フリーザーバッグとは?
お肉をまとめ買いして冷凍保存したら霜や変色で食べる気がしない……なんて失敗はイヤですよね。
そんなときにはジッパー付きの冷凍保存袋、フリーザーバッグがおすすめです。
フリーザーバッグとは、冷凍保存に対応した食品保存袋のことです。
フリーザーバッグのメリットは?
フリーザーバッグは冷凍庫の低温に耐えられる素材で作られていて、さまざまなサイズの食品を入れやすいのが特徴。
柔軟性があるためタッパーなどの保存容器に比べるとかさばらない点がメリットです。保存だけでなく調理にも使えます。
ダブルジップなら液モレも安心
フリーザーバッグは中身を平べったくして冷凍すれば、立てて収納できるので冷凍庫内がスッキリ。ダブルジップなら液体を入れても漏れにくく安心です。
ジップロックと100均のフリーザーバッグに違いはある?
定番のジップロック(Ziploc)のほか、ダイソーや無印良品などさまざまなメーカーからフリーザーバッグは発売されていますが、その性能はどれも一緒ではありません。
フリーザーバッグは、鮮度や美味しさをしっかり保て、使いやすいものをちゃんと選ぶことで、冷凍ムダを一掃できるんです。
LDKが定番品より安くて使いやすいフリーザーバッグをテスト
そこで雑誌『LDK』では、フリーザーバッグの人気製品を比較し、定番品より安くて使いやすいおすすめを探しました。
定番品より安いフリーザーバッグをLDKが比較
今回は雑誌『LDK』が、定番のジップロックより安くて使いやすいフリーザーバッグをピックアップ。スーパーエコごはん研究家の桃世真弓さんと一緒に、次の3項目でテストしました。
テスト1:鮮度キープ力
冷凍前と解凍後の鮭の重量差から、ドリップの量を算出し比較しました。
テスト2:おいしさキープ力
各製品に入れて冷凍した鮭を解凍し、料理家が味を確認しました。
テスト3:使いやすさ
ジッパーの閉じやすさや、箱(袋)からの出しやすさなどを総合的に評価しました。
フリーザーバッグの定番といえばジップロック
旭化成
ジップロック フリーザーバッグM
実勢価格:¥603
内容量:45枚
サイズ:W17.7×H18.9cm
1枚あたり:13.4円
テスト結果
- 鮮度キープ力:◯
- おいしさキープ力:◎+
- 使いやすさ:◎+
旭化成「ジップロック フリーザーバッグM」で冷凍した鮭を解凍して実食したところ、やっぱり優秀と納得するおいしさでした。
ドリップ量も少なく鮭の味もしっかり感じられ、身もふっくらしっとりとしていてさすがの実力です。
今回は、定番のジップロックより安くて優秀なフリーザーバッグを探して検証しました。
それでは、評価の高かった順に、フリーザーバッグのおすすめ商品を紹介します。
※評価が同じでも点数・順位が異なる場合があります
フリーザーバッグのおすすめランキング
雑誌「LDK」が定番のジップロックより安くて優秀なフリーザーバッグを探して検証したところ、1位・ベストバイは、システムポリマー「マチ付きダブルジッパーバッグM」でした。
商品 | おすすめポイント | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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システムポリマーマチ付きダブルジッパーバッグM
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|
解凍後のドリップ量が少なく鮮度をキープ/ストレスなく閉じられて使いやすい/マチがあり厚みがあるものも入れやすい |
30枚 |
20×21.5cm(マチ3㎝) |
0.06mm |
-30℃ |
ダブルジップ |
◯ |
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matsukiyoWチャック フリーザーバッグ 中・小アソート
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|
中と小の2種類を使い分けられるアソートタイプ/鮮度は十分キープされる |
中25枚、小25枚 |
中/20×18cm 小/17×12cm |
0.06mm |
-30℃ |
ダブルジップ |
〇 |
||||
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ダイソーダブルジップフリーザーバッグM
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|
ジップ部分がスッと閉じやすい/袋も薄めで大きく開けて中にも入れやすい |
12枚 |
22×21cm |
0.06mm |
-20℃ |
ダブルジップ |
✕ |
||||
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無印良品マチ付きダブルチャック フリーザーバッグM
