インナーダウンとは?
インナーダウンとは、アウターの下に着るダウンウェアのこと。
近年ビジネスシーンではカジュアルアイテムが許容される場面が増え、通勤時に着用する人も増えています。
もちろん、休日の外出時などカジュアルなシーンでもコーディネートに取り入れやすく、羽織るだけで暖かいので、一着持っておくだけで便利に使えるアイテムとして注目されています。
MONOQLOがインナーダウンをテスト
そこで雑誌『MONOQLO』が、インナーダウンをベストタイプ9製品、ジャケットタイプ6製品でそれぞれ比較テストを行いました。
保温性だけでなく、ビジネスとカジュアルの2シーンにおける見た目の評価など総合的に評価しました。
インナーダウンの魅力は?
テスト結果とおすすめランキングの前に、まずはインナーダウンの魅力について解説します。
一着あるだけで活躍するインナーダウンの特徴は、軽くて薄くて暖かいこと。
羽織るだけで暖かい!
重ね着できるほど薄い生地!
カバンに収納も余裕です。
ポイント1:秋・冬・春の3シーズン使える!
他の服と重ね着することで、涼しい程度の気温から肌寒い気温までカバーすることが可能。
夏以外の3シーズン通して活躍するアイテムなんです。
ポイント2:カジュアルシーンでもビジネスシーンでもオシャレ
インナーダウンは、もともとは登山着の一つとして使われていたため、カジュアルな印象を与えるウェアです。
しかし、近年はビジネスシーンにおいても多少許容される風潮に変化してきていて、オンオフ共に使えるようになってきました。
ポイント3:アウターとしても十分暖かい!
“インナー”ダウンという名前の通り、本来はインナーとして着るダウンですが、アウターとしてもおしゃれに見えるのが特徴です。
近所の散歩だけでなく、実はおしゃれ着としても活躍してくれる使い勝手の良いアイテムです。
インナーダウンの選び方は?
今回、雑誌『MONOQLO』編集部は、ベストタイプとジャケットタイプのインナーダウン15製品をピックアップ。
識者と共に、以下の項目で各製品を比較テストしました。
テスト1:保温性
晋遊舎のテスト機関『LAB.360』にて、室温0℃の環境下で一定時間着用し、内部の状態をサーモグラフィーカメラで撮影。
その温まり具合から、目視で評価を行いました。
テスト2:見た目(ビジネス・カジュアル)
製品がビジネスシーンとカジュアルシーンにそれぞれ適している見た目をしているかを、服のプロである服飾ジャーナリストの飯野さんとスタイリストの森井さんが実物を見てチェックしました。
テスト3:動きやすさ
森井さんと飯野さん、編集部が実際に着用して、体の動きを邪魔しないかチェックして評価。
スーツのジャケットを着た場合の動きやすさも確認しました。
テスト4:作りの良さ
主に飯野さんが縫製の良さや作りの丁寧さなどを評価しました。
縫い目の丁寧さや立体縫製による体へのフィット感などを中心にチェックしました。
それでは、「ベストタイプ」「ジャケットタイプ」の順に、インナーダウンのおすすめランキングを紹介します!
なお、「ベストタイプ」「ジャケットタイプ」それぞれにおいて、ビジネス向けにもっとも良かったものと、カジュアル向けにもっとも良かったものに、「ビジネス部門ベストバイ」「カジュアル部門ベストバイ」を認定しました。
【ベストタイプ】インナーダウンのおすすめは?
【1位】AOKI「【L&Wデザイン】リバーシブル ダウン混ジレ」
- AOKI【L&Wデザイン】リバーシブル ダウン 混ジレ
- 検証時価格: ¥6,589〜
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- おすすめポイント
-
- スーツとの相性ならAOKIが圧倒的高評価
- これ一着あるだけでスタイルと防寒をバッチリ両立!
- ステッチの風合いは専門家も絶賛!
