出力:8W+8W

▼テスト結果

画質 音質 主要サブスク 操作性 スマホ連携 拡張性 照明機能
 ◎  ◯

シーリングプロジェクターの代名詞であるAladdinの最新モデルpopIn「popIn Aladdin 2 Plus」。両者激しい競い合いとなるも僅差で、popIn Aladdinが競り勝つ結果になりました。

優秀だったのは、暗い場所でも映像が鮮やかで動画鑑賞の質が上がること、起動が早く音質なども文句なしなこと、外部拡張性が優秀で使いやすいことなどでした。

メリット

  • 暗い場所での画質がよく映画などを見るときにはピッタリ
  • ワイヤレスHDMIにも対応しているのでゲーム機なども接続可

デメリット

  • UIがややクセあり
  • スマホ連携機能が弱め
  • Netflixはブラウザベースのものしか使うことができない

画質(壁から約1.5メートルの位置から投影)

画質(壁から約1.5メートルの位置から投影) イメージ

暗い部屋での画質はコントラストがはっきりしているためか、画面全体の精細で人物の顔や服の質感などもくっきりしています。最大120インチでフルHD動画を投影できますが、解像度も問題ないのでホームシアターとして十分に機能します。

画質(壁から約1.5メートルの位置から投影) イメージ2

一方明るい部屋での画質はやや難あり。画面全体ほぼ真っ白といった感じになってしまうので、明るい照明をつけたままの使用はイマイチです。

音質

音質 イメージ

音のバランスですが、特に声に関しては高音よりは中低音域に厚みがある印象です。頭の上で鳴っている感はありますが、広がりも自然。重低音が重要な映画よりYouTube動画などを楽しむのに向いている音質といっていいでしょう。

折原一也 氏
オーディオ&ビジュアルライター
折原一也 氏 のコメント

動画視聴レベルなら特に不満を感じずに使うことができます。

主要サブスク

YouTubeは◯。デフォルトでは入っておらず、ストアでAladdin IDを作りダウンロードすれば使えます。。Netflixは△。入っているけどブラウザベース。ログインにPWとメール入力必須で操作性も悪いです。Prime Videoは◎。Androidアプリ扱いで、QRコードでのログインも可能なので実用的です。

操作性

操作性 イメージ

UIが独自で階層操作なども必要ですが、慣れれば普通に使えます。

操作性 イメージ2

音声認識も問題なし。

スマホ連携

  • Chromecast(キャスト):機能自体がなし。
  • YouTube(キャスト)  :AirPlayで連携も再生には失敗。
  • Netflix(キャスト)   :キャスト先として出てきません。
  • Prime Video(キャスト):AirPlayで連携も再生が遅く失敗。
  • 評価:△

拡張性

拡張性 イメージ

拡張性は◎。Wi-Fiで連携する純正チューナーのほか、大手メーカー製レコーダーの録画番組やチューナーにもアクセスでき公式に動作確認表を公開。ワイヤレスHDMI内蔵で、Aladdin Connector購入でゲーム機なども接続可能です。

照明機能

照明機能 イメージ
照明機能 イメージ2

照明機能は◯。明るさと色合いの2軸をスライダー方式で調整。調整したものは4つまで保存可能です。

AV機器AnkerのNebula Nova大健闘!ただ画質で優位なのはpopIn

Nebula NovaとpopIn Aladdin 2 Plusの比較結果は、甲乙つけがたいというのが本音ですが、暗い部屋での映画鑑賞というスタンダードな使い方を想定するとpopIn最新モデルがベスト。画質の良さが決め手になりました。

最も重要な画質ですが、このジャンルの製品は暗い部屋での映画鑑賞などに使われることが多いことを考慮すると、popInに軍配が上がります。またワイヤレスHDMIで外部機器との接続がしやすい点も注目です。

一方のNebula Novaは明るい場所での画質が優位で、Googleアシスタントを搭載しているほか、基本的なUIがAndroid TVなので初見時も含めた使いやすさや操作性といった点が非常に優秀と言えます。

両製品ともそれぞれ長所があり価格もほぼ同じのため、自身のライフスタイルや日々楽しむことが多い映像コンテンツなどに合わせて、ピッタリな一台を選ぶのがオススメです。

AV機器おわりに

以上、Ankerのおすすめ5選でした。

新製品が続々発表中のAnkerから、気になる5製品をピックアップしてレビューしましたが、いかがだったでしょうか。

毎日使う充電器・ACアダプターなどの小物類から、同社製品としては初ジャンルとなる新しい映像体験で生活を一変させてくれるプロジェクターまで、即戦力必至な5製品をご紹介しましたが、はたして、生活の質をアップさせてくれる製品は見つかりましたか? 本記事で気になったアイテムは、ぜひチェックしてみてください!