初心者に最適の高コスパなシーバスロッドを探せ!

ひとくちに釣りといっても、釣りジャンルは多種多様。初心者にとっては、どんな釣りを始めればいいのか迷いどころです……。
そこで「手軽に釣りを始めたい!」という人に今回おすすめしたいのが、シーバスフィッシングなんです。
そもそもの話「シーバス」ってなに?
シーバスとはスズキ(鱸)という魚のことを指します。日本全国各地に生息し、都市近郊でも釣ることができる魚。スタイリッシュなルックス、強烈かつアクロバティックな捕食行動が釣り人に人気です。

マルスズキ、ヒラスズキなどの種類があり、それらをまとめてシーバスの愛称で呼んでいます。ちなみにシーバスは出世魚で、小さいサイズはフッコやセイゴと呼ばれます。
タックルは何が必要?
シーバスはロッド(釣り竿)とリール、ライン、そしてルアーがあれば、堤防や砂浜など、どこでも釣ることが可能。じつにコンパクトで手軽な釣りです。

タックル(釣り道具全般の意)は何から揃えてもよいですが、まずはシーバスロッドからの購入が無難です。でも「最初から高額なシーバスロッドを買うのは不安…」と、購入を躊躇する人も多いと思います。
そこで今回は「1万5000円以内で買える高性能シーバスロッド」をランキングしました!
シーバスロッドを選ぶ4つのポイントは?
初心者がシーバスロッドを選ぶなら、長さが8.6フィート前後、硬さはML(ミディアムライト)が向いています。
でも、どんなロッドでも良いというわけではありません。山口氏にシーバスロッド選びの重要ポイントを4つ挙げていただきました。
シーバスロッド選びのポイント1:感度

シーバスロッドの感度とは、魚がヒットしたり、ルアーが障害物に当たったりしたときにロッドに伝わる衝撃の度合いです。
感度が悪いシーバスロッドでは魚がかかったことが分からず、うまく合わせる(魚の口へ針をしっかりと掛ける動作)ことができません。またルアーの根がかり(障害物に引っかかる)頻度も増えてしまいます。初心者でもシーバスロッドは感度のよいものを選びましょう。
シーバスロッド選びのポイント2:重さ

同じ長さのシーバスロッドでも、素材によって重さが変わってきます。軽いシーバスロッドは扱いやすく、長く釣りをしていても疲れません。また単純な重量比較ではなく、グリップ部が重くないかなど、全体のバランスも考慮しましょう。
シーバスロッド選びのポイント3:耐久性

安い粗悪なシーバスロッドの場合、何度か使うと糸を通すガイドがラインで削れたり、リールをはめ込む部分がガタガタになったりします。またガイドが安っぽいと、ラインがこすれてうまく飛距離を出すことができません。良いロッドは細かいパーツにもこだわって作られています。
シーバスロッド選びのポイント4:コスパ

