VR初心者にもおすすめの機種を調査!
動画の世界に没入できるVR体験をもっと手軽に体験したい!と思ってる方も多いはず。そこでおすすめなのが、スマホ用VRゴーグルです。
2分割されたVR動画を表示したスマホを入れて、左側の映像は左目だけ、右側の映像をは右目だけに映してユーザーに立体視させるのがスマホ用VRゴーグル。顔の向きに合わせて動画内の視点が移動するうえ、ゴーグルが外部と遮断してくれるので没入感が抜群です!
さらに、映像自体はスマホを使っているため、単体で楽しめるスタンドアローンタイプのVRゴーグルに比べてリーズナブルで気軽に楽しむことができます。
そこで今回は、スマホ用VRゴーグルの人気7製品でVR動画を観まくり、実力を徹底比較しました!
【選び方】画質や装着感など6項目をチェック
1:導入のしやすさ
説明書を読まなくてもサクッと使えるかを比較しました。
2:装着感
締めつけすぎずゆるすぎず、長時間装着しても疲れないかを比較しました。
3:装着中の使い勝手のよさ
VR動画を見ながらでも各操作がストレスなくできるかを比較しました。
4:画質
自分が見たいピントに合わせられるかを比較しました。
5:音質
ヘッドホン付きの場合は音質をさらに重視してチェック。
6:機能の充実度
リモコン、ヘッドホン、ピント合わせなど諸機能の充実度を比較しました。
テストしてわかった!違いはココ
リモコンやヘッドホン付きなど多機能な製品もあるため、どれを買おうか迷う人もいるかと思います。使い勝手がいいリモコンはあったほうが便利ですが、ヘッドホンは正直いりませんでした。また、アマゾンには詳細なサイズが記載されていない製品も多かったです。
ヘッドホンは正直付いていないほうがいい
ヘッドホンがある分重くなりますし、ヘッドバンドと干渉して装着しにくくなります。また、音質は正直微妙。手持ちのBluetoothイヤホンを接続したほうがいいです。
メガネ着用の人はゴーグル内側の幅に要注意!
レンズが大きめのメガネだとVRゴーグルに収まらなかったり、入れにくかったりする場合があります。海外メーカーの製品はサイトに対応のメガネ幅の記載がないことも多いので注意しましょう。
「ピント合わせ」と「スマホとレンズ間の距離調節」は似て非なるもの!
動画の画質を決めるのは、もちろんVRゴーグルのレンズも大事ですが、ピントと目幅の調節も重要だとわかりました。さらに距離調節は、どれも狙った画質にできなかったため残念な結果に。
軽さ、ピント&目幅調節の有無、対応スマホサイズは要チェック
格安VRゴーグルはレンズの質にはさほど違いがなく、ピント&目幅調節でいかに動画を鮮明にできるかがキモです。スマホの重さが加わることを考えると、本体重量は可能な限り軽いほうがよいでしょう。メガネ着用の人は、内側のサイズも重要です。
スマホ用VRゴーグルおすすめは?
それではさっそく、スマホ用VRゴーグルおすすめランキングの発表です!
プロと一緒に実際に使ってみた、スマホ用VRゴーグルのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | おすすめポイント | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エレコムVRG-X02RBK (リモコン付属)
|
|
「追い込めるピント」で動画が鮮明!/リモコン操作もストレスゼロ/直感的に使える操作性 |
152.3mm |
58.4mm |
57mm |
273g |
4.7~7.0インチ |
◯ |
◯ |
|||||||
TethysRong-VR4
|
|
速さと安心を両立/クッションを外して洗える/装着感もいい |
135mm |
45mm |
38mm |
275g |
4.7~6.5インチ |
◯ |
◯ |
|||||||
GJJDSLON
|
|
ベルトの調節がしやすい/同率2位「Tethys」とほぼ同じ |
135mm |
45mm |
38mm |
278g |
4.7~6.5インチ |
◯ |
◯ |
|||||||
MisisiVRゴーグル (リモコン付属)
|
|
スマホの熱が気になる人向き/装着性もよい |
132mm |
70mm |
35mm |
274g |
5~7インチ |
◯ |
||||||||
NAZUSAVRゴーグル
|
|
150mm |
56mm |
28mm |
290g |
4.7~6.7インチ |
◯ |
|||||||||
TethysVR10
|
|
141mm |
60mm |
42mm |
383g |
4.5~6.53インチ |
◯ |
◯ |
||||||||
サンワサプライMED-VRG6
|
|
141mm |
58.3mm |
37mm |
390g |
4.7~6.1インチ |
◯ |
◯ |
【1位】エレコム「VRG-X02RBK」
- エレコムVRG-X02RBK (リモコン付属)
- 実勢価格: ¥3,500〜
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- 導入のしやすさ
- 装着感
- 使い勝手のよさ
- 画質
- 音質
- 機能の充実度
「追い込めるピント」で動画が鮮明に見れます!ソツがないつくりになっているおすすめの一台です。
ピントの追い込みの利点は、人の肌を見るときに最大限に発揮されます。ピントを合わせすぎて肌の粒感が気になったときは、ややボカしてなめらかな肌が見られるのが素晴らしい!
