カンタン調理だからこそ分かる違い柔らかさを鶏皮ポン酢で検証します
鶏皮は脂分が多いので敬遠されやすく、捨ててしまう人も多いのではないでしょうか?
実はこの部分、コラーゲンやうまみがたっぷり含まれています。そしてなんといっても、どんな調理法にも合う万能選手なのです!
どうやって調理すればおいしく食べられるのか? 今回は、居酒屋でもおなじみのメニュー、「鶏皮ポン酢」でプロが徹底検証してみました。
ふんわり食感でおいしく食べるには茹で時間とお酒がポイント!
シンプルにゆでるだけの調理法でどれだけの違いがでるのでしょうか?
今回は鶏皮を茹でる時間とお酒のありなし、これらの組み合わせで以下の4パターンの調理方法を試しました。
・酒を入れて2分煮る
・お湯で2分煮る
・酒を入れ10分煮る
・お湯で10分煮る
なお、実際にマネして調理される際は、必ず中まで火が通っているかどうか必ず確認してから食べてくださいね。
食感や風味がどのように