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iPad用のキーボード選びは 何を重視するかが決め手になります
仕事でiPad(アイパッド)を使うなら、こだわりたいのがキーボード。メールや企画書を作成する際は、長文を打つことも多いため、キーボードは必須のデバイスです。
しかし、ひと口にキーボードといっても、多くの製品が出回っています。アップルの純正品をはじめ、手頃な価格帯で使い勝手のいいサードパーティー製品もたくさんあることから、どんなものを選んでいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、キーボードソフトウェア開発者のmhara氏にご協力いただき、iPad用のキーボードをテストすることに。
iPadのモデル別に異なるおすすめのキーボードを探すべく、純正品をはじめ、Amazonで人気の商品や格安モデルなど、さまざまな製品を集めて徹底比較しました。
iPad用キーボード27製品の 打鍵感や使いやすさをプロがテスト
今回テストするのは、iPadの機種に応じたキーボード全27製品。純正品からサードパーティーまで、多彩なキーボードをプロが使い倒して検証しました。
テストしたのは、次の3項目です。
テスト①:タイピング
キータッチの感触やキー配置やピッチなど打鍵感をチェック。30点満点で採点しました。
テスト②:使いやすさ
本体重量や保護性、ペンホルダーの有無、操作性などを評価し、10点満点で採点。
テスト③:付加機能
ショートカットボタン、バックライトの搭載などを評価。10点満点で採点しました。
以上の3項目を厳しくチェックして総合点を算出しています。
テストの結果は、ランキング形式で発表。プロが本音で決めた辛口ランキングをiPad Pro(アイパッド プロ)、iPad Air(アイパッド エアー)、無印iPad、iPad mini(アイパッド ミニ)、iOS対応(iPhoneなどにも使えるBluetooth接続)という5つのモデル別にご紹介します。
【キーボードランキングiPad Pro編】 1位ロジクール SLIM FOLIO PRO
ロジクール
SLIM FOLIO PRO
FOR iPad Pro 11インチ
実勢価格:1万4973円
サイズ:W252×H197×D18mm(折りたたみ時)、W253×H195×D22.55mm(全開時)
重量:約552g
▼テスト結果
タイピング :27/30点
使いやすさ :8/10点
付加機能 :4/10点
総合 :39/50点
1位はロジクール SLIM FOLIO PRO FOR iPad Pro 11インチ。タイピングは満点に近い高得点で純正と互角でしたが、落下や衝撃を軽減するカバーの頑丈さや価格面が評価され、見事1位を獲得しました。
純正とほぼ変わらない打鍵感でバックライト点灯、2in1使いもできます。
キーストロークは浅めで柔らかな打鍵感。純正レベルの快適さです。
ケースが頑丈で衝撃や破損に強く、屋外でもハードに扱えます。カメラやボタンまできちんとカバーされていて、耐衝撃性は優秀です。
カバーを裏返して留めると、タブレットモードとして使用できます。
アップル純正品と明暗を分けたのは、ロジクールの使いやすさや機能面。打鍵感はもとより、タブレットの機能性を高めるつくりやケースの頑丈さが決め手となりました。
快適性と携帯性なら純正が正解 Apple Smart Keyboard Folio
Apple
Smart Keyboard Folio
実勢価格:2万606円
▼テスト結果
総合:38/50点
2位はアップル純正品のApple Smart Keyboard Folio。打鍵感やタイピングの軽快さだけで比べると、プロの評価では純正品の得点がトップでした。しかし、耐衝撃性は1位のロジクールに及びませんでした。
純正品は圧倒的な薄さで軽いのが特徴。使いやすいオートスリープ機能もメリットです。
ダントツに薄く、手軽に携帯できて打鍵感の得点はトップをマーク。しかし、価格面が響いたことで首位の座を明け渡してしまいました。
キートップはやや緩めでも 打鍵感はいいエレコム TK-CAP02
エレコム
TK-CAP02
実勢価格:5464円
▼テスト結果
総合:30/50点
3位はエレコム TK-CAP02。キートップはやや緩めですが、打鍵感は問題ないレベル。ケース内側にペンを収納できます。
4位: タイピング時に画面が揺れる
SENGBIRCH 360度回転キーボード
SENGBIRCH
360度回転キーボード
実勢価格:5699円
▼テスト結果
