キッチンクラファンで超絶話題のコーヒーメーカーって?

クラファンで超絶話題のコーヒーメーカーって?

無印良品の「豆から挽けるコーヒーメーカー」からブームとなっている、ハンドドリップ再現型の高級コーヒーメーカー。2021年には、その頂点を極めたとも思える「BALMUDA The Brew」がバルミューダより発売され、しばらくこれ以上の製品は出ないだろうと思われましたが……。

2022年春マクアケに突如として現れたのが、「Gevi」というアメリカのキッチン家電ブランドのコーヒーメーカー、シナジートレーディング「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」です。

クラウドファンディング開始初日に1000万円の支援を達成したという、本製品を老舗カフェの協力で検証しました。

キッチンシナジートレーディング「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」

シナジートレーディング「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」

シナジートレーディング
Gevi 4-in-1
スマートコーヒーメーカー
一般販売予定価格:12万4000円
先行予約価格:6万6960円

※価格はマクアケでの先行販売価格。 2022年8月発売時の一般販売予定価格は12万4000円となります。

重量・サイズ:W26.5×D25.4×H43.2cm・7.65kg
加熱システム(ブリューワー):1000W
水タンク容量(ブリューワー):640ml
ブレードタイプ(グラインダー):60mmフラットブレード
挽き目設定(グラインダー):51段階

豆を量る→挽く→沸かす→淹れるが1台で完結するコーヒーメーカー

シナジートレーディング「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」は、ブリューワーとグラインダー、デジタルスケールにケトルまで全部がセットになった4 in 1のコーヒーメーカーです。

豆を量る→挽く→沸かす→淹れるが1台で完結するコーヒーメーカー

一般的な全自動コーヒーメーカーと異なり、豆の重さを量れるデジタルスケールを搭載。これにより「量る」「挽く」「沸かす」「淹れる」という一連の工程を、1台でまかなえるようになっています。

設定をカスタマイズできる部分が多く、自分好みの味を作りやすいほか、フィルターが2種類付属していたり、サーバー等を普段使っているものに変更できたりと自由度が高いです。

ポイント1:4大機能は単体でも使える

ポイント1:4大機能は単体でも使える

ブリューワー、グラインダー、ケトル、デジタルスケールは、全部独立して使えます。本製品が「全自動」ではなく「4 in 1」と銘打たれているのはそのためです。

ポイント2:グラインダーが超高性能

ポイント2:グラインダーが超高性能

グラインダーは、内外2枚の刃で豆を粉砕するフラットブレード式。高トルクのモーターでゆっくり挽くことで、豆に余計な熱をかけない仕様になっています。

ポイント3:自分好みの味にカスタマイズできる

ポイント3:自分好みの味にカスタマイズできる

豆を挽く際の目の細かさから、豆に対して使用する水の割合(※抽出比率)、コーヒーを淹れる湯温や速度まで、全部自分好みにカスタマイズできるのがスゴいです。

※2022年8月から一般販売される製品では、抽出率ではなく抽出比率と表記されます。

キッチン「Gevi」と「バルミューダ」を比較テスト

「Gevi」と「バルミューダ」を比較テスト

豊富な機能は確かに魅力的ですが、肝心の味はどうなのでしょうか。ということで今回は、2022年1月号でベストバイに選ばれた「バルミューダ」のコーヒーメーカーと比較

コーヒーのプロであるカフェ・トロワバグのオーナーである三輪徳子さんが試飲を担当し、そのほか操作性や機能などを編集部でテストしました。カフェ・トロワバグは神保町にあるネルドリップによるコーヒーにこだわる老舗の喫茶店です。

比較したコーヒーメーカーはこちら

比較したコーヒーメーカーはこちら

バルミューダ
BALMUDA The Brew
実勢価格:5万9400円

2021年10月に登場したバルミューダ「BALMUDA The Brew」は、以前に雑誌『家電批評』で実施したコーヒーメーカーテストで、プロに「機械でハンドドリップを完全再現できるなんて嫉妬しちゃう」と言わせた一台。メーカーがウリにしている、雑味のないクリアな味が最大の魅力です。

それでは、テスト結果を順に解説していきます。

キッチン【テスト1:味】全体的な味ではバルミューダがやや優位

バルミューダ「BALMUDA The Brew」

バルミューダ「BALMUDA The Brew」

▼テスト結果

  • 手入れのしやすさ:◎
  • 使い勝手:○

コーヒーの甘み、苦み、酸味がしっかり感じられ、ハンドドリップの味わいをほぼ完全再現。加水のタイミングも絶妙で、雑味の少ないクリアな味わいやスッキリした後味も(毎回のことですが)、高評価でした。

味の評価

味の評価

※ボディはコクや渋みのことを指します。

香り

蒸らしの技術の高さを感じさせる香り立ちのよさです。

酸味

ヘンな酸味は感じられず。安い豆を使ってもイヤな酸味になりません。

苦味

テスト用に使用した苦みと酸味のバランスがよい豆の特徴をちゃんと抽出していました。

甘み

デリケートな甘みがしっかり出ているのもバルミューダの特徴です。

ボディ

お店でネル(布フィルター)を使ったときと比べるとコクの面では劣るものの紙でこれなら十分です。

後味

心地よい香りをほのかに残しつつ、スッキリとキレのよい後味です。

雑味

イガイガするような雑味が皆無で、至極クリアな味わいでした。

シナジートレーディング「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」

シナジートレーディング「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」

▼テスト結果

  • 手入れのしやすさ:△
  • 使い勝手:○

プロの第一声は「すごくおいしい」。甘み、苦み、酸味のバランスがしっかりしていて、差は最初の口当たりと後味でわずかに感じられる雑味のみ。ただし、これはプロが両者を比較したときに初めて感じられるレベルで「本当に僅差」だそうです。

