家電おすすめトースターで有名なアラジンが発売したコーヒーメーカーってどんなもの?

おいしいトーストを焼くことにこだわり続けてきたアラジンが、初となるコーヒーメーカー「コーヒーブリュワー」を発売しました。

アラジンによると、約4分間じっくり1杯だけを抽出し、コーヒー本来の旨みはそのままに、雑味を抑え、トースト・コーヒー双方の味を引き立てるそうです。

家電おすすめアラジン「コーヒーブリュワー」

アラジン「コーヒーブリュワー」 イメージ

アラジン
コーヒーブリュワー
実勢価格:3万3300円

サイズ:W155×D254×H414mm・約3.1kg
水タンク容量:約1.0L

このアラジン「コーヒーブリュワー」、開発期間に4年も費やしたのだそう。豆を挽くグラインダーは内蔵しておらず、コーヒーを淹れる機能に特化しています。

ポイント1:差し湯式。差し湯専用のルートを確保している

ポイント1:差し湯式。差し湯専用のルートを確保している イメージ

差し湯式とは、濃度の高いコーヒーを先に抽出し、後からお湯を加える方法。差し湯をすると、全体がまろやかになり、飲みやすくなります。

差し湯式コーヒーの老舗「珈琲きゃろっと」との共同開発により、雑味が出にくい方法でコーヒーを抽出し、ドリッパーとは別ルートで差し湯をすることで、まろやかな味わいを狙った製品です。

実際にアラジン「コーヒーブリュワー」で淹れたコーヒーを試飲した老舗喫茶店オーナーの三輪さんも、差し湯技術の高さを実感していました。

三輪徳子 氏
カフェ・トロワバグ オーナー
三輪徳子 氏 のコメント

加水されるとマイルドになり、甘みが出ています。

ポイント2:4つのテイスト&2つのサイズから仕上がりを選べる

ポイント2:4つのテイスト&2つのサイズから仕上がりを選べる イメージ

アラジン「コーヒーブリュワー」はトースターを手がけるメーカーだけに「トーストに合う、理想の一杯を。」をコンセプトとし、4種類から仕上がりを選べるのも大きな特徴。

コーヒーのえぐみやイヤな渋みが口の中に残らないため、食事の楽しみを邪魔しません。また、差し湯なしで濃く抽出する「デミタス」は、牛乳をプラスしてカフェオレやアイスコーヒーなどに向いています。

家電おすすめ老舗カフェのオーナーが試飲して評価

老舗カフェのオーナーが試飲して評価 イメージ

アラジン「コーヒーブリュワー」で淹れるコーヒーは本当においしいのか、カフェ・トロワバグオーナーの三輪徳子さんが試飲。コーヒーの味だけでなく、使いやすさやお手入れのしやすさもチェックしました。

それでは、検証結果を順に紹介します。

【味】香りや甘みの個性はしっかり健在

アラジンで淹れたコーヒー4種類をコーヒーのプロ・三輪さんに試飲してもらったところ、「加水によってコーヒーの甘みが際立ち、香りや後味のよさが好印象」との評価。

全体的にややあっさりした仕上がりですが、コーヒー粉の量を調整すると自分好みの味わいに近づけられそうです。

▼クリア

【味】香りや甘みの個性はしっかり健在 イメージ

▼マイルド

【味】香りや甘みの個性はしっかり健在 イメージ2

▼ストロング

【味】香りや甘みの個性はしっかり健在 イメージ3

▼デミタス

【味】香りや甘みの個性はしっかり健在 イメージ4

上から順にクリア、マイルド、ストロング、デミタス。後味はスッキリと、苦みのグラデーションが表現されていました。

ベストバイの「BALMUDA The Brew」と味わいを比較

ベストバイの「BALMUDA The Brew」と味わいを比較 イメージ
ベストバイの「BALMUDA The Brew」と味わいを比較 イメージ2

バルミューダ
BALMUDA The Brew
実勢価格:5万3500円

バルミューダ「BALMUDA The Brew」は、雑誌『家電批評』の過去のテストでコーヒーメーカーのベストバイに輝いた製品です。

アラジン「コーヒーブリュワー」で淹れたコーヒーもクオリティは高いですが、バランスやコク深さは一歩届かず。味の評価はハンドドリップのようなコクのある奥深い味わいを楽しめるバルミューダ「BALMUDA The Brew」に軍配が上がりました。

比較結果

▼バルミューダ「BALMUDA The Brew」

比較結果 イメージ
  • 評価:優秀

雑味が少なく、酸味と苦みのバランスが秀逸でコクも十分です。

▼アラジン「コーヒーブリュワー」

比較結果 イメージ2
  • 評価:良好

コーヒー本来の甘みを感じ、後味はスッキリとして飲みやすいです。

三輪徳子 氏
カフェ・トロワバグ オーナー
三輪徳子 氏 のコメント

コーヒー豆の特徴は生きていますが、コクはあと一歩。

【使いやすさ】抽出時間は長めだがダイヤル式で操作は簡単

【使いやすさ】抽出時間は長めだがダイヤル式で操作は簡単 イメージ

ダイヤルを回して4モードから味を選べます。サイズはレギュラーとマグの2種類があり本体中央のボタンで設定。イラスト付きで表示がわかりやすく、操作ボタンも少ないので感覚的に操作ができます。

【使いやすさ】抽出時間は長めだがダイヤル式で操作は簡単 イメージ2

1杯ずつしか抽出できない点はネックですが、紙フィルターを交換するだけで、すぐに次の1杯を淹れらるので連続抽出は楽。1杯の抽出には約4分かかります。

【お手入れ】パーツが少ないので洗うのはラク

【お手入れ】パーツが少ないので洗うのはラク イメージ

クエン酸洗浄機能を搭載し、本体内部の洗浄は自動でおまかせ。水タンクやドリッパー、水受けカバーは取り外して丸洗いでき、お手入れがしやすいです。金属製のドリッパーは、ニオイ移りもしにくく、清潔に保てます。

家電おすすめアラジン「コーヒーブリュワー」の検証のまとめ

以上、アラジン「コーヒーブリュワー」の検証結果でした。

最後に、総合評価やよかった点と残念だった点をまとめてお伝えします。

A+評価アラジン「コーヒーブリュワー」

アラジン「コーヒーブリュワー」 イメージ
アラジン「コーヒーブリュワー」 イメージ2

アラジン
コーヒーブリュワー
実勢価格:3万3000円

サイズ:W155×D254×H414mm・約3.1kg
水タンク容量:約1.0L

総合評価:A+

総合評価:4.5 / 5点

▼よかった点

  • 雑味がなく後味スッキリ
  • 加水によってコーヒーの甘みが引き出されている
  • 好みに合わせて仕上がりを選べる
  • 操作・お手入れが簡単
  • バルミューダより安くて良い

▼残念だった点

  • 抽出は一杯ずつしかできない
  • 抽出に時間がかかる
  • コーヒーを飲み慣れている人にとってはやや薄めの仕上がり
三輪徳子 氏
カフェ・トロワバグ オーナー
三輪徳子 氏 のコメント

コーヒーの甘みを引き出す加水技術は素晴らしいです。

ベスト評価のバルミューダ「BALMUDA The Brew」には勝てずでしたが、3万円クラスのコーヒーメーカー部門ではベストバイに。

アラジン「コーヒーブリュワー」は“差し湯”のおかげでまろやかな味を楽しめて、トーストにも合うのでおすすめです。毎日の朝食のお供にも良さそうですね。

気になった人はぜひ、チェックしてみてくださいね。

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