ポータブル電源・ソーラーパネルのセットとは?
アウトドアや防災対策として人気のポータブル電源。ポータブル電源本体にも充電が必要ですが、地震や水害などの災害が発生して停電した時には電源確保が難しくなります。
そこでセットで揃えておくと便利なのがソーラーパネルです。ソーラーパネルなら屋外で充電でき、スマホなど必要な機器を充電することができます。
最近は、ソーラーパネルとセットで販売されているものをよく見かけます。セットで使用するメリットはあるのでしょうか。
ポータブル電源とソーラーパネル、セットで使う必要はある?
ポータブル電源とソーラーパネルは同一メーカーで使うほうが確実です。電流・電圧の対応とコネクタ形状が一致していれば、他社の太陽光パネルとポータブル電源を組み合わせて使うことは可能ですが、どのメーカーも自社製品同士で最適に発電できるよう調整しているため、同一メーカーで揃えて使うことを推奨しています。
同一メーカーでも必ず確認を
なお、セット販売の組み合わせなら問題ありませんが、個別に購入する場合は同一メーカーでも注意が必要。太陽光パネルの電流・電圧やコネクタ規格が本体で使えるか、必ず確認が必要です。
ポータブル電源がMPPT方式に対応していないと効率が低下します。MPPT方式とは、太陽電池が発電する際、気候に応じて電流と電圧を自動調整して電力を最大化する方式のこと。古めのポータブル電源だと、この方式に対応していないことがあり、充電効率が落ちてしまいます。
そこで今回は、人気のソーラーパネル&ポータブル電源を同一メーカーでセットにして検証を実施。アウトドアや防災におすすめの最強セットを探しました。
ポータブル電源・ソーラーパネルセットの選び方は?
ここでは、ソーラーパネルとセットで使うためのポータブル電源、ソーラーパネルの選び方をまとめました。
ポータブル電源の選び方1:ソーラー充電機能があるもの
ソーラー充電機能があれば自宅のベランダなどで充電し、電源がない場所でも太陽光発電が可能です。災害での停電時に非常用電源として活躍してくれます。
ただし、電源からの充電に比べて充電効率は低いので注意してください。
ポータブル電源の選び方2:容量
「とにかく容量の大きなものを買っておこう」というのは大間違い。大容量ポータブル電源は容量が大きくなるにつれて、価格もサイズもアップします。
必要以上に大容量なものを買うと、財布も寂しくなり置く場所にも困ってしまうので、用途に合ったものを選ぶことが大切です。
【容量:1000Wh〜】連泊のキャンプや災害時でも心強い容量
1000Whを超える容量があれば、無駄使いをしない限りは家族で2、3日は電気に困りません。
【容量:500W〜1000W】1泊のキャンプに適した売れ筋の容量
手頃な価格と、持ち運びやすいサイズ、そして、1泊のキャンプに適した容量ということで、製品自体も豊富です。
【容量:250W〜500W】日帰りBBQなら十分
泊まりがけのキャンプで使用するには不安ですが、複数でのちょっとしたお出かけにはぴったりです。
ポータブル電源の選び方3:出力
大容量ポータブル電源を選ぶ際は、使用したい電化製品に必要な出力があるのか確認することが大切。また、出力される電気の波がキレイな曲線(正弦波)を描いていることも重要です
▼電化製品の使用に必要な出力の目安
1000W〜 | ホットプレート/電気ケトル/ドライヤー |
500W〜1000W | コーヒーメーカー/電気ストーブ/電子レンジ |
250W〜500W | プロジェクター/ミキサー/電動ドリル/電動のこぎり |
50W〜250W | 液晶テレビ(40V型)/ノートパソコン/小型冷温庫 |
〜50W | スマホ/電気スタンド/扇風機/スピーカー |
※電子レンジや電動工具など、起動電力(電化製品を起動させるための電力)が定格出力の1.1〜8倍必要な製品もあります。
また、電化製品とポータブル電源をつなぐ出力ポートにはいくつかのタイプがあります。
家庭用コンセントと同じAC出力ポートがあれば、扇風機や電気毛布など自宅で使用している電化製品とつなげられます。
車載専用の電化製品を使用したいなら、シガーソケットと同じ出力ポートのDC出力ポートが必要です。
スマートフォンやタブレットなどの端末の充電が中心ならUSB出力ポートがおすすめ。ワイヤレス充電に対応している製品も登場しているのでチェックしてみてください。
