【緊急告知】『家電批評』最新号のオススメ家電をYouTubeライブでアツく解説!
本題に入る前に一旦告知です。
2024年9月3日(火)19時から、『家電批評』がYouTubeライブを配信!
ライブでは『家電批評』最新10月号(9/3発売)の中から、編集長&デスクが選りすぐりのイチオシ家電の魅力を解説します。
公式ライブ会場は以下のリンクです!ブックマークして当日ぜひご来場ください!
以上、告知でした。
グーグル「Pixel 8a」の実力は?
ミドルクラスのスマホとして定番のグーグルPixel「a」シリーズ。廉価な「a」の最新版がグーグル「Pixel 8a」です。前モデル「Pixel 7a」はAndroidスマホで「家電批評」の年間ベストバイに輝いたこともあり、「8a」にも期待が膨らみます。
では、実際どこまで進化しているのか、グーグル「Pixel 8a」の実力を「家電批評」編集部が検証テストしたいと思います!
順当に進化した価格も機能も信頼の一台
グーグル「Pixel 8a」
- グーグルPixel 8a
- 実勢価格: ¥53,800〜
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アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥53,800〜
- ベンチマーク
- バッテリー
- ストレージ
- メモリ
- 使い勝手
- 付加機能
- カメラ性能
- エンタメ性能
- 価格
安定の完成度で長く使えるド定番モデル
SoCは上位モデル「8」と同じ「Google Tensor G3」を搭載。バッテリーは13時間以上もち基礎体力がとても優秀です。
また、動画品質・画質・音質についてはミドルクラスならではの「そこそこ」の評価に。スマホで映画やゲームを楽しみたい人や夜間撮影をしたい人には物足りなさを感じるかもしれません。
エンタメ性能において「新鮮な驚き」を得ることは難しいかもしれませんが、AI機能を使いこなせば新鮮な使い方も楽しめます! OSは7回まで保証されるので一台のスマホを長く使いたい人には高コスパで嬉しい製品です。
- おすすめポイント
-
- 基本性能は価格相当以上
- カメラはほぼ問題なし
- 各サービスが数ヶ月無料
- がっかりポイント
-
- デバイス用AIは機能が限定的
- 暗所撮影に弱い
- 幅
- 70.8mm
- 奥行
- 8.9mm
- 高さ
- 150.5mm
- 重量
- 187g
- ディスプレイ
- 6.2インチ
基礎体力・AI機能・カメラ機能などあらゆる性能を検証!
検証1:基礎体力編
ベンチマークテスト
SoCは上位モデルの「8」と同じ「Google Tensor G3」を搭載しており、70万を超える高いスコアになりました。
本誌の実測ではミドルクラスでトップ2の100万点越えには届かないものの4位の好成績。3Dアクションゲームなどの高負荷をかけなければ問題なしです。
バッテリー容量
本誌実測でミドルクラスNo.1の「OPPO Reno 10 Pro 5G」の約16時間には及びませんが、13時間以上持ちミドルクラスではトップ5に入る好成績となりました。
検証2:映像編
動画品質
映像品質・スピーカー音質はミドルクラスならではの「そこそこ」レベル。オーソドックスな色表現で、当たり前のものを当たり前に表現しており良好ですが激しい映像では破綻が見られたので評価は「合格」に。
検証3:AI機能編
AI機能01:AIで手軽に写真を編集
グーグル「Pixel 8a」最大のトピックといえば、写真編集や検索機能などのAI機能及び生成AI「Gemini」への対応です。今回交差点で写真を撮影し映り込んだ車を加工したり消したりしてみました。
車を画面から消滅! 痕跡はほぼありません。
今度は車をミニチュアサイズに。写真編集はお馴染みの消しゴム機能に加えて、「8a」ではオブジェクトのサイズ変更&位置変更も可能です。
AI機能02:生成AI「Gemini」を使ってみた
生成AI「Gemini」は思った以上に「できること」が多い印象。今回はAIに下記のような質問を2つしてみました。
Q.1 人物写真をカッコよくしたい
A 人物の写真にはまだ対応しておりません
こちらはすげなくお断りされてしまいガッカリだが、メール添削はしっかりと対応してくれました。
Q.2 メールを添削してください
添削前の箇条書きメール
添削後のメール
日本語として不自然な場所も少なく自然な文章にしてくれました。実務でも使えそうですが受動と能動が逆転することもあるので、送信前のチェックは必須です。
検証4:カメラ性能
日中撮影
日中での撮影は色味もほぼ正確で、バランスよく全体を撮影できました。望遠での撮影も良好でダイナミックレンジも広めのため、大きな欠点は見当たりません。ただ、強い光が滲むとフリンジが出てしまうようです。
細部の表現をしっかり出していて、解像度も比較的残っていました。ただし、よくよく見ると若干潰れている部分もあります。
暗所撮影
暗所の撮影は日中での撮影に比べ、暗所は少し辛い評価に。解像度が日中と比べて物足りず、色味も正確性に欠ける影響で被写体の立体感が薄まってしまいました。動画撮影でも暗所ではノイズが乗り解像度が低めでした。
日中に使う分には不満を感じにくいですが、暗所撮影が想像以上に弱かったです…。
ポートレート
ポートレート撮影は細部に若干の甘さはあるものの、髪との輪郭を正確に検出しておりボケ感もあります。自然な描写はミドルクラス帯のスマホとしてはトップクラスの完成度です。
【まとめ】基本性能は価格以上、今後のAIの進化に期待!
全体評価としてミドルクラスとしては上々の結果となった、グーグル「Pixel 8a」。購入特典として「YouTube Premium 3カ月無料」「2TBのクラウドを半年無料で使える」などのコスパは良好。
スマホや映画やゲームを楽しみたい人や夜でもカメラを使いたい人には不満が残りそうではありますが、そういったこだわりがなければほぼ問題なし。OSアップデートも7回まで保証されるなど「1台のスマホを長く使いたい」人にも嬉しい製品。
生成AI「Gemini」そのものはグーグル「Pixel 8a」以外の端末でも対応していますが、オフライン版の「Gemini Nano」が動くのはごく一部の端末のみ。10万円を切る端末に限れば、グーグル「Pixel 8a」のみで破格です!
ボディは丸みを帯びていて持ちやすさも上々。物理ボタンの押し心地のよさも魅力です。