カメラジンバルでスマホ動画から手ブレが消えた!

ジンバルでスマホ動画から手ブレが消えた! ジンバルおすすめ イメージ

「最新のスマホは動画も超キレイだから、頻繁に撮影するようになった」。そんな人に使って欲しいのが、手ブレを防いでくれるスマホ用のジンバルです。

最近のジンバルはAIを使ったトラッキングカメラで被写体をなめらかに追いかけてくれるため、撮影した映像はまるで映画のよう。気分はもうプロカメラマンです。

スマホの動画の質が上がれば撮影がさらに楽しくなる

スマホの動画の質が上がれば撮影がさらに楽しくなる ジンバルおすすめ イメージ

不安定な環境でも手ブレを防ぎます。

スマホの動画の質が上がれば撮影がさらに楽しくなる ジンバルおすすめ イメージ2

AIカメラで被写体の追従が進化!

スマホの動画の質が上がれば撮影がさらに楽しくなる ジンバルおすすめ イメージ3

自撮りだっておまかせ!

そこで今回雑誌『家電批評』が、スマホ用ジンバルの人気商品を徹底比較! 揺れを抑えて最新スマホより動画がブレないおすすめを探しました。

カメラジンバルの選び方は?

ジンバルの選び方は? ジンバルおすすめ イメージ

今回雑誌『家電批評』編集部とプロの写真家が映像と使い勝手をチェックしました。テストでは、以下の項目を比較検証しました。

写真家が映像と使い勝手をチェックしました!

手ブレ補正

スマホのカメラアプリで撮影した動画の手ブレを、どれだけ防いだかを比較しました。

トラッキング

専用アプリで指定した被写体を、自動的に追尾できたかどうかを確認しました。

アプリ連携

専用アプリと連携して、使える撮影モードや機能とその実用度などを評価しました。

使い勝手:握りやすさ

スマホを取り付けた状態で、グリップの形状や素材などによる差を比較しました。

使い勝手:ボタン操作

スマホを取り付けた状態で撮影を想定して、各種ボタンの操作しやすさを確認しました。

使い勝手:持ち運びやすさ

撮影しながらの動きやすさ。重さやバランスなどで総合的に評価しました。

使い勝手:スマホの着脱しやすさ

ジンバルにスマホを取り付ける作業や、取り付け部の強度などで判定しました。

使い勝手:付属機材・機能

伸縮機能や三脚、トラッキングカメラ、リモコンの有無や性能で評価しました。

園部大輔 氏
山岳写真家/イラストレーター
園部大輔 氏 のコメント

縦・横・回転を制御してブレを防ぐ3軸ジンバルをテストしました。

以上を比較検証した結果は、評価の高かったスマホ用ジンバルからおすすめランキングで発表します。それではどうぞ!

カメラスマホ用ジンバルのおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、ジンバルのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
A評価
DJIDJI Osmo Mobile 7P
ジンバルおすすめ DJI DJI Osmo Mobile 7P イメージ
4.14
4.00 4.00 3.50 4.36
95mm(折りたたみ時)
190mm(折りたたみ時)
46mm(折りたたみ時)
368g(約)
A評価
ZHIYUNSMOOTH 5S AI
ジンバルおすすめ ZHIYUN SMOOTH 5S AI イメージ
3.72
5.00 4.00 3.00 3.30
311mm(折りたたみ時)
168mm(折りたたみ時)
52mm(折りたたみ時)
625g
A評価
Insta360Insta360 Flow 2 Pro AIトラッカーキット
ジンバルおすすめ Insta360 Insta360 Flow 2 Pro AIトラッカーキット イメージ
3.56
3.50 3.00 4.00 3.60
97.9mm(収納時)
178.4mm(収納時)
36.7mm(収納時)
357g(約、ジンバルのみ)
B評価
FEIYUTECHFeiyu VB4
ジンバルおすすめ FEIYUTECH Feiyu VB4 イメージ
3.44
3.50 3.00 2.00 3.80
98.5mm(折りたたみ時)
159.5mm(折りたたみ時)
52.8mm(折りたたみ時)
335g
C評価
ZHIYUNSmooth Q4
ジンバルおすすめ ZHIYUN Smooth Q4 イメージ
2.72
4.50 3.00 3.00 1.90
238mm
182mm
68mm
610g
C評価
Y’s FactoryXbotGo AI スポーツジンバル
ジンバルおすすめ Y’s Factory XbotGo AI スポーツジンバル イメージ
2.56
3.50 2.00 3.00 2.20
35.1mm
127mm
254mm
362g

A評価【1位】DJI「DJI Osmo Mobile 7P」

総合評価: 4.14

 
手ブレ補正
 4.00
トラッキング
 4.00
アプリ連携
 3.50
使い勝手
 4.36

もっと動画が撮りたくなる! 補正と操作性のバランス抜群!

