令和最強のベスト家電66部門決定!!「どこがスゴかったか」解説します
“ネットを疑う家電購入ガイド”として日夜家電をレビューし続ける『家電批評』誌上でも、思いがけない良品の発見や、今一歩な製品の発掘など、さまざまな出会いがありました。
そこで今回、2019年に家電批評誌が扱った製品の中から「絶対に素晴らしい!」と断言できるベスト家電ばかりを集めた「家電批評 オブ・ザ・イヤー」を選定いたしました。
▼【家電批評 オブ・ザ・イヤー】入り口はコチラ!
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まさに“令和最強”の名がふさわしい、全66部門のベストバイたち。
ここでは、ベストに選ばれた一製品をピックアップし、どこが素晴らしかったのかを解説します。
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晋遊舎
『家電批評 2020年1月号』
700円
それでは早速ご覧ください!
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最大の弱点を克服できたソニーの新作
ミラーレスは一眼レフに比べてバッテリーの持ち時間が短く、撮影枚数が限られてしまうことが弱点でした。
ですが今回、2019年のベストバイ家電に選ばれたソニーのミラーレス「α6600」は見事にその弱点を克服。バッテリーの容量が約2倍になり、安心して長時間撮影を行うことができます。
ソニー
α6600
実勢価格:15万4789円(ボディ)
サイズ:約W120×H66.9×D69.3mm
重量:約503g
イメージセンサー:約2420万画素 APS-C
手ブレ補正:約5段
EVF:0.39型、236万、100%
モニター:3.0型、約92万、チルト式 タッチ液晶
連写:11コマ/秒
ソニーのα6000シリーズはコンパクトなボディと高速連写が特徴のシリーズ。α6600はこの秋に発売されたシリーズ最上位モデルです。
バッテリーの容量が約2倍にアップ!
大容量のバッテリー、プロ用モデルα9から継承するAFシステムを採用し約11コマ/秒の高速連写や光学式5軸の手ブレ補正を搭載しています。イメージセンサーは2420万画素のAPS-Cサイズです。
バッテリーは従来の約2倍の容量にアップ。これでバッテリー切れの心配はありません。新しいバッテリー「NP-FZ100」はフルサイズ機のα7Ⅲやα7RⅣと共通です。EVF使用時で約720枚の静止画が撮影可能となりました。
キヤノンのEOS M6 MarkⅡが約305枚、富士フイルムのX-T3が390枚ですからライバルと比べてもスタミナは抜群です。
ボディがコンパクトなため、フルサイズ機のα7Ⅲなどと比べると背面ボタンの配置やSDカードスロットの使い勝手には惜しいところもみられます。しかし、シャッターの押し心地やグリップの形状は従来機より改善され、α6000シリーズではワンランク上の使い勝手となっています。
液晶モニターは上方に引き出せる仕様。自撮りも可能です。ソニーのカメラは顔認識が優秀なので快適に自撮りできます。
ライバルを一歩リード!オリンピックに持っていきたい度No.1
実写テストでは、ライバルとなるキヤノンの「EOS M6 MarkⅡ」には画質で、富士フイルム「XーT3」にはオートフォーカスの精度で一歩リード。なお、ライバル2機種はボディに手ブレ補正を搭載していません。
実はAPS-Cセンサーを搭載するミラーレスでボディ内手ブレ補正を備えるカメラはほとんどありません。本機α6600と本機の前モデルのα6500(2016年発売)、富士フィルムのX-H1(2018年発売)の3機種だけ。しかも、X-H1は大型ですから、手ブレ補正つきでコンパクトとなるとα6600が第一の選択となりますね。
このカメラは人物や風景からモータースポーツまで幅広く使えるコンパクトオールランダー。「望遠ズームレンズ部門」で1位となった70ー350mmレンズとセットでオリンピックを観戦しながらサクッと撮影する用途にもぴったりでしょう。
こちらがオススメの望遠ズームレンズ
ソニー
E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
実勢価格:9万4060円
こちらの望遠ズームレンズは、全メーカーが見習うべきコンパクトさです。
α6600との組み合わせで競馬を撮影しました
1秒に11コマの高速連写でも競走馬の毛並みまでしっかりと写す描写力はさすがです。
「α6600」はミラーレスのコンパクトなサイズ感はそのままに、今まで課題だった長時間の撮影にも安心して臨むことができるようになりました。
静止画だけではなく4K動画を撮影することもできるので、この一台があればカメラで楽しめる幅が広がりそうですね。
以上、「家電批評オブ・ザ・イヤー」に選ばれたAPS-Cミラーレス一眼の紹介でした。引き続き、ベストだった製品をご紹介していきますので、サンロクマルをチェックしてくださいね。