ポータブル電源の選び方4:さまざまな機能
ボータブル電源は、製品によってさまざまな機能が備わっています。
災害時やアウトドアで車中泊をするなら、シガーソケットから充電できるカーチャージ機能があると便利。移動中にも充電可能なので効率よく充電ができます。
ポータブル電源を充電しながら給電もしたい人はパススルー充電機能が搭載されているモデルを選ぶとよいでしょう。ポータブル電源の充電中でもスマホを同時充電することができます。
ほかにも、急な雨にも安心な防水機能や懐中電灯の代わりになるLEDライト付きのものなどがあります。
ソーラーパネルの選び方1:サイズ
大型タイプ
大型タイプは多くの太陽光エネルギーを集められるため、発電量が多いのが特徴。80〜120W程度の発電量でスマホの充電はもちろん、電子レンジのような電化製品も十分に使用可能です。
折りたたみ式のものが多く省スペースに収納できるので、持ち運んだり災害に備えておきやすいです。
小型タイプ
小型タイプは持ち運びのしやすさが魅力。モバイルバッテリーとも呼ばれ多くはスマホの充電に使われています。
発電量は20〜60W程度と大型タイプに比べて劣りますが、携帯性を重視したい人におすすめです。
ソーラーパネルの選び方2:充電効率がいいもの
進化を続けるソーラーパネルは、最新モデルの方が変換効率や充電効率が高い傾向があります。早く充電したいなら、型落ち製品より新しい製品がおすすめです。
変換効率は20%以上を目安に選ぶとよいでしょう。充電効率はアンペア(A)で表記され、数値が大きいものほど充電時間が短いです。
実際に使用した場合どうなのか、口コミやレビューなども参考にして選んでみてください。
人気メーカーのポータブル電源・ソーラーパネルセットを比較
今回は、容量・出力・価格のバランスがいい700Whクラスのポータブル電源と、手が出やすい価格帯の100Wクラスのソーラーパネルを同一メーカーでセットにして検証を行いました。
完全放電させたポータブル電源を、晴れた日に同メーカーのソーラーパネルで120分間充電。その後、100W電球4個で放電させ、充電量を計測しました。
併せて、使い勝手や本体の充電速度、持ち運びやすさも評価しています。
検証項目
- ソーラーパネルの充電性能
- ソーラーパネルの使い勝手
- 電源本体の充電速度
- 電源本体の使い勝手
- 両製品の持ち運びしやすさ
それでは、検証結果を評価の高かった順にポータブル電源&ソーラーパネルセットのおすすめ商品を発表します。
※本記事内の各測定値は雑誌『MONOQLO』編集部での実測値です。日照条件やバッテリーの状態などにより、増減する可能性があります。検証は「ソーラーパネルの充電性能」を重視して採点しています。
ポータブル電源・ソーラーパネルセットのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、ポータブル電源・ソーラーパネルのおすすめランキングです。セットでの評価ですが、ランキング一覧にはポータブル電源のみ表示しています。
それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | おすすめポイント | 出力ポート | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
BLUETTIEB70S
|
ソーラーパネルでの充電性能が高い/高出力でポート数も十分/安定性が高く設置が簡単 |
32cm |
21.6cm |
22cm |
9.7kg |
AC出力×4(最大800W)、DC出力:シガーソケット×1、 DC5521出力×2(最大120W)、USB-C×2(最大100W)、USB-A×2(最大15W)、ワイヤレス充電(最大15W)、MC4入力(最大200W) |
716Wh |
||||||
PowerArQS7
|
ソーラーパネルでの充電容量はトップ/ポータブル電源上面がワイヤレス充電対応/AC出力が5口もある |
31.4cm |
21.2cm |
23.0cm |
9.5kg |
716Wh |
|||||||
アンカーAnker Power House II 700
|
