スマートフォンあると便利な旅のお役立ちアイテムはどれ?

あると便利な旅のお役立ちアイテムはどれ? イメージ

コロナ禍で、旅行を我慢してきたという方は多いのではないでしょうか。そんななかでも、旅に便利な家電たちは進化を続けてきました。

そこで、本音の家電ガイド『家電批評』では、また旅に気軽に行けるときが来たら役立ちそうなものを探し、旅ガジェットの検証を行いました。旅でなくとも、密を避けた1人でのお出かけで楽しめるものもありますよ。

今回は、バイクで走りながら仲間と会話できるバイク用インカム6製品を比較し、ベストバイに選ばれた製品を紹介します。

スマートフォンバイクブーム再燃でインカムが爆売れ!

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コロナ禍でリターンライダーやバイク女子、密を避ける乗り物としてバイク人気が再燃しています。それにともない、爆売れしているのが「インカム」。インカムはヘルメットに装着する通信用デバイスで、移動中にスマホの音楽を聴いたり、ツーリング中にほかの人と会話できたりと、バイク移動を劇的に変えてくれるアイテムです。

ただ、高級なものだと1台3〜4万円は当たり前。性能に満足できなかったとしても、なかなか買い直しがきくものではありません。

そこで、『家電批評』2022年2月号では、おすすめのバイク用インカムを探して検証を行いました。

スマートフォン検証方法:3名のライダーが実地検証!

検証方法:3名のライダーが実地検証! イメージ

検証したのは、主要インカムブランドのハイエンドモデル5製品に、Amazon人気ナンバーワンの格安インカム1製品を加えた計6台。本誌のさまざまなテストに携わるライダー3名が実際に走って話して聴いて……と、あらゆる角度から検証を行いました。

実地検証1:素人でも装着できるか?

実地検証1:素人でも装着できるか? イメージ

取り付けやすさや設定のしやすさを全部試してチェックしました。

実地検証2:スピーカーの音はいいか?

実地検証2:スピーカーの音はいいか? イメージ

オーディオのプロが実際にインカムで音楽を聴いて実力を比較しました。

実地検証3:通信の安定性はどうか?

実地検証3:通信の安定性はどうか? イメージ

グループ通話のテストでは、通信距離計測なども行いながら比較しました。

通話品質やスピーカー性能、取り付けや設定のしやすさなどを実際に使ってチェックしたうえで、「設定のしやすさ」「走行時の操作性」「 自社グループ通話」「他社通話」「音楽」を聴いた時の音質など5項目を採点しました。

今回は検証の結果、見事ベストバイとなった、サインハウス「B+COM SB6X」をご紹介します。

S評価ズバ抜けてクリアな通話! サインハウス「B+COM SB6X」

ズバ抜けてクリアな通話! サインハウス「B+COM SB6X」 イメージ
王冠アイコン

サインハウス
B+COM SB6X
実勢価格:3万8280円

サイズ・重量(本体)/W106×H45.7×D24.9mm(アンテナ部除く)・53g
連続使用時間:インカム通話:最大約16時間、携帯通話・音楽再生:最大約18時間(それぞれ単体での使用時) 
電波到達範囲:最大約1.4km
最大通話人数:6人

▼テスト結果

  • 設定のしやすさ :24/30点
  • 操作性(走行時):15/15点
  • 自社グループ通話:17/25点
  • 他社通話    :15/15点
  • 音質(音楽用途):11/15点
  • 総合評価    :82点

今回テストした6製品から、見事ベストバイに選ばれたのが、サインハウス「B+COM SB6X」です。

ほかの製品では、通話時に声がこもったり、ノイズが乗ったり、音が割れたりするものもあったなか、「B+COM SB6X」ではそれが皆無。通信が切れ出すほど離れなければ、とてもクリアな音で会話ができました。

音楽は「低音が少なめではあるものの、総合的には十分高音質」(原田さん)。低音の迫力にこだわりを持つ人でなければ、こちらも十分に満足できるでしょう。

クリアな会話が神!

クリアな会話が神! イメージ

通話品質をチェックした際には、会話が始まった瞬間「これがベストだ」と皆が口をそろえるほど、ずば抜けてクリアでした。

ボタンは3つだけ! 操作もカンタン!

ボタンは3つだけ! 操作もカンタン! イメージ

本体ボタンは3つ(後方のボタンはつまみを上下に動かせる)で、複雑な操作もありませんでした。

テストで判明1:他社インカムとの接続・通信が飛びぬけて優秀

テストで判明1:他社インカムとの接続・通信が飛びぬけて優秀 イメージ

音楽を聴く用途であれば、ほかのメーカーにもっと高音質なものがありましたが、通話で印象が変わります。B+COMは、通話がクリアで声もナチュラル。会話が途切れるほど離れなければ、ストレスは皆無でした。

原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

音楽も十分高音質ですが、インカムの通話はこれが一番クリアで聴き取りやすいですね。

テストで判明2:アプリや配線はちょっと慣れが必要

テストで判明2:アプリや配線はちょっと慣れが必要 イメージ

わかりやすく目的の設定に辿り着けるアプリもあるなか、「B+COM SB6X」は初見だとどこで何の設定ができるのかわかりづらいのが残念でした。

テストで判明2:アプリや配線はちょっと慣れが必要 イメージ2

ケーブルは各ユニットまで1本と、他社にはない独特な配線はヘルメットに装着しやすい半面、充電時には不便を感じました。充電のたび本体のケーブルを抜く必要があります。

買うべき理由

  • とにかく通話品質が高く、友人との会話が弾む
  • 低音重視でなければ音楽も十分楽しめる
  • 本体での操作や設定が簡単で初心者にやさしい

見送る理由

  • 専用アプリや配線が独特

スマートフォンまとめ

以上、バイク用インカムでベストバイとなった、サインハウス「B+COM SB6X」の検証結果でした。

まとめ イメージ

サインハウス「B+COM SB6X」は、会話も音楽鑑賞も思いのままで、孤独との戦いになりがちなバイク移動を楽しくしてくれます。

アプリが他社のものと比べるとやや使いづらかったのですが、アプリが不要なのでは?と思えるほど、本体での操作がしやすく、ほとんど隙が見当たりません。迷ったらこれを買いましょう!

なお、バイクに乗るなら、こちらのスマホホルダーも必見です。

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