[1位]多機能で高画質 中級機並みの性能を誇ります
ペンタックス
K-70
実勢価格:6万4644円(ボディ)
サイズ・質量・W125.5×H93×D74mm・約688g
撮像素子・APS-C
有効画素数・2424万画素
連写・約6コマ/秒
最高ISO感度・102400
モニター・3型
画質:18点
独自の解像技術で高精細撮影
機能性:20点
防塵・防滴の耐久性でさまざまなフィールドで活躍
AF:16点
同社初のハイブリッドAF方式。ピント合わせは早い
操作性:17点
上位機に近い操作部でハイアマチュアでも親しめる
ファインダー:20点
ファインダーの見え方は、もやは中級機並
注目はペンタプリズム採用で視野率約100%のファインダーを搭載しているところ。くっきりとクリアーなファインダーの見え方は撮影していて気持ちがいいです。ペンタックスならではの他社との差別化がここに見られます。
一方で重量があり、やや大ぶりのデザインだけに気軽さよりはガッツリ撮影に専念するツールとしての印象があります。また、一昔前の同社一眼レフに比べてボタン類の配置もよく押しやすい印象です。質量に目をつぶれば、非常にコストパフォーマンスがモデルだといえます。
高解像による細密な風景や星景撮影、高耐久ボディでさまざまなフィールドでの撮影に活用できます。
[2位]より本格的な撮影ができる 「2台目」にピッタリの一台
キヤノン
EOS 9000D
実勢価格:12万256円(ボディ)
サイズ・質量:W131×H99.9×D76.2mm・約540g
撮像素子:APS-C
有効画素数:約2420万画素
連写:約4.5コマ/秒(追従)
最高ISO感度:25600
モニター:3型
画質:18点
2400万画素超と最新映像エンジンで高精細を実現
機能性:18点
フルHDによるEOSムービーはプロの現場でも活躍
AF:18点
45点測距と8種類のAFパターンで被写体を捉える
操作性:18点
中級機種に近い操作部でハイアマチュアでも親しめる
ファインダー:16点
Kissシリーズと同様。もう少し性能を上げてほしかった
カメラ上部に設定用の液晶画面を搭載するなど、EOS上位機同様の操作部分でより本格的な撮影を楽しみたい人にオススメの1台。スペックはKiss X9i同様なので、価格および操作性とデザインで選ぶことになります。
初心者向けとはいえませんが、本体サイズもKiss X9iとほとんど変わらないので女性ユーザーでも扱やすいのが好印象です。
上位機までとはいかないものの、ミラーレスやコンパクトからのステップアップ、この先写真を趣味としてどっぷり浸かっていきたいなど、目的がハッキリしていると長く使える1台になってくれるはずです。
中級機並みの操作性。乗り物やスポーツなど動きのある被写体もしっかり捉えます。
[3位]高い解像力が強みの 高コスパモデルです
ニコン
D5300
実勢価格:5万2988(ボディ)
6万3010円(AF-P 18-55 VR キット)
7万2600円(AF-P ダブルズームキット)
サイズ・質量:W125×H98×D76mm・約530g
撮像素子:APS-C
有効画素数:2416万画素
連写:約5コマ/秒(追従)
最高ISO感度:12800
モニター:3.2型
画質:19点
安定した高画質。色再現もGood
機能性:17点
ISO12800までと一世代前の高感度性能
AF:17点
39点測距でAF追従性は好感触
操作性:18点
大型バリアングル液晶やボタン配置がGood
ファインダー:16点
95%の視野率は少し物足りなく感じる
約2400万画素超の高い解像感が得られるエントリークラス一眼レフ。中級機同様のローパスレスセンサーは、画質や色の再現などで定評がある。ボディー背面いっぱいに広がる大型バリアングル液晶モニターで快適な撮影をサポートしてくれます。
発売からやや時間がたつのでスペックは一世代前の感はあるものの、コストを抑えて小型・軽量な一眼レフを手に入れるには選択肢のひとつとしてあってもよいのではないでしょうか。カメラは賢く選びたいところです。
ローパスレスでシャープな画質。風景からスナップ、動きモノまで幅広い撮影に活用できます。
[3位]スマホ連携機能満載で 旅行や行楽に最適です
ニコン
D3400
実勢価格:5万49800円(18-55 VR レンズキット)
サイズ・質量:W124×H98×D75.5mm・約445g
撮像素子:APS-C
有効画素数:2416万画素
連写:約5コマ/秒
最高ISO感度:25600
モニター:3型
画質:19点
低価格モデルだがローパスレス採用で高解像度
機能性:18点
スマホなどへのアクセスがGood
AF:16点
11点測距と動きモノの撮影は苦手
操作性:18点
初心者にもわかりやすいメニュー表示
ファインダー:16点
重量とのバランスから見て仕方ない仕様
Wi-Fi内蔵など、主にスマホなどとの連係機能が強化されたエントリーモデル。最軽量モデルとして女性ユーザーにも人気です。
モードダイヤルにある「ガイドモード」からのメニューアクセスは、初心者にとっては難しいカメラの設定をアシストしてくれる便利な機能。AF性能はやや弱い印象なので、動きモノの撮影よりは、風景や高感度を活かした室内での静物撮影に適しています。
まさに標題であるミラーレスではなく一眼レフを手にしてみたいと思うなら、最初の1台としてオススメできる1台だです。
家族や友人などとスマホやタブレットを経由して写真を共有。イベントや旅行などに便利な1台