スマホ用ジンバルのおすすめランキング1位でベストバイに輝いたのは、A評価のDJI(ディージェイアイ)「DJI Osmo Mobile 7P」でした。

DJIをひと言で表すなら、「完成度が高い」。スマホをセットすると500g近い重さですが、手に持ってもそれを感じないほどでした。

ロッドを延ばしてもバランスがよく、長時間の撮影でも疲れにくいです。手にフィットするグリップや、片手でも操作しやすいボタン配置で使い勝手もよし。

手ブレ補正やトラッキングも高性能で、動画初心者から上級者まで納得する性能のジンバルです。

おすすめポイント
  1. 持ちやすく安定して撮影できる
  2. 手ブレ補正が優秀
  3. 延長ロッドと三脚を内蔵
95mm(折りたたみ時)
奥行
190mm(折りたたみ時)
高さ
46mm(折りたたみ時)
重量
368g(約)
型番
6941565997517

<ここがいい!>豊富な撮影モードでイメージどおりの動画が撮れる

動きながら自撮りをしたところ、歩く、スキップする程度では、ブレはほとんど気になりません。走ったときにだけ、わずかにカクつきが見られました。

<ここがいい!>延長ロッドを延ばしても縮めても安定しているから持ちやすい

<ここがいい!>延長ロッドを延ばしても縮めても安定しているから持ちやすい ジンバルおすすめ イメージ

重心のバランスがいいためか、スマホを取り付けてもスマホ側が重くなるような感覚がありません。

撮影中も腕への負荷が小さく、ロッドを延ばしてもバランスが崩れないところもいいです。

20代・女性モニター
モニター
20代・女性モニター のコメント

ロッドを延ばしたほうが安定して撮影しやすかったです。

<ここがいい!>延長ロッドを延ばしても縮めても安定しているから持ちやすい ジンバルおすすめ イメージ2

もっと動画が撮りたくなる! 補正と操作性のバランス抜群です。

園部大輔 氏
山岳写真家/イラストレーター
園部大輔 氏 のコメント

アプリは多機能ではないもののパノラマやタイムラプスなどは使いやすいです。

狙った被写体を華麗に追従

狙った被写体を華麗に追従 ジンバルおすすめ イメージ

トラッキング精度は高めですが、ターゲットが画面から外れると挙動が不安定になります。

絶妙なカーブで手にフィットする

絶妙なカーブで手にフィットする ジンバルおすすめ イメージ

適度に湾曲しているグリップが手のひらにフィットします。背面はすべりにくい素材になっていて、握ると安定感があります。

両手でも片手でも操作しやすい

両手でも片手でも操作しやすい ジンバルおすすめ イメージ

ボタンはコンパクトにまとまっていて、片手操作でも指が届きやすいです。

磁気クランプでスマホを即着脱

磁気クランプでスマホを即着脱 ジンバルおすすめ イメージ

クランプは取り外し可能でスマホの固定がとてもスムーズ。磁力でジンバルに取り付ければ、ペアリング済みのスマホと連携してジンバルが起動します。内蔵三脚で手ぶら撮影だって可能です。

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A評価【2位】ZHIYUN「SMOOTH 5S AI」

総合評価: 3.72

 
手ブレ補正
 5.00
トラッキング
 4.00
アプリ連携
 3.00
使い勝手
 3.30

走りながらでもブレないプロ仕様な補正に驚愕

ジンバルのおすすめランキング2位は、A評価のZHIYUN「SMOOTH 5S AI」「手ぶれ補正BEST」も獲得しました。

625gという重さを度外視したくなるほど、手ブレ補正の効果は圧倒的です。走りながら撮影するなど、アクティブな用途でも文句なし。

3軸モーターの動きがなめらかで、AIトラッカーの精度もよく、被写体の追従感がものすごいです。

おすすめポイント
  1. 圧倒的な手ブレ補正
  2. ジンバルの動作がなめらか
がっかりポイント
  1. 長時間撮影には重い
311mm(折りたたみ時)
奥行
168mm(折りたたみ時)
高さ
52mm(折りたたみ時)
重量
625g