AC出力は少ないけど簡易UPSとして使える/ソーラーパネルの性能バランスが良い/ソーラーパネルはコンパクトで設置が簡単 |
30.0cm(約) |
18.5cm(約) |
20.4cm(約) |
8.2kg(約) |
AC出力×2(最大500W)、DC出力:シガーソケット×1、DC7909出力×2(最大120W)、USB-C×2(各60W・最大120W)、USB-A×4(各12W・最大30W) |
701Wh |
||||||
EcoFlowRIVER 2 PRO
|
ポータブル電源の本体充電が高速/出力ポート数が十分でWi-Fi・Bluetoothも搭載/専用アプリで設定変更やが確認ができる |
26.9cm |
22.6cm |
25.9cm |
7.8kg(約) |
768Wh |
|||||||
Jackeryポータブル電源 708
|
5製品中最軽量で持ち運びがラク/QC3.0対応で急速充電が可能/ソーラーパネルの設置がしやすい |
29.97cm |
19.15cm |
19.05cm |
6.8kg |
AC出力×2(最大500W※60Hzのみ)、DC出力:シガーソケット×1(最大120W)、USB-C×1(最大60W)、USB-A×2(最大12W※Quick Charge 3.0出力は最大18W) |
708Wh |
【1位】BLUETTI「EB70S」&「PV120 ソーラーパネル」
- ソーラーパネル充電性能
- ソーラーパネル使い勝手
- ポータブル電源充電速度
- ポータブル電源使い勝手
- 持ち運びしやすさ
充電性能も高く電源のポートも充実
ポータブル電源・ソーラーパネルセットのおすすめランキング1位でベストバイに選ばれたのは、BLUETTI(ブルーティ)「EB70S」&「PV120 ソーラーパネル」でした。
ポータブル電源のBLUETTI「EB70S」は、コンパクトながら716Whの容量で最大出力も800Wと高出力。
充電サイクル数2500回以上のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、ムダな電力消費を防ぐエコモードも搭載。
フロントパネルのLEDライトも地味に便利です。
- おすすめポイント
-
- ソーラーパネルでの充電性能が高い
- 高出力でポート数も十分
- 安定性が高く設置が簡単
- がっかりポイント
-
- バッテリー残量が分かりづらい
- 幅
- 32cm
- 奥行
- 21.6cm
- 高さ
- 22cm
- 重量
- 9.7kg
- 出力ポート
- AC出力×4(最大800W)、DC出力:シガーソケット×1、 DC5521出力×2(最大120W)、USB-C×2(最大100W)、USB-A×2(最大15W)、ワイヤレス充電(最大15W)、MC4入力(最大200W)
- バッテリー容量
- 716Wh
- 型番
- EB70S
BLUETTI「PV120 ソーラーパネル」
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ソーラーパネルでの充電性能はトップクラスだったBLUETTI「PV120 ソーラーパネル」。
収納時はコンパクトですが、広げると幅1.6m以上と意外と大きめ。
4ツ折りの製品は広げるとなかなか安定しない場合が多いのですが、作りがしっかりしており、脚の角度も固定できるので安定性もあります。
可視光透過率の高いETFE素材で耐久性も高く、防水性能もIP65等級。急な雨で多少濡れても問題ありません。
ただし、雨に打たれ続けると、浸水する恐れはあります。
ソーラー充電量:74.6Wh
- 幅(展開時)
- 165.2cm
- 幅(収納時)
- 53.3cm
- 高さ(展開時)
- 53.3cm
- 高さ(収納時)
- 47cm
- 重量
- 5.7kg
- 最大出力
- 120W
- 型番
- PV120
各項目のテスト結果
- ソーラーパネル充電性能:◎+
- ソーラーパネル使い勝手:◎+
- ポータブル電源充電速度:◯
- ポータブル電源使い勝手:◎
- 両製品の持ち運びしやすさ:◎
ポータブル電源は800Wの高出力
- 本体充電速度:60分で220Wh
- 実容量(実測値):650Wh(公称の90.8%)
本体のACポートは4口で、最大出力は800W(瞬間最大出力1400W)。容量は716Whで、実測値は650Whとロス率がかなり低めです。
