家庭用製氷機とは?
今すぐ氷でキンキンに冷やした飲み物を飲みたい……でも氷がない！ なんてことありますよね。
そんなとき、おすすめなのが家庭用製氷機です。
家庭用製氷機のメリットは？
「家庭用製氷機」とは、家庭用の小型の高速製氷機。水道水をタンクに入れてスイッチを入れるだけで、最速6〜10数分で氷を作ってくれる製品です。冷凍庫の氷を使い果たしてしまった、でも買いに行くのはちょっと面倒……なんていうときにも頼れる存在です。
そんな便利な「家庭用製氷機」ですが、さまざまな製品があって、どれを選べばいいのかわかりませんよね。
そこで雑誌『MONOQLO』が、家庭用製氷機の人気5製品を比較テスト。氷を素早くたくさん作れる一台を探しました！
家庭用製氷機の選び方は?
今回は、一般的な家庭の食卓で使用することを想定し、扱いやすいサイズ感や重さを重視して評価しました。
なお、テストは全製品、同日・同じ室温・同じ水温の条件下で実施しました。
テスト1：製氷の速さ
タンクに最大量まで水道水を入れ、氷のサイズごとに1回目の製氷が完了するまでの時間を測定しました。
なお、ダイアモンドヘッドの製品は13段階も氷のサイズを設定できるので、13段階のうち、「-6（最小）」「0」「+6（最大）」の3パターンで計測しました。
テスト2：製氷量
タンクに水道水を入れ、バスケット満タンの合図が出るまで製氷。満タン時点の時間と氷の重さを測定し、1時間あたりの製氷量を算出しました。
また、できた氷のうち平均的な大きさのものを選び、サイズを計測しました。
なお、それぞれ氷サイズは「大」で計測していますが、ダイアモンドヘッドの製品は他製品の「大」に近い「0」で計測しています。
テスト3：使いやすさ
テスト4：お手入れのしやすさ
モニターが製氷〜お手入れまで体験し、使用感などをチェックしました。
以上のようにしてテストを行いましたが、製氷の速さ、製氷量、氷のサイズは、室温や水温、使用環境などにより異なります。各結果は、あくまでもテスト時の条件下での数値で、参考値ということをご留意ください。
それでは、評価が高かった順に、おすすめの家庭用製氷機を紹介します。
家庭用製氷機のおすすめは?
実際に使ってみてわかった、家庭用製氷機のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
| 商品 | おすすめポイント | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
ベルソス高速製氷機 VS-HI04BE
 |
|
製氷の速さ・量ともに優秀／コンパクトで軽い |
238mm |
300mm |
290mm |
6.5kg |
|
ジェネレーションパスsimplus コンパクト製氷機 SP-CED03
 |
|
製氷の速さも量も優秀／コンパクトで使いやすい／軽いから排水しやすい |
240mm |
290mm |
290mm |
6.2kg |
|
三金商事コンパクト 高速製氷機 ICE-C01
 |
|
コンパクトさは随一／製氷もスピーディ |
220mm |
290mm |
290mm |
6.2kg |
|
Sun Ruck高速製氷機「冷庫さん」シリーズ SR-HIM01
 |
|
タンク容量が大きく注水の手間を省ける／多めの氷を溜めておける |
245mm |
365mm |
325mm |
7.8kg |
|
ダイアモンドヘッドROOMMATE 高速アイスメーカー クリアロック RM-100H
 |
|
製氷量がダントツ／クリアな氷が作れる |
287mm |
375mm |
357mm |
11kg |
【1位】ベルソス「高速製氷機 VS-HI04BE」
- ベルソス高速製氷機 VS-HI04BE
- 実勢価格: ¥12,600〜
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- 製氷の速さ
- 製氷量
- 使いやすさ
- お手入れ
コンパクトサイズながら製氷量が優秀! 1時間でグラス約5杯分が作れる
家庭用製氷機のおすすめランキングで1位となり、ベストバイを獲得したのはA+評価のベルソス「高速製氷機 VS-HI04BE」です。
年々、本体の小型化が進んでいる家庭用製氷機ですが、本製品も卓上にラクラク置けるサイズ。
それでいて製氷量は優秀で、例えば4〜5人のホームパーティなら、1時間前から稼働させれば乾杯分は十分間に合います。
水を補給すれば1日最大12kg（公称値）まで氷を作り続けることができます。
キャップ型の小ぶりの氷で、フルーツやそうめんを冷やすのにも便利です。
- おすすめポイント
-
- 製氷の速さ・量ともに優秀
- コンパクトで軽い
- がっかりポイント
-
- 持ち手はややチープ
- 幅
- 238mm
- 奥行
- 300mm
- 高さ
- 290mm
- 重量
- 6.5kg
- 型番
- VS-HI04BE
テスト結果
製氷の速さ：◎+
- 小：8分8秒
- 大：8分43秒
- 1回でできる氷：9個
製氷量：◎
- 399g/h
キャップ型の氷が1時間で約400g!
