大人の憧れ! サイフォンコーヒー淹れてみませんか
カフェや喫茶店で見かけるサイフォン式コーヒー。淹れる時間すら優雅なひとときを味わえ、大人の趣味として憧れませんか?
サイフォン式コーヒーは、フラスコ内の水を沸騰させてお湯を移動させながらコーヒー液を抽出していく仕組み。コーヒー粉に一定量のお湯を浸して抽出する浸漬法(しんしほう)で淹れていくので、まろやかでスッキリした味わいが特徴です。
ちなみに、ドリップコーヒーは、お湯を直接コーヒー粉に注いで抽出する透過法(とうかほう)で淹れるので、コーヒーの成分がストレートに溶け出し、コクのあるしっかりとした味わいとなります。
サイフォン式は、サイフォンの醍醐味であるお湯の沸騰音や、サイフォン抽出の過程の雰囲気がよく、コーヒーを淹れる行為と魅力にハマる人が続出しているのだとか。
大掛かりな見た目から難しそうという印象を持たれがちですが、器具さえあれば抽出方法の手順は意外と簡単。しかも、1万円以下の製品も多く、イメージと反し始めやすいのも嬉しいところ。器具を手に入れて自宅でサイフォンコーヒー楽しんでみませんか。
サイフォン式コーヒーの選び方のポイント
サイフォン式コーヒーを淹れるのに必要なコーヒー器具は、
●サイフォン
●熱源(ヒーター)
●竹べら
です。
選び方のポイントは、熱源とサイフォンのサイズ。初めてのサイフォンなら、熱源は火力調整しやすく手軽なアルコールランプ式もしくは、消耗品がない電気式、サイズはもっともポピュラーで扱いやすい2~3杯用が扱いやすいです。
人気のサイフォン6製品を比較検証
では早速、サイフォン式をためしてみよう。と思っても、いろいろな製品があって、口コミだけでは選ぶのば難しくないですか?
そこで、テストする雑誌『MONOQLO』編集部がコーヒーのプロと一緒に、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの商品販売サイトや量販店で簡単に買える人気・定番の5000~12000円の製品を6製品ピックアップし、味・コンパクトさ・使い勝手の3つに注目して、おすすめ商品はどれか比較しました。
▼テストしたメーカーはこちら
・ボンマック
・HARIO
・ツインバード
・bodum
それでは早速、ランキングを見ていきましょう。
高級感ある見た目と使い勝手のボンマック
ボンマック
BONMAC ゴールド サイフォン TCA-3GD-BM
(ランプ・ゴールド色風防付き)
実勢価格:1万1900円
サイズ:W160×D95×H320mm
口径:87mm
加熱方法:アルコールランプ
フィルター:布
▼総合評価
- 味: ◯
- コンパクトさ: ◎
- 使い勝手: ◎
ボンマック「BONMAC ゴールド サイフォン TCA-3GD-BM」は、ゴールドと木目の見た目がよく、アルコールランプ式なのでインテリア性バツグン。価格以上の高級感ある見た目です。
サイズ感はコンパクトで、フィルターもずれず使い勝手もよし。味もスッキリ目で、なかなかのもの。普通のコーヒーに飽きた大人こそ、一杯淹れてみてほしいです。
▼味の詳細
とにかくおいしい! HARIO「ネクスト」
HARIO(ハリオ)
コーヒーサイフォン ネクスト NXA-5
実勢価格:6317円
加熱方法:アルコールランプ
▼総合評価
- 味: ◎
- コンパクトさ: ◯
- 使い勝手: ◯
HARIO「コーヒーサイフォン ネクスト NXA-5」は、味はベストバイ超えの最高評価。ロート部分(上のパーツ)が大きめに感じますが、外して収納できるので不便さはありません。
フィルターがしっかりしており、ずれて粉が下に混ざるトラブルがなく快適に使えます。ラバー製の滑りにくい取手など、細部の工夫もグッドです。
スッキリした味とバランス! HARIO「テクニカ」
HARIO
コーヒーサイフォン テクニカ TCA-3
実勢価格:5345円
加熱方法:アルコールランプ
▼総合評価
- 味: ◯
- コンパクトさ: ◯
- 使い勝手: ◯
HARIO「コーヒーサイフォン テクニカ TCA-3」は、ベストバイ製品とは一味違った雰囲気で、シンプルな部屋に置くならコチラがマッチしそう。味もベストバイ製品に近い、スッキリしたバランスのコーヒーが抽出できました。
サイズ感は、2位のHARIOコーヒーメーカー「NXA-5」と同じような印象ですが、ロート部分はこちらの方が小さめです。フィルター部分もしっかりで、粉が混ざることはほぼありません。
4位: 丸みを帯びたガラスの見た目がキュート! HARIO「モカ」
HARIO
コーヒーサイフォン
モカ MCA-3
実勢価格:5118円
加熱方法:アルコールランプ
▼総合評価
- 味: △
- コンパクトさ: ◎
- 使い勝手: △