大自然を舞台にしたVR動画を観るときは徹底的にピントを合わせ、人を見るときはややぼかす。この調節がエレコムだとストレスなくできます。また、Bluetoothイヤホンを装着せず、スマホのスピーカーから音を出しても広がりを邪魔しないうえ、リモコンも便利。
細かな気遣いが光るVRゴーグルで、この価格でこの使い勝手のよさはとてもおすすめです。
- おすすめポイント
-
- 「追い込めるピント」で動画が鮮明!
- リモコン操作もストレスゼロ
- 直感的に使える操作性
- 幅(ゴーグル内側)
- 152.3mm
- 奥行(ゴーグル内側)
- 58.4mm
- 高さ(ゴーグル内側)
- 57mm
- 重量
- 273g
- 対応スマホサイズ
- 4.7~7.0インチ
- ピント調節機能
- ◯
- 目幅調節機能
- ◯
- 型番
- VRG-X02RBK
初めてVRゴーグルを買うならソツがないエレコムがオススメです
使い勝手がいいリモコンでストレスなく操作
リモコンはBluetoothでスマホとすぐ接続でき、スティック(Androidのみ対応)でカーソルをストレスなく動かせます。
説明書を読まなくても直感的に使える
フロントカバーを開けてスマホを入れてフタを閉め、VRゴーグルを装着してVR動画を再生するだけと、初心者にわかりやすいシンプルなつくりで直感的に操作できます。
ピント調節と目幅調節で動画が鮮明
ゴーグル上部にある3つのダイヤルで、VR動画を見ながら左右のピントと目幅を調節できるので、動画がとても鮮明です。
ヘッドバンドが締めすぎずクッション性も◎
ヘッドバンドがややゆるめなので最初にしっかり調節する必要がありますが、長時間装着してもキツく感じないのはうれしい! また、パッドは取り外して洗えます。
追い込めるピントで動画がクッキリ!
自分の視力と目幅に合わせてピントをどこまでも追い込めるので、ストレスがありません。
【2位】Tethys「Rong-VR4」
- TethysRong-VR4
- 検証時価格: ¥2,999〜
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- 導入のしやすさ
- 装着感
- 使い勝手のよさ
- 画質
- 音質
- 機能の充実度
装着感は抜群で、柔らかいクッションは外して洗えます。さらに、やや甘いですがピントも合わせられます。
速さと安心を両立したおすすめの一台です。
- おすすめポイント
-
- 速さと安心を両立
- クッションを外して洗える
- 装着感もいい
- がっかりポイント
-
- ピントがやや甘い
- 幅(ゴーグル内側)
- 135mm
- 奥行(ゴーグル内側)
- 45mm
- 高さ(ゴーグル内側)
- 38mm
- 重量
- 275g
- 対応スマホサイズ
- 4.7~6.5インチ
- ピント調節機能
- ◯
- 目幅調節機能
- ◯
- 型番
- Rong-VR4
2位の商品は「Tethys」と「GJJ」の2つ。ロゴが違うだけで中身は同じのAmazonあるある
2位の商品は2つあり、重量に3g差がありますが、使い勝手や機能などはすべて同じものでした。エレコムに比べるとピントの追い込みがやや甘いですが、必要かつ十分な機能です。
パカッと開けてスマホを入れるだけと簡単
導入は簡単。iPhone13 Pro MAX(6.7インチ)もギリギリで入りました。クッションもそこそこ効いています。
バックのホルダーが面で支えて着用感◎
ホルダーの面が後頭部をしっかり支えて安定感があり、顔を動かしてもズレにくいです。
【2位】GJJ「DSLON」
- GJJDSLON
- 検証時価格: ¥1,900〜
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- 導入のしやすさ
- 装着感
- 使い勝手のよさ
- 画質
- 音質
- 機能の充実度
Tethysと中身はほぼ同じ。ベルトの調節がしやすく、頭を振ってもズレにくいです。
- おすすめポイント
-
- ベルトの調節がしやすい
- 同率2位「Tethys」とほぼ同じ
- 幅(ゴーグル内側)
- 135mm
- 奥行(ゴーグル内側)
- 45mm
- 高さ(ゴーグル内側)
- 38mm
- 重量
- 278g
- 対応スマホサイズ
- 4.7~6.5インチ
- ピント調節機能
- ◯
- 目幅調節機能
- ◯
- 型番
- VR7
【4位】Misisi「VRゴーグル」
- MisisiVRゴーグル (リモコン付属)
- 検証時価格: ¥2,799〜
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- 導入のしやすさ
- 装着感
- 使い勝手のよさ
- 画質
- 音質
- 機能の充実度
スマホの熱が気になる人におすすめな一台です。
クッションを外して洗えないのはこの製品だけ。リモコンは狙いどおりに動かないので、使わないほうがいいです。
- おすすめポイント
-
