自宅で手打ちパスタ作ってみませんか?
もっちり食感の生パスタ。おいしいですよね。実は、「パスタマシン」を使えば、この生パスタを自宅でもおいしく手軽に作れるんです。
でも、パスタのためだけにマシンを買うなんて…と思われる方もいるかも知れませんが、大抵のパスタマシーンは、パスタ以外にもうどん、中華麺、そばなどさまざまな麺作りにも対応しています。なかには、餃子の皮だって作れるものも。料理の幅がグンと広がる調理器具なんです。
意外と簡単! 生パスタの作り方
生パスタの作り方は簡単。生地を混ぜ合わせてマシンにセット。製麺の基本的な流れはたったこれだけ。
そして、パスタの仕上がりを大きく左右するのは粉です。もちろん、小麦粉からこだわってパスタ生地を作ることもできます。でも、すでにプロがブレンドした手打ちキットも売られています。はじめてのパスタ作りには、こういったキットを使うのがおすすめです。
手打ちパスタキットをつかえばさらに簡単
今回は無印良品で販売されているキットを使用しました。これはパスタ生地のもととなるデュラムセモリナ粉の入ったキット。生パスタならではのモッチリとした食感が楽しめます!
無印良品
生地からつくる
手打ちパスタ
実勢価格・190円
※リンク先はセット販売ページです。
手順1:ボウルに卵1個を割り入れ、卵と合わせて重さが110gになるよう水を入れてかき混ぜます。
手順2:粉とオリーブオイルを入れ生地がまとまるまで混ぜます。最初は粉っぽいのでしっかり混ぜます。粉っぽさがなく生地がまとまったら準備完了。あとはパスタマシンで伸ばしてカットすればOK。
パスタマシンの選び方のポイント
パスタマシンの選択で失敗しないためには、製麺方法と駆動方式の2点をチェックします。初めてのパスタマシンならローラー式×手動式がおすすめですが、それぞれの違いもしっかり確認しておきましょう。
選び方1:製麺方法
パスタマシンには、ローラー式と押し出し式の2つの製麺方法があります。
ローラー式
ローラー式はローラーで生地を伸ばしたあと、カッターでカットしていくタイプ。ローラー式のほうが押し出し式より麺を均一に作りやすく、麺の厚さや幅も調整しやすいのがメリット。初めての人でも上手に麺が作れるため人気があるタイプです。
押し出し式
押し出し式はところてんのように生地を押し出して製麺するタイプ。パーツを取り替えるだけで麺の太さや形状を簡単に変更できるのがメリット。マカロニなど特殊な麺も作れます。また省スペースなのも特長です。
ただし、慣れていないと麺が途中で切れてしまうことも。キレイな麺を作りたいなら、最初はローラー式がおすすめです。
選び方2:駆動方式
パスタマシンには手動式と電動式の2パターンがあります。家庭用なら安い手動式の商品が人気ですが、麺をたくさん作るなら電動式もおすすめです。
手動式パスタマシンの特徴
・比較的、価格が安い
・生地を本体にセットしてハンドルを回すだけで、使い方も簡単
・電動パスタマシンに比べると麺の形が均一になりにくい
電動式パスタマシンの特徴
・ボタンを押すだけで麺が作れるので楽
・麺の厚さも均一で仕上がりが美しい
・手動タイプにくらべ、価格が高め
人気のパスタマシン5製品を比較検証
初めての一台におすすめなローラーカッター式かつ手動式の人気5製品をピックアップし、実際に使用し、ランキング付けしました。
このタイプの場合、とくに見るべきポイントは、
・麺の仕上がり
・伸ばしやすさ
・使いやすさ
・耐久性
の4点です。
伸ばしやすさはローラーの幅、使いやすさはハンドルの回しやすさが関係し、これらの評価が高いものほどラクにパスタを作れます。また耐久性の高いものほど故障を心配せず、力を入れてハンドルを回せるので扱いやすいです。
▼テストしたメーカーはこちら
・MARCATO
・パール金属
・SEISSO
・ベルソス
・シロカ
以上のポイントをふまえて検証した、パスタマシンのランキングを発表します。
麺作りが止まらない! 超滑らかな名機
MARCATO
パスタマシン
アトラス 150
実勢価格:8044円
▼テスト結果
- 麺の仕上がり: ◎
- 伸ばしやすさ: ◎
- 使いやすさ: ◎
- 耐久性: ◎
MARCATO「パスタマシンアトラス 150」は、ローラー幅が広く、一度に多くの生地を伸ばせます。またハンドルのスムーズさが感動的。ステンレス製なので故障を心配せずに使えるのもメリットです。使い勝手から麺の仕上がりまでスキがありません。
ハンドル操作がスムーズで疲れにくい
