家庭用わたあめメーカーの魅力って?
休日やパーティのときは、みんなでワイワイ盛り上がれる家庭用のわたあめメーカーがおすすめです。
わたあめメーカーとは?
わたあめメーカーとは、お祭りフードの定番「綿あめ(綿菓子)」を家庭でも手軽に作れる機械のこと。綿菓子機とも言います。材料はざら糖(ざらめ)のほか、市販のキャンディを砕いて使用することができる物もあるようです。
綿あめといえば、原宿の『レインボーわたあめ』が人気ですが、原宿まで行くのはハードルが高いという人も、手軽に自宅で綿あめを楽しめます。
綿あめ(綿菓子)ができる仕組みは?
綿あめの原料は砂糖です。綿菓子機は、たらいのような容器の真ん中に筒状の釜があり、その釜に小さい穴がたくさん開いています。 ザラメ(砂糖)を釜に入れて回転させると、熱で溶けたザラメが遠心力で穴から細い糸になって出てきます。糸のように細くなった砂糖がからまって、ふわふわの綿あめになります。
わたあめメーカーならカラフルな綿あめも作れる
家庭用わたあめメーカーは、原材料は昔ながらのザラメやグラニュー糖はもちろん、市販の色付き飴玉(キャンディ)も使用可能なものがほとんどです。
SNSなどで大バズりした原宿のレインボー綿あめのようにカラフルなジャンボ綿菓子を作れて、ホームパーティなどで大活躍します。
MONOQLOが家庭用あたあめメーカーをテスト
家庭用わたあめメーカーは、多くの企業からさまざまなものが発売されています。
ネット通販で検索してみたところ、おもちゃチックな見た目の可愛らしい製品がずらり。見た目は同じでブランド名だけ異なるものも複数あります。どれを選べばいいのか、悩んでしまいますよね。
そこで、雑誌『MONOQLO』は家庭用わたあめメーカーの人気製品を比較テスト。初めてでもうまく作れる、おすすめを探しました。
家庭用わたあめメーカーの選び方は?
おすすめ商品を紹介する前に、まずは家庭用わたあめメーカーの選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:使える砂糖の種類は? ザラメと飴玉の両方に対応か?
いろんな味のわたあめを作りたいなら、飴玉でも作れるタイプの機種を選ぶと便利ですが、ザラメで作った方がフワフワに仕上がります。
カラフルで大きなわたあめを作りたい場合は、色付きのザラメを利用するのも手です。
小さいサイズのわたあめ作りやドリンクのトッピングに使う程度であれば、普通の飴玉でも問題ありません。やさしい甘さのわたあめになります。大人にはハッカやコーヒーもおすすめです。
ただし、炭酸入りの飴玉やソフトキャンディでは作れない機種もあるので、使える材料(砂糖)の種類は事前にチェックしておきましょう。
選び方2:予熱時間や連続使用可能時間をチェック
わたあめメーカーは、5分程度の予熱時間を要する機種が多いです。せっかちな人は予熱時間が短い機種を選ぶとよいでしょう。
また、綿あめを一気に大量に作りたいのであれば、連続使用可能時間が長い機種を選びましょう。
消費電力は400W前後の機種が多いですが、「ワット数が大きい=予熱時間が短い、連続使用可能時間が長い」とは必ずしも言い切れません。
電気代が気になる人は、消費電力の小さい機種も視野に入れて探してみるといいでしょう。
選び方3:分解して洗えるもの
楽しい時間の後に待っているのは、面倒な後片付けタイム。材料を投入する回転皿、受け皿、カバーを取り外せるタイプなら、お手入れがしやすいです。
選び方4:対象年齢をチェック
大人が綿あめを作るのであれば、一般的な家庭用の綿飴機で問題ありませんが、もしお子さんも一緒に作るのであれば、まず対象年齢をチェックしましょう。
小さなお子さんが使用される場合には、安全基準を満たしたおもちゃに付与される「STマーク」認定された玩具の綿飴機を選ぶのがおすすめです。
家庭用わたあめメーカーの人気商品を比較
今回、雑誌『MONOQLO』はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる人気の家庭用わたあめメーカーをピックアップ。
料理研究家の酒寄美奈子さんが全てのメーカーでわたあめを作り、「作りやすさ」「わたあめの完成度」「お手入れしやすさ」の3項目でテストしました。
それでは、評価が高かった順におすすめの家庭用わたあめメーカーを紹介します。
家庭用わたあめメーカーのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、家庭用わたあめメーカーのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||||
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ティーズわたあめメーカー SEW-2824
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275mm(約) |
275mm(約) |
275mm(約) |
1.56kg(約) |
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ライソンジャンボわたあめ屋さん KDCC-007R
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370mm(約) |
370mm(約) |
315mm(約) |
450W |
さじ、スティック |
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ライソンスイートマルーン
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170mm(約) |
1kg(約) |
270mm(約) |
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eモンズふわふわ大きいわたがし名人 プラチナム
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340mm |
340mm |
240mm |
1.6kg |
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東京DecoThe CottonCandy Maker
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290mm |
290mm |
210mm |
1.4kg(約) |
【1位】ティーズ「わたあめメーカー SEW-2824」
- ティーズわたあめメーカー SEW-2824
- 検証時価格: ¥10,800〜
- 作りやすさ
- わたあめの完成度
- お手入れしやすさ
- おすすめポイント
-
- ふわふわの綿あめが誰でもうまく作れる
- 見た目はもちろん、口溶けも絶品
- チープに見えないデザイン
- 幅
- 275mm(約)
- 奥行
- 275mm(約)
- 高さ
- 275mm(約)
- 重量
- 1.56kg(約)
まるで空気のようなふわふわの仕上がり
指でつまんでもこの通り! ふわふわの綿あめが誰でもうまく作れました。
向こう側が透けて見えるほど、繊細で空気を含んだ綿あめが作れます。なめらかな口溶けにも感動!