- 着丈
- 57cm(Mサイズ)
- 肩幅
- 35cm(Mサイズ)
- 胸囲
- 102cm(Mサイズ)
- 胴囲
- 95cm(Mサイズ)
- 素材
- ポリエステル100%(表側)、ナイロン100%(裏側)、ポリエステル90%・ダウン8%・フェザー2%(中綿)
【保温性】体全体をしっかり保温してくれる
▼Before
Tシャツ1枚で0℃の環境にいたことで、全身が冷えて青くなっています。
▼After
その後、同じ環境でインナーダウンとジャケットを着用してから一定時間過ごすと、全体的に黄色や赤色に変化し、体温がしっかり上昇しました。
【見た目(ビジネス)】生地感もフォルムもダウンっぽさゼロの装い
本格的なベストをしっかり踏襲したフォルムで、とくに裾の形がフォーマルな雰囲気を崩しません。また、襟のVゾーンも深いので、ネクタイがキレイに見えるのもポイント。
ほかのダウン生地の製品と比べると、質感は段違いでした。
裾やポケットの形状も妥協なし
生地感やフォルムなど、総合的にウールのベストそのまま。
主張しすぎないデザインで、スーツとうまく調和します。
テーラードジャケットとの相性はバツグンです。
【見た目(カジュアル)】裏返すことでカジュアル向けの一着に
リバーシブル仕様で、裏返すとダウン生地が現れるようになっています。
ただ、フォルムとしてはTシャツやカットソーと合わせないほうが無難。薄手で上質な質感なので、厚手のセーターよりシンプルな襟付きシャツのほうがチグハグ感が出ません。
ジャケパン用と割り切って使いましょう。
生地の合わせも自然
裏地のダウン生地はやや光沢があるタイプ。
ポケットや縫製などの作りは問題なく、シンプルな見た目です。
【動きやすさ】ジャケット着用時も動きにフィット
ダウンのモコモコした感覚は少なく、薄手なのでジャケットを羽織っても胸元に窮屈さはありませんでした。
体にしっかりとフィットするため、腕を上げたり回しても、ワキ下や襟が崩れずに体に付いてくるのも快適。起毛生地ですが、ジャケットに引っかからないのも高評価です。
胸元の圧迫感は少なめです。
体の動きとの一体感がありました。
腕や肩を動かしやすい肩幅です。
【作りの良さ】襟元やポケットの縫製がとにかく丁寧
表地はポリエステル素材ですが、ウール生地の風合いがしっかりと感じられます。
リバーシブルで裏面にするとダウンジャケットになり、ラフなスタイルにも対応。幅広い着こなしを楽しむことができます。
微起毛した生地が特徴です。
縫製が細かく丁寧で「スーツの襟のフチなどにつけられるハンド風ステッチ(AMFステッチ)みたい」と専門家もべた褒め。
ボタンやポケットの作りなども「ビジネスウェアとして一定の基準を満たしている」と、作りの良さは優秀です。
肩まわりや襟元もフィット感が高く、動きを妨げない設計が感じられました。
生地や縫製がウールのベスト風で高評価!
イマドキのビジネスシーンをしっかり意識したディティールです。
薄手なのでジャケットを羽織っても腕をスムーズに動かせました。
【プロのイチ推しコーデ案】ウールジャケットと合わせても違和感ない生地を活かす
裏面のダウンではなく、表面のジレの風合いを生かしたビジネスとカジュアルを調和したコーデ。
ジャケットやパンツ、ローファーなどのカチッとした服でおしゃれなビジネスマンっぽさを演出します。
ジャケパンOKのビジネスシーンで活躍してくれます。
白かストライプのシャツの色をあえて出す
シャツはシンプルな白もしくは青・白のロンドンストライプがジレのフォルムにマッチ。
休日でラフ感を出したいのであれば、シャツは袖をめくったり、裾から出してもOKです。
ズボンや靴も派手すぎずシックなものを
パンツはグレーもしくは紺色のチノパンにスエードのローファーか、チャッカブーツを。
あまり派手すぎず、シックな色合いや雰囲気で落ち着いたテイストを意識するとよいでしょう。
【2位】ユニクロ「パフテック コンパクトベスト」
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- おすすめポイント
-
- 大きな欠点のないバランス派
- Vゾーンをボタンで調整できる!