今回は初心者向け、1万5000円以下ということで、コスパも考慮に入れて採点しました。値段、SPEC、実釣結果なども踏まえ、どのぐらいお得なのかを総合的に判断しました。
※リンク先は後継モデルの販売ページを含む場合があります。
シーバスロッドのおすすめランキング
雑誌「MONOQLO」が初心者向けシーバスロッドの比較検証を実際に行ったところ、1位はグローブライド「ダイワ ルアーニスト 90ML」でした。2位はグローブライド「ダイワ シーバスロッド スピニング リバティクラブ シーバス 86ML」でした。
| 商品 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
グローブライドダイワ ルアーニスト 90ML
![]() |
|
2.74m |
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グローブライドダイワ シーバスロッド スピニング リバティクラブ シーバス 86ML
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|
2.59m |
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シマノ19 ソルティーアドバンス シーバス S96ML
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|
290cm |
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シマノスピニングロッド ルアーマチック S86ML 8.6フィート
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|
259cm |
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シマノソルトウォーターロッド シーバス ムーンショット 2021年モデル S96ML
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|
290cm |
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メジャークラフトシーバスロッド スピニング ファーストキャスト シーバス FCS-962ML
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|
292.6cm |
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メジャークラフト2代目ソルパラ X シーバス SPX 902ML
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|
274.3cm |
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アブガルシアスピニング ロッド クロスフィールド XRFS-962M
![]() |
|
290cm |
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シマノモバイルロッド 20 ルアーマチック S90ML-4
![]() |
|
274cm |
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メジャークラフトスピニングロッド 3代目 クロステージ シーバス CRX-862ST 8.6フィート
![]() |
|
8.6ft(約262cm) |
|||||
ゴチュールXceed コンパクト エギングロッド スピニングロッド(1.98m/2.1m/2.4m/2.7m/3.0m)
![]() |
|
198cm |
|||||
シマノ振出 ロッド フリーゲームS86-ML
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|
259cm |
|||||
グローブライドダイワ CROSSBEAT SW 907TM
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|
198cm |
|||||
ベイシックジャパン入門者オススメ シーバスロッド ビッグシルバーファイター 9.0f
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|
270cm(約) |
【1位】グローブライド「ダイワ ルアーニスト 90ML」
- グローブライドダイワ ルアーニスト 90ML
- 最安価格: ¥7,700〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 2.74m
- 仕舞
- 142cm
- 継数
- 2本
- 標準自重
- 160g
- 対応ルアー
- 5~25g
- 対応ライン
- 0.6~1.2号(PE)、6~12lb(ナイロン)
- 型番
- 01480792
初心者にオススメ

扱いやすいので、ルアーの操作に慣れない初心者にオススメです。

ガイドは富士のステンレスフレームOリングを使用。糸の出も良く、気持ちよくキャストできます。

ホールド性の良いオリジナルリールシートを採用しています。今回はシーバス用として90MLを検証しましたが、シーバス用としては他に港湾部の86ML、河口部の90M、96MLが用意されています。
【2位】グローブライド「ダイワ シーバスロッド スピニング リバティクラブ シーバス 86ML」
- グローブライドダイワ シーバスロッド スピニング リバティクラブ シーバス 86ML
- 検証時価格: ¥9,002〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 2.59m
- 仕舞
- 134cm
- 継数
- 2本
- 標準自重
- 155g
- 対応ルアー
- 7~35g
- 対応ライン
- 8~16lb
自重が155gと非常に軽い

ロッドのエンド部が上の写真のようにセパレートグリップになっていて、自重が155gと非常に軽いシーバスロッドです。

山口氏に実釣していただいたところ、感度も合格点で、操作性も抜群。ルアーをうまく泳がせることができると高評価でした。

ティップ(ロッドの穂先)はレギュラーテーパー。先端がやわらかく、しなやか。しかもバット(ロッドの根本)にパワーがあるモデルです。レビューでは60cmのシーバスや80cmの鯉を釣り上げたといったものがありました。
汎用性にも優れており、エギング、サビキやキスの投げ釣りなどオールラウンドで使うことができるモデルです。今回は86MLで検証しましたが、他に80Lから96Mまで合計7種類のラインナップになっています。
全体の作りもきれいで、ガイドなど細かい部分もしっかりと作られているロッドです。感度もこのクラスとしてはかなり良いと思います。コスパに優れており、操作性も抜群なので最初の1本におすすめです。
【3位】シマノ「19 ソルティーアドバンス シーバス S96ML」
- シマノ19 ソルティーアドバンス シーバス S96ML
- 最安価格: ¥7,535〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 290cm
- 仕舞
- 148.6cm
- 継数
- 2本
- 標準自重
- 140g
- 対応ルアー
- 6~32g
- 適合ライン
- PE0.6~1.5号
- 型番
- S96ML
初心者で遠投したい人におすすめ

長めのロッドなので、とくに初心者で遠投したい人におすすめです。

こちらもセパレートグリップになっていて、自重は1位商品より軽量。感度や操作性はほぼ1位商品と同じでしたが、価格の差、コスパで2位となりました。

ティップはレギュラーで、汎用性も高い商品です。さまざまな釣りに使うことができるので、初心者におすすめのアイテムだと言えます。ラインアップはS90M、S96M、S106Mがあります。
初心者でも遠投したいという人がいるので、あえて9.6フィートという長めのロッドを選んでみました。長さがある分バッドパワーにも優れています。感度に関してはほぼ1位商品と同じでした。
【4位】シマノ「スピニングロッド ルアーマチック S86ML 8.6フィート」
- シマノスピニングロッド ルアーマチック S86ML 8.6フィート
- 最安価格: ¥6,206〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 259cm
- 仕舞
- 133.3cm
- 継数
- 2本
- 標準自重
- 145g
- 対応ルアー
- 6〜8g
- 適合ライン
- PE0.6-1.5号
- 型番
- 355591
価格では1~4位の中で最も安価