ACアダプターを使った本体の充電速度は、60分で220Whと一般的でした。USB-Aが2ポートと少なめですが、PD対応のUSB-Cも2ポート用意されています。
ACアダプターはソーラーパネルと同様に、フロントパネルにある入力ポートに接続します。ACアダプターはファンを内蔵しているため、意外と大きめです。
本体上面は最大15Wのワイヤレスチャージャーになっており、スマホを置いておけば充電できます。なお、ワイヤレス充電ポートは1つなので、2台同時充電はできません。
▼本体の出力ポート
- AC出力✕4(最大800W)
- DC出力:シガーソケット✕1、DC5521✕2(最大120W※)
- USB-C✕2(最大100W)
- USB-A✕2(最大15W)
- ワイヤレス充電(最大15W)
※シガーソケットと合計で最大120Wです
ソーラーパネルからの充電はトップクラス
- ソーラー最大出力:120W
- 2時間での充電容量:74.6Wh
BLUETTI「PV120 ソーラーパネル」をBLUETTI「EB70S」に繋ぎ、120分間充電した容量は測定値で74.6Whでした。
トップではないものの、PowerArQの81.6Whに次いで第2位と結果は上々。電球の点灯時間は11分でかなり優秀です。
充電中、日差しが強かった瞬間に確認した入力電力は106Wで、5製品の中でもBLUETTIとPowerArQは、入力電力の値が他社製品より常に20Wほど高めでした。
最大電力の差が予想以上に大きく影響するのかもしれません。
バッテリー残量が20%ごとで分かりづらい
残念な点を挙げるならば、液晶の表示です。バッテリー残量が20%ごとのメーター表示で、給電可能時間などの表示もありません。20%を切ると表示はゼロになってしまいます。
ソーラーパネルは手軽に設置できて角度調節しやすい
ソーラーパネルは4ツ折りなので、たためばかなりコンパクトです。
使用時には左右のフックを外してパネルを広げ、背面3カ所の脚を立てれば設置は完了。
脚に付いているベルトは、ホックの位置で角度を変えられる仕組みです。ソーラーパネルは脚の角度を固定できない製品が多いので、この方式は手軽ながら安定感もあり、地味に重宝です。
ソーラーパネルのケーブルにMC4ケーブルを接続して本体に入力します。
重いけれど持ち運びしやすい
- 両製品の総重量:15.4kg
ソーラーパネルとポータブル電源を合わせた重量は15.4kgで、今回の製品中ではもっとも重い製品です。
しかし、ソーラーパネルは4ツ折りでかなりコンパクトになりますし、本体の形状やバランスもいいので、それぞれ持ちづらさは感じません。
ただし、両方を両手で持って長距離の移動は、それ相応に大変なので覚悟が必要です。
【2位】PowerArQ「S7」&「Solar 120W」
- ソーラーパネル充電性能
- ソーラーパネル使い勝手
- ポータブル電源充電速度
- ポータブル電源使い勝手
- 持ち運びしやすさ
ソーラーパネルでの充電容量でトップ
ポータブル電源・ソーラーパネルセットのおすすめランキング2位(A評価)は、PowerArQ(パワーアーク)「S7」&「Solar 120W」でした。
AC出力が5口と今回の製品中では最多ですが、最大出力は700W。ACアダプターを使った充電速度は60分で220Whで一般的です。
消費電力が少なめの製品を数多く使いたい人には向いています。
BLUETTI同様、上面はワイヤレスチャージャーになっています。
- おすすめポイント
-
- ソーラーパネルでの充電容量はトップ
- ポータブル電源上面がワイヤレス充電対応
- AC出力が5口もある
- がっかりポイント
-
- ソーラーパネルの角度調節がしづらい
- バッテリー残量が分かりづらい
- 幅
- 31.4cm
- 奥行
- 21.2cm
- 高さ
- 23.0cm
- 重量
- 9.5kg
- バッテリー容量
- 716Wh
- DC出力
- シガーソケット×1
- DC5521出力
- 2(最大120W)
- ワイヤレス充電
- 15W(最大)
- AC出力
- 5(定格出力700W)
- USB-A出力
- 2
- USB-C出力
- 2
- 型番
- PA70-OD
PowerArQ「Solar 120W」