- ボディ全体を温まる
- 着丈
- 63cm(Mサイズ)
- 身幅
- 53cm(Mサイズ)
- 素材
- ナイロン100%(表側)、ポリエステル100%(中わた)、ナイロン93%・複合繊維(ナイロン)7%(裏側)、ポリエステル100%(ポケット布)
【保温性】冷えた状態からでも体温が大きく上昇
▼Before
▼After
着用前のサーモでは体全体が青色で冷えた状態でした。
しかし、着用して一定時間後は体の中心部がわずかに青色に残るくらいで、全体の体温が上昇しました。
【見た目(ビジネス)】ロゴなしの無地だからスーツの邪魔をしない
生地はテカテカしすぎずロゴもないので、スーツの違和感を崩しにくいです。
襟のVゾーンの深さをボタンで調節できるギミックで、ネクタイをキレイに見せられます。
襟のVゾーンを深くできるのはスーツ向きです。
【作りの良さ】縫製は丁寧で補強もしっかり
ステッチの幅は均等で、ポケットの両端にかんぬき止めという補強縫いを入れるなど、コスパを考えれば合格点。
ファスナーの滑りやボタンの着脱もスムーズで、大きな欠点はありません。
価格を考えれば十分な品質です。
パッカブルは軽くてコンパクトです。
【3位】ナンガ「インナー ダウンベスト」
- ナンガインナー ダウンベスト
- 実勢価格: ¥21,779〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥25,300〜
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- おすすめポイント
-
- 肌寒い日でも暖かさをキープ
- ツヤのある生地は高級感たっぷり
- 総合的なデザイン性はトップクラス
- がっかりポイント
-
- ビジネスシーンではちょっと目立ちすぎる
- 着丈
- 71cm(Mサイズ)
- 身幅
- 55.5cm(Mサイズ)
- 肩幅
- 42cm(Mサイズ)
- 素材
- 10dn リサイクルナイロン(表生地)、10dn リサイクルナイロン(裏生地)、リサイクルダウン[650FP](ダウン)
【保温性】体の広範囲がしっかり暖まった
▼Before
▼After
着用前は肩から胸にかけてわずかに黄色があるくらいでしたが、一定時間後には体全体が黄色から赤色になっています。
しっかりフィットして包まれる感覚で、体感的にも暖かいです。
【見た目(カジュアル)】ストリートテイストがラフな服装にマッチ!
光沢のある生地感やフォルムはほどよいストリートテイストが感じられて、これ一着でアウターとしても様になります。
胸ポケットや引き手付きのジッパー、前立てのステッチなども絶妙なアクセントでデザイン性の高さは秀逸です。
全体的に高級感があって見栄えがします。
【作りの良さ】耐久性とデザインを丁寧な作りで両立!
生地感やダウンのステッチなどの作りがよくて質感は高評価。ジッパーは引き手がオシャレです!
縫製も丁寧で前立てに補強テープを使うなどの配慮があります。
【プロのイチ推しコーデ案】Tシャツと合わせてストリート感を演出
羽織るだけでしっかりキマります!
ベストに存在感があるので、奇をてらわずキレイめに!
存在感のあるフォルムはレイヤードしやすい
ツヤ系生地や厚手のフォルムはアウターとして着ても存在感を発揮。
ジョガーパンツとスニーカーでラフに合わせ、両方ともベストと同じ黒で統一感を出します。
Tシャツやカットソーでストリートっぽく決める
ストリートテイストのデザインが特徴のナンガ「インナー ダウンベスト」は、Tシャツやカットソーのようなラフスタイルが映えます。
長袖の場合は、まくって手首を見せるのがポイントです。
【4位】無印良品「軽量ダウン ノーカラーベスト(帯電防止裏地)」
- 無印良品軽量ダウン ノーカラーベスト(帯電防止裏地)
- 実勢価格: ¥3,990〜
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- 着丈
- 62cm(Mサイズ)
- 肩巾
- 40.5cm(Mサイズ)
- 胸囲
- 103cm(Mサイズ)
- 胴囲
- 98cm(Mサイズ)
- 裾周り
- 92cm(Mサイズ)
- 素材
- ナイロン100%(表地)、ナイロン100%(裏地)、ダウン90%・フェザー10%(中わた)、ナイロン93%・ポリウレタン7%(パイピング)
本体のポケットに収納して持ち運べる
たたんでポケットに入れたら収納完了です。
