AV機器買って損しない!暮らしが快適になる最新家電を紹介

スマートフォンや電子レンジ、カメラなど、生活必需品から趣味を楽しむものまで、私たちの暮らしに欠かせない家電は日々進化を続けています。

そこで、「安い家電は欲しい」けれど「せっかく買うなら妥協したくない」という人のために「絶対に買って損しない」最新コスパ家電をご紹介。責任をもってテストして見つけた、暮らしがワンランクもツーランクもアップする製品を発表します!

今回は、U15万円クラスのミラーレス一眼カメラの中でコスパNO.1と言える、富士フイルム「X-S10」を紹介します。

AV機器2020年のベストバイ! 富士フイルム「X-S10」
 

王冠アイコン

富士フイルム
X-S10
実勢価格:12万7900円(レンズキット)


サイズ・重量:W126×D65.4×H85.1mm・約465g
マウント:Xマウント
イメージセンサー;APS-Cサイズ・2610万画素・X-Trans CMOS4

家電批評ではこれまで100機種を超える一眼カメラをテストしてきました。そのなかでも、富士フイルム「X-S10」は担当編集も自腹で購入したほどのカメラです。

おすすめポイント1:コスパなら断然APS-C機

カメラの大きさや価格は、イメージセンサーのサイズに大きな影響を受けます。現在の主流は人気の「フルサイズ」のほかに、「APS-C」「フォーサーズ」の3サイズがあります。

ざっくりまとめると、「フルサイズ」は画質や性能が最優先で、「APS-C」 と「フォーサーズ」は画質と携帯性のバランスをとる方向でカメラが設計される傾向です。

▼APS-Cセンサー搭載機の基本情報
【センサー:23.6×15.8mm 2000~3000万画素】
【画質:○】
【ボディの相場:8~20万円】
【取り回し:○】


「APS-C」は画質において「フォーサーズ」より高感度での画質やボケの大きさでやや有利ですが、「フルサイズ」は明らかな差があります。しかし、「フルサイズ」のボディ相場は20~50万円と高く、レンズが大柄で気軽に持ち歩きにくいです。

また、「APS-C」は「フォーサーズ」ほどの携帯性はないものの、小型軽量化を重視した機種は多いです。

つまり、「APS-C」は画質と携帯性のバランスがとれていてコスパが高いんです。

おすすめポイント2:画質は20万円台の上位機種と同じ!

富士フイルム
X-T4
実勢価格:23万7500円

こちらは20万円台の上位機種、富士フイルム「X-T4」です。「X-S10」より見やすいEVF、防塵防滴対応、大容量バッテリー、オートフォーカス(AF)や連写性能など、さすが上位機。ただし、ダイヤルを重視した操作系は初心者には難しめです。

でも、今回おすすめしている「X-S10」でもAPS-Cの最高画質を楽しめるんです!

通常、カメラメーカーはセンサーの画素数や画像処理エンジンの世代などで上位機種と下位機種を差別化します。ところが、富士フイルムのXシリーズは同世代のカメラなら上位機種でも下位機種でも同じセンサー、画像処理エンジンを積む設計。これはお得ですね。
 

見分けがつかない!

右がおすすめの「X-S10」、左が上機種の「X-T4」で撮った写真。見分けがつきませんよね。

なお、検証結果は以下。ほとんど同じです。


▼「X-S10」
【画質:16.5/100】
【AF:16/100】
【機能性:15.5/100】
【EVFとモニター:16/100】
【操作性:16/100】
【総合得点:80/100】


「X-T4」
【画質:16.5/100】
【AF:16.5/100】
【機能性:16/100】
【EVFとモニター:16/100】
【操作性:15/100】
【総合得点:80/100】


しかも、「X-S10」の方が自撮り可能なモニターや持ちやすいグリップ、オートモードの賢さなど「X-T4」を超える面もありました。

おすすめポイント3:手頃な価格のボケるレンズが続々

一眼カメラといえば、背景を大きくぼかした“一眼っぽい”写真を撮ってみたいですよね。残念ながら、カメラ付属のレンズではあまりボケません。

しかし、中国の新興レンズメーカーのVILTROXが2万~3万円台の明るくて安価な単焦点レンズを相次いで発売しており、手軽にボケが楽しめるようになってきています!