- PowerArQSolar 120W
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PowerArQの製品は、ソーラーパネルでの充電容量はトップでした。
ただし、パネルは2ツ折りなので、たたんでも結構大きめ。3ツ折りの製品もありますが、そちらは非防水です。
ソーラー充電量:81.6Wh
- 幅(展開時)
- 137.7cm
- 幅(収納時)
- 69.6cm
- 奥行(展開時)
- 1.5cm
- 奥行(収納時)
- 3.0cm
- 高さ(展開時)
- 69.6cm
- 高さ(収納時)
- 68.85cm
- 重量
- 5.99kg
- 最大出力
- 120W
各項目のテスト結果
- ソーラーパネル充電性能:◎+
- ソーラーパネル使い勝手:◎
- ポータブル電源充電速度:◯
- ポータブル電源使い勝手:◎
- 両製品の持ち運びしやすさ:◯
AC出力5口で上面は15Wのワイヤレス充電にも対応
- 本体充電速度:60分で220Wh
上面はワイヤレスチャージャーになっており、最大15W(iPhoneは最大7W)で充電が可能。
液晶のバッテリー残量表示は20%単位のメーターなので、詳しい残量は把握しづらいのが難点です。
▼本体の出力ポート
- AC出力×5(最大700W)
- DC出力:シガーソケット×1、DC5521出力×2(最大120W)
- USB-C×2(最大100W)
- USB-A×2(最大15W)
- ワイヤレス充電(最大15W)
設置はラクだけど角度調節はややしづらい
- ソーラー最大出力:120W
- 2時間での充電容量:81.6Wh
ソーラーパネルでの充電容量はトップ。100W電球4個が12分間点灯しました。
ソーラーパネルはハードタイプの2ツ折りで設置はラクですが、角度調整にやや難航しました。
USBを使えるので、スマホなどの直接充電も可能です。
重さもあってソーラーパネルも大きめ
- 両製品の総重量:15.4kg
ソーラーパネルはかなり大きめでポータブル電源と合わせると15.4kg。重さもトップです。
【3位】アンカー「Anker Power House II 700」&「Anker 625 Solar Panel」
- ソーラーパネル充電性能
- ソーラーパネル使い勝手
- ポータブル電源充電速度
- ポータブル電源使い勝手
- 持ち運びしやすさ
ソーラーパネルの充電性能含めてバランスが良い
ポータブル電源・ソーラーパネルセットのおすすめランキング3位(A評価)は、アンカー「Anker Power House II 700」&「Anker 625 Solar Panel」でした。
ポータブル電源は最大出力770Wと高出力で、ACポートは2口。
ACアダプターのみでの充電は遅めですが、ACアダプターとUSB-Cを併用した充電も可能です。
毎日、コンセントと家電の間に繋ぎっぱなしでも、パススルー充電時にバッテリーを介さないので劣化を気にせず使えます。
家庭内での簡易的な無停電電源装置(UPS)として使いたい人に最適です
- おすすめポイント
-
- AC出力は少ないけど簡易UPSとして使える
- ソーラーパネルの性能バランスが良い
- ソーラーパネルはコンパクトで設置が簡単
- がっかりポイント
-
- ポータブル電源上部の取っ手がジャマ
- ACアダプターでの充電速度が遅め
- 幅
- 30.0cm(約)
- 奥行
- 18.5cm(約)
- 高さ
- 20.4cm(約)
- 重量
- 8.2kg(約)
- 出力ポート
- AC出力×2(最大500W)、DC出力:シガーソケット×1、DC7909出力×2(最大120W)、USB-C×2(各60W・最大120W)、USB-A×4(各12W・最大30W)
- バッテリー容量
- 701Wh
- 型番
- AK-A1750512
「Anker 625 Solar Panel」
- アンカーAnker 625 Solar Panel
- 実勢価格: ¥27,443〜
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ソーラーパネルを使った充電容量は69.6Whで、5製品で中間の性能。
パネルは4ツ折りで脚は3本、太陽の位置測定器が搭載されています。