<ここがいい!>被写体を追いかけているような臨場感

走りながら撮影してた動画も、手ブレはなし。補正力の高さは疑いありません。カメラがなめらかに追いかけている感覚もすばらしいです。

園部大輔 氏
山岳写真家/イラストレーター
園部大輔 氏 のコメント

他の製品とは用途が違う、圧倒的な手ブレ補正を体感できるプロ向きの1台です。

トラッキングの精度も高い

トラッキングの精度も高い ジンバルおすすめ イメージ

トラッキング精度はDJIと並んで最高評価。ただ、トラッキングが外れるとジンバルの向きがおかしくなります。

効率的なボタン配置

効率的なボタン配置 ジンバルおすすめ イメージ

右手でグリップとボタン操作、左手でダイヤルを回すと安定して撮影できます。

効率的なボタン配置 ジンバルおすすめ イメージ2

重心バランスがいいため、撮影姿勢が保ちやすいです。

20代・女性モニター
モニター
20代・女性モニター のコメント

意外と持ちやすいですが重さは気になります。

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A評価【3位】Insta360「Insta360 Flow 2 Pro AIトラッカーキット」

総合評価: 3.56

 
手ブレ補正
 3.50
トラッキング
 3.00
アプリ連携
 4.00
使い勝手
 3.60

映画的な演出も思いのまま!

ジンバルのおすすめランキング3位は、A評価のInsta360「Insta360 Flow 2 Pro AIトラッカーキット」でした。

専用アプリの機能が充実しているので、さまざまな映像効果を使って撮影したいなら最適。内蔵の延長ロッドと三脚も撮影の幅を広げてくれます。

グリップの正面にダイヤルがある独特のボタン配置は好みが分かれるところです。

おすすめポイント
  1. 専用アプリの機能が多彩
  2. iPhoneのカメラアプリに対応
がっかりポイント
  1. グリップが安定しない
97.9mm(収納時)
奥行
178.4mm(収納時)
高さ
36.7mm(収納時)
重量
357g(約、ジンバルのみ)
型番
CINSABQB-AI-STG

<ここがいい!>豊富なフィルターで様々な映像が撮れる

<ここがいい!>豊富なフィルターで様々な映像が撮れる ジンバルおすすめ イメージ

タイムラプスやスローモーション撮影のほか、色味を調整できるフィルターも搭載。アプリの機能が豊富なため、映像演出も思いのままです。

実用的な手ブレ補正

園部大輔 氏
山岳写真家/イラストレーター
園部大輔 氏 のコメント

DJIには少し及ばないものの、手ブレ補正は「十分いいです」。

内蔵ロッドで自撮りもおまかせ

内蔵ロッドで自撮りもおまかせ ジンバルおすすめ イメージ

215mmのロッドを内蔵。延ばした状態でも安定して撮影できるので、アングルの幅が広がります。

ダイヤルの位置が独特

ダイヤルの位置が独特 ジンバルおすすめ イメージ

ダイヤルがグリップの正面に配置。園部さんは「回しにくい」、女性モニターは「指を伸ばさず回せる」と評価が分かれました。

園部大輔 氏
山岳写真家/イラストレーター
園部大輔 氏 のコメント

すべての操作が片手で完結できるボタン配置です。

▼Insta360「Insta360 Flow 2 Pro AIトラッカーキット」の購入はこちら

B評価【4位】FEIYUTECH「Feiyu VB4」

総合評価: 3.44

 
手ブレ補正
 3.50
トラッキング
 3.00
アプリ連携
 2.00
使い勝手
 3.80

直感的に操作できるビギナーにおすすめ!