総合:25/50点
4位はSENGBIRCH 360度回転キーボード。画面回転やオードスリープなど多機能ですが、タイピング時の画面が揺れるのがネックです。
5位: ガチャガチャと大きな音が鳴る
EBEAUTYDAY Bluetoothキーボード
EBEAUTYDAY
Bluetooth対応キーボード
実勢価格:3350円
▼テスト結果
総合:18/50点
5位はEBEAUTYDAY Bluetooth対応キーボード。キートップが甘いため、タイピングするとガチャガチャと大きな音が鳴ってしまいます。
【キーボードランキングiPad Air編】 1位はロジクール SLIM COMBO
ロジクール
SLIM COMBO
実勢価格:1万2864円
サイズ:W258×H184×D29mm(折りたたみ時)、W257×H387×D9mm(全開時)
重量:約526g
▼テスト結果
タイピング :27/30点
使いやすさ :9/10点
付加機能 :7/10点
総合 :43/50点
1位はロジクール SLIM COMBO。純正品とほぼ変わらない打鍵感でキーのレスポンスも快適だったことから、タイピングは高得点。使いやすさも付加機能も平均点以上で、合計43点で1位でした。
長文やコマンド入力もスムーズで、快適なタイピングを体感できます。そのほか、画面を50度の範囲内で好きな角度に調整できるのもアップルにない利点です。
ストロークは浅く、打鍵感も快適。純正品に迫る実力を感じました。
バックライトやオートスリープなど、使いやすい機能が豊富です。
キーボードを外せる2in1タイプ。画面はスタンドで自立できます。
また、ロジクール SLIM COMBOはケースの作りがしっかりしていて、衝撃や破損のリスクが少ないのもポイントです。
パッド全体を保護してくれるので屋外でも安心感があります。
オートスリープ対応やペンホルダーが付いているなど、あらゆるシーンで使いやすいという印象だったロジクール SLIM COMBO。トータルバランスでは純正品を超える実力を秘めている一台です。
タイピングの軽快感はNO.1 Apple Smart Keyboard
Apple
10.5インチiPad Air用
Smart Keyboard
実勢価格:1万6220円
▼テスト結果
総合:36/50点
2位はApple 10.5インチiPad Air用 Smart Keyboard。タイピングの軽快感は1位以上ですが、パッド背面がノーガードになるのは難点です。
トータルバランス優秀で隠れた名機 KVAGO アルミ合金製キーボード
KVAGO
アルミ合金製キーボードケース
実勢価格:3999円
▼テスト結果
総合:34/50点
3位はKVAGO アルミ合金製 キーボードケース。画面の回転はできませんが、機能は充実。打鍵感もよく、トータルバランスは優秀です。
低価格ながらキーのつくりは丁寧で、打鍵感も不満を感じないレベル。
アルミ合金製でデザインもマッチするうえ打鍵感も良く、オートスリープ搭載で満足度十分と、三拍子揃った隠れた名機。コスパを重視するなら、KVAGOを選ぶ価値は十分にあります。
4位: 指を滑らせながら打つと違和感あり
GreenLaw 360度回転キーボード
GreenLaw
360度回転 キーボードケース
実勢価格:4999円
▼テスト結果
総合:30/50点
4位はGreenLaw 360度回転 キーボードケース。キーピッチが広く、指を滑らせながら打つと違和感がありました。画面回転は便利です。
5位: 長く打ち続けると指や手が疲れる
KVAGO Bluetoothキーボード
KVAGO
Bluetoothキーボード
実勢価格:3799円
▼テスト結果
総合:24/50点
5位はKVAGO Bluetoothキーボード。打鍵感はかなり硬く、ストロークは深めで、長く打ち続けると指や手が疲れてきました。
【キーボードランキング無印 iPad編】 1位はロジクール SLIM FOLIO
ロジクール
SLIM FOLIO
FOR iPad 5TH AND 6TH GENERATION
実勢価格:1万3800円
サイズ:W248×D20×H182mm
重量:445g
表示角度(固定):58度(タイピングモード)、10度(表示モード)
▼テスト結果
タイピング :27/30点
使いやすさ :7/10点
付加機能 :2/10点
総合 :36/50点
1位はロジクール SLIM FOLIO FOR iPad。丁寧な作りで、タイピングの安定感がよく27点と高得点でした。使いやすさも7点と良かったですが、付加機能が2点と低かったのがやや残念でした。
