カメラ 縮小するデジカメ市場で存在感を示すミラーレスは?

縮小するデジカメ市場で存在感を示すミラーレスは? イメージ

スマホカメラの高性能化で、どんどん縮小しているデジカメ市場。2018年にはカシオが撤退、昨年にはオリンパスが事業を譲渡するなど、暗いニュースが続いています。

そんななか、まだ好調といえるのが「ミラーレス一眼」です。なかでも、キヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R5」は、ボディだけで50万円を超えるハイエンド機ながら、発売からずっと品薄状態が続くほどの大ヒットを飛ばしています。

そこで今回は、この「EOS R5」に注目。高級機ながら注文殺到しているという理由を検証してみたいと思います。

カメラ キヤノンの最高峰 フルサイズミラーレス「EOS R5」

キヤノンの最高峰 フルサイズミラーレス「EOS R5」 イメージ

キヤノン
EOS R5[ボディ]
実勢価格:50万6000円

サイズ・質量:約W138.5×D88×H97.5mm・約738g
イメージセンサー:フルサイズ
有効画素数:約4500万画素
連続撮影速度:最高約20コマ/秒
手ブレ補正方式:5軸8段
ISO感度:100~51200、L(ISO50)、H(ISO102400)

ハイアマチュア向けという位置付けながら、プロも魅了しているのがキヤノン「EOS R5」

画質のよさは言うまでもなく、ミラーレスのメリットを生かした強力なボディ内手ブレ補正や、高性能なAF、最大20コマ/秒の高速連写、8Kでの動画撮影など、キヤノンのミラーレス史上最高の性能で、買い替える人が後を絶ちません。

手ブレ補正が強力すぎ!

手ブレ補正が強力すぎ! イメージ

対応レンズと組み合わせれば、最大8段もの強力な手ブレ補正が可能に。安心して夜景や望遠の撮影に臨めます。

高感度に強いセンサー

高感度に強いセンサー イメージ

有効約4500万画素のセンサーと最新の映像エンジン「DIGIC X」という組み合わせ。高感度にも比較的強いのが特徴です。

夜景も望遠も手持ちでいけます

高精細かつ手ブレ補正が強力なので、夜景も望遠も手ブレなし。重たい三脚なんて不要です。撮影が難しいといわれる工場夜景も、カンタンに撮影できちゃいます。

夜景も望遠も手持ちでいけます イメージ

レンズ:RF100-500mm F4.5- 7.1 L IS USM/100mm/F4.5 /1/10秒/露出補正:-0.33/ ISO6400/WB:オート

カメラ 編集部員が「EOS R5」で動物園を撮影!

この「EOS R5」を使って最新ミラーレスの実力を体感したい!ということで、動物園フリークの編集部員が、実際に動物たちを撮影しに行きました。

編集部員が「EOS R5」で動物園を撮影! イメージ

ここからは、「動物園向きかどうか」というやや個人的な視点でのレビューとなります点をご了承いただければと思います。

今回使ったレンズはこちら

今回使ったレンズはこちら イメージ

キヤノン
RF70-200mm
F2.8 L IS USM
実勢価格:34万1000円

重さは合計約1.8kgですが、サイズが手に馴染むおかげか軽快に撮影できました。

今回使ったレンズはこちら イメージ2
望遠でも小型で軽量。

カメラ キヤノンのハイエンドは動物園でも無敵でした

「EOS R5」で動物を撮影してみた感想としては、ピントの合ったところは精細でボケはまろやか。立体感があって動物が生き生きして見えます。

ほぼオートでシャッター切ってこれはチートすぎる……。高画質だからトリミングの自由度も高いです!

適当にとってもサマになってしまう圧倒的な描写力

適当にとってもサマになってしまう圧倒的な描写力 イメージ
トリミングしてもこの精細感。

アカアシドゥクラングールの毛の表現が繊細。一瞬伏し目になった表情も明るいレンズだからこそ素早く切り取れました。

適当にとってもサマになってしまう圧倒的な描写力 イメージ2
逆光でも羽の質感が見えます。

逆光でのオオワシもディティールがくっきり!

適当にとってもサマになってしまう圧倒的な描写力 イメージ3
200mm/F5/1/320秒/露出補正:0/ISO100/WB:オート

どこを撮ってもカッコよく収まるので、超楽しいです!

カメラ 進化している最新のスマホカメラと比較

最近ではスマートフォン搭載のカメラの性能が向上し、デジカメに引けをとらない傾向にあります。そこで最新スマホカメラでも撮影して比べてみました。

サムスン「Galaxy S21 5G」

サムスン「Galaxy S21 5G」 イメージ

サムスン
Galaxy S21 5G
実勢価格:11万8540円(au)
 

兄弟誌「家電批評」ベストバイのAndroidスマホ。色乗りがよく、広角が得意なので飼育場全体を撮るとかっこいい画になります。ズームは濃い色がくっきり写りますが、解像感は低くやや物足りないです。

サムスン「Galaxy S21 5G」 イメージ2
サムスン「Galaxy S21 5G」 イメージ3

アップル「iPhone 12」(SIMフリー/64GB)

アップル「iPhone 12」(SIMフリー/64GB) イメージ

アップル
iPhone 12(SIMフリー/64GB)
実勢価格:9万4380円

最新iPhoneでも比較しました。広い展示場全体が入るのはうれしいですが、動物にグッと寄るのは難しいです。高画質の専用機と比べると、全体的に色がが白っぽく、ややのっぺりします。

アップル「iPhone 12」(SIMフリー/64GB) イメージ2
アップル「iPhone 12」(SIMフリー/64GB) イメージ3

最新スマホも進化していますが、やはり専用機に軍配が上がりました。

カメラ まとめ:「カメラがいいとうまくなる」を体感!

まとめ:「カメラがいいとうまくなる」を体感! イメージ

今回この検証を担当した編集部員は、7年前に一眼レフを購入しているのですが、ずっと愛用しているのに技術的にはいま一歩向上しない感じがありました。

しかしR5を試してみると、撮りたかったイメージの写真がバシバシ撮れるんです。これが「いい機材を持つとうまくなった気になれる」と先人たちが言っていたやつか……と納得。どう撮ってもだいたい成功の画になるので、楽しくて夢中でシャッターを切っていました。

最新スマホ搭載のカメラも進化していてお手軽ですし、景色を撮るなら十分といえますが、寄りの写真はやはり難しかったです。動物を魅力的に撮るなら、やっぱりデジカメを持って行きたいと実感しました。

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以上、キヤノン「EOS R5」の紹介でした。夜景も望遠も手ブレなし。価格以上の価値あるミラーレスでした。気になる方はぜひチェックしてみてください!