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|
食材を入れた日を書き込めるスペース付き |
18枚 |
26.5×14.5cm(マチ7㎝) |
0.06mm |
-30℃ |
ダブルジップ |
◯ |
||||
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トップバリュ ホームコーディフリーザーバッグM
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|
ジップはストレスなく閉じることができる |
30枚 |
20×23.4cm |
0.06mm |
-30℃ |
ダブルジップ |
◯ |
【1位】システムポリマー「マチ付きダブルジッパーバッグM」
- システムポリマーマチ付きダブルジッパーバッグM
- 検証時価格: ¥272〜
- 鮮度キープ力
- おいしさキープ力
- 使いやすさ
- おすすめポイント
-
- 解凍後のドリップ量が少なく鮮度をキープ
- ストレスなく閉じられて使いやすい
- マチがあり厚みがあるものも入れやすい
- 内容量
- 30枚
- サイズ
- 20×21.5cm(マチ3㎝)
- 厚さ
- 0.06mm
- 耐冷温度
- -30℃
- 耐熱温度
- 70℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ◯
鮮度キープ力
解凍後のドリップの量は定番の旭化成「ジップロック フリーザーバッグM」より多いものの、ほぼ遜色なく、鮮度キープ力は優秀でした。
使いやすさ
旭化成「ジップロック フリーザーバッグM」はしっかり閉じるとジップが紫になりわかりやすいですが、本製品も一発で閉じられてラクです。
しっかり密閉できて冷凍後も食材が新鮮
マチがあるので厚みがあるものも入れやすいです。
【2位】matsukiyo「Wチャック フリーザーバッグ 中・小アソート」
- matsukiyoWチャック フリーザーバッグ 中・小アソート
- 最安価格: ¥393〜
- 鮮度キープ力
- おいしさキープ力
- 使いやすさ
- おすすめポイント
-
- 中と小の2種類を使い分けられるアソートタイプ
- 鮮度は十分キープされる
- 内容量
- 中25枚、小25枚
- サイズ
- 中/20×18cm 小/17×12cm
- 厚さ
- 0.06mm
- 耐冷温度
- -30℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- 〇
- 耐熱温度
- 記載なし
鮮度キープ力
ドリップ量は少なく鮮度がキープされており、身もしっとりしていました。
【3位】ダイソー「ダブルジップフリーザーバッグM」
- ダイソーダブルジップフリーザーバッグM
- 検証時価格: ¥110〜
- 鮮度キープ力
- おいしさキープ力
- 使いやすさ
- おすすめポイント
-
- ジップ部分がスッと閉じやすい
- 袋も薄めで大きく開けて中にも入れやすい
- 内容量
- 12枚
- サイズ
- 22×21cm
- 厚さ
- 0.06mm
- 耐冷温度
- -20℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ✕
- 耐熱温度
- 記載なし
おいしさキープ力
解凍後の鮭は、臭みがなくパサつきも気にならず十分合格レベルです。
【4位】無印良品「マチ付きダブルチャック フリーザーバッグM」
- 無印良品マチ付きダブルチャック フリーザーバッグM
- 最安価格: ¥200〜
- 鮮度キープ力
- おいしさキープ力
- 使いやすさ
- おすすめポイント
-
- 食材を入れた日を書き込めるスペース付き
- がっかりポイント
-
- 袋から出すのがやや面倒
- 内容量
- 18枚
- サイズ
- 26.5×14.5cm(マチ7㎝)
- 厚さ
- 0.06mm
- 耐熱温度
- 80℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ◯
- 耐冷温度
- -30℃
- 型番
- 84794483
鮮度キープ力
合格範囲ではあるものの、解凍後のドリップはやや多めでした。
【5位】トップバリュ ホームコーディ「フリーザーバッグM」
- トップバリュ ホームコーディフリーザーバッグM
- 検証時価格: ¥327〜
- 鮮度キープ力
- おいしさキープ力
- 使いやすさ
- おすすめポイント
-
- ジップはストレスなく閉じることができる
- がっかりポイント
-
- ドリップが出がちで鮮度が落ち気味
- 内容量
- 30枚
- サイズ
- 20×23.4cm
- 厚さ
- 0.06mm
- 耐冷温度
- -30℃
- 耐熱温度
- 70℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ◯
おいしさキープ力
臭みはないものの、身がパサついており旨みも逃げてしまいました。
フリーザーバッグの選び方は?
