フリーザーバッグとは?
お肉をまとめ買いして冷凍保存したら霜や変色で食べる気がしない…なんて失敗はイヤですよね?
そんなときにはジッパー付きの冷凍保存袋、フリーザーバッグがおすすめです。
フリーザーバッグを使うメリットは?
フリーザーバッグとは、冷凍保存に対応した食品用の保存袋のことです。
フリーザーバッグは冷凍庫の低温に耐えられる素材で作られていて、さまざまなサイズの食品を入れやすいのが特徴。 柔軟性があるためタッパーなどの保存容器に比べるとかさばらない点がメリットです。保存だけでなく調理にも使えます。
ジップロックと100均のフリーザーバッグに違いはある?
フリーザーバッグはニトリや、カインズ、イケア、トップバリュなど、さまざまなメーカーから発売されていますが、その性能はどれも一緒ではありません。
フリーザーバッグは、鮮度や美味しさをしっかり保て、使いやすいものをちゃんと選ぶことで、冷凍ムダを一掃できるんです。
そこで今回は雑誌『LDK』が、料理家がリアルに使うときを想定し、食品保存・冷凍保存に最適なフリーザーバッグのおすすめを探してベストバイを決定しました!
フリーザーバッグの選び方は?
フリーザーバッグは一見似たような見た目でも、厚みや開閉方法、マチ付きなど商品によって細部の作りが異なります。
使いやすいフリーザーバッグを選ぶには、次のポイントに注意して選ぶといいでしょう。
選び方1:密閉性
まず何より重要なのがしっかりと鮮度を保てる密閉性。お肉や野菜などの食材を冷凍したときに劣化しにくいことが良いフリーザーバッグの第一条件です。
いろんなタイプがありますが、シングルジップに比べるとダブルジップの方がしっかり密閉でき、空気を入れない安心設計で冷凍焼けを防いでくれます。
スライダー式は開閉しやすく取り出しやすいですが、冷凍保存には不向きだったりします。
選び方2:厚み
しっかりと閉めても袋自体が空気を通してしまうと、食品の酸化が進んでしまうことに。よって、袋の厚さも大切です。
一般的なフリーザーバッグの厚みは0.06mm程度であることから、これより薄いものより厚めを選ぶのがポイントです。
選び方3:使いやすいサイズ
同じMサイズでも製品によって大きさや形が異なります。横幅が広いタイプだと入れ口が大きく開くので、液体も注ぎやすくて使いやすいです。
反対に、縦長のタイプは深すぎて出し入れがしにくく、空気を抜くのにもたついて密閉がしにくくなります。肉類や余ったカレーの保存には、マチのあるフリーザーバッグがおすすめです。
選び方4:耐熱温度・レンジ解凍が可能かどうか
フリーザーバッグは冷凍OKの製品が多いですが、電子レンジに対応しているかどうかはメーカーによって異なります。
電子レンジにそのまま入れて解凍できるフリーザーバッグが便利でおすすめです。
また、フリーザーバッグを火にかけた状態の鍋に入れて湯煎すると溶けてしまうため、湯煎はしないようにしてください。
このように、フリーザーバッグの性能には違いがあります。賢く選びたいということなら、以上のポイントを押さえて選びましょう。
ジッパータイプのフリーザーバッグ9製品を比較
今回比較するのは、密閉性に優れたジッパータイプのフリーザーバッグ9製品。
料理家の酒寄美奈子さんにご協力いただき、家庭のキッチンでリアルに使うときを想定して、次の3項目をチェックしてもらいました。
テスト1:鮮度キープ
鮭の切り身を1週間冷凍し、自然解凍したときのドリップ量を測定しました。
テスト2:おいしさキープ
1週間冷凍した鮭を解凍後、焼いて実食。身のパサつき、味を評価しました。
テスト3:使い勝手
ジップの開閉のしやすさや、箱からの取り出しやすさ、食品の入れやすさを検証。今回はすべてLサイズで比較しています。
以上の3項目にコスパもあわせてチェック。結果は、評価の高かったフリーザーバッグからおすすめ順に発表します。
※今回検証した全ての保存アイテムは使い勝手を重視して総合評価をつけています。コスパは検証当時の実勢価格で計算しています。
フリーザーバッグのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、フリーザーバッグのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
旭化成ホームプロダクツジップロック フリーザーバッグ L
|
|
12枚入り |
26.8×27.3cm |
0.06mm |
-70℃ |
100℃ |
ダブルジップ |
◯ |
||||
クレハマチ付きフリーザーバッグ L
|
|
10枚入り |
26×27cm |
0.06mm |
-60℃ |
100℃ |
ダブルジップ |
◯ |
||||
イケアイースタード
|
|
M25枚、L25枚入 |
M20.5×20.5cm、L24×26.5cm |
0.05mm |
-40℃ |
50℃ |
ダブルジップ |
◯ |
||||
トップバリュジッパーバック
|
|
12枚入 |
27×28cm |
0.06mm |
-30℃ |
60℃ |
ダブルジップ |
◯ |
||||
ライオンリード 冷凍も冷蔵も新鮮保存バッグ L
|
|
14枚入 |
26.8×28.4cm |
0.06mm |
-60℃ |
ダブルジップ |
✕ |
|||||
ニトリフリーザーバッグ ダブルジッパー