【見た目(ビジネス)】スーツの下に着ても違和感は少ない
シンプルなデザイン。無地でロゴもなく、生地の光沢やダウン感もそこまで強くないので、スーツのきちんと感を損ないません。
Vゾーンの深さもまずまずでした。
ロゴがないのはスーツ向きです。
【動きやすさ】腕を動かしてもベストがズレにくい
アームホールが小さめで肩や脇にフィットするため、動いたときに脇下や襟の生地がずれにくいです。
薄手で軽やかなのも高評価でした。
フィット感も問題ありませんでした。
【作りの良さ】糸のほつれもなくポケットも使いやすい
ステッチはキレイで、腰ポケットに隠しスナップを入れるなど、作りの良さは十分。
アームホールやVゾーンの形も上々の評価です。
縫製やボタンの作りは合格点です。
【5位】タイオン「ベーシック クルーネックボタン インナーダウンベスト」
- タイオンベーシック クルーネックボタン インナーダウンベスト
- 実勢価格: ¥4,530〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥4,530〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥4,950〜
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- 着丈
- 64cm(Mサイズ)
- 肩幅
- 43.5cm(Mサイズ)
- 身幅
- 52.5cm(Mサイズ)
- 素材
- ナイロン100%(表地[無地])、ポリエステル100%(表地[プリント])、ポリエステル100%(裏地)、ダウン95%・フェザー5%(中わた)
- 型番
- TAION-004
【保温性】保温性も及第点
▼Before
▼After
着用して4分後のサーモでは、赤い部分は多くありませんが、体温は上昇しています。
秋口の気温なら十分な保温性です。
【見た目(ビジネス)】無地のロゴなしはビジネスでも使える
キルティング加工の生地です。生地の質感はカジュアル風ですが、ロゴがないのでスーツの雰囲気は崩れにくいです。
Vゾーンからネクタイもきちんと見えました。
シルバーボタンは好みが別れます。
【見た目(カジュアル)】質感やデザインはカジュアルで映える
キルティング加工の生地や、本体の色と異なるシルバーボタンなどに個性が。ストリート風のファッションでまとめると若さを出せます。
アクセントのあるデザインです。
【作りの良さ】
フックと留めが付いています。
【5位】モンベル「スペリオダウン Vネックベスト」
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- 着丈
- 65.5cm(Mサイズ)
- 胸囲
- 105cm(Mサイズ)
- 肩幅
- 41cm(Mサイズ)
- 裾囲
- 105cm(Mサイズ)
- 素材
- 20デニール・バリスティック®ナイロン・リップストップ[はっ水加工](表地)、800フィルパワー・EXダウン(中綿)
【見た目(カジュアル)】程よいアウトドアテイストでキレイめコーデに向く
前立てのステッチやキルトの風合い、ロゴはアウトドア感が強めですが、生地は光沢がなくて上品に決められます。
【動きやすさ】腕を動かしてもつっぱらない
アームホールの前方を広くして腕の動きを妨げない加工を施しています。胸元の圧迫感もなく着心地はバツグンです。
体にしっかりフィットしていました。
薄手なのでレイヤードしやすいです。
【作りの良さ】縫製がしっかりして質感も上等です
ステッチが均一で、全体的に縫製はしっかり。前立てはボタンの両側に縫いを入れるなど補強も考えられていて、作りの良さは花丸でした。
首まわりのフィットも自然です。
ブランドのこだわりを感じました。
コンパクトに収納可能です。
【5位】モンベル「U.L サーマラップ ラウンドネックベスト」
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- 着丈
- 71cm(Mサイズ)
- 胸囲
- 105cm(Mサイズ)
- 肩幅
- 41cm(Mサイズ)
- 裾囲
- 103.5cm(Mサイズ)
- 素材
- 12デニール・バリスティック エアライト® ナイロン・リップストップ[はっ水加工](表地[身頃])、ストレッチ エクセロフト®[ポリエステル](保温材)
【見た目(カジュアル)】存在感のあるジッパーのデザイン