同じ明るさ、画角で半額以下の驚異のコスパ!

VILTROX
AF33mm F1.4 STM
実勢価格:2万9800円

VILTROX「AF33mm F1.4 STM」はAFが効くF1.4レンズとしては最安。レンズの外装は富士フィルムの純正レンズを上回るクオリティですし、シャープでボケも綺麗。オートフォーカスは少し遅めですが、十分実用的でコスパが高いです。

富士フイルムを代表する単焦点レンズ

富士フイルム
FUJINON
XF35mm F1.4R
実勢価格:6万156円

 

ちなみに、富士フィルムの純正レンズならこちらがおすすめ。富士フイルム「FUJINO NXF35mm F1.4R」は、フジユーザーの間では「神レンズ」とも呼ばれている、富士フイルムを代表する1本。VILTROX より小型・軽量で最短撮影距離が短く、料理や花を撮りやすいのがメリットです。

おすすめポイント4:APS-Cでボディ内に手ブレ補正つきで最安

全部のレンズで手ブレ補正が使える!

「X-S10」の大きな特徴は、ボディ内に手ブレ補正を搭載していること。この機能のおかげで、すべてのレンズで手ブレ補正が使えます。

実はAPS-Cのミラーレスで手ブレ補正機構を内蔵する現行品は3機種しかなく、「X-S10」はその中で最安です。

なお、「X-S10」ではメニューでシャッター方式を「電子シャッター」に変更すると手ブレ補正の効果をより実感しやすくなります。

ほかにも便利な機能がいろいろ!

「X-S10」は四方に動くジョイスティックを装備。ピントを合わせる場所を素早く自在にコントロールできます。

また、Xシリーズの他機種はフルオートの出来が悪く、まったく頼りになりませんが「X-S10」だけは例外。ちゃんと使い物になるオートモードです。

AV機器おすすめポイント5:風景や人物撮影が得意
 

色の表現力はほかのメーカーを凌駕!

富士フイルムのミラーレスを選ぶ大きな理由が「フィルムシミュレーション」です。富士フイルムは銀塩フィルムの世界的メーカー。フィルムシミュレーションは銀塩フィルムのコンセプトをデジタルで再構築した機能です。

快晴の日に撮影したのですが、「X-S10」は顔も明るく爽やかな仕上がりで、撮影場所の雰囲気をうまく再現できました。また、青空も表現できていました。

この3つを調整すれば「いい感じ」に撮れる!

夕日など明暗差が激しいシーンでは、「Dレンジ」を強やAUTOにしましょう。スマホで撮ったようなHDR風の写真が簡単に撮れます。

「カラークローム」機能を使うと鮮やかな赤色や青色を再現できます。簡単に見映えのする濃厚な発色を得られます。

カメラの右ダイヤルは、フィルムシミュレーション専用のダイヤルです。色合いを簡単に切り替えられます。

AV機器【まとめ】コスパのいい一眼カメラが欲しいなら、これで決まり!
 

「X-S10」は「バランスの良さ」が素晴らしい逸品。

500gを切る軽いボディとライバルを超える高画質、手ブレ補正など機能面が充実しており、操作性も良好。10万円そこそこのカメラにしてはよくぞここまで! というのが使い込んだ実感です。

一眼カメラに興味がある人は、ぜひチェックしてみてください。

AV機器『家電批評』2021年5月号
 

『家電批評』2021年5月号

晋遊舎
家電批評
2021年5月号
700円

「家電批評」2021年5月号では、今回ご紹介したカメラのほかにも「安くて良い家電」を多数掲載しています。参考にしてみてはいかがでしょうか。