価格では1~4位の中で最も安価です。今回検証に参加したライター・田代氏は同アイテムのS90MLを使用しているとのこと。

感度は1、2位商品とほぼ同じでした。ただ山口氏によれば、セパレートグリップタイプではないので、ややグリップ周りが重たい作りになっていたとのこと。そのため重さで1点減点となりました。

レギュラーテーパーで、1、2位商品と同じく汎用性が高いロッドです。レビューではエギングやちょい投げやサビキなどに使用しているというものも多数見られました。
中には60cmのシーバスも余裕であげたという声も。大物とのやりとりも難なくできるアイテムだと言えます。シーバス用は他にS80L、S90MLがあります。
入門用としては価格も安く、手軽に購入できるのでおすすめです。グリップ周りがもう少し軽めになると評価がアップすると思います。汎用性にも優れさまざまな釣りに使うことができます。
【5位】シマノ「ソルトウォーターロッド シーバス ムーンショット 2021年モデルS96ML」
- シマノソルトウォーターロッド シーバス ムーンショット 2021年モデル S96ML
- 最安価格: ¥12,528〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 290cm
- 仕舞
- 148.7cm
- 継数
- 2本
- 標準自重
- 151g
- 適合ルアー
- プラグ6~32g、ジグMAX38g
- 適合ライン
- PE0.6-1.5号
- 型番
- 39986
港湾や河川などフィールドで使える

シーバスゲームで多用する7~12cmのミノーやシンキングペンシル、30gクラスまでのバイブレーションやブレードベイト、ライトなメタルジグなどさまざまなルアーに対応。港湾や河川などフィールドで使えます。

レビューでは「軽量で感度が良い」「エントリーモデルとして文句なし」と軒並み高評価でした。ただ他と比べて若干価格が高めなので、今回は順位を落としました。
ブランクスやガイドなど、全体的に作りが非常に良い軽量ロッドですね。若干長めの10フィートのS100MLも試しましたが、こちらも軽量で扱いやすかったです。
【5位】メジャークラフト「シーバスロッド スピニング ファーストキャスト シーバス FCS-962ML」
- メジャークラフトシーバスロッド スピニング ファーストキャスト シーバス FCS-962ML
- 検証時価格: ¥6,732〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 292.6cm
- 継数
- 2本
- 自重
- メーカー非表示
- 適合ルアー
- 10〜30g
- 適合ライン
- PE0.8-2号
メジャークラフトは初心者向けの手頃なロッドを作るのが得意なメーカーです。このロッドはサーフでルアーを遠投してみたいという人におすすめです。比較的軽めのグリップまわりなのも好感が持てます。
【7位】メジャークラフト「2代目ソルパラ X シーバス SPX 902ML」
- メジャークラフト2代目ソルパラ X シーバス SPX 902ML
- 最安価格: ¥10,102〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 274.3cm
- 継数
- 2本
- 自重
- メーカー非表示
- 適合ルアー
- 10-30g
- 適合ライン
- PE0.6-1.5号
- 型番
- 39986
同じくメジャークラフトのシーバスロッド。5位に比べるとやや柔らかく、長さも短いので初心者でも扱いやすいと言えます。ただし長い分5位のほうが遠投に向いています。
【8位】アブガルシア「スピニング ロッド クロスフィールド XRFS-962M」
- アブガルシアスピニング ロッド クロスフィールド XRFS-962M
- 最安価格: ¥7,960〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 290cm
- 仕舞
- 148cm
- 継数
- 2本
- 自重
- 154g
- 適合ルアー
- 7-35g
- 適合ライン
- PE0.8~1.5号
- 型番
- 1373905
細かい部分が丁寧に作られている

