今が一番面白い! 一眼カメラの魅力って?
写真を撮るならスマホが断然有利ですが、「一眼カメラ」ってなぜかカッコいいんですよね。ありふれた日常も、カメラで撮ればちょっと特別に。しかも、最近のカメラって、結構いいと思うんです。
そこで、本音の家電ガイド『家電批評』が、本気の趣味として始めるカメラの魅力をお届け。カメラの基本や撮り方、おすすめの機種から周辺アイテムまで紹介します。
「レタッチ」で見栄えのする写真にしよう
SNSで思わず「いいね」を押してしまう見栄えのいい、写真の数々。その映えを作るのに重宝するのがレタッチの技術です。
前回は「レタッチで見栄えのいい写真を撮る方法」の【前編】、「レタッチしやすい写真を撮る方法」ということで、RAW画像の撮り方を紹介しました。今回は【後編】として、カメラで撮ったRAW画像のレタッチをするのにおすすめのアイテムと方法を紹介します。
▼「レタッチで見栄えのいい写真を撮る方法」の【前編】はこちら
カメラの写真はカードリーダーでスマホに取り込もう
これまでレタッチはパソコンで行うのが一般的でした。しかし、帰宅してパソコンに写真を読み込んでレタッチするのは面倒ですよね。そこで、スマホを使ってレタッチをするのがおすすめです。
最近のデジカメにはWi-Fiが組み込まれていますが、これでRAW画像を快適に転送するのは難しいです。素直にLightningやUSB Type-Cに対応するカードリーダーを使って、スマホにRAW画像を取りむのが正解です!
カードリーダーでおすすめなのがこちら。
おすすめ1:Apple「Lightning -SDカードカメラリーダー」
Apple
Lightning -SDカード
カメラリーダー
実勢価格:3580円
スマホに画像を取り込んだら、こちらのアプリで編集しましょう。
おすすめ2:プロも使う本格派アプリ アドビ「Lightroom」
アドビ
Lightroom
月額:単体プラン:1078円
対応OS:Android/iOS/iPad OS/Windows/macOS
ストレージ:1TB
アドビ「Lightroom」は、プロからアマチュアまで世界中の写真好きに使われているRAW画像の編集(これを現像と言います)&写真管理アプリです。
もともとパソコン用でしたが、現在はスマホでもクラウドでも利用可能。1TBのクラウドストレージもついています。
スマホやタブレットに接続したカードリーダーを認識できるので、アプリ似直接RAW画像を読み込めます。対応OSが幅広く、好きなデバイスで動かせるのも魅力です。
なにしろプロも使うアプリなのでアップルやグーグルのアプリとは調整できる項目が段違い。
例えば「HSL調整」を使うと写真の中の好きな場所をなぞるだけで、その色の彩度や色相を調整できます。この写真のようなシンプルな構図では赤い花を青くすることもワンタッチです。
編集結果はクラウドを介してパソコンとも自動で同期されます。その他Lightroomを使うと、いろいろな編集が秒でできちゃいます。いくつか例を見ていきましょう。
1:明るすぎる部分や暗すぎる部分をササッと復元!
「ハイライト」機能で写真の明るい部分だけを暗くできます。暗い部分を明るくする「シャドウ」機能もあります。
実際に編集をした写真がこちら。
▼編集前
夕日とイルカを写したつもりが、空が白すぎて、実際にみた夕焼けの色を再現できていません。
▼編集後
「ハイライト」機能で夕焼けの色が戻りました。白飛びさえしていなければ明るすぎる部分を復元して色を取り戻すことができます。
2: 偏っちゃった色もワンタッチで戻せる
写真の中のどこを白の基準にするのか? を決めるのが「ホワイトバランス(色温度)」機能です。RAWで撮影しておけば、撮影時に色温度を間違えても綺麗に修正できます。
実際に編集をした写真がこちら。
▼編集前
猫カフェで撮影した写真。電球の光のため写真全体がオレンジが勝ってしまっています。
▼編集後
「ここが本来白いはず」という場所を指定(白丸の部分)すると、一発でオレンジ色がなくなりました。
3:色を大胆に調整することも簡単
「カラーグレーディング」機能を使うと、写真全体の色を大胆に見せることができます。夕陽や夜景で使うと非常に効果的です。
こちらの2枚の画像はまったく違う色調ですが、同じRAW画像を現像した結果です。
このように、写真全体の色調を大胆に調整できるのもアドビ「Lightroom」の魅力です。
以上、「レタッチで見栄えのいい写真を撮る方法」の【後編】、RAW画像をレタッチをするのにおすすめのアイテムと方法について紹介しました。
アドビ「Lightroom」を活用すれば、一眼で撮影したRAW画像もスマホで簡単レタッチできます。ぜひ試してみてください!
写真・画像編集用ソフトの売れ筋ランキングもチェック!
写真・画像編集用ソフトのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
『家電批評』2021年9月号
晋遊舎
『家電批評』
2021年9月号
実勢価格:700円
『家電批評』2021年9月号では「趣味のカメラは今が一番おもしろい!」の特集を掲載しています。こちらもチェックしてみてください。