今が一番面白い! 一眼カメラの魅力って?
写真を撮るならスマホが断然有利ですが、「一眼カメラ」ってなぜかカッコいいんですよね。ありふれた日常も、カメラで撮ればちょっと特別に。しかも最近のカメラって、結構いいと思うんです。
そこで本音の家電ガイド『家電批評』が、本気の趣味として始めるカメラの魅力をお届け。カメラの基本や撮り方、おすすめの機種から周辺アイテムまで紹介します。
プロが選んだ価格帯別ベストバイカメラを発表!
どんなものを撮りたいかによってカメラの選び方は変わってきますが、目的別ではなく、予算の中で最適な一台を見つけたいというニーズもありますよね。
そこでこれまで検証してきた中から、価格帯ごとにベストな万能カメラをご紹介したいと思います。なお、検証には山岳写真家の園部大輔さんにご協力いただきました。
第4回目の今回は、「U35万円部門」です!
U35万部門でベスト! キヤノン「EOS R6」
キヤノン
EOS R6
ブラック
実勢価格:30万1950円(ボディ)、34万1550円(RF24-105 IS STMレンズキット)
サイズ・重量:約138.4×D88.4×H97.5mm・約680g
ISO感度:100~102400、H(204800)
EVF:0.5型・約369万・約0.76倍
モニター:3型・約162万・タッチ対応・バリアングル
最大動画解像度:4K 3840×2160(59.94p)
イメージセンサー:フルサイズ
画素数:2010万画素
連写(AF-C時):約12コマ/秒
USB充電:対応
予算35万円以下でベストバイに選ばれたのは、キヤノン「EOS R6」です。
フルサイズでトップクラスの高感度性能にオートフォーカス、そして連写追尾性能を備えおり、激しいスポーツなどを撮影する際でも、上位クラスの一眼レフと遜色のない撮影をすることができます。
動画性能も必要十分で、4K動画までであれば動画メインの機種として扱っても問題ないレベル。一眼レフライクな操作系を残しつつ、タッチでスマホのようにも操作でき、高機能で扱いやすい機種を求めるなら間違いない一台です。
高速連写と強力なAFで動体撮影に最適
キヤノン本気のAF連写性能で、電車はもちろん激しいスポーツなどでも問題なく瞬間を撮影することができます。連写可能枚数も非常に多く、連写を続けてチャンスを捉える能力が高いのも実用的です。
こんなふうに撮れます
超優秀な手ブレ補正は、動画でも静止画でも安定感あり。画素数では約4500万画素の「R5」に劣る部分はありますが、その分高感度性能が高く、一般用途においてはむしろこちらのほうが楽に様々なシーンに対応できるのではないかと感じさせます。
▼使用したレンズはこちら
キヤノン
RF800mm F11 IS STM
実勢価格:13万円
キヤノン「RF800mm F11 IS STM」は、一見長すぎる焦点距離も、動物園やスポーツ撮影では大活躍。今までの望遠で物足りなかった方は600mmと合わせて体感してほしいです。
キヤノン「EOS R6」の検証結果は?
それではキヤノン「EOS R6」の検証結果を見てみましょう。
▼画質:18/20点
画素数が少ない分、幅広いシチュエーションに対応でき、扱い方によって評価が変わることも。
▼オートフォーカス:18/20点
ミラーレスの中ではほぼ最高クラスに近い性能をもっており、どのようなシーンでも活躍してくれます。
▼機能:17/20点
R5と比べると8K動画、サブモニター非搭載などの差はあるが、十分な機能性をもっています。
▼モニター/EVF:17/20点
上位機の光学ファインダーと比べると、動体で差を感じる部分もあるが、ミラーレスとしては優秀です。
▼操作性:17/20点
サブモニターを重視しなければほぼ問題ない操作性。一眼レフのようにもスマホのようにも操作可能です。
キヤノン「EOS R6」のおすすめポイントは?
続いてキヤノン「EOS R6」の特徴をもう少し見てみましょう。
操作性のよいダイヤル
ほぼR5と同じ操作系統で、今までのキヤノンモデルを使える方なら迷いなく扱いやすいです。
ポイント2:見やすいファインダー
ファインダーは実用的で見やすく、連写追尾時のブラックアウトもほぼ感じない仕様となっています。
ポイント3:デュアルスロット搭載
撮影枚数を増やしたり、バックアップとして使用したりと便利なデュアルSDスロットを採用しています。
同価格帯のライバル機も比べてみました
同じ35万円前後の価格帯の製品もチェックしてみました。
ニコン「Z 6Ⅱ」
ニコン
Z 6Ⅱ
実勢価格:24万1560円(ボディ)
ニコン「Z 6Ⅱ」は、画素数は十分高いですが連写、動画や手ブレ補正ではR6のほうが優秀です。ニコンレンズを活用したい方は検討に入れてもいいでしょう。
ソニー「α9」
ソニー
α9
実勢価格:37万5140円(ボディ)
ソニー「α9」は、一世代前ですがとにかく連写速度を重視するなら検討したい名機です。
▼20万円以下のベストバイカメラの記事はこちら
▼25万円以下のベストバイカメラの記事はこちら
▼30万円以下のベストバイカメラの記事はこちら
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以上、カメラの選び方「U35万円部門編」でした。本気のキヤノンを体感できる高性能モデル、「EOS R6」。気になったらチェックしてみてくださいね。
『家電批評』2021年9月号
晋遊舎
『家電批評』
2021年9月号
実勢価格:700円
『家電批評』2021年9月号では「趣味のカメラは今が一番おもしろい!」の特集を掲載しています。こちらもチェックしてみてください!
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