軽くて強いブランクス(ガイドやグリップ、装飾を含まないロッド全体を指す)を持ち、アタリを取りやすい表面仕上げやライントラブルを抑止するガイドなど細かい部分が丁寧に作られています。
レビューでは「クオリティが高い」「全体のバランスが良い」とおおむね高評価でした。ルアーの適合範囲が広く汎用性が高いロッドです。
なお同、商品には764Lから902MLまで全6種のタイプがあります。
やや古めのモデルということでランクを下げさせてもらいましたが、商品としては非常に素晴らしい性能を備えています。硬さはM(ミディアム)でやや硬めなので、初心者というよりは中級者向けだと言えます。
【9位】シマノ「モバイルロッド 20 ルアーマチック S90ML-4」
- シマノモバイルロッド 20 ルアーマチック S90ML-4
- 最安価格: ¥11,031〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 274cm
- 仕舞
- 73.7cm
- 継数
- 4本
- 自重
- 152g
- 適合ルアー
- 6〜32g
- 適合ライン
- PE 0.6~1.5号、ナイロン4~10lb
- 対象魚
- シーバス、青物、カサゴなど根魚
電車や自転車での釣行にオススメ

携帯性に優れ、電車や自転車での釣行にオススメです。

継数が多いですが、ティップの曲がりもスムーズで、2本継ぎに負けず劣らずの性能になっています。
4本継ぎのロッドです。2本継ぎに比べてセッティングや片付けが面倒というデメリットがありますが、仕舞寸法も短く持ち運びに便利。この商品はシーバス用のコンパクトロッドとしてはかなり作りが良く、感度、扱いやすさも合格点。ロッドにコンパクトさを求める人にオススメです。
【10位】メジャークラフト「スピニングロッド 3代目 クロステージ シーバス CRX-862ST 8.6フィート」
- メジャークラフトスピニングロッド 3代目 クロステージ シーバス CRX-862ST 8.6フィート
- 最安価格: ¥12,980〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 8.6ft(約262cm)
- 適合ルアー
- 3-15g
- 適合ライン
- PE0.4-1号
- 型番
- CRX-902M
ショートバイト対策として使われることが多い

高感度で繊細なソリッドティップのロッドです。バチ抜け時(注1)のショートバイト対策として使われることが多いモデルです。
*注1
「バチ」とは砂の中に生息するイソメやゴカイ類を指し、「バチ抜け」はそれらが産卵のため砂の中から出てきて浮遊してい流れている状態のこと。シーバスはバチを捕食するのでバチ抜け時はイソメやゴカイに似せたソフトルアーを使うと釣果が上がるとされている。

テッィプの曲がりが独特なので、初心者の入門用というより、ベテラン向けのロッドとも言えます。
バチ抜けに特化したモデルのせいか若干ティップが柔らかめ。そのため初心者にはやや扱い辛いかもしれません。作りは標準的ですが、重量が若干重いので順位を落としました。
【11位】ゴチュール「Xceed コンパクト エギングロッド スピニングロッド(1.98m/2.1m/2.4m/2.7m/3.0m)」
- ゴチュールXceed コンパクト エギングロッド スピニングロッド(1.98m/2.1m/2.4m/2.7m/3.0m)
- 最安価格: ¥7,890〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 198cm
- 仕舞
- 56cm
- 継数
- 4本
- 自重
- 137g
- 対象魚
- バス、アオリイカ、シーバス、根魚他
持ち運びにも便利

立派な専用ケースに収納されており、持ち運びにも便利。

短いということもありますが、自重も1.98mは137g、2.4mは148gと非常に軽いのが特徴です。
硬さはM(ミディアム)/MH(ミディアムヘビー)ですが、それほど硬くなく初心者向けだと言えます。感度も思ったよりも良いですね。
【12位】シマノ「振出 ロッド フリーゲームS86-ML」
- シマノ振出 ロッド フリーゲームS86-ML
- 検証時価格: ¥8,776〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 259cm
- 仕舞
- 74.1cm
- 継数
- 4本(振出)
- 自重
- 140g
- 適合キャストウェイト
- 5~35g
- 適合ライン
- PE0.4~1.2号、ナイロン 4~12lb
不自然な曲がりを克服している