|
|
24枚入 |
27×31cm |
0.055mm |
-70℃ |
80℃ |
ダブルジップ |
◯ |
||||
カインズ抗菌 ダブルジッパーバッグ L
|
|
15枚入 |
26×27cm |
0.068mm |
-30℃ |
90℃ |
ダブルジップ |
◯ |
||||
matsukiyoWチャックフリーザーバッグ
|
|
大15枚、中15枚入 |
大27×28cm、中18×20cm |
0.06mm |
-30℃ |
ダブルジップ |
✕ |
|||||
ダイソー冷凍用フリーザーバッグ Lサイズ
|
|
13枚入 |
27×28cm |
0.06mm |
-30℃ |
シングルジップ |
✕ |
【A+評価】旭化成ホームプロダクツ「ジップロック フリーザーバッグ L」
- 旭化成ホームプロダクツジップロック フリーザーバッグ L
- 実勢価格: ¥238〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥613〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥238〜
- 鮮度
- おいしさ
- 使い勝手
すべての評価が高得点! 保存の強い味方
フリーザーバッグのおすすめランキングでベストバイに輝いたのは、A+評価の旭化成ホームプロダクツ「ジップロック フリーザーバッグ L」。
スーッとはまりやすく、開けやすいよう工夫されたジップはさすが!
密閉力が高く鮮度キープも優秀。使い勝手と鮮度の良さを考えるなら、やや高めでもアリです!
1枚あたり24.8円とコスパはやや高めですが、文句なしのベストバイでおすすめです。
- おすすめポイント
-
- 密閉力が高くて鮮度キープも優秀
- 開閉しやすくストレスなし
- 内容量
- 12枚入り
- サイズ
- 26.8×27.3cm
- 厚さ
- 0.06mm
- 耐冷温度
- -70℃
- 耐熱温度
- 100℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ◯
- 型番
- フリーザーバッグ Lサイズ
鮮度はもちろん、開閉しやすさがピカイチ!
冷凍焼けを防いでおいしく保存できます。
ドリップは出たけど少量
ドリップの測定量はクレハやIKEAと同等! ふっくらおいしく焼き上がりました。
スムーズにキャッチする
ジップがはまりやすく、なぞるだけでスーッとキャッチしてストレスなし!
【A評価】クレハ「マチ付きフリーザーバッグ L」
- クレハマチ付きフリーザーバッグ L
- 実勢価格: ¥238〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥285〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥238〜
- 鮮度
- おいしさ
- 使い勝手
フリーザーバッグのおすすめランキングでA評価だったのは、クレハ「マチ付きフリーザーバッグ L」。
実食で一番ジューシーでふっくらに仕上がりました。マチ付きでカレーなどの汁気のある保存にも使えます。
残念ながら、コスパは1枚33.0円と最も高かったです。
- 内容量
- 10枚入り
- サイズ
- 26×27cm
- 厚さ
- 0.06mm
- 耐冷温度
- -60℃
- 耐熱温度
- 100℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ◯
- 型番
- 4901422335694
ドリップがほとんど出ない
ドリップが見た目にもほとんど出ておらず、計測でも最小量でした。
【A評価】IKEA「イースタード」
- イケアイースタード
- 実勢価格: ¥750〜
- 鮮度
- おいしさ
- 使い勝手
フリーザーバッグのおすすめランキングで同じくA評価だったのは、IKEA「イースタード」。
2サイズのため、食材の量に合わせて使い分けができ、ジップの開閉もスムーズ。冷凍保存が多いおうちならIKEAで十分です。
1枚あたり6.0円とコスパは最安でした。
- 内容量
- M25枚、L25枚入
- サイズ
- M20.5×20.5cm、L24×26.5cm
- 厚さ
- 0.05mm
- 耐冷温度
- -40℃
- 耐熱温度
- 50℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ◯
- 型番
- 803.404.11
身がふっくらでおいしい
ドリップが少なく、焼いた後もふわふわな身に仕上がっていました。
【A評価】トップバリュ「ジッパーバッグ」
- トップバリュジッパーバック
- 検証時価格: ¥158〜
- 鮮度
- おいしさ
- 使い勝手
フリーザーバッグのおすすめランキングで同じくA評価だったのは、トップバリュ「ジッパーバッグ」。
1枚あたり13円とコスパも高くて使いやすいですが、少し薄手なので扱いに注意!
- 内容量
- 12枚入
- サイズ
- 27×28cm
- 厚さ
- 0.06mm
- 耐冷温度
- -30℃
- 耐熱温度
- 60℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ◯
ジップの開閉は文句なし!