適切な角度が分かるのは超便利ですが、調整はややしづらく感じます。
ソーラー充電量:69.6Wh
- 幅(展開時)
- 144.6cm(約)
- 幅(収納時)
- 52.5cm(約)
- 奥行(展開時)
- 4.5cm(約)
- 奥行(収納時)
- 8.5cm(約)
- 高さ(展開時)
- 52.5cm(約)
- 高さ(収納時)
- 47.0cm(約)
- 重量
- 5.0kg(約)
- 最大出力
- 100W
- 型番
- A2431
各項目のテスト結果
- ソーラーパネル充電性能:◎
- ソーラーパネル使い勝手:◎
- ポータブル電源充電速度:△
- ポータブル電源使い勝手:◯
- 両製品の持ち運びしやすさ:◎
2つのUSB-Cポートで合計120Wの高出力
- 本体充電速度:60分で130Wh
4口のUSB-Aと2口のUSB-Cで、USB回りはかなり充実。USB-Cは各ポート最大60W、合計120Wで5製品中で最高出力。
難点を挙げるならば、取っ手が固定なので上に物が置けないことです。
▼本体の出力ポート
- AC出力×2(最大500W)
- DC出力:シガーソケット×1、DC7909出力×2(最大120W)
- USB-C×2(各60W・最大120W)
- USB-A×4(各12W・最大30W)
4ツ折りでコンパクトなうえ設置も手軽
- ソーラー最大出力:100W
- 2時間での充電容量:69.6Wh
充電容量は3位で、電球は9分点灯しました。確認した最大入力値は81Wでした。
ソーラーパネルは持ち運びやすいものの、重量はそこそこあります。
設置は手軽で太陽の位置測定器も超便利。ただ、角度調整はややしづらさを感じました。USBも使えます。
持ち運びしやすい
- 両製品の総重量:13.2kg
重さもそこそこで持ち運びはしやすいです。
【4位】EcoFlow「RIVER 2 PRO」&「EcoFlow 110W ソーラーパネル」
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- ソーラーパネル充電性能
- ソーラーパネル使い勝手
- ポータブル電源充電速度
- ポータブル電源使い勝手
- 持ち運びしやすさ
ソーラーバネルでの充電に苦戦
ポータブル電源・ソーラーパネルセットのおすすめランキング(A評価)4位は、EcoFlow(エコフロー)「RIVER 2 PRO」&「EcoFlow 110W ソーラーパネル」でした。
ポータブル電源は最大出力800WでAC出力も4口と充実。USB-Cは1ポートのみですが、最大100Wと高出力です。
なによりACアダプターでの充電速度は驚異的。他社製品とは別次元の速さです。
ポータブル電源の使い勝手やアプリでの管理を含めて、電源自体はさすが上位常連メーカー。超優秀でした。
- おすすめポイント
-
- ポータブル電源の本体充電が高速
- 出力ポート数が十分でWi-Fi・Bluetoothも搭載
- 専用アプリで設定変更やが確認ができる
- がっかりポイント
-
- ソーラーパネルの設置に手間がかかる
- ソーラーパネルでの充電容量は少なめ
- 幅
- 26.9cm
- 奥行
- 22.6cm
- 高さ
- 25.9cm
- 重量
- 7.8kg(約)
- バッテリー容量
- 768Wh
- DC出力
- シガーソケット×1
- DC5521出力
- 2(最大120W)
- AC出力
- 4(定格出力800W)
- USB-A出力
- 3
- USB-C出力
- 1
- 型番
- RIVER 2 PRO
「EcoFlow 110W ソーラーパネル」
- EcoFlowEcoFlow 110W ソーラーパネル
- 実勢価格: ¥23,080〜
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雑誌『MONOQLO』のポータブル電源検証で上位常連のEcoFlowですが、ソーラーパネルでの充電では苦戦に終わりました。
充電容量が少なかったこともありますが、ソーラーパネルの組み立てに難航し、角度調整も思うようにいきませんでした。
ソーラー充電量:13.5Wh
- 幅(展開時)
- 178.5cm
- 幅(収納時)
- 42.0cm
- 奥行(展開時)
- 2.5cm
- 奥行(収納時)
- 2.5cm
- 高さ(展開時)