- スマホの熱が気になる人向き
- 装着性もよい
- がっかりポイント
-
- リモコンが使いにくい
- ピントがイマイチ
- 幅(ゴーグル内側)
- 132mm
- 奥行(ゴーグル内側)
- 70mm
- 高さ(ゴーグル内側)
- 35mm
- 重量
- 274g
- 対応スマホサイズ
- 5~7インチ
- 目幅調節機能
- ◯
リモコンが使いにくいのが残念でした
クッションが大きめで装着性は◎。リモコンは付いていますがボタンの反応が悪く、ピントも合わせにくいです。残念ながら日本語マニュアルは付属しません。
カバーがないので放熱性がよい
対応スマホサイズも7インチまでと大きめで、スマホがほぼむき出しで装着できます。
距離調節なのでピントがイマイチ
距離調節のレバーがめちゃめちゃ固く、適度なピントにできないのはストレスでした。
【5位】NAZUSA「VRゴーグル」
- NAZUSAVRゴーグル
- 検証時価格: ¥2,980〜
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- 導入のしやすさ
- 装着感
- 使い勝手のよさ
- 画質
- 音質
- 機能の充実度
290gという数値より軽く感じるのですが、ピント調節がなく動画がやや不鮮明でした。また、ヘッドバンドがきつめなのでやや疲れます。一方、内側の幅は広くメガネも余裕です。
- 幅(ゴーグル内側)
- 150mm
- 奥行(ゴーグル内側)
- 56mm
- 高さ(ゴーグル内側)
- 28mm
- 重量
- 290g
- 対応スマホサイズ
- 4.7~6.7インチ
- 目幅調節機能
- ◯
ピントが追い込めないのがツラいです
Amazonでの製品紹介がやや誤解を招く表記なのが残念
目の周りへの当たりはソフトですしクッションも外して洗えるのですが、Amazonで「ピント距離調節」機能ありとしているのは不誠実。実際はスマホとレンズの距離をダイヤルで調節するだけです。
メガネ着用でも安心の幅感
クッションが効いていて、目の周りへの当たりは◎。
スマホをベルトで留めるのが面倒
7製品中、この製品だけベルト固定式。いちいち留めるのはやや面倒です。
強めな締めつけで装着感がきつめ
ヘッドベルト上部がかなり短く、強めに締めてくるのが気になります。長時間の装着はかなりきついです。
【6位】Tethys「VR10」
- TethysVR10
- 検証時価格: ¥3,199〜
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- 導入のしやすさ
- 装着感
- 使い勝手のよさ
- 画質
- 音質
- 機能の充実度
ヘッドホンとの接続はローカルケーブル。スマホによってはイヤホン端子変換アダプタが必要です。
また、ヘッドホンとの接続にアダプタが必須です。
- 幅(ゴーグル内側)
- 141mm
- 奥行(ゴーグル内側)
- 60mm
- 高さ(ゴーグル内側)
- 42mm
- 重量
- 383g
- 対応スマホサイズ
- 4.5~6.53インチ
- ピント調節機能
- ◯
- 目幅調節機能
- ◯
- 型番
- VR10
【6位】サンワサプライ「MED-VRG6」
- サンワサプライMED-VRG6
- 実勢価格: ¥5,662〜
- 導入のしやすさ
- 装着感
- 使い勝手のよさ
- 画質
- 音質
- 機能の充実度
ヘッドホンとの接続はBluetooth。ただ、使用前にヘッドホンを充電する必要があるのが面倒です。
- 幅(ゴーグル内側)
- 141mm
- 奥行(ゴーグル内側)
- 58.3mm
- 高さ(ゴーグル内側)
- 37mm
- 重量
- 390g
- 対応スマホサイズ
- 4.7~6.1インチ
- ピント調節機能
- ◯
- 目幅調節機能
- ◯
- 型番
- MED-VRG6
スマホ用VRゴーグルおすすめのまとめ
以上、スマホ用格安VRゴーグル最新7選のおすすめ人気ランキングをお届けしました。このランキングを参考にVRゴーグルの購入を検討してみてください。
ただ、お手持ちのスマホがiPhoneの場合は注意が必要です。今回は、Pixel7(6.3インチ、197g)とiPhone13(6.1インチ、173g)でテストしました。無料で大自然の風景などを楽しめるVR動画が多数アップされているYouTube VRは、iOSだとVRゴーグルマークが表示されず、画面が2分割されないので、iOSのYouTube VRでVR動画を観ても顔の向きによって視点は変わりますが立体視できません。iOSでVR動画を観るときは、DMM動画などの有料コンテンツが多く、VRを楽しむならiPhoneよりAndroidがおすすめです。
また驚いたのが、VRゴーグルのアマゾンでの価格が日や時間帯によってかなり違うこと。タイムセールにもしょっちゅうかかります。アマゾンでの価格推移を調べられるアプリなどを使い、後悔がない価格で購入するようにしましょう。
エレコムの親切さがよくわかる検証になりました