電源レバーもフォトジェニック
チープな製品が多かった中、こちらはデザイン性も◎。連続で6回使用OKなので、みんなでワイワイ作れます。
ランプ付きでわかりやすいです。
【2位】ライソン「ジャンボわたあめ屋さん KDCC-007R」
- ライソンジャンボわたあめ屋さん KDCC-007R
- 実勢価格: ¥6,980〜
- 作りやすさ
- わたあめの完成度
- お手入れしやすさ
- 幅
- 370mm(約)
- 奥行
- 370mm(約)
- 高さ
- 315mm(約)
- 消費電力
- 450W
- 付属品
- さじ、スティック
- 型番
- KDCC-007R
作りやすさ
- 評価:△
わたあめの完成度
- 評価:◎
お手入れしやすさ
- 評価:◯
トレイ上部が開放的なため、あめが飛び散りやすく周りが汚れてしまいます。トレイや投入皿の洗いやすさはまずまずです。
【3位】ライソン「スイートマルーン」
- ライソンスイートマルーン
- 実勢価格: ¥5,898〜
- 作りやすさ
- わたあめの完成度
- お手入れしやすさ
- 直径
- 270mm(約)
- 高さ
- 170mm(約)
- 重量
- 1kg(約)
- 型番
- KDCC-008P
作りやすさ
- 評価:△
わたあめの完成度
- 評価:◯
お手入れしやすさ
- 評価:△
うっかり砂糖を加熱部に落としてしまうと汚れを落としにくい構造です。
カバーのおかげで飛び散りは比較的少なめです。
【3位】eモンズ「ふわふわ大きいわたがし名人 プラチナム」
- eモンズふわふわ大きいわたがし名人 プラチナム
- 実勢価格: ¥8,555〜
- 作りやすさ
- わたあめの完成度
- お手入れしやすさ
- 幅
- 340mm
- 奥行
- 340mm
- 高さ
- 240mm
- 重量
- 1.6kg
- 型番
- COTTON CANDY MAKER PLATINUM
作りやすさ
- 評価:△
わたあめの完成度
- 評価:△
お手入れしやすさ
- 評価:◯
ステンレスのトレイなので、汚れを拭きやすいです。また、砂糖を落とすと電熱線が焦げやすい形状なので、注意が必要です。
【5位】東京Deco「The CottonCandy Maker」
- 東京DecoThe CottonCandy Maker
- 実勢価格: ¥5,480〜
- 作りやすさ
- わたあめの完成度
- お手入れしやすさ
- 幅
- 290mm
- 奥行
- 290mm
- 高さ
- 210mm
- 重量
- 1.4kg(約)
- 型番
- TDP-s027-GCM540
作りやすさ
- 評価:✕
わたあめの完成度
- 評価:✕
お手入れしやすさ
- 評価:◯
特筆するべき悪い点はほぼなし。トレイ・投入皿ともにぬるま湯のみで洗い流せました。
しかし、トレイはやや取り外しにくいです。
綿あめを上手に作るコツは?
最後に、綿あめを上手に作るポイントをご紹介します。
上手に作るには、途中で回し方を変えるのが一番のコツ。それでは、詳しいやり方を見ていきましょう。
1:トレイの中を大きく回してあめを串に巻きつける
トレイの中でぐるぐる巻きます。
濡れティッシュで串を湿らせて、大きく回してあめを串に巻き付けていくと巻き付けやすいです。
2:本体の上で串だけを回して丸く大きくしていく
ある程度巻いたら本体の少し上で串を横にして回転させます。あめが出てくるので巻き取っていきましょう。
「2」の工程で少し本体から離すと、大きなわたあめが作れました。
家庭用わたあめメーカーのおすすめ まとめ
以上、家庭用わたあめメーカーのおすすめランキングでした。
結果についてはランキングの通りですが、とにかく声を大にして言いたいのが「綿あめ、作るの難しすぎ!」ということ。
次々と出てくる繊維状になったあめを巻き取っていくのですが、トレイの中に散らばるあめを残さず絡め取る必要があり、とにかく忙しい! すぐに取りきれなかったあめはヒーターにあたって溶けたあと、すぐに固まるため、口溶けも悪くおいしさが半減してしまうのです。
検証でも、作りづらい製品で失敗が続いて気まずい空気が漂うこともありました。とはいえ、みんなが成功を連発したときの盛り上がりは格別。まさにパーティー状態!
つまり、わたあめメーカーはちょっと高くても、とにかく「誰でも上手に作れること」を基準に選ぶのが最適解だと思われます。
というわけで、今回ベストバイに認定したのはティーズ「わたあめメーカー SEW-2824」です。
綿あめ作りは初めてという7人で実際に試したところ、全員が丸くてふわふわなわたあめを作ることに成功! 見た目だけでなく、口に入れた瞬間に儚く消えていく口溶けが絶品で、口に運ぶ手が止まりません。
今回、偶然通りがかった編集部員からカメラマンまで、大人たちがはしゃぐ様子がとても印象的でした。ドリンクの上に綿あめをのせるアレンジも大好評。
なお、ざらめは一般のスーパーでは手に入らないこともあるので、ネット通販で購入しておくのがおすすめです。
ランキングを参考に、ぜひ自宅で綿あめ作りを楽しんでみてください。
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口溶けが圧倒的によくて感動しました!