上位4製品の製氷の速さに大きな違いはありませんでしたが、製氷量は本製品が頭一つリード。
大差ではありませんが、少しでも量を求めるなら、こちらがおすすめです。
1時間で399gとの結果で、300mlのグラス4〜5杯分になります。
飲み物や料理を冷やすのに最適です！
使いやすさ
軽量・コンパクトサイズ で扱いやすさ抜群。操作パネルもシンプルです。
持ち手もついてます。
お手入れ
洗浄モードあり。本体が軽く比較的ラクに持ち上げられるので、排水がしやすいです。
【2位】ジェネレーションパス「simplus コンパクト製氷機 SP-CED03」
- ジェネレーションパスsimplus コンパクト製氷機 SP-CED03
- 実勢価格: ¥9,980〜
- 製氷の速さ
- 製氷量
- 使いやすさ
- お手入れ
前モデルよりコンパクトで使いやすさアップ!
家庭用製氷機のおすすめランキング2位は、A評価のジェネレーションパス「simplus コンパクト製氷機 SP-CED03」です。
2024年5月発売。前モデルよりコンパクト化したことで、使いやすさが格段にアップしました。
製氷量もベストバイに迫る成績。デザインの好みで選んでいいでしょう。
- おすすめポイント
-
- 製氷の速さも量も優秀
- コンパクトで使いやすい
- 軽いから排水しやすい
- 幅
- 240mm
- 奥行
- 290mm
- 高さ
- 290mm
- 重量
- 6.2kg
- 型番
- z7-sp-ce03
テスト結果
製氷の速さ：◎＋
- 小：8分18秒
- 大：8分46秒
- 1回でできる氷：9個
製氷量：◯
- 351g/h
使いやすさ
前モデルよりサイズがコンパクトになり、より使いやすくなりました。
持ち手がついています。
お手入れ
お手入れモードあり。本体が軽く、排水がしやすいです。
本体表面に指紋がつきにくいのも○です。
【2位】三金商事「コンパクト 高速製氷機 ICE-C01」
- 三金商事コンパクト 高速製氷機 ICE-C01
- 実勢価格: ¥13,200〜
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- 製氷の速さ
- 製氷量
- 使いやすさ
- お手入れ
5製品中でもっともコンパクト
家庭用製氷機のおすすめランキング同率2位は、A評価の三金商事「コンパクト 高速製氷機 ICE-C01」です。
本体のコンパクトさを重視するなら、本製品が1番です。
製氷の速さ、製氷量、氷のサイズ、どれも上位2製品と大きな差はありません。
こちらもデザインの好みで選んで問題ない製品です。
- おすすめポイント
-
- コンパクトさは随一
- 製氷もスピーディ
- 幅
- 220mm
- 奥行
- 290mm
- 高さ
- 290mm
- 重量
- 6.2kg
- 型番
- ICE-C01
▼テスト結果
製氷の速さ：◎＋
- 小：8分2秒
- 大：8分46秒
- 1回でできる氷：9個
製氷量：◯
- 338g/h
使いやすさ
本体サイズは5製品中最小です。
操作もシンプルで扱いやすさは問題なし。持ち手つきです。
お手入れ
お手入れモードあり。上位2製品と同様、本体が軽く排水がラクです。
表面も汚れが目立ちにくいです。
【4位】Sun Ruck「高速製氷機「冷庫さん」シリーズ SR-HIM01」
- Sun Ruck高速製氷機「冷庫さん」シリーズ SR-HIM01
- 実勢価格: ¥18,144〜
タイムセールは毎日開催中！Amazonで見る¥18,144〜
アイテム毎日更新中！楽天市場で見る¥19,580〜
- 製氷の速さ
- 製氷量
- 使いやすさ
- お手入れ
大容量タイプで注水の手間が少ない
家庭用製氷機のおすすめランキング4位は、B評価のSun Ruck「高速製氷機「冷庫さん」シリーズ SR-HIM01」です。
サイズが大きい分、タンク容量が2L（上位3製品は1.2〜1.4L）あります。
長時間、注水の手間なく使いたいなら、この製品がおすすめです。
バスケットも大きいので、多めの氷を溜めておけるのもgoodです。
- おすすめポイント
-
- タンク容量が大きく注水の手間を省ける
- 多めの氷を溜めておける
- がっかりポイント
-
- 重いため排水に手間がかかる
- 幅
- 245mm
- 奥行
- 365mm
- 高さ
- 325mm
- 重量
- 7.8kg
- 型番
- SR-HIM01-BK
テスト結果
製氷の速さ：◎＋
- 小：8分10秒
- 大：8分26秒
- 1回でできる氷：9個
製氷量：◯
- 302g/h
使いやすさ
上位3製品に比べると一回り大きいサイズで、その分、置き場や持ち運びに多少の制約ありです。