振出竿にありがちな不自然な曲がりを克服しているのがセールスポイント。

シマノ振出竿の技術を応用することで、2ピースロッドと遜色ないスムーズで美しい曲がりを実現しています。
いわゆる振出竿ですが、シーバスでも使うことができます。さすがに感度や扱いやすさでは2ピースロッドにかないませんが、コンパクトで旅行などに持って行くには最適です。
【13位】グローブライド「ダイワ CROSSBEAT SW 907TM」
- グローブライドダイワ CROSSBEAT SW 907TM
- 最安価格: ¥11,550〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 198cm
- 継数
- 7本
- 自重
- 173g
- 対応ルアー重量
- 7~35g
- 対応ライン
- 8~16lb、PE0.6~1.5号
- 型番
- 05802020
小継ぎ振り出しで携帯性に優れている

バッグの中にすっぽりと収まる、小継ぎ振り出しで携帯性に優れています。クセのないブランクや、ダイワオリジナルのオーバルリールシート、SiCトップガイドなど、しっかりした作りになっています。
こちらも振出竿です。12位に比べて若干重くて継数が多いので、セッティングがやや面倒でトラブルも多いと思います。ただし全体の作りはしっかりしていますね。
【14位】ベイシックジャパン「入門者オススメ シーバスロッド ビッグシルバーファイター 9.0f」
- ベイシックジャパン入門者オススメ シーバスロッド ビッグシルバーファイター 9.0f
- 最安価格: ¥3,580〜
- 感度
- 重さ
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 270cm(約)
- 仕舞
- 140cm(約)
- 継数
- 2本
- 自重
- 283g(約)
- 適合ルアー
- 14~40g
- 型番
- basic-042147
値段が非常に安いのでランキングに入れてみました。試しにルアーをやってみたいという人には良いのではないでしょうか。サビキや投げ釣りにも使えるので、ファミリーフィッシングにも向いています。
シーバスロッドの“基本のき”
シーバスロッドを買おうと通販サイトを見ると、長さが商品によってまちまち、おまけにMLやらHLやらと見慣れない文字が並び、頭が混乱してしまいますよね。
ここでは、シーバスロッドの基本について説明します。
【基本1:硬さ】投げられるルアーの重さが変わる

シーバスロッドには、下記のように7種類の硬さがあります。基本的に硬ければ硬いほど、より重いルアーを投げられるようになっています。
これを読めば、MLやHLの謎が解けるはずですよ。

シーバスロッドの硬さには、7段階があることをこれでおわかりいただけたかと思います。しかし、「初心者はこの中から何を買えばよいのか?」という疑問が残りますよね
初心者はML(ミディアムライト)
そこで山口氏に聞いてみると、「ML(ミディアムライト)を選ぶのがおすすめです」とのことです。
MLは柔らかすぎず、硬すぎずで扱いやすいのが特徴です。またMLなら若干柔らかめでエギング(イカを釣る釣法の一種)やサビキ釣り(アジ、サバ、イワシなどをターゲットにした釣法。ファミリーの釣りにおすすめ)など、さまざまな釣りができるのでおすすめです。ただし重いルアーは飛ばせません。
【基本2:長さ】釣り場によって適した長さが変わる

シーバスロッドには7.6や9.6フィートなど、さまざまな長さがあります。長さは「フィート(ft)」で表し、1フィート=12インチ=30.48cm 。つまり9フィートなら約2m74cmの長さになります。
山口氏は「シーバスロッドの長さは、どこで釣るかによって選択肢が変わってくる」と指摘します。
具体的にどこで釣る場合、どんな長さを選べば良いのでしょうか? 以下をご覧ください。
▼サーフ(砂浜)や磯場(岩礁)で釣る場合は?

長めのシーバスロッドが向いています。これはルアーを遠投したり、手前の岩など障害物を避けたりするためです。9~10フィート以上のシーバスロッドを選びましょう。
▼港湾・堤防で釣る場合は?

長くもなく短くもない中間的な長さのシーバスロッドを選びましょう。これは、人が大勢いる所では、他人にぶつかる危険も考えられるからです。長さとしては、7~8.6フィートが中間的な長さのシーバスロッドとなります。
▼船やボートから釣る場合は?