丁寧な作りで、タイピングの安定感や耐衝撃性の高さを実現しています。
快適な打鍵感と適度なキーピッチで、スムーズなタイピングを実感しています。
頑丈なケースでボタンやカメラなどの細部までしっかりガードします。
全体的にしっかりした作りでタイピングも安定しているロジクール SLIM FOLIO FOR iPad。ペンホルダーも地味に便利です。
タイピングしてもグラつかない FUNDA ipad 9.7 2017/2018
FUNDA
ipad 9.7 2017/2018
キーボードカバー
実勢価格:3099円
▼テスト結果
総合:34/50点
2位はFUNDA ipad 9.7 2017/2018 キーボードカバー。筐体に安定感があってタイピングしてもグラつきません。オートスリープ機能搭載です。
画面の揺れと打鍵音がネック Earto ワイヤレスキーボード
Earto
ワイヤレスキーボード
実勢価格:3980円
▼テスト結果
総合:31/50点
3位はEarto ワイヤレスキーボード。キーボードエリアは安定していますが、画面が揺れるのと打鍵音の大きさがネックです。
4位: 打鍵で指を滑らせると違和感あり
Ewin iPad 9.7 キーボードカバー
Ewin
iPad 9.7
キーボードカバー
実勢価格:2533円
▼テスト結果
総合:24/50点
4位はEwin iPad 9.7 キーボードカバー。キーピッチが広く、指を滑らせるタイピングだと違和感があります。打鍵音も大きめです。
5位: キートップが緩く安っぽい打鍵感
KVAGO 360回転式キーボード
KVAGO
360回転式 Bluetoothキーボードカバー
実勢価格:3299円
▼テスト結果
総合:21/50点
5位はKVAGO 360回転式 Bluetooth キーボードカバー。キートップが緩く、シャコシャコと安っぽい打鍵感。キーボードのしなりも気になります。
【キーボードランキングiPad mini編】 1位は付加機能が多いSUKEBON
SUKEBON
脱着式 iPadケースキーボード付き
実勢価格:3180円
サイズ:W168×H180mm
重量:約420g
キー配列:64キー、US配列
スタンバイ時間:100日
通信距離:10M
▼テスト結果
タイピング :18/30点
使いやすさ :7/10点
付加機能 :4/10点
総合 :29/50点
1位はSUKEBON 脱着式 iPadケースキーボード付き。タイピングは及第点でしたが、違いが出たのは付加機能。オートスリープやペンホルダー搭載で、使いやすさが評価されました。
本体の作りにも搭載する機能にも高級感があります。
ストロークは浅めで打鍵感は及第点。タイピング時の音は大きめです。
ペンを内部収納できるホルダーやオートスリープは使い勝手よし!
パッドホルダーが着脱しやすいシリコンが〇!
多彩な付加機能が魅力のSUKEBON 脱着式 iPadケースキーボード付き。画面角度も任意で調整できるため便利です。
高級感あるケースで付加機能も充実 SENGBIRCH Bluetoothキーボード
SENGBIRCH
Bluetoothキーボード
実勢価格:3260円
▼テスト結果
総合:27/50点
2位はSENGBIRCH Bluetoothキーボード。ケースの素材や作りに高級感があります。オートスリープなど付加機能も充実です。
それなりの打鍵感で付加機能少なめ EBEAUTYDAY Bluetooth対応キーボードケース
EBEAUTYDAY
Bluetooth対応キーボードケース
実勢価格:3150円
▼テスト結果
総合:26/50点
3位はEBEAUTYDAY Bluetooth対応キーボードケース。キーボードで打鍵感はそれなり。付加機能は少なめですが、タッチペン搭載です。
4位: タイプ時の画面揺れがネック
Arteck 超薄型 Bluetoothキーボード
Arteck
超薄型 Bluetoothキーボード
実勢価格:2499円
▼テスト結果
総合:22/50点
4位はArteck 超薄型 Bluetoothキーボード。画面角度を0~130度の範囲で任意調整できます。ただ、タイプ時の画面揺れはネックです。
5位: 安っぽくて大きめの打鍵音が鳴る
COO キーボードケース
COO
iPad mini5/ mini4 キーボードケース
実勢価格:2940円
▼テスト結果
総合:16/50点
5位はCOO iPad mini5/ mini4 キーボードケース。キートップが緩くて打ち込んだときのペチペチと安っぽく、大きめの打鍵音が鳴ります。
次はiOS対応(=Bluetooth接続)のキーボードのランキングです!