- 42.0cm
- 高さ(収納時)
- 48.0cm
- 重量
- 6kg
- 最大出力
- 110W
- 型番
- EFSOLAR110N
各項目のテスト結果
- ソーラーパネル充電性能:△
- ソーラーパネル使い勝手:◯
- ポータブル電源充電速度:◎+
- ポータブル電源使い勝手:◎
- 両製品の持ち運びしやすさ:◎
ポータブル電源の充電速度は驚異的! 本体のみならおすすめ
- 本体充電速度:60分で738Wh
ポータブル電源は最大800W(瞬間最大1600W)と高出力で、4つのAC出力を装備。
USB-Cポートは最大100WでPDに対応、USB-Aも3ポート用意されており、ポート数は十分です。
▼60分間での充電量と回復率
本製品は、なによりACアダプターでポータブル電源自体を充電する速度が他の製品と大違い。
70分でフル充電できる充電速度は驚異的で、急に必要になっても素早く準備できます。
先ほど最大800Wといいましたが、家電の定格消費電力を引き下げる「X-Boost」機能を搭載しているため、1000Wまでの家電なら動作させることが可能です。
▼本体の出力ポート
- AC出力×4(最大800W※X-Boostで1000Wまで対応可能)
- DC出力:シガーソケット×1、DC5521出力×2(最大120W)
- USB-C×1(最大100W)
- USB-A×3(最大24W)
Wi-FiやBluetoothも搭載
ポータブル電源にはWi-FiやBluetoothを搭載。アプリで「X-Boost」機能のオン・オフ切り替え、バッテリー残量や入出力の確認、設定の変更が行えます。
また、停電時などには30ミリ秒以下でバッテリー駆動に切り替わるEPS機能も搭載しています。
ケースを使う設置はやや手間がかかる
- ソーラー最大出力:110W
- 2時間での充電容量:13.5Wh
ソーラーパネルは4ツ折りですが比較的大きめで、設置にはケースを利用します。
カラビナを使う方式でやや面倒です。
ソーラーパネルからの入力電力は低めで最大値は47W。電球は2分点灯しました。
重すぎない重量
- 両製品の総重量:13.8kg
ポータブル電源は本体を持つと斜めになるので若干持ちづらいものの、重すぎない重量です。
【5位】Jackery「ポータブル電源 708」&「SolarSaga 100」
- Jackeryポータブル電源 708
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- ソーラーパネル充電性能
- ソーラーパネル使い勝手
- ポータブル電源充電速度
- ポータブル電源使い勝手
- 持ち運びしやすさ
5台中最軽量で持ち運びがラク
ポータブル電源・ソーラーパネルセットのおすすめランキング5位(B評価)は、Jackery(ジャクリ)「ポータブル電源 708」&「SolarSaga 100」でした。
ポータブル電源は5台中最軽量ですが、AC出力は2口でUSB-Cも1つとポート数は少なめ。
50Hz/60Hz両対応の製品が多いので不便とまではいきませんが、AC出力は60Hzのみなので接続機器に注意が必要です。
- おすすめポイント
-
- 5製品中最軽量で持ち運びがラク
- QC3.0対応で急速充電が可能
- ソーラーパネルの設置がしやすい
- がっかりポイント
-
- 小型なので出力ポートが少ない
- ソーラーパネルの充電容量は少なめ
- 幅
- 29.97cm
- 奥行
- 19.15cm
- 高さ
- 19.05cm
- 重量
- 6.8kg
- サイクル
- 公称500回
- 出力ポート
- AC出力×2(最大500W※60Hzのみ)、DC出力:シガーソケット×1(最大120W)、USB-C×1(最大60W)、USB-A×2(最大12W※Quick Charge 3.0出力は最大18W)
- バッテリー容量
- 708Wh
- AC出力
- 実測500W(定格出力500W)
- 充電時間
- 1時間の回復量190Wh(公称容量の約27%)
- 型番
- JACKERY ポータブルデンゲン 708
「SolarSaga 100」
- JackeryJackery SolarSaga 100W JS-100C
- 実勢価格: ¥20,880〜
