今が一番面白い! 一眼カメラの魅力って?
写真を撮るならスマホが断然有利ですが、「一眼カメラ」ってなぜかカッコいいんですよね。ありふれた日常も、カメラで撮ればちょっと特別に。しかも、最近のカメラって、結構いいと思うんです。
そこで、本音の家電ガイド『家電批評』が、本気の趣味として始めるカメラの魅力をお届け。カメラの基本や撮り方、おすすめの機種から周辺アイテムまで紹介します。
今回は、格安でボケを楽しめる中華レンズのおすすめを紹介する【後編】です。
ポートレートに適した格安レンズを探せ!
オリンパス
OM-D E-M10 MarkⅣ
実勢価格:8万4474円(ボディ)、11万2000円(EZダブルズームキット)
サイズ・質量:約W121.7×H84.6×D49mm・383g
EVF:約236万・約1.23倍
予算10万円前後のベストバイカメラとしてオリンパス「OM-D E-M10 MarkⅣ」をおすすめしましたが、センサーが小さくてボカしづらいのが難点でした。
▼予算10万円前後のベストバイカメラ、オリンパス「OM-D E-M10 MarkⅣ」
この弱点をわずかな出費で解決できるのが、中華レンズ(中国・台湾のブランドレンズ)です。【前編】では1万円台で大きくボケてコンパクトな七工匠「7artisans 35mm f1.2 ii」を紹介しました。
▼「中華レンズ」のおすすめ【前編】はこちら
今回ご紹介するのは、『家電批評』2021年9月号で3万円以下の中華レンズ9製品をオリンパス「OM-D E-M10 MarkⅣ」につけてテストした結果、ポートレート向けでベストワンになった製品です。なお、検証と執筆にはフォトグラファーの堤真一さんにご協力いただきました。
絞りリングやピントリングも回しやすい 銘匠光学「TTArtisan 50mm f/1.2 C」
銘匠光学
TTArtisan 50mm f/1.2 C
実勢価格:1万3950円
重量:335g
フィルターサイズ:52mm
絞り羽:10枚
レンズの種類:中望遠レンズ
最短撮影距離:0.5m
▼テスト結果
MFのしやすさ:◎
解像感 :◎
ボケ :◯
銘匠光学「TTArtisan 50mm f/1.2 C」は、ピント面はシャープで、ボケは大きくて美しい仕上がり。ピント合わせもしやすかったです。
今回使用したマイクロフォーサーズカメラでは100mm相当(35mm判換算)の中望遠レンズとなってしまいますが、F1.2と明るい開放絞りと相まって、ボケ量も大きく、それでいてピント面はとてもシャープでした。金属境筒の質感も高く、価格と写りのバランスに優れた一本といえます。
まとめ:中華レンズの特徴を知ってボケを楽しもう
今回テストした9本の中華レンズはどれもAPS・C用に設計されたものだったので、マイクロフォーサーズカメラでは周辺部分がトリミングされてしまうため、結果的には周辺部分の明るさが大きく落ちたり、画質が甘くなるということもありませんでした。
ただし、開放絞りではシャープさが足りず、拡大してのピント合わせでもなかなか正確に合わせるのが難しいレンズもありました。ただし、そういうレンズでもボケがキレイな場合もあるので、一長一短ということなのでしょう。
以上、格安でボケを楽しめる中華レンズのおすすめ【後編】でした。一眼カメラでポートレートを撮りたい人は要チェックですよ。
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『家電批評』2021年9月号
晋遊舎
『家電批評』
2021年9月号
実勢価格:700円
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