ジンバルのおすすめランキング4位は、B評価のFEIYUTECH「Feiyu VB4」でした。

ボタンの機能がわかりやすいアイコンと操作しやすい配置で、初めてでも簡単に撮影できます。

グリップも持ちやすく、ジンバル初心者におすすめしたい1台です。

おすすめポイント
  1. ボタンのアイコンが親切
  2. 持ちやすく重さを感じない
がっかりポイント
  1. ロッドを伸ばすと不安定に
98.5mm(折りたたみ時)
奥行
159.5mm(折りたたみ時)
高さ
52.8mm(折りたたみ時)
重量
335g
型番
FY07429

<ここがいい!>各ボタンの機能がひと目で把握できる

<ここがいい!>各ボタンの機能がひと目で把握できる ジンバルおすすめ イメージ

操作しやすいボタン配置とわかりやすいアイコンで、カメラやビデオを触ったことがある人なら撮影できるシンプルさが魅力です。

歩くだけならブレずに撮影

走ったシーンではブレが残ったものの、顔も確認できるので許容範囲です。

C評価【5位】ZHIYUN「Smooth Q4」

総合評価: 2.72

 
手ブレ補正
 4.50
トラッキング
 3.00
アプリ連携
 3.00
使い勝手
 1.90

手ブレ補正に全振り もっと使いやすければ……

ジンバルのおすすめランキング5位は、C評価のZHIYUN「Smooth Q4」でした。

3位と同じZHIYUN製のジンバルは、ミドルスペックながらDJIよりも手ブレ補正は上です。

ただ、太くて持ちにくいグリップや、ボタンの操作感がしっくりせず、使い勝手の評価は低め。

スマホの固定力が弱いことも、アクティブに撮影するには不安が残ります。

おすすめポイント
  1. DJIを超える手ブレ補正
がっかりポイント
  1. グリップが持ちにくい
  2. スマホの固定が甘い
238mm
奥行
182mm
高さ
68mm
重量
610g
型番
633087054

<ここがいい!>上位モデルの5S AIに迫る手ブレ補正

スキップしても走っても顔がまったくブレません。手ブレ補正を最優先に選ぶなら高コスパな製品といえます。

左手操作向きの形状

左手操作向きの形状 ジンバルおすすめ イメージ

グリップ形状やボタン配置が他の製品と異なり、左手で持ったほうが収まりがよかったです。

C評価【6位】Y’s Factory「XbotGo AI スポーツジンバル」

総合評価: 2.56

 
手ブレ補正
 3.50
トラッキング
 2.00
アプリ連携
 3.00
使い勝手
 2.20

リモコンで遠隔操作に対応 手持ちより設置撮影向き

ジンバルのおすすめランキング6位は、C評価のY’s Factory(ワイズファクトリー)「XbotGo AI スポーツジンバル」でした。

AIトラッキングによるスポーツの自動撮影に特化した製品。手持ちだと重心バランスがイマイチで不安定に感じました。

トラッキング時に被写体が外れても、おかしな挙動をしないのはよかったです。

おすすめポイント
  1. 付属リモコンで操作できる
がっかりポイント
  1. グリップの素材がすべる
  2. 重心バランスがイマイチ
35.1mm
奥行
127mm
高さ
254mm
重量
362g
型番
XbotGo-Kit

<ここがいい!>撮影内容にあったトラッキングが選べる

<ここがいい!>撮影内容にあったトラッキングが選べる ジンバルおすすめ イメージ

スポーツのトラッキングにすぐれていて、AIによるシーンに合わせた追尾設定が可能です。

ブレは補正している

走るとやや顔がブレますが、スマホ単体で撮るよりは補正してくれます。

カメラジンバルのおすすめ まとめ

以上、ジンバルのおすすめランキングでした。

ジンバルの人気商品をテストした今回、べストバイに輝いたのは、DJI「DJI Osmo Mobile 7P」でした。

完成度が高いDJI「DJI Osmo Mobile 7P」

完成度が高いDJI「DJI Osmo Mobile 7P」 ジンバルおすすめ イメージ
完成度が高いDJI「DJI Osmo Mobile 7P」 ジンバルおすすめ イメージ2

DJI
DJI Osmo Mobile 7P

DJI「DJI Osmo Mobile 7P」は、補正と操作性のバランス抜群! ロッドを延ばしてもバランスがよく、長時間の撮影でも疲れにくいです。動画初心者から上級者まで納得する性能のジンバルです。

ジンバルの購入を検討しているという人は、本記事のおすすめランキングを参考にお気に入りを見つけてみてください。

カメラジンバルの売れ筋ランキングもチェック!

ジンバルのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。