今が一番面白い! 一眼カメラの魅力って?
写真を撮るならスマホが断然有利ですが、「一眼カメラ」ってなぜかカッコいいんですよね。ありふれた日常も、カメラで撮ればちょっと特別に。しかも最近のカメラって、結構いいと思うんです。
そこで本音の家電ガイド『家電批評』が、本気の趣味として始めるカメラの魅力をお届け。カメラの基本や撮り方、おすすめの機種から周辺アイテムまで紹介します。
プロが選んだ価格帯別ベストバイカメラを発表!
どんなものを撮りたいかによってカメラの選び方は変わってきますが、目的別ではなく、予算の中で最適な一台を見つけたいというニーズもありますよね。
そこでこれまで検証してきた中から、価格帯ごとにベストな万能カメラをご紹介したいと思います。なお、検証には山岳写真家の園部大輔さんにご協力いただきました。
第3回の今回は、「U30万円部門」です!
U30万部門でベスト! ソニー「α7R Ⅲ」
ソニー
α7R Ⅲ
ブラック
実勢価格:27万6210円(ボディ)
サイズ・重量:約W126.9×D73.7mm・H95.6・約657g
ISO感度:ISO100~32000、L(ISO50)、H(ISO102400)
EVF:0.5型・約369万・約0.78倍
モニター:3型・約144万・タッチ液晶・チルト
最大動画解像度:4K3840×2160(30p)
イメージセンサー:フルサイズ
画素数:4240万画素
連写(AF-C時):約10コマ/秒
USB充電:対応
予算30万円以下でベストバイに選ばれたのは、ソニー「α7R Ⅲ」です。
すでに後継モデルの「R Ⅳ」が発売されているものの、必要十分な画質・画素数を備えているうえ、優秀なオートフォーカス、連写追尾性能は安定感のある撮影結果を残してくれます。
比較的コンパクトながらボディ内手ブレ補正もしっかりと搭載し、静止画も動画もそつなくこなしてくれます。また、高画素でありながら連写も速い万能スペック。フルサイズミラーレス先行メーカーならではの、豊富な選択肢をもつレンズも魅力の一台です。
発売当時約35万円から現在は値段が落ち着いており、性能で見たら完全にバーゲンプライス。コスパが高い機種でおすすめです。
高画素機としては優秀な高感度画質
6100万画素の「R Ⅳ」より画素数は少ないながら、十分高画素なうえ、高感度にも比較的強いバランスのよいセンサーを搭載しています。
こんなふうに撮れます
高画素で生まれる超緻密な描写。静止画でも動画でも多くのシーンで超高精細な画像を堪能できます。
▼使用したレンズはこちら
ソニー
FE 24-70mm F2.8
実勢価格:23万5999円
ソニー「FE 24-70mm F2.8」は、AF速度とボケの柔らかさ、精細な描写をあわせもったR IIIの画質にふさわしい高性能レンズです。
ソニー「α7R Ⅲ」の検証結果は?
それでは「α7R Ⅲ」の検証結果を見てみましょう。
▼画質:19.5/20点
フルサイズまでの全機種の中でトップクラスの画質で、低感度から高感度まで非常に優秀です。
▼オートフォーカス:17.5/20点
もっと連写速度が速い機種は存在するものの、大抵のシーンで十分なAF性能で安定した結果を残せます。
▼機能:16/20点
一世代前とはいえ、ほぼ最新機種と遜色のない機能性で、静止画も動画も撮影することが可能です。
▼モニター/EVF:17/20点
上位機種らしい見やすさで実用的。どのような撮影シーンにおいてもほぼ困りません。
▼操作性:17/20点
ボタンやダイヤルの機能はカスタマイズしやすいです。αシリーズ全体で見ても操作性はよいといえます。
「α7R Ⅲ」のおすすめポイントは?
続いて「α7R Ⅲ」の特徴をもう少し見てみましょう。
ポイント1:自由にトリミング
高画素かつ高精細なので、大胆なトリミングをしても鑑賞に堪える写真を撮影できるのは便利です。
ポイント2:追尾連写10コマ/秒
高画素ながら連写速度にも妥協はなく、正確な追尾性能で動く被写体もしっかり撮影できます。
ポイント3:充実したラインナップ
フルサイズミラーレスの先駆けとして多くのレンズがラインナップされており、選択肢が幅広いです。
同価格帯のライバル機も比べてみました
同じ30万円前後の価格帯の製品もチェックしてみました。
ニコン「Z 7Ⅱ」
ニコン
Z 7Ⅱ
実勢価格:39万8200円(ボディ)
ニコン「Z 7Ⅱ」は、比較的近い性能ではあるものの、連写などはいまだ「a7R III」が有利です。ニコンレンズの活躍込みならこちらを選んでもいいでしょう。
パナソニック「LUMIX S1R」
パナソニック
LUMIX S1R
実勢価格:36万5518円(ボディ)
パナソニック「LUMIX S1R」はレンズのラインナップは少ないですが、操作性や画質で検討したい機種。高い操作性と繊密な描写が特徴です。
▼20万円以下のベストバイカメラの記事はこちら
▼25万円以下のベストバイカメラの記事はこちら
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以上、カメラの選び方「U30万円部門編」でした。まだまだ最新機種と勝負できる高性能でコスパ良しな「α7R Ⅲ」。気になったらチェックしてみてくださいね。
『家電批評』2021年9月号
晋遊舎
『家電批評』
2021年9月号
実勢価格:700円
『家電批評』2021年9月号では「趣味のカメラは今が一番おもしろい!」の特集を掲載しています。こちらもチェックしてみてください!
一世代前とはいえ、選びたくなる性能と高いコスパです。