ジッパータブやポケット、ステッチなどのアウトドア感のある装飾が特徴。
ただし生地はマットでおとなしめなので、キレイめコーデでまとめるのが正解です。
Tシャツと合わせるのがおすすめです。
【動きやすさ】薄手で圧迫感は低い
生地が薄手なので、ジャケットの下に着たときも胸元の圧迫感がありません。
アームホールの前方側を広くする加工がしてあり、両腕や肩を動かしたときも自然にフィット。窮屈感が少ないのも高評価です。
軽いので、重ね着の違和感も少なめでした。
【作りの良さ】
紐や生地感は高級感があります。
【8位】ユニクロ「ウルトラ ライトダウンベスト」
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- 着丈
- 65cm(Mサイズ)
- 身幅
- 54.5cm(Mサイズ)
- 素材
- ナイロン100%(表側)、ダウン90%・フェザー10%(中わた[本体])、ナイロン93%・複合繊維[ナイロン]7%(裏側)
【作りの良さ】縫製や補強は丁寧さが光る
縫製は全体的に丁寧で、ポケットの両端はかんぬき止めで補強されています。
ポケットや前中心はジッパータイプで、開閉時の滑りもスムーズ。アームホールのゴムの伸縮も問題なく機能していました。
生地やパーツはシンプルな作りです。
立ち襟とジッパーはビジネスに向かない
ジャケットの下に立ち襟のダウンを着ると違和感が大きめ。ネクタイが隠れてしまうのもネックです。
立ち襟はカジュアル向きです。
【9位】OUTDOOR PRODUCTS「インナーダウン ベスト」
- OUTDOOR PRODUCTSインナーダウン ベスト
- 検証時価格: ¥5,489〜
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- 素材
- ナイロン100%(表側)、ダウン90%・フェザー10%(中わた[本体])、ナイロン100%(裏側)
【見た目(カジュアル)】適度なアウトドアテイストが◯
前身頃のステッチや全体的なフォルム、ロゴなどにアウトドア感があります。
薄手なので、厚手の服よりシンプルなTシャツがマッチします。
【作りの良さ】
ロゴ入りの収納袋が付属します。
シワは安っぽさやだらしなさにつながる
シワ感が強いダウンはインナーとしてもアウターとしても見栄えが悪く、ビジネス使いだとだらしなく見えてしまいます。
ビジネスコーデでシワは厳禁です。
【ジャケットタイプ】インナーダウンのおすすめは?
【1位】モンベル「スペリオダウン ラウンドネック ジャケット」
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- おすすめポイント
-
- アウトドア初心者でも着こなしやすい!
- 落ち着いた質感でオトナが着こなしやすい
- 動いてもズレにくく、腕の動きがスムーズ
- 着丈
- 66.5cm(Mサイズ)
- 胸囲
- 106cm(Mサイズ)
- 肩幅
- 45cm(Mサイズ)
- 裾囲
- 105cm(Mサイズ)
- 素材
- 20デニール・バリスティック® ナイロン・リップストップ[はっ水加工](表地)
体の動きを妨げないパターンへのこだわりを感じさせました。
主張しすぎないマットな生地感はオンオフで合わせやすいです。
【保温性】特に胸元が暖まる傾向
▼Before
▼After
ジャケットタイプの保温性テストですが、どの製品もお腹まわりの体温上昇が少ないという結果に。モンベルも同じく、4分間の着用後に撮影したサーモでは、お腹まわりが青いままでほとんど体温が上昇していません。
しかし、肩から胸元にかけては緑から黄色や赤っぽい色が広がっていて体温の上昇が見られました。
真冬のような寒い日は、アウターよりインナー使いがおすすめです。
【見た目(ビジネス)】ジャケットを着ればロゴも悪目立ちしない
上品なアウトドア感で、ガチガチのスーツよりもジャケパンのライトなコーデに向きます。
ただ、シャツに羽織ってコートを重ね着するなら、ロゴも見えずに動きやすいです。
コートは襟あり、なしの両方でコーデできます。
【見た目(カジュアル)】マットな質感でコーデしやすい
ボタンの両端を縫った前立て、袖や襟の作りは、アウトドアテイストを生かす絶妙なアクセントになっています。
その一方、生地の光沢を抑えることでラフになりすぎず、年配の人でも着こなしやすいのも魅力。
また、襟のないデザインのアウターは質感が安っぽいとダサく見えてしまいますが、モンベルは生地の厚さもちょうど良くてキレイめに見えるのもポイントです。
