最強のゲーム部屋を作ろう!
最近では家庭用ゲームでもひとりで遊ぶものではなく、オンラインで友だちと集まってプレイするのが一般的になっています。
でも、平日は夜しか集まれない社会人ゲーマーには、ゲーム音が漏れるのが悩みのタネ。
ゲームの音声を大きくすれば臨場感が増しますが、夜遅くなれば家族や隣人の睡眠を妨げ、クレームを受ける可能性もあります。とはいえ、ゲームの音声をヘッドセットで聴くと、パソコンやスマホで友だちと会話できません。
家庭用ゲーム機でも、パソコンのようにゲームの音声と会話の音声をヘッドセットで同時に聴けないものか……。ということで、「最強のゲーム部屋を作る」第3回の今回は、オーディオミキサーで音声をまとめて理想のオンラインゲーム環境を作りました。
トランスミッター&ミキサーで音をまとめる
ポイント1:Bluetoothで音声送信
トランスミッターを使うことで、Bluetoothに対応していないテレビの音声を離れた場所までワイヤレスで送信します。
ポイント2:パソコンで友だちと通話
パソコンの無料通話サービスを使えば、友だちと会話しながらゲームを楽しめます。
ポイント3:離れた場所で音声を受信
テレビに接続したトランスミッターから音声を受信し、ミキサーに入力します。
ポイント4:音声はヘッドセットへ
音量を下げずにゲーム音声の臨場感を楽しみつつ、友だちと会話をするなら必須です。
ポイント5:ふたつの音声を一本化する
ミキサーでテレビとパソコンの2系統の音声を、1系統にまとめてヘッドセットに出力します。
必要なアイテム5製品はこちら
アイテム1:ゲーム機
任天堂
Nintendo Switch
実勢価格:3万2970円
サイズ・重量:W239×D13.9×H102mm・約398g
外部出力:HDMI
任天堂「Nintendo Switch」は、未だに人気が衰えない、大人気の家庭用ゲーム機です。
アイテム2:Bluetoothトランスミッター(送信機)
サンワダイレクト
400-BTAD011
実勢価格:5980円
サイズ・重量:約W57×D52×H20mm・約53g
通信規格:Bluetooth 5.0
対応コーデック:SBC、apt-X、apt-X LowLatency
サンワダイレクト「400-BTAD011」は、接続機器から入力した音声をBluetoothで転送します。
アイテム3:Bluetoothトランスミッター(受信機)
JPRiDE
JPT1
実勢価格:3680円
サイズ・重量:W43.8×D43.8×H12.4mm・18g
通信規格:Bluetooth 5.0
対応コーデック:SBC、apt-X、apt-X LowLatency
JPRiDE「JPT1」は、Bluetoothで受信して、音声を接続機器に送ります。
アイテム4:オーディオミキサー
Maker hart
Just Mixer S
実勢価格:4590円
サイズ・重量:W100×D55×H15mm・70g
オーディオ入力:3.5mm AUX音声入力×3
オーディオ出力:3.5mm オーディオ出力、ヘッドフォン出力
Maker hart「Just Mixer S」は、テレビとパソコンの音声をまとめるデバイスです。複数の音声を1系統で出力します。
アイテム5:ヘッドセット
ロジクール
G-PHS-002
実勢価格:9980円
サイズ・重量:W94×W138×198mm・約320g
接続I/F:USB/3.5mm、ステレオミニプラグ
会話するためにマイク付きのヘッドセットは必須。ロジクール「G-PHS-002」は、マイクを備えて通話にも対応します。
【環境設定】音漏れ知らずのオンラインゲーム環境の作り方
今回は音声の遅延を最小限にするべく、通話用のパソコンとミキサーは有線接続にしました。
一方で、テレビとは距離が離れるため、送信用と受信用のBluetoothトランスミッターを用意して音声をミキサーに送信。ミキサーに接続したヘッドセットには両方の音声が聴こえ、会話もできます。
ここからは、具体的な環境設定を解説していきます。
手順1:まずは必要なのはゲーム機
任天堂
Nintendo Switch
まずはゲーム機を準備。大人気の任天堂「Nintendo Switch」は、ネットゲームも充実しています。
手順2:ゲーム音声をHDMI入力
今回はテレビと2〜3mの距離をとることを想定しています。テレビ自体はBluetoothに未対応のため、トランスミッターを使用します。
手順3:ゲームの音声をBluetoothで送信
サンワダイレクト
400-BTAD011
サンワダイレクト「400-BTAD011」はBluetoothトランスミッター(送信機)。ゲームの音声を送信します。
接続方法は3種類ある
テレビの音声入力は3系統あり、扱いやすいのは上の画像の「1」の同軸デジタル入力のRCAケーブルか、「3」の3.5mmAUX音声入力のイヤホンケーブルです。
手順4:ゲームの音声を受信する
JPRiDE
JPT1
JPRiDE「JPT1」はBluetoothトランスミッター(受信機)。ゲームの音声を受信します。これを使うことで、テレビから離れた場所に設置したミキサーにゲームの音声を入力することができます。
「400-BTAD011」(トランスミッター送信機)と「JPT1」(トランスミッター受信機)は同時にスイッチを押すことで接続できます。
注意:Bluetoothは低遅延なのでコーデック対応品を選ぶ
送・受信機ともapt-x LLに対応していれば音声遅延を最小限にできます。
手順5:オーディオミキサーに音声を入力
Maker hart
Just Mixer S
Maker hart「Just Mixer S」のオーディオミキサーは2種類の音声をひとつにまとめて出力することが可能。パソコンの通話音声とゲーム音声がヘッドセットから同時に聴こえます。
Maker hart「Just Mixer S」は、ダイヤル「IN1〜3」で、ゲームと通話の音量をそれぞれ調整できるため、味方の声も聴き逃しません。
LINEやZoomの通話音声を入力する
長時間の通話に最適なのが無料通話ツールです。パソコンで起動したら、イヤホンジャックから音声を出力しましょう。
スマホでも使える
イヤホンジャックを備えたスマホならミキサーに接続して友だちと通話できました。
手順6:ヘッドセットにゲームと通話の音声を出力
ロジクール
G-PHS-002
オーディオミキサーからヘッドセットへ音声を出力します。大音量でも音漏れなしで通話もバッチリ。帰宅後の『モンハン』タイムが盛り上がる社会人のためのオンラインゲーム環境が完成です。
これなら、ゲームと通話の音声がヘッドセットから同時に聴こえます。平日の夜でも、同居人の睡眠を妨げずにSwitchでも友だちと思う存分ゲームをすることができました!
夜遅くにゲームを楽しみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。ただし、くれぐれも睡眠不足にはご注意を。
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