今が一番面白い! 一眼カメラの魅力って?
写真を撮るならスマホが断然有利ですが、「一眼カメラ」ってなぜかカッコいいんですよね。ありふれた日常も、カメラで撮ればちょっと特別に。しかも、最近のカメラって、結構いいと思うんです。
そこで、本音の家電ガイド『家電批評』が、本気の趣味として始めるカメラの魅力をお届け。カメラの基本や撮り方、おすすめの機種から周辺アイテムまで紹介します。
今回は、『家電批評』がこれまで100製品以上テストした中から、予算10万円前後のベストバイなカメラ2選の前編。小型軽量とコスパ重視派におすすめのオリンパス「E-M10 MarkⅣ」です。
小型軽量&コスパ良し! オリンパス「OM-D E-M10 MarkⅣ」
オリンパス
OM-D E-M10 MarkⅣ
実勢価格:8万4474円(ボディ)、11万2000円(EZダブルズームキット)
サイズ・質量:約W121.7×H84.6×D49mm・383g
EVF:約236万・約1.23倍
オリンパス「OM-D E-M10 MarkⅣ」は、手のひらサイズの小型ボディですが、一眼レフスタイルに見通しのいいEVFを装備。ダイヤルやボタン類の感触もいいので「一眼らしい操作性や撮影感触」を楽しめます。
一眼レフスタイルのOM-Dシリーズのエントリーモデル
カメラの設定をダイレクトに変更するコマンドダイヤルを2つ備えているので、シャッター速度と絞り値の両方を一度に調整するマニュアル撮影も快適にできます。液晶モニターは下開きで自撮りもラク!
画質は不利でも小型軽量にできるマイクロフォーサーズ
一眼カメラで現在使われるセンサーはマイクロフォーサーズ、APS-C、フルサイズの3種類。センサーが大きいほど高感度ノイズが少なく、大きなボケを作りやすい性質があります。
一方、小さいほどレンズを含めて小型軽量な設計が可能です。またボケにくいことは風景や夜景撮影では有利に働きます。
価格が近い富士フイルム「X-S10」より小型
富士フイルム「X-S10」より100g近く軽量。操作しやすいボタンやダイヤルを備える機種では本機が最小・最軽量サイズと言えます。
10万円以下のカメラではベストの使い勝手
背面の十字ボタンは頻繁に操作する割に小型機種では押しづらい製品が目立ちます。しかしE-M10 MarkⅣはボタンに傾斜があり押しやすくなっています。
手持ちで1秒間の撮影だって余裕!
オリンパスはどの機種でも手ブレ補正がよく効きます。1秒程度のシャッター速度でもブレません。センサーサイズがマイクロフォーサーズなので高感度画質では不利ですが、強力なボディ内手ブレ補正を搭載しています。
夜景や暗い中での料理撮影も十分こなせる
※●絞り/F4.5 ●ISO800 ●シャッター速度/0.62秒
シャッター速度1秒程度なら手持ち撮影も余裕です。そのため、夜景や暗い飲食店での料理撮影も十分こなせる実力者です。
使用したレンズはこちら
オリンパス
M.ZUIKO DIGITAL
ED 12-100mm
F4 Pro IS
実勢価格:14万400円
オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4 Pro IS」は、やや高価なレンズですが、広角から望遠までとてもシャープで、その画質は登場時に大いに話題となりました。
まとめ:オリンパス「OM-D E-M10 MarkⅣ」はコスパ重視派に最適
オリンパス「E-M10 MarkⅣ」は、ちょっと本格的なカメラを持ってみたいというニーズにぴったり。このクラスではキヤノンのEOS Kiss-Mが定番で、本機よりオートフォーカスや連写性能で有利ですが、E-M10 MarkⅣは操作性やEVFの視認性などスペックに現れない部分で優っています。
以上、予算10万円前後のベストバイカメラ2選のうち、オリンパス「OM-D E-M10 MarkⅣ」を紹介しました。一眼ライフを始めようと思っている人で、小型軽量とコスパ重視派におすすめです。
次回は予算10万円前後のベストバイカメラ2選の後編。少し価格は上がりますが、ペットや運動会、乗り物や水族館を撮影したい人におすすめのカメラを紹介します。
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実勢価格:700円
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