味の評価

味の評価

香り

十分な蒸らしができていて、「BALMUDA The Brew」と互角の香り立ちです。

酸味

「BALMUDA The Brew」と同等で、豆の持つ特徴を最大限に引き出しています。

苦味

苦みの出方も「BALMUDA The Brew」とほぼ同じ。酸味とのバランスが取れています。

甘み

甘みに関しては「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」も負けておらず、しっかり味わえました。

ボディ

豆の特徴は表現できていますが、コクや渋みの抽出は「BALMUDA The Brew」と差を感じます。

後味

口当たりで感じられるものより印象は薄いですが、わずかに雑味がありました。

雑味

舌にのせた瞬間、ほんのわずかに雑味を感じます。

三輪徳子 氏
カフェ・トロワバグ オーナー
三輪徳子 氏 のコメント

今回は標準の設定で試したのでこの結果になりましたが、細かい調整で変わる可能性も。

キッチン【テスト2:操作性】「BALMUDA The Brew」はトリセツなしでも迷わない

【テスト2:操作性】「BALMUDA The Brew」はトリセツなしでも迷わない

工程が少ない分「BALMUDA The Brew」のほうが有利ともいえますが、シンプルなパネル設計で操作がしやすいのはさすが。モードと杯数を選択して、スタートボタンを押すだけです。

【テスト2:操作性】「BALMUDA The Brew」はトリセツなしでも迷わない

「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」は液晶パネルのタッチ操作ですが、高さ40cm超の本体天面にフラットに配置されているため、置き場所によっては画面が見づらく、操作のしづらさを感じます。また、背が低い人だと置き場所が限られます。

【テスト2:操作性】「BALMUDA The Brew」はトリセツなしでも迷わない

調整できる項目が多い分、操作の手数も多め。ナビの説明にややわかりづらい部分があり、操作に慣れるまではトリセツが必要そうでした。

キッチン【テスト3:機能】できることの多さでは「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」に軍配が上がる

「BALMUDA The Brew」は、シンプルなので機能は限定的。「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」の機能の多さには歯が立ちません。

【テスト3:機能】できることの多さでは「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」に軍配が上がる

グラインダーは51段階の調節ができ、フレンチプレスやエスプレッソなどに適した挽き方も可能。湯温は80〜99℃(1℃刻み)、注湯速度は毎秒3〜9ml(湯温により異なる)から好みを選べ、抽出比率やお湯を注ぐ際の回転速度、抽出時間なども変更できます。

【テスト3:機能】できることの多さでは「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」に軍配が上がる

さらに、コレだと思った設定は「マイレシピ」に登録して、保存できるのは便利。人力で不可能な、精密な淹れ分けができるのは「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」です。

三輪徳子 氏
カフェ・トロワバグ オーナー
三輪徳子 氏 のコメント

グラインダーがとても高性能で、単体で買えば数万円はしそう。そう考えるとお得かも。

キッチン【結論】「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」は細かく調整可能!「BALMUDA The Brew」は手間なく簡単

以上、バルミューダ「BALMUDA The Brew」とシナジートレーディング「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」の比較結果でした。

ハンドドリップの再現度は、どちらもほぼ互角。ただし、「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」は飲み比べるとわずかに雑味が残りました。

最後に、それぞれの優秀ポイントと惜しかったポイントをお伝えします。

バルミューダ「BALMUDA The Brew」

バルミューダ「BALMUDA The Brew」

バルミューダ
BALMUDA The Brew
実勢価格:5万9400円

【総合評価:S】

▼優秀ポイント

  • プロも悔しがるレベルのハンドドリップ再現度
  • 操作が簡単で機械が苦手な人でも使いやすい
  • お手入れがラク
  • サイズがコンパクト

▼惜しいポイント

  • 機能のわりに高価

バルミューダ「BALMUDA The Brew」は、コーヒーを淹れることに特化しているため機能は少ないですが、手軽に使えて最高の味を楽しめるのはやっぱりこちらがオススメです。

シナジートレーディング「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」

シナジートレーディング「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」

シナジートレーディング
Gevi 4-in-1
スマートコーヒーメーカー
一般販売予定価格:12万4000円
先行予約価:6万6960円

【総合評価:A】

▼優秀ポイント

  • それぞれの機能を単体でも使えるのが便利
  • ハンドドリップ再現度も◎
  • カスタマイズが楽しい

▼惜しいポイント

  • 自分でやることは多め
  • 予価だけを見ると、少し腰が引ける価格

シナジートレーディング「Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー」は、「全自動」ではないので、自分の手を動かす手間はありますが、設定の自由度の高さは神レベル。新定番とは言い難いですが、こちらも良いコーヒーメーカーです。

以上、高級コーヒーメーカー2製品の比較結果でした。優秀な高級機といえど、得意なことは違うので、コーヒーメーカーに自分が何を一番求めているかを考えながら、選ぶのがおすすめです。

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