カメラスマホでは撮れない!一眼カメラの撮影方法って?

スマホでは撮れない!一眼カメラの撮影方法って? イメージ

「この写真、どうやって撮っているの?」と思ったことはありませんか? 幻想的な風景や、迫力満点の瞬間など、スマホでは撮れないような写真も一眼カメラなら簡単に撮影することができるんです。

ということで、本音の家電ガイド『家電批評』がスマホでは撮れない一眼での撮影テクニックを伝授。

撮ってみたい写真例を元に、使用した機器やポイントなどを具体的に紹介します。

カメラキヤノン・ソニー・ニコンの最新機種を使って撮るには?

キヤノン・ソニー・ニコンの最新機種を使って撮るには? イメージ

数年前から一眼カメラの主役はミラーレスですが、スポーツや報道などの撮影で使用されるプロ向けの最上位機は一眼レフがまだ主役の座を占めていました。

しかし、ソニー、キヤノン、ニコンがここ数年で最上位機をミラーレスで投入。最上位クラスにもミラーレス時代が到来したのです。

そこで今回は、各メーカーの最新機種にも注目。撮影方法ごとにそれぞれ最適なレンズも紹介します。

キヤノン・ソニー・ニコンの最新機種はこちら

キヤノン・ソニー・ニコンの最新機種はこちら イメージ

キヤノン
EOS R3
実勢価格:74万8000円

サイズ:約W150×D87.2×H142.6mm
重量:約1015g

キヤノン・ソニー・ニコンの最新機種はこちら イメージ2

ソニー
α7 Ⅳ
実勢価格:32万8900円

サイズ・重量:W131.3×D79.8×H96.4mm・658g(バッテリー込み)
マウント:Eマウント
有効画素数:約3300万画素

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ニコン
Z9
実勢価格:69万8500円

サイズ:約W149×D90.5×H149.5mm
重量:約1340g

それでは、作品例ごとに撮影方法やポイントなどを解説していきましょう。

カメラ撮影法1:打ち寄せる波を雲のように表現

撮影法1:打ち寄せる波を雲のように表現 イメージ

撮影データ……キヤノン EOS R5/RF16mm F2.8 STM/16mm/マニュアル露出/25秒/F11/ISO100/WB:オート
撮影者……種清 豊さん
撮影のポイントなど……減光を目的としたNDフィルターは丸型でも問題ありません。

海岸がまるで雲海のように写るテクニックです。カメラのシャッター速度を1秒以上に設定するスローシャッター(長時間露光)で撮ります。今回は25秒にしました。何度か試し撮りをして自分のイメージに合うシャッター速度に設定します。

この撮影で必ず必要なのがNDフィルター。日中に25秒ものスローシャッターで撮ると被写体が露出オーバーで真っ白に。それを抑えるのがNDフィルターです。カメラのサングラスですね。NDフィルターには濃度があり、ND1000を選べば多くの被写体に対応します。

また、ブレ対策として三脚も必要。撮影モードはMでシャッター速度は20~30秒ぐらい絞りをF11に設定します。写真の明るさは絞りで調整すると簡単です。

撮影のポイント:NDフィルターを使用する

撮影のポイント:NDフィルターを使用する イメージ

KANI
ND1000
100×100mm
実勢価格:1万6500円

KANI「ND1000」は、明るいシーンでスローシャッターを使うなら必須のフィルター。滝や雲の撮影にも使えます。

作例に対応するレンズ

作例では16mmの単焦点レンズを使いましたが、ズームレンズでも問題ありません。広角レンズは1本あるとなにかと便利です。

▼キヤノン「EOS Rシリーズ」には……

作例に対応するレンズ イメージ

キヤノン
RF16mm F2.8 STM
実勢価格:4万1800円

▼ソニー「αシリーズ」には……

作例に対応するレンズ イメージ2

ソニー
Vario-Tessar T*
FE 16-35mm F4 ZA OSS
実勢価格:13万7000円

▼ニコン「Zシリーズ」には……

作例に対応するレンズ イメージ3

ニコン
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
実勢価格:14万8250円

カメラ撮影法2:ライトアップを打ち上げ花火のように仕上げる

撮影法2:ライトアップを打ち上げ花火のように仕上げる イメージ

撮影データ……キヤノン EOS 5D Mark IV/EF20-35mm F3.5-4.5 USM/絞り優先AE/1/5秒/F20/ISO800/WB:太陽光
撮影者……種清 豊さん
撮影のポイントなど……ズーミングを何度も試して放射状に広がる感覚をつかみましょう。

上の写真は街のイルミネーションを露光間ズームというテクニックで撮影しました。写真撮影のポイントは3つ。ズームレンズを使うこと、三脚でカメラを固定すること、スローシャッターで撮影することです。

スローシャッターの秒数は1/10秒から長くても1秒程度に設定します。三脚にカメラを固定して、望遠側(または広角側)で目的の被写体に画面の中央でピントを合わせます。

シャッターボタンを押したらすぐにズームリングを回しはじめ、露光が終わるまでに回しきるようにします。ズーミングは途中で止まることなくスムーズに変化させるのがコツ。ズーム比(ズーム倍率)やズームしている時間によって出来栄えが変わりますのでいろいろと試してみてください。

撮影のポイント:ズームリングを回すタイミング

シャッターボタンを押してから一呼吸おいてズームリングを素早く回します。この一呼吸の時間の長さで被写体の元の形が変化します。いろいろ試してください。

作例に対応するレンズ

ズームレンズならなんでもOKですが、作例で使用している20-35mmのような倍率の高くないレンズを使うのがオススメです。

▼キヤノン「EOS Rシリーズ」には……

作例に対応するレンズ イメージ

キヤノン
RF14-35mm F4 L IS USM
実勢価格:23万6500円

▼ソニー「αシリーズ」には……

作例に対応するレンズ イメージ2

ソニー
Vario-Tessar T*
FE 16-35mm F4 ZA OSS
実勢価格:13万7000円

▼ニコン「Zシリーズ」には……

作例に対応するレンズ イメージ3

ニコン
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
実勢価格:14万8250円

以上、スマホでは撮れない一眼カメラの撮影テクニックやおすすめレンズの紹介でした。次回【後編】は、野鳥や月を印象的に撮影するテクニックやアイテムです。ぜひ、チェックしてみてください。

なお、ソニー、キヤノン、ニコンのミラーレス最上位機種の比較はこちら。ぜひご覧ください。

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