お手入れ
洗浄モードなどはありません。
上位3製品より重さもあるため、排水の際はやや手がかかります。
【5位】ダイアモンドヘッド「ROOMMATE 高速アイスメーカー クリアロック」
- ダイアモンドヘッドROOMMATE 高速アイスメーカー クリアロック RM-100H
- 実勢価格: ¥21,750〜
タイムセールは毎日開催中！Amazonで見る¥23,660〜
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- 製氷の速さ
- 製氷量
- 使いやすさ
- お手入れ
圧倒的に透明度の高い氷が作れる! 本体サイズを許容できるならおすすめ
家庭用製氷機のおすすめランキング5位は、B評価のダイアモンドヘッド「ROOMMATE 高速アイスメーカー クリアロック RM-100H」です。
ランキングでは最下位となった本製品ですが、できあがる氷の透明度がとにかくキレイ！
製氷時間を度外視すれば製氷量も圧倒的。氷サイズは13段階で設定できます。
ただし、置き場所の確保や排水時の持ち上げなどの点で人を選ぶ製品。キッチンなどに据え置きするのがよさそうです。
価格も他製品より高額ですが、透明な氷を作りたいなら選んで間違いなし。この氷にグッときた人に使ってほしい一台です！
- おすすめポイント
-
- 製氷量がダントツ
- クリアな氷が作れる
- がっかりポイント
-
- 製氷時間は他よりかかる
- 本体が大きめで重い
- 幅
- 287mm
- 奥行
- 375mm
- 高さ
- 357mm
- 重量
- 11kg
- 型番
- RM-100H
テスト結果
製氷の速さ：◯
- −6：16分9秒
- 0：22分27秒
- ＋6：25分53秒
- 1回でできる氷：24個
製氷量：◎＋
- 557g/h
クリアな氷を大量に作れます
他4製品は冷却棒に氷をまとわせるのに対し、こちらはマス目状の仕切り壁から内側へと製氷していく作り方。
設定する氷サイズが大きいほど、完全なキューブに近づきます。
時間は他の倍以上かかりますが、じっくり透明な氷を作ります。
キューブ型のクリアな氷が1回24個できます！
使いやすさ
氷レベルが13段階あり、他より多少設定のステップあり。
製氷時間のカウントダウン表示は便利です。
お手入れ
クリーニングコースあり。
排水は他と同様に底面の排水溝からで、重いぶん、運搬には苦労します。
家庭用製氷機の使い方は?
家庭用製氷機の使い方はカンタン。水を入れてスイッチを入れたら放っておくだけで次々と氷を作ってくれます！
ということで、ベストバイのベルソス「高速製氷機 VS-HI04BE」を例に、家庭用製氷機の使い方を紹介します。
使い方1：タンクに水を入れます
フタを開けて氷ケースを取り出し、貯水タンクに水を入れます。
水は水道水が推奨されています。
使い方2：ボタンを押して製氷開始
コンセントに接続し、電源をオンで製氷を開始します。
ベルソス「高速製氷機 VS-HI04BE」では、操作パネルで「小」か「大」のサイズを選びます。
使い方3：冷却棒で氷を作ります
本体内の冷却棒に水をまとわせて氷が作られます。
棒の本数（ベルソス「高速製氷機 VS-HI04BE」は9）が、1回に作れる氷の個数です。
使い方4：完成した氷はバスケットに
氷が完成すると自動で下のバスケットに落ちます。
バスケットが満タンになるまで、つぎつぎ製氷します。
使い方5：水がなくなるまで製氷します
満タンになると運転は自動停止しますが、氷を取り出すと再開。
水がなくなるまで作り続けます。
使い方6：使用後は排水溝から排水
使用後は、洗浄モード運転でお手入れ。
最後に、本体底面の排水栓を抜き、残った水を捨てます。
家庭用製氷機の検証まとめ
以上、家庭用製氷機のおすすめランキングでした。
水が必要なときに、スピーディに氷がザクザクたくさん作れる家庭用製氷機。最近のものはコンパクト化されており、卓上でも使いやすくなりました。
今回、ベストバイに選ばれたのはベルソスの「高速製氷機 VS-HI04BE」。
製氷の速さや使いやすさ、お手入れなどは、上位3製品とも同等レベルといえますが、ベルソスの製品は氷のひとつひとつがしっかりしており、製氷量で差が出ました。
しかも、洗浄モード搭載でお手入れもラクちん。着実に仕事をする優等生です。
本記事を参考に、ライフスタイルにあった一台をぜひ選んでみてください。
家庭用製氷機のおすすめ
ベルソス
高速製氷機
VS-HI04BE
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