HARIO「コーヒーサイフォン モカ MCA-3」は、他製品と比較すると、高さがなくてコンパクト。紙フィルター使用製品でフィルターは少しズレやすいですが、価格が抑えられていて手が届きやすいです。
丸みを帯びたフォルムが可愛らしく、インテリア性を重視する人におすすめしたい商品です。
5位: 電気式で安定した味をお手軽に! ツインバード
ツインバード
サイフォン式
コーヒーメーカー
CM-D854BR
実勢価格:7530円
加熱方法:電気ヒーター
▼総合評価
- 味: ◯
- コンパクトさ: △
- 使い勝手: △
ツインバード「サイフォン式コーヒーメーカー CM-D854BR」は、電気式サイフォンコーヒーメーカー。お手軽にサイフォンコーヒーを淹れられる製品。頻繁に利用したい人におすすめです。電気式なので安定した味を楽しめます。電気ヒーター部がはみ出しているので、コンパクトな収納にはやや不向きです。
6位: インテリア性を重視するなら!bodum「ePEBO」
bodum
ePEBO
サイフォンコーヒーメーカー
実勢価格:9805円
加熱方法:電気ヒーター
▼総合評価
- 味: △
- コンパクトさ: △
- 使い勝手: △
bodum「ePEBO サイフォンコーヒーメーカー」は、プラスチック製の独特なフィルターを使用しており、コーヒーはやや薄味です。電気式なのでヒーター部分が大きく収納には向きませんが、丸い見た目はインテリア性はあります。
【おまけ1】手挽きミルでコーヒー豆をひこう
サイフォンを用意するなら、ついでにミルにもこだわって極上のコーヒータイムを手に入れましょう。コーヒーミルは電動のものも手動のものもありますが、サイフォンとあわせてコーヒーを淹れる過程をじっくり楽しみたいなら、ミルも手挽きにこだわってみませんか?。おすすめは、雑誌『MONOQLO』の比較テストで過去、ベストバイに輝いたこちらはいかが?
川崎合成樹脂
MILLU セラミックステンレス コーヒーミル 磨
実勢価格:3036円
サイズ:Φ47×H135mm(本体)
重さ:約220g
ハンドルが回しやすいだけでなく、挽き目も均一。分解が簡単で手入れもしやすいです。しかも見た目がシンプルでどんな雰囲気の部屋にもマッチします。どこをとっても隙なしの一台です。
【おまけ2】サイフォンコーヒーの淹れ方のポイント
サイフォンを買ってみたいけれど、自分に使いこなせるか不安。そんな人のためにサイフォンコーヒーの淹れ方を紹介します。どの製品も基本的にはここで紹介する6ステップを踏めばOKです。
サイフォンコーヒーを淹れる6ステップ
まずはロートにフィルターをしっかりセットし、粉を入れます。コーヒー粉の分量はしっかり守りましょう。
コーヒー粉を入れたらフラスコにお湯を入れます。注ぎ口が細いヤカンやケトルを使うと便利です。お湯の量も分量どうりに。
お湯を入れたら加熱。強火すぎると味が落ちるのでヤケドに注意して火加減を調整しましょう。熱し過ぎには要注意です。
加熱してロートにお湯が溜まったら竹ベラで混ぜます。泡、粉、液体の3層になれば成功です。混ぜるときは優しく。
手順4から1分ほど経ったら加熱をやめ、もう一度混ぜると、コーヒーが自然と落ちはじめます。
手順5の後、ロート内のコーヒーがフラスコに全部落ちきったら完成です。
サイフォンコーヒーを淹れるときに気をつけるポイント
サイフォン初心者がやりがちな失敗は下記の3点。なれるまではとくに意識しておきましょう。
まぜすぎ注意!
強く混ぜすぎるとフィルターがずれ粉がフラスコに落ちる可能性あり。やりすぎは失敗のもと。ゆっくりを意識しましょう。
ヤケド注意
火を使う上、温度も高くなるのでヤケドに注意。「見とれてうっかり」がないように!
お手入れ注意
サイフォン式コーヒー用は濾過布フィルターの製品が多めです。使用後の清掃は入念にしましょう。交換用も準備しておけば安心です。
おいしく作るには事前に手順の予習が必要です
サイフォンの売れ筋ランキングもチェック!
サイフォンのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
【まとめ】サイフォン式コーヒーベストバイは?
口コミで非常に評判が高いボンマックが貫禄のベストバイ。スッキリとした味わいに使い勝手の良さ、そして何より木目を使ったデザイン性の高さで隙のない完成度が評価ポイントでした。
ボンマック
BONMAC ゴールド サイフォン
TCA-3GD-BM
(ランプ・ゴールド色風防付き)
実勢価格:1万1900円
サイズ:W160×D95×H320mm
口径:87mm
加熱方法:アルコールランプ
フィルター:布
以上、人気のサイフォン6製品を比較したランキングでした。記事を参考にゆったり優雅な楽しい珈琲タイムを手に入れてください。
サイフォンは、コーヒーメーカーより全体的に味がいい傾向がありました!