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以前、ポータブル電源でA評価だったJackeryですが、ソーラーパネルでの充電を重視した今回は残念ながら苦戦。
ソーラーパネルの使い勝手は良いものの、充電容量は少なめでした。
ソーラー充電量:13.3Wh
- サイズ
- W1220×D20×H535mm(展開時)
- 重量
- 4.3kg
- 型番
- JS-100C
各項目のテスト結果
- ソーラーパネル充電性能:△
- ソーラーパネル使い勝手:◎
- ポータブル電源充電速度:◯
- ポータブル電源使い勝手:△
- 両製品の持ち運びしやすさ:◎
AC出力は60HzのみだがUSB-CはQC3.0に対応
- 本体充電速度:60分で200Wh
AC出力は60Hzのみなので、機器側の対応を確認する必要があります。
USB-CはPD対応で最大60W、2つあるUSB-Aポートの片側は「Quick Charge 3.0」対応で急速充電が可能です。
▼本体の出力ポート
- AC出力×2(最大500W※60Hzのみ)
- DC出力:シガーソケット×1(最大120W)
- USB-C×1(最大60W)
- USB-A×2(最大12W)
※Quick Charge 3.0出力は最大18W
設置はかなり手軽でUSBも利用できる
- ソーラー最大出力:100W
- 2時間での充電容量:13.3Wh
2ツ折りで大きめですがしっかりしており、設置は手軽。角度調整はややバランスを取る必要があります。
USBケーブルで機器を直挿しできます。
ソーラーパネルからの入力電力は低めで最大値は35W。電球は2分点灯しました。
ポータブル電源は最軽量で持ち運びがラク
- 両製品の総重量:10.8kg
ソーラーパネルは2ツ折りで大きめですが、ポータブル電源は最軽量で持ち運びが楽ちんです。
ポータブル電源・ソーラーパネルセットのおすすめ まとめ
以上、ポータブル電源・ソーラーパネルセットのおすすめランキングでした。いかがでしたか?
今回の検証でベストバイとなったのは、BLUETTI「EB70S」&「PV120 ソーラーパネル」でした。
ワイヤレスチャージャーは便利!
BLUETTIは、特にソーラーパネルの作りが優秀で、4ツ折りでコンパクトに持ち運べて、設置も手軽。脚の角度を固定できる仕組みがよく出来ており、この仕組みのおかげで安定感も増し、角度調整もしやすくなっています。
もちろん、ソーラーパネルでの充電容量がトップクラスなのもベストバイの理由です。
上部のワイヤレスチャージャーも置くだけでいいので、かなり手軽です。正直、有線接続と比べてワイヤレスは充電効率が悪いので、最初は“ワイヤレスは別になくても……”と思っていました。
しかし、ちょっとした合間にちょこちょことスマホをのせるだけでも、思った以上に充電されるので利用シーンは多そうです。
ソーラーパネルの充電容量と出力でブルーティがベスト
BLUETTI
EB70S
実勢価格:¥79,800
BLUETTI
PV120 ソーラーパネル
実勢価格:¥39,800
ソーラーパネルでの充電容量はPowerArQ「Solar 120W」の方が上でしたが、ソーラーパネルの使い勝手や持ち運びやすさ、ポータブル電源の最大出力を加味すると、総合評価ではBLUETTI(ブルーティ)がトップです。
ポータブル電源は最大出力が800Wと高出力で、十分な数のポートを装備。USB-Cポートが2ポート用意されているのも便利です。
ポータブル電源のみならエコフロー
EcoFlow
RIVER 2 PRO
実勢価格:¥88,000
今回はソーラーパネルでの充電を重視したため、これまでと違った総合評価になりましたが、ポータブル電源のみなら、おすすめはエコフロー「RIVER 2 PRO」です。
本体の充電速度が圧倒的。短時間で充電できるので必要な時にすぐ使えます。
また、電気自動車にも使われる「リン酸鉄リチウムイオン電池」が搭載され、安全性も高く、充放電サイクル3000回以上と長寿命。約10年使える計算なうえ、保証期間も5年なので安心です。
ポータブル電源やソーラーパネルの購入を検討していた人は、今回のランキングをぜひ参考にしてみてくださいね。
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