ドリップも少なく、使い勝手も合格です。
【B評価】ライオン「リード 冷凍も冷蔵も新鮮保存バッグ L」
- ライオンリード 冷凍も冷蔵も新鮮保存バッグ L
- 実勢価格: ¥183〜
※Amazonはセット販売の商品ページです。
- 鮮度
- おいしさ
- 使い勝手
フリーザーバッグのおすすめランキングでB評価だったのは、ライオン「リード 冷凍も冷蔵も新鮮保存バッグ L」。
開閉もスムーズでしっかり密閉。焼いて少しパサついたのが残念でした。1枚28.9円とコスパは高いです。
- 内容量
- 14枚入
- サイズ
- 26.8×28.4cm
- 厚さ
- 0.06mm
- 耐冷温度
- -60℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ✕
- 型番
- -
使い勝手はいいけど焼くと残念
ジップは優秀だけどパサつきました。
【B評価】ニトリ「フリーザーバッグ ダブルジッパー」
- ニトリフリーザーバッグ ダブルジッパー
- 検証時価格: ¥179〜
- 鮮度
- おいしさ
- 使い勝手
フリーザーバッグのおすすめランキングで同じくB評価だったのは、ニトリ「フリーザーバッグ ダブルジッパー」。
ジップがやわらかめでほかより開きやすいですが、密閉力に不安が残りました。1枚あたり7.5円とコスパはいいです。
- 内容量
- 24枚入
- サイズ
- 27×31cm
- 厚さ
- 0.055mm
- 耐冷温度
- -70℃
- 耐熱温度
- 80℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ◯
密閉力に不安あり
かわいいけど、ちょっと頼りないです。
【B評価】カインズ「抗菌 ダブルジッパーバッグL」
- カインズ抗菌 ダブルジッパーバッグ L
- 検証時価格: ¥198〜
- 鮮度
- おいしさ
- 使い勝手
フリーザーバッグのおすすめランキングで同じくB評価だったのは、カインズ「抗菌 ダブルジッパーバッグL」。
ジップがかためなので、開けるときは強めに引っ張る必要があります。1枚あたり13.2円とコスパはまずまずです。
- 内容量
- 15枚入
- サイズ
- 26×27cm
- 厚さ
- 0.068mm
- 耐冷温度
- -30℃
- 耐熱温度
- 90℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ◯
鮮度はいいけどジップがかたい
鮮度はいいけど、使いにくいです。
【B評価】matsukiyo「Wチャックフリーザーバッグ」
- matsukiyoWチャックフリーザーバッグ
- 検証時価格: ¥327〜
- 鮮度
- おいしさ
- 使い勝手
フリーザーバッグのおすすめランキングで同じくB評価だったのは、matsukiyo「Wチャックフリーザーバッグ」。
使いやすいけれど、ドリップ量が多く、焼き上がりがパサパサになりました。1枚あたり10.9円とコスパはいいです。
- 内容量
- 大15枚、中15枚入
- サイズ
- 大27×28cm、中18×20cm
- 厚さ
- 0.06mm
- 耐冷温度
- -30℃
- タイプ
- ダブルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ✕
鮮度もおいしさも微妙
使い勝手がいいだけに残念です。
【C評価】ダイソー「冷凍用フリーザーバッグ Lサイズ」
- ダイソー冷凍用フリーザーバッグ Lサイズ
- 検証時価格: ¥110〜
- 鮮度
- おいしさ
- 使い勝手
フリーザーバッグのおすすめランキングでC評価だったのは、ダイソー「冷凍用フリーザーバッグ Lサイズ」。
唯一のシングルジップ。やはり鮮度のキープ力は弱かったです。1枚あたり8.5円とコスパは◎。
- 内容量
- 13枚入
- サイズ
- 27×28cm
- 厚さ
- 0.06mm
- 耐冷温度
- -30℃
- タイプ
- シングルジップ
- 電子レンジでの解凍
- ✕
鮮度のキープ力が弱い
シングルは鮮度に問題ありです。
フリーザーバッグのおすすめ まとめ
以上、フリーザーバッグのおすすめランキングでした。
今回の検証では、フリーザーバッグが違うと、食材の味にまで差が出ることがわかりました。
マツキヨやダイソーはドリップがたくさん出て、焼いてもパサパサ食感で残念。また、デザインがかわいいイケアは短期保存なら使いやすく、意外とおすすめです。
ストレスがないのはやっぱりジップロック!
旭化成ホームプロダクツ
ジップロック フリーザーバッグ L
ベストバイのジップロックは鮮度はもちろん、開閉しやすさがピカイチでした。保存のストレスが一切ないのでおすすめです。
今回の記事を参考に、使いやすいキッチンアイテムを選んでみてくださいね。
フリーザーバッグ・保存袋の売れ筋ランキングもチェック!
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