5位: [5位]わかりやすい操作系
ビギナー向けの代表的モデル
キヤノン
EOS Kiss X9i
実勢価格:10万5624円(ダブルズームキット)
サイズ・質量:W131×H99.9×D76.2mm・約532g
撮像素子:APS-C
有効画素数:2420万画素
連写:約4.5コマ/秒(追従)
最高ISO感度:25600
モニター:3型
画質:18点
高い解像感と鮮やかな発色は親しみやすい
機能性:18点
初心者に優しいメニューガイドを搭載する
AF:15点
ライブビュー撮影時のAFもまずます。大きな不満はない
操作性:18点
Kissシリーズならではの安定の使いやすさ
ファインダー:16点
エントリーならではのコストが表れやや物足りない
キヤノンを代表するエントリークラスの一眼レフ、Kissシリーズの最新モデル。前モデルより大幅に進化したAF性能で今まで以上に動きモノの撮影に強くなります。
これまでのモデルを踏襲した手になじむラウンドデザインは、親しみやすく操作性も抜群です。イラストや写真を利用した「ビジュアルガイド」で一眼レフ初心者でもわかりやすく設定をサポートしてくれます。
しかしながら、エントリーモデルとはいえ強気の価格設定が難点。AF機能や画素数に最新スペックを求めないのであれば1世代前のKiss X8iを狙うのもアリです。
初心者でも安心の操作性で、ちょっとしたスナップはもちろん学校行事など、幅広く活躍してくれる
5位: [5位]軽量で持ち運びに優れる
見やすい液晶も魅力です
キヤノン
EOS Kiss X9
実勢価格:6万7109円(EF-S18-55 IS STM レンズキット)
サイズ・質量:W122.4×H92.6×D69.8mm・約453g(ブラック)
撮像素子:APS-C
有効画素数:約2420万画素
連写:約3.5コマ/秒(追従)
最高ISO感度:25600
モニター:3型
画質:18点
2400万画素超で従来機に比べて画質がアップした
機能性:18点
バリアングル液晶モニター搭載で撮影の自由度は高い
AF:15点
9点測距と少し物足りない。AF速度はまずます
操作性:18点
Kissの流れをくむ操作感で親和性も高い
ファインダー:16点
小型化のためかファインダーの見え方はやや悪い
普段使いのかばんに気軽に入れて持ち運べる、ミラーレス同様のサイズ感を実現したEOS Kiss X9。実際手に取るとその小ささがよくわかります。同社ミラーレス機EOS Mシリーズと比べても遜色のない軽さです。
しかも可動式の液晶モニターを採用し、使い勝手も向上しています。重いズームレンズと組み合わせるとそのポテンシャルが活かせないので、キットレンズや単焦点レンズとセットで使うとよいでしょう。
スペック自体に目新しさは感じられませんが、機材を重くせずにファインダー撮影にこだわりたいならオススメの1台です。
小さなバッグにも入る小ささだから、日常の記録やスナップなどの記録撮影に最適です。
以上、一眼レフカメラ入門モデルランキングでした。リーズナブルでも中級機に匹敵する性能を持ったモデルがあります。最初の一台こそ賢く選びましょう。
ミラーレスにはない 一眼レフカメラの魅力
ファインダーならミラーレスにも付いていますが、「光学ファインダー」は一眼レフならではの仕様。小型・軽量で気軽に持ち運べるミラーレスに比べるとやや旧態然とした一眼レフの魅力とはいったいどこにあるのでしょうか。
最近は一眼レフとミラーレスの性能差もなくなりつつあります。そう考えていくと、一眼レフの優位性はずばり「ファインダー撮影」の一言に尽きるのではないでしょうか。
実際にカメラを構えてみればわかりますが、液晶モニターで被写体を狙うより、ファインダーを覗いて構えたほうが圧倒的に安定します。ファインダーを覗いて撮影するということ=被写体に集中できるといった感触を味わえるのは「一眼レフ」ならではの魅力なのです。
交換レンズが豊富です
一眼レフならではの魅力として第一にあげられるのが交換レンズの豊富さ。メーカー独自のマウントにはなりますが、ニコン、キヤノンともなれば新旧含めるとかなりの種類になります。
広角、望遠、単焦点、マクロなど撮影目的や予算に合わせて幅広いラインナップからセレクトできるのが魅力です。
大きなぼけが作りやすい
大きなぼけを得る条件にセンサーサイズがあげられます。APS-Cサイズ以上のセンサーを搭載する一眼レフは、マイクロフォーサーズなどのミラーレス機に比べるとキレイなぼけが得られます。
大口径など多彩な交換レンズと合わせることで、コンパクトカメラやミラーレスでは得られない大きなぼけを楽しみましょう。
安定したホールディング
背面液晶モニターでのフレーミングになるとカメラを支えるのは両腕に頼ることになります。一眼レフのようにファインダー撮影になると、両手に加えてファインダー部を顔に押し付ける、いわゆる3点支持になり、カメラの安定感が格段に増すんです。
液晶モニターごしではなく直接見る
ファインダーを通じて被写体を見るということは、撮影する範囲のみ視野に入れているということ。一方で背面液晶でのフレーミングになると、被写体だけでなく周辺の状況も視野に入り込んでくるので、被写体を確認する行為での没入感は薄れてしまいます。
性能面では比較できないミラーレスと一眼レフですが、機能面と操作性ではこのように大きな違いが存在します。この違いをよく理解した上で、はじめてのカメラを選ぶのが後悔しない秘訣です。