【キーボードランキング iOS対応編】 1位はロジクールKEYS-TO-GO
ロジクール
KEYS-TO-GO
実勢価格:8451円
サイズ:W242×H137×D6mm
重量:180g
キーピッチ:17mm
キーストローク:1.2mm
▼テスト結果
タイピング :26/30点
使いやすさ :8/10点
付加機能 :5/10点
総合 :39/50点
1位はロジクール KEYS-TO-GO。タイピングの評価は他モデルと一線を画し、高得点の26点をマーク。厚さ6mm、重さ180gという超コンパクト設計で、使いやすさも評価が高かったです。
タイピングの快適さは他製品と比べてダントツに優秀。また、キータッチの音も静かなので屋外でも気軽に使えます。
浅めのストロークと柔らかなタッチ感の快適さは圧倒的。長文もショートカットもスムーズです。これには試用したプロもテスト後に即購入を決めたほどです。
厚さ6mm、重さ180gという驚異的なコンパクトサイズで防水仕様のため、屋外でガシガシ使えます。バッグの荷物の隙間にスルリと入ります。
キーボード全体をカバーで覆っているため、水をこぼしてもキーの隙間に入り込みません。高級感のあるメンブレンタイプで防水性も備えています。
快適な打鍵感と適度なキーピッチで、スムーズなタイピングを実感しながらも携帯性バツグンのロジクール KEYS-TO-GO。快適な打鍵感と携帯性を備えた最強モデルです。
ストロークが深めでカチカチ鳴る ロジクール K480
ロジクール
K480
実勢価格:3518円
▼テスト結果
総合:33/50点
2位はロジクール K480。ストロークが深めでタイプライターのようなカチカチした打鍵感。メカニカルキーボード好きにはたまりません。
打鍵の安定感はピカイチ ロジクール K780
ロジクール
K780
実勢価格:6400円
▼テスト結果
総合:32/50点
3位はロジクール K780。浅めのストロークでアップルのMagic Keyboardに近い感覚。本体サイズは大きく、打鍵の安定感はピカイチです。
4位: 2台持ちのサブ機に最適
iClever 折りたたみ式キーボード
iClever
折りたたみ式キーボード IC-BK03
実勢価格:3699円
▼テスト結果
総合:30/50点
4位はiClever 折りたたみ式 キーボード IC-BK03。ポケットサイズに折りたためるモデル。据置き型に比べて打鍵はやや不安定ですが、大きな違和感はありません。旅先でメールを打つくらいなら十分なレベルです。
本体を閉じると手のひらサイズになるので、ポケットに入れて持ち運べます。ボディのつくりもしっかりしていてお手頃価格だから、2台持ちのサブ機に最適です。
5位: 折りたたみでも安定感がある
MOBO MOBO KEYBOARD
MOBO
MOBO KEYBOARD
実勢価格:6455円
▼テスト結果
総合:29/50点
5位はMOBO MOBO KEYBOARD。頑丈なボディが特徴の折りたたみモデルですが、サイズ感はやや大きめ。その分、キータッチの安定感はあります。
5位: 打ち込んだときに筐体がたわむ
Anker ワイヤレスキーボード
Anker
ウルトラスリム Bluetooth
ワイヤレスキーボード
実勢価格:2199円
▼テスト結果
総合:26/50点
同じく5位はAnker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード。重さは約190gと軽量です。打鍵感はかなり軽めで、打ち込んだときの筐体のたわみが気になりました。
7位: キーサイズや配置が独特で間違える
EBEAUTUDAY 折りたたみ式キーボード
EBEAUTUDAY
折りたたみ式
Bluetoothキーボード
実勢価格:3780円
▼テスト結果
総合:23/50点
7位はEBEAUTUDAY 折りたたみ式 Bluetoothキーボード。中央でたたむ2つ折り型のため、キーサイズや配置が独特。とくにYキーは小さく、頻繁に打ち間違えてしまいました。
以上、iPad用キーボードランキング27選でした。純正よりもお手頃で多機能だったのがロジクール。なかでもiOS対応のKEYS-TO-GOは、プロも即買いするほどの優秀さでした。仕事効率アップをめざして、最適なキーボードを見つけてみてください。
アップル純正品とほぼ変わらない打鍵感を実現しています。