手書きの感覚に近いかどうか 3つのポイントに絞り6製品を比較
6種類のスタイラスペンの書き味を検証。選ぶ時に重要なのは用途をある程度絞ることで、今回は『文字や図を手書きする感覚』に近いかどうかにこだわりました。
検証には、2017年3月に発売された新iPad、「Air」も「Pro」もつかない「無印iPad」を使っています。検証に伴い、注意したのは下記の3点です。
製品によってかなり書き味が異なります。
ポイント1:書き出しのタイムラグとズレが小さいかどうか
最近主流のペン先は3種類で左から細いタイプ、中央は丸いタイプ、右はディスクタイプ。ペン先のタイプによって、書き出しのタイムラグとズレにある程度特徴があります。
ちなみに、左はペン先から静電気を発生させる仕組みを搭載したアクティブスタイラスで、細くて硬いプラスチックをペン先にした製品。
ポイント2:素早く書いても筆跡が正確かどうか
ブレずにきれいな線を引けるかをチェック。細かい線を素早く書いても意図しない線になりにくいペンの方が、ストレスなく使えます。
ポイント3:長時間書いても疲れないか
少し使って違和感がないかを確認。ペンの重さ、軸の太さ、表面の滑りやすさなど、複数の要因によって疲れ具合はかなり異なります。
さて、無印iPadと相性が良くて一番手書き感覚に近いペンはどれでしょうか? 実用性十分なランキングを見てみましょう。
1位はルネサンス・プロ 反応速度と正確な追従性が魅力
反応速度ピカイチのアクティブスタイラス。単4乾電池を入れる今では珍しいタイプですが、重量バランスが良く長時間でも快適に使えます。職場で使うメモ用ペンはこれがベスト! iPadとの同期は不要で、電源オンですぐに書き始められる点もメモに最適です。
JTTオンライン
ルネサンス・プロ
実勢価格:3980円
乾電池式でも重くなく、
ペン先で感度が調節できて、さまざまな画面保護フィルムにも対応可能。
書き出しのタイムラグや位置のズレも小さくて、文字や簡単な図形もストレスなく書けちゃいます。
ペン先が細いから、書いているところがよく見えるのもいい!
Penultimateアプリと一緒に使えば 無印iPadが最強になります!
ペンの性能を十分に発揮するには、それぞれのペンに対応したアプリを使わなければならないのが鉄則! スタイラスペンとアプリとをうまく組み合わせると、実は無印iPadでもiPad Pro並みの快適さが得られるんです。
ルネサンス・プロに合うベストな「手書きノート用アプリ」は、Penultimate。金額もiPad Pro+Apple Pencilの半額で揃います。
Penultimate
作者名:Evernote
価格:無料
Penultimateはノートを作る楽しさを味わえるアプリ。
Evernoteにサインインすると自動的に同期されます。手書きメモもEvernoteで管理したい人に特におすすめです。
Penultimateアプリをインストールすれば、快適さが大幅にアップ!
2位は高級感漂うAdonit Switch タッチ時の速度と正確さは良好
ペン先はディスクタイプ。アクティブスタイラスではありませんが、ディスプレイにタッチした時の速度と正確さは◎。
Adonit
Switch
実勢価格:4889円
3位は値段は高めのAdonit Dash 2 バッテリー内蔵なのに細くて軽い
細身で軽くアクティブスタイラスの中では、抜群にスタイリッシュ。バッテリー内蔵でこの細さとは驚きます。
Adonit
Dash 2
実勢価格:4615円
4位: 4位はMEKO スタイラスタッチペン
交換用ペン6個が付いてこの安さ!
ペンの一端がディスクと電導性繊維。連結部がゴムで耐久性に難がありますが、ペンの軸2本と交換用のペン先が6個も付いてます。
MEKO
スタイラス タッチペン
実勢価格:999円
5位: 5位はAdonitのSnap
描画位置のズレが激しいのが微妙
ペン軸が平たく薄いですが、こちらもアクティブスタイラス。内蔵の磁石でiPadなどにくっつけて持ち歩けます。
Adonit
Snap
実勢価格:3950円
描画位置のズレは激しかったです。
6位: 最下位はソフトバンクのタッチペン
反応悪くタッチも見えずストレス
ペン先が柔らかく、反応が悪かったことが最下位の原因と思われます。電導性繊維のペン先は滑りは良いものの、タッチ部分が見えない点はストレスです。
SoftBank SELECTION
touch pen super smooth
実勢価格:3980円
ペン先が柔らかくて反応が悪い!
無印iPadとの組み合わせて使うと実際のペンの書き味に最も近かったのは、ルネサンス・プロでした! ちなみに手書きメモ、イラストのどちらに使っても快適です。