カットソーと合わせると若々しく見せられます。
【動きやすさ】動きを妨げないフィット感
アクティブなシーンで着用することを想定したアウトドアウェアということもあり、体の動かしやすさは秀逸。
とくにアームホールの作りがよく、ワキ下に吸い付くようなフィット感は高評価です。
腕や肩を大きめに動かしてみても窮屈さがなく、首まわりもズレずに着用できました。
生地が体の動きにしっかりフィットしています。
【作りの良さ】縫製や質感は高級感あり
全体的に縫い方がキレイ。「襟や裾など細部まで作りが丁寧」と専門家が絶賛しました。
ステッチに粗さがありません。
ダウンの生地はマットで下品に見えず、キルトの形やフォルムは高級感があります。
ラフなスタイルで着こなしても安っぽく見えません。
収納袋の生地は安っぽさがなく、耐久力も高そうです。巾着のコードもさりげない柄が入っていてアウトドア感があります。
縫製やパターンは有名ブランドの矜持を感じます。
ダウン感の少ない生地感はコーデしやすいです。
【プロのイチ推しコーデ案】落ち着いた風合いのダウンはラフ&シンプルで若見えを目指す
年配の人がノーカラーを着ると老け込みがちですが、落ち着いた風合いのダウンなのでシンプルなインナーやジャケパンと合わせると若々しく見えます。
マットな生地感によってキレイめにまとまります。
落ち着いた生地なので年配の人でも無難にまとめやすいです。
キレイめのクルーネックシャツで若々しさを
ノーカラーはカジュアルを連想しますが、本製品はマットな生地である程度の質感があるため、キレイめのクルーネックをインナーに合わせると若々しく見えるのがポイントです。
下半身は主張しすぎないカラーが正解
キレイめの大人っぽいコーデを意識して、パンツは暗めのモノトーン系でスーツに近いものを。
靴はヌケ感を出すためにスニーカーを選びましたが、色はシックに抑えました。
【2位】タイオン「ベーシック クルーネックボタン インナーダウンジャケット」
- タイオンベーシック クルーネックボタン インナーダウンジャケット
- 実勢価格: ¥7,128〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥7,920〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥7,920〜
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- おすすめポイント
-
- スタイリストも認める高いファッション性
- ロゴがないのも高評価
- 銀のボタンがアクセントに
- 着丈
- 64.5cm(Mサイズ)
- 肩幅
- 43.5cm(Mサイズ)
- 身幅
- 52.5cm(Mサイズ)
- 袖丈
- 63.5cm(Mサイズ)
- 素材
- ナイロン100%(表地[無地])、ポリエステル100%(表地[プリント])、ポリエステル100%(裏地)、ダウン95%・フェザー5%(中わた)
【見た目(ビジネス)】無地でシンプルだからコートにもマッチする
生地にハリがあるのでジャケットのインナーは若干圧迫感があります。
ただ、無地なのでスーツとの相性は良いです。
ジャケットの下に着ても悪目立ちしません。
【見た目(カジュアル)】上品なストリート感でオトナもダサく見えない
銀色ボタンやキルティング加工にはストリート感があり、Tシャツやカットソーなどのラフなファッションが映えます。
ハリがあるから存在感も高い。
【プロのイチ推しコーデ案】ストリート感を生かした着合わせを
スクエアのキルティングやシルバーボタンはデザイン性が高め。ストリート風に着ましょう。
生地感がしっかりしているのでフード合わせがおすすめ。
上下でメリハリを出すのがポイント
上半身に存在感があるので、パンツはだぼっとしすぎないスッキリめです。
【3位】ユニクロ「ウルトラライトダウン ジャケット」
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- おすすめポイント
-
- アウター使いがおすすめ
- 保温性が高い
- 着丈
- 64cm(Mサイズ)
- 肩幅
- 45.5cm(Mサイズ)
- 身幅
- 57cm(Mサイズ)
- 裄丈
- 86.5cm(Mサイズ)
- 素材
- ダウン90%・フェザー10%(中わた[本体])
【保温性】首元までしっかり温まった!