短いシーバスロッドが向いています。船上ではスペースも限られているため、操作性に優れた短いシーバスロッドが有利です。また船でポイントまで近づくことができるので、遠投する必要がないことも理由のひとつです。
シーンごとの最適な長さをご紹介しましたが、初心者はどの長さのシーバスロッドを買えばよいのでしょうか? 山口氏によれば、8.6フィート前後がおすすめだといいます。
8.6フィート前後なら扱いやすく、初心者でもルアーの飛距離を稼ぐことができます。また汎用性も高くさまざまな釣りに使うことができます。遠くにルアーを飛ばしたい人は、9.6フィートなどやや長めのロッドを選ぶとよいでしょう
【基本3:テーパー】キャストの正確性や魚とのやりとりに影響

テーパーとは曲がり方のこと。下図のように、主にファーストテーパー、レギュラーテーパー、スローテーパーの3種類があります。

▼ファーストテーパー
いわゆる先調子。7:3で先端のほうが曲がる設計になっています。正確なキャスト(ルアーを投げること)など操作性に優れています。ただし、魚とのやりとりが難しいロッドです。
▼レギュラーテーパー
6:4で曲がる設計になっています。汎用性が高くてさまざまな釣りに使えます。
▼スローテーパー
いわゆる胴調子。5:5でロッドの真ん中ぐらいから曲がります。キャストの正確性には欠けますが、魚の強い引きをロッドの曲がりがうまく吸収するため、魚とのやり取りがラクです。
この中で「初心者におすすめなのはレギュラーテーパー」と山口氏は指摘します。
初心者ならレギュラーテーパーを選ぶのが無難。汎用性の高さという意味でもおすすめです。まずはレギュラーテーパーで慣れてから、他のテーパーを揃えるとよいでしょう。
さまざまな魚釣りへの汎用性がシーバスロッドの特徴
シーバスロッドの特徴としては汎用性の高さが挙げられます。

たとえば、シーバスロッドを使って砂浜からヒラメを狙ったり、それ以外に以下のような魚を釣ることができます。
▼シーバスロッドでシーバス以外に釣れる魚は?
・エギング:アオリイカ
・サビキ釣り:アジ、イワシ
・ちょい投げ釣り:キス、ハゼ
・根魚釣り:カサゴ、アイナメ、メバル
つまり本格的なルアー釣り以外に、手軽な堤防釣りなどファミリーでも楽しめる釣りに汎用的に使えるのが、シーバスロッドの大きな魅力のひとつなのです。
通販サイトで買う場合に気をつけたいポイントは?

Amazonや楽天などの通販サイトでシーバスロッドを購入する場合、実際に手に取ることができないので、安かろうと粗悪品に手を出してしまうことがあります。
そこで山口氏は、以下のポイントに気をつけるようにアドバイスします。
注意1:あまり馴染みのないメーカーには注意
ロッドは一般的なメーカーのほうが間違いなく、失敗もありません。海外のあまり聞いたことのないメーカーやノーブランドの商品はパーツが安っぽかったり、耐久性に欠けていたりする場合があるので十分に気を付けましょう。
注意2:レビューを必ず参考に
レビューには“60cmのシーバスが余裕であげられた”とか“エギングやサビキにも使える”など、ロッドのさまざまな情報が寄せられています。実際ユーザーが使った貴重な意見なので必ず参考にしましょう。
注意3:重さはスペックでチェック
ロッドの重さは基本的にメーカーのスペック表で確認することができます。一部記載がない場合もありますが、欲しい商品がいくつかある場合には必ず重さを比較しておきましょう。
なお、今回、初心者用には長さが8.6フィート前後、硬さはML(ミディアムライト)がおすすめと解説してきましたが、時期によって、そのタイプが品切れなどで入手困難な場合があります。
以上、初心者にも使いやすいシーバスロッドおすすめランキングでした。
手頃な価格で手に入るものが多いので、シーバスフィッシングを始めて見たいという方は、ぜひ参考にしてみてください。



















標準的で誰でも使いやすいロッドです。値段も手頃で感度や操作性も文句なし。初心者の入門用としておすすめのモデルです。