値上げ時代の救世主!100均の優秀アイテムはどれ?
2022年に入り、食品を中心にさまざまな物の値上げが話題となっています。さらに、10月には値上げの対象が2.5倍になるなんて話も。
そんなときに頼りになるのが、100均です。2022年4月には目利きの集まる銀座に進出するなど、低価格で一定以上の品質を供給するレベルまで成長しています。
そこで、雑誌『MONOQLO』では、そんなレベルアップを続ける100均のアイテムをプロと一緒に検証。優れた逸品を探しました。
100均で買えるスピーカー7製品をプロと比較
近頃の100均では110円以上の製品がかなり増え、中でも特に話題なのが“ガジェット類”です。
バズり中のスマホ用スピーカーをはじめ、スマホアクセサリーや便利グッズ、パソコンでも使えるマウスやキーボードと、製品は多岐に渡っており、人気製品は品切れ続きになるほど。
そこで、主要ショップのガジェット類約60製品を集めて、使い比べてみました。
その中から今回取り上げるのは、「スピーカー」。7製品を比較した結果、高評価だった順に紹介します。
Standard Products「スマホを置くだけのスピーカー」
Standard Products
スマホを置くだけのスピーカー
実勢価格:1100円
タイプ:置くだけスピーカー
サイズ・重量:W127×H90×D85mm・約260g
出力:最大3W
バッテリー:400mAhリチウムバッテリー
使用時間:約4時間
充電時間:約2〜3時間
▼テスト結果
- 低音域:4/10点
- 中音域:6/10点
- 高音域:6/10点
- 迫力 :6/10点
- 解像度:6/10点
- 総合 :28/50点
- 評価 :A
これまで100均スピーカーの主流はBluetooth接続の製品で、音質はともかくコスパが話題でした。しかし、現在もっとも熱いのは、Standard Products「スマホを置くだけのスピーカー」。
スマホとスピーカーの接続は不要で、位置を合わせて置くだけ。これだけでスマホの音が増幅されるというシロモノです。SNSでも話題の本製品、雑誌『MONOQLO』のテストでも「なんじゃこりゃ!?」と驚き、すぐさま分解したほど謎すぎました。
なぜ音が増幅されるのか? 分解して気になる仕組みを調査
分解したところ、中身は小さなスピーカーが1個だけ。被せられていたカバーの反響で低音や広がりを出しているようです。
音を増幅しているのは、2カ所が出っ張った謎のパーツ。どうやらスピーカー部の磁力を検知するようです。
THREEPPY「PUT SPEAKER」
THREEPPY
PUT SPEAKER
実勢価格:1100円
タイプ:置くだけスピーカー
▼テスト結果
- 低音域:4/10点
- 中音域:6/10点
- 高音域:6/10点
- 迫力 :5/10点
- 解像度:6/10点
- 総合 :27/50点
- 評価 :A
THREEPPY「PUT SPEAKER」は、Standard Products「スマホを置くだけのスピーカー」とまったく同じものですが、個体差のせいか、やや迫力不足でした。
3COINS「TOUCH SPEAKER」
3COINS
TOUCH SPEAKER
実勢価格:1100円
タイプ:置くだけスピーカー
▼テスト結果
- 低音域:4/10点
- 中音域:6/10点
- 高音域:6/10点
- 迫力 :5/10点
- 解像度:5/10点
- 総合 :26/50点
- 評価 :A
3COINS「TOUCH SPEAKER」は、置く以外に、スリットにスマホを挿して使えます。大音量だとやや音割れします。
ダイソー「ミニスピーカー」
ダイソー
ミニスピーカー
実勢価格:330円
タイプ:有線スピーカー
▼テスト結果
- 低音域:3/10点
- 中音域:6/10点
- 高音域:6/10点
- 迫力 :6/10点
- 解像度:6/10点
- 総合 :27/50点
- 評価 :A
ダイソー「ミニスピーカー」は、USBから電源を供給し、ステレオミニプラグから音声を入力する旧タイプの有線スピーカー。
この音質でこの価格なら全然アリです。有線でのアナログ接続なので、このあと紹介するBluetoothスピーカー3製品よりいい音です
キャンドゥ「ワイヤレススピーカー」
キャンドゥ
ワイヤレススピーカー
実勢価格:550円
タイプ:Bluetoothスピーカー
▼テスト結果
- 低音域:2/10点
- 中音域:5/10点
- 高音域:4/10点
- 迫力 :5/10点
- 解像度:5/10点
- 総合 :21/50点
- 評価 :B
キャンドゥ「ワイヤレススピーカー」は、この価格のBluetoothスピーカーとしては割と聴ける音。
防滴仕様でバスルームでも使用可能。裏が吸盤になっているので、壁にも張りつきます。
ダイソー「ブルートゥーススピーカー(レトロタイプ)」
ダイソー
ブルートゥーススピーカー
(レトロタイプ)
実勢価格:770円
タイプ:Bluetoothスピーカー
▼テスト結果
- 低音域:2/10点
- 中音域:4/10点
- 高音域:4/10点
- 迫力 :4/10点
- 解像度:5/10点
- 総合 :19/50点
- 評価 :C
ダイソー「ブルートゥーススピーカー(レトロタイプ)」は、見た目通りの音質ですが、昔のトランジスタラジオよりはいい音がします。
Standard Products「Bluetoothスピーカー2 円筒型 SP」
Standard Products
Bluetoothスピーカー2
円筒型 SP
実勢価格:550円
タイプ:Bluetoothスピーカー
▼テスト結果
- 低音域:2/10点
- 中音域:3/10点
- 高音域:3/10点
- 迫力 :4/10点
- 解像度:4/10点
- 総合 :16/50点
- 評価 :C
Standard Products「Bluetoothスピーカー2 円筒型 SP」は、低音がなく、すごくキンキンした音です。大音量だと耳がツラいです。
番外:Standard Products「スマホスピーカー」
Standard Products
スマホスピーカー
実勢価格:1100円
タイプ:置くだけスピーカー
“スマホを置くだけ”という同じコンセプトの木製スピーカーも試してみましたが、残念ながら“ないよりはマシ”といった程度で、思ったほどの効果は感じられませんでした。
以上、100均で買えるスピーカー7製品の比較検証でした。似たような見た目に見えてもクオリティには差があります。ぜひ、お買い物の参考にしてみてください。
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電源をオンにした瞬間、思わず声を上げたほど謎です。