フリーザーバッグは一見似たような見た目でも、厚みや開閉方法、マチ付きなど商品によって細部の作りが異なります。
使いやすいフリーザーバッグを選ぶには、次のポイントに注意して選ぶといいでしょう。
選び方1:密閉性
まず何より重要なのがしっかりと鮮度を保てる密閉性。お肉や野菜などの食材を冷蔵・冷凍したときに劣化しにくいことが良いフリーザーバッグの第一条件です。
いろいろなタイプがありますが、ダブルジップはシングルジップよりもしっかり密閉できるのが特徴。空気を入れない安心設計で冷凍焼けを防いでくれます。
スライダー付きはスライドするだけで簡単に開け閉めでき、取り出しやすいですが、冷凍保存には不向きだったりします。
選び方2:厚み
しっかりと閉めても袋自体が空気を通してしまうと、食品の酸化が進んでしまうことに。そのため、袋の厚さも大切です。
一般的なフリーザーバッグの厚みは0.06mm程度であることから、これより薄いものより厚めを選ぶのがポイントです。
選び方3:使いやすいサイズ
同じMサイズでも製品によって大きさや形が異なります。横幅が広いタイプだと入れ口が大きく開くので、液体も注ぎやすくて使いやすいです。
反対に、縦長のタイプは深すぎて出し入れがしにくく、空気を抜くのにもたついて密封しにくくなります。肉類や余ったカレーの保存には、マチのあるフリーザーバッグがおすすめです。
選び方4:レンジ解凍が可能かどうか
フリーザーバッグは冷凍OKの製品が多いですが、電子レンジ対応かどうかはメーカーによって異なります。
電子レンジにそのまま入れて解凍できるフリーザーバッグが便利でおすすめです。
また、フリーザーバッグを火にかけた状態の鍋に入れて湯煎すると溶けてしまうため、湯煎はしないようにしてください。
このように、フリーザーバッグの性能には違いがあります。賢く選びたいということなら、以上のポイントを押さえて選びましょう。
フリーザーバッグを密閉するコツは?
フリーザーバッグに空気を抜くのが難しい立体的な物を入れる際は、ボウルにためた水を使えばラクに真空に近い状態にできます。中に水が入らないように注意してください。
水圧を使えばピタッと密着できる!
ボウルに水をためて、ジップを少し開けた状態で水の中に。水圧で中の空気が押し出されます。
フリーザーバッグのおすすめ まとめ
以上、フリーザーバッグのおすすめランキングでした。
定番の旭化成「ジップロック フリーザーバッグM」は、鮮度キープ力も味もさすがの実力。検証した製品の中で、最も高評価を獲得しました。
ただ、旭化成「ジップロック フリーザーバッグM」はお高めで使い捨てるにはちょっと抵抗があるという人には、システムポリマー「マチ付きダブルジッパーバッグM」がオススメです。
旭化成「ジップロック フリーザーバッグM」にはわずかに及びませんが、冷凍保存の実力は大満足。冷凍した鮭もふっくらジューシーなままでした。
今回のラインナップの中で最もコスパがよかったmatsukiyo「Wチャック フリーザーバッグ 中・小アソート」もジップ部分の使いやすさ以外は十分優秀。コスパ重視&小サイズも使いたい人は選んでOKです。
フリーザーバッグを探していた人は、ぜひ本ランキングを製品選びの参考にしてみてくださいね。
安くて使いやすいシステムポリマー
システムポリマー
マチ付きダブルジッパーバッグM
検証時価格: ¥272〜
保存力が高いジップロック
旭化成
ジップロック フリーザーバッグM
実勢価格:¥603
フリーザーバッグの売れ筋ランキングもチェック!
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鶏肉や野菜を入れるときにぴったりです!