麺作りでは、1回伸ばしたら3つ折りにして向きを変えて伸ばす…を縦向き、横向きに計15回ほど繰り返します。これに結構体力が必要なのですが、MARCATOはハンドルがスムーズに動くのでほとんど疲れませんでした。
生地を伸ばしたら、カッターに入れて回せば均一な麺が完成。あとは茹でるだけ。
見た目も食感もお店級の仕上がり
ラクに作れるだけでなく、麺の仕上がりも秀逸でした。均一に伸びるので見た目が美しく、茹で加減もバッチリ。お店と遜色ないパスタが簡単に作れました。
厚さ調節と替刃でさまざまな麺作りに挑戦できる
厚さ調節は10段階。他マシンよりも細かく調整できるので、好みの麺を徹底的に追求できます。また付属カッターの他にもオプションの替刃が販売されています。これらを利用すれば作れる麺の幅がさらに広がります。
じつはMARCATO製品で使い勝手はほぼ同じ
パール金属
ピアッティー
パスタメーカー
実勢価格:9200円
▼テスト結果
- 麺の仕上がり: ◎
- 伸ばしやすさ: ◎
- 使いやすさ: ◎
- 耐久性: ◎
パール金属「ピアッティー パスタメーカー」は、MARCATO製のパスタマシンをパール金属から発売しているもの。本体には「MARCATO」の刻印までされています。肝心の使い勝手ですが、MARCATO製だけあって「アトラス 150」と評価は同等です。
価格がわずかに高いこと、厚さ調整が9段階でアトラス 150より1段階少ないことから2位となっていますが、ほとんど差はないので、コチラもおすすめです。
価格を抑えつつ、しっかり作れるバランス型
SEISSO
パスタマシン
実勢価格:6999円
▼テスト結果
- 麺の仕上がり: ◎
- 伸ばしやすさ: ◎
- 使いやすさ: ○
- 耐久性: ○
SEISSO「パスタマシンローラー」は、幅が広く、伸ばしやすさは最高評価。しかし、上位2製品に比べると、ハンドルを回すときに抵抗感があります。とはいえ、価格が抑えられているので、安くてもしっかり使えるものを探しているならおすすめです。
麺の厚さは7段階に調整でき、パスタだけでなく、うどん、そば、冷麺、中華麺、きしめんなどあらゆるタイプの麺作りが楽しめます。
4位: 超安価でも麺の仕上がりはバッチリ
ベルソス
洗える製麺機
ウマくてご麺
実勢価格:4980円
▼テスト結果
- 麺の仕上がり: ◎
- 伸ばしやすさ: ◎
- 使いやすさ: ◎
- 耐久性: △
ベルソス「洗える製麺機ウマくてご麺」は、ローラー幅は広く、ハンドルもスムーズで伸ばしやすいです。麺の仕上がりも上々で、パスタマシンとしては優秀です。麺の厚さも4段階で調整でき、細いスパゲッティから食べごたえのあるきしめん、フェットチーネまで対応できます。
ただし安価な分、本体はプラスチック製で耐久性に不安があります。頻繁に使う人ではなく、たまに使いたいライト層におすすめです。
5位: デザイン性を重視したい人はコレ
シロカ
crossline
パスタマシン
実勢価格:6800円
▼テスト結果
- 麺の仕上がり: ◎
- 伸ばしやすさ: △
- 使いやすさ: △
- 耐久性: ○
シロカ「crosslineパスタマシン」は、ハンドル操作がゴリゴリと重たく、ローラーの幅も狭めなため評価はやや低め。しかし、麺の仕上がりは他のパスタマシンと遜色ありませんでした。赤色の本体が選べるため、多少使い勝手が劣ってもキッチンの雰囲気と合わせたい、デザイン性重視の人はこれを選ぶと良さそうです。
パスタマシンの売れ筋ランキングもチェック
パスタマシンのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
【まとめ】使い勝手最強の「MARCATO」がベスト
人気パスタマシン5製品のランキングでした。いずれの商品も麺の仕上がりにほとんど差がなかった一方、ローラー幅、ハンドルの回しやすさ、耐久性には差が見受けられました。
これらすべてが最高評価のMARCATOは、とりあえずコレを選べば安心のおすすめの名機です。
MARCATO
パスタマシン
アトラス 150
実勢価格:8044円
またパール金属も実質MARCATO製で評価は同等。実勢価格の安いMARCATOが1位になっていますが、もしMARCATOよりパール金属が安いようならコチラを選んで問題ありません。
パール金属
ピアッティー
パスタメーカー
実勢価格:9200円
以上、手作りパスタマシンおすすめランキングをご紹介しました。ぜひ、大人の趣味道具・パスタマシンを手に入れて、お家で手打ちパスタ料理を楽しんでみてください。