▼Before
▼After
立ち襟が覆っている首の根元が赤くなりました。
【作りの良さ】
価格を考えれば、つくりは上質です。
【3位】ユニクロ「パフテックジャケット」
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- 着丈
- 64.5cm(Mサイズ)
- 肩幅
- 45.5cm(Mサイズ)
- 身幅
- 54.5cm(Mサイズ)
- 裄丈
- 86.5cm(Mサイズ)
- 素材
- ポリエステル100%(中わた[本体])
【見た目(カジュアル)】襟付きでアウターとして決まる
ノーカラーよりも、襟のアクセントで存在感が出ます。
ラフなTシャツでスポーティーさを出します。
【作りの良さ】
軽量だから持ち運びがラクです。
【5位】無印良品「軽量ダウン ノーカラージャケット(帯電防止裏地)」
- 無印良品軽量ダウン ノーカラージャケット(帯電防止裏地)
- 実勢価格: ¥5,990〜
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- 着丈
- 65cm(Mサイズ)
- 肩巾
- 43.5cm(Mサイズ)
- 胸囲
- 106cm(Mサイズ)
- 胴囲
- 102.5cm(Mサイズ)
- 袖丈
- 63.3cm(Mサイズ)
- 裄丈
- 85cm(Mサイズ)
- 裾周り
- 92cm(Mサイズ)
- 素材
- ダウン90%・フェザー10%(中わた)
【動きやすさ】袖ありダウンの中では薄くて動きやすい
スリムですがタイトではなく、適度なフィット感でした。
薄手なのでインナーとしては着やすいです。
【作りの良さ】
ミニマルなデザインはビジネスでも便利です。
【6位】OUTDOOR PRODUCTS「インナーダウン ジャケット」
- OUTDOOR PRODUCTSインナーダウン ジャケット
- 実勢価格: ¥4,612〜
- 保温性
- 見た目(ビジネス)
- 見た目(カジュアル)
- 動きやすさ
- 作りの良さ
- 身幅
- 53cm(Mサイズ)
- 肩幅
- 42cm(Mサイズ)
- 身丈
- 64cm(Mサイズ)
- そで丈
- 62cm(Mサイズ)
- 素材
- ダウン90%・フェザー10%(中わた)
- 型番
- JM1659_206234002
【保温性】体温の上昇は胸元だけ
▼Before
▼After
胸元は温まりましたが、腹まわりは上昇していません。
【作りの良さ】
縫製やシワの多さで作りは少し甘めです。
まとめ:機能性もコーデも死角なしはAOKI !
インナーダウンのベスト9製品、ジャケット6製品をそれぞれ比較テストしました。
まず、今回評価を重視した「保温性」ですが、袖のないベストタイプも袖ありのジャケットタイプでも、複数の製品が◎評価を獲得。
さらに、△評価となった製品はなかったため、今回テストした製品はすべて、ある程度の保温性が見込めることが検証で明らかになりました。
次に「着こなし」ですが、スーツと合わせるならベストタイプ、ジャケパンのようにライトなビジネススタイルならジャケットタイプが向いています。
とくにベストタイプは無地でロゴのないデザイン、生地や装飾が落ち着いて主張しすぎないなど、スーツのきちんと感を崩さないことが重要でした。
一方、カジュアルなシーンの場合、シンプルすぎると安っぽく見えるため、生地や装飾の存在感や質感はある程度の個性が必要です。
「動きやすさ」や「縫製(作りのよさ)」は、どの製品も一定以上のクオリティをキープ。激しい製品競争があるがゆえの完成度の高さだと言えます。
今回もっとも高評価となったのは、ビジネスとカジュアルの両方で使える、AOKIの「【L&Wデザイン】リバーシブル ダウン混ジレ」。ジレ風のフォルムと布・ダウンのリバーシブルで、オンオフどちらのコーデも違和感がありません。
しかも防寒性も高く動きや作りも優秀。これ一着あるだけで肌寒い季節も快適に過ごせます。
最後に、各部門のベストバイをまとめて紹介します!
【ベストタイプ・ビジネス部門】インナーダウンのおすすめ
AOKI
【L&Wデザイン】リバーシブル ダウン 混ジレ
【ベストタイプ・カジュアル部門】インナーダウンのおすすめ
ナンガ(NANGA)
インナー ダウンベスト
【ジャケットタイプ・ビジネス部門】インナーダウンのおすすめ
モンベル
スペリオダウン ラウンドネック ジャケット
【ジャケットタイプ・カジュアル部門】インナーダウンのおすすめ
タイオン(TAION)
ベーシック クルーネックボタン
インナーダウンジャケット
以上、インナーダウンのおすすめランキングでした。
紹介した商品詳細を参考に、自分に合ったお気に入りの1着を、ぜひ見つけてみてくださいね。
メンズコートの売れ筋ランキングもチェック!
メンズコートのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
コンパクトで暖かいので、旅行にいくときにも活躍してくれます。