ARION「スマートインソール」
ARION
スマートインソール
実勢価格:9万9800円
サイズ:S・M・L・XL(22.5cm〜30.2cmまで対応)
ARION「スマートインソール」はセンサーが内臓されていて、走りをサポートしてくれる靴の中敷きです。
インソール内部の8つの圧力センサーと外付けの加速度センサーなどにより、ランニングの詳細なデータを取得できるアイテムです。
「スマートインソール」を実際に使って検証
本製品はセンサー内蔵のランナー向けハイテクインソールです。「さすがに10万円は高すぎる……」と思いましたが、実際に走ってみると納得のアイテムでした!
計測できるデータには、ランニング専門のジムで計測する項目がほぼ網羅されていました。
詳細なデータを計測してくれるうえ、足にかかる不可など解析データの可視化、音声によるリアルタイムでのコーチングもしてくれるのはスゴいです。
▼専用の計測アプリ
ATO gear
ARIONCOACH
実勢価格:無料
対応OS:iOS、Android
専用アプリのATO gear「ARIONCOACH」。2023年中頃から日本語に対応する予定です。
「スマートインソール」にできることは?
実際にジムで計測する際の相場は1万円弱。単純に考えても10回も走れば元が取れるうえ、そのデータをAIが解析してアドバイスまで受けられます。
靴にセンサーを内蔵する「スマートシューズ」でも同じことができますが、こちらはインソールなので、より自分や環境に合った靴で練習できるのも魅力です。
また、今後の話ですが、専用ジム並みのデータをもとにAIのコーチングが受けられるようになる予定とのことです。
▼「スマートインソール」にできること
- AIによるリアルタイムの分析&音声コーチング
- 着地点測定(縦軸&横軸)
- 左右のバランス
- 足の安定性(縦軸&横軸)
- 衝撃(NS)
- 接地時間
- 滞空時間
- スイング時間
- 足の回転数
- ストライド幅
- 走行ペース
- 走行速度
- 走行時間
- 走行距離
- 位置測定(GPS)
- 心拍数(Bluetooth搭載の心拍計経由)
- プロによる精密コーチング(予定)
ここは惜しい:ポッドとコードがややわずらわしく、データが高度すぎ
靴側面に付くポッドは見た目ほど邪魔に感じませんが、ケーブルがたまにこすれて痛みを感じることも。靴下は長めのものの着用をオススメします。
また、データを取ることで走力の向上やフォームの改善による怪我の予防が見込めますが、詳細なデータとAIのアドバイスがあっても、高度すぎてビギナーはうまく活用できないことがほとんど。
「健康のためにちょっと走っている」程度のレベルでは、やはり価格も含めて宝の持ち腐れ。本気で走りたいガチランナーにはオススメです。
本気でやるなら心拍数は測りましょう
ガーミン
HRM-Dual
実勢価格:7927円
インソールのみでは心拍数が計測できません。別途で心拍計などを使いましょう。ガーミン「HRM-Dual」は手頃な値段の胸部式心拍計で、精度もなかなかでおすすめです。
まとめ
最後に、ARION「スマートインソール」のおすすめポイントや残念ポイントをまとめてお伝えします。
▼総合評価
- 評価:A(4/5点)
- 身につけたい度:3/5点
▼おすすめポイント
- ランニングの詳細なデータが取れる
- 靴は自分に合ったものを選べる
- GPS内蔵でスマホいらず
▼残念ポイント
- ポッドとコードが少しわずらわしい
- 10万円はなかなか手が出ない
以上、ARION「スマートインソール」の検証でした。
本製品は健康管理ではなく、実力アップのための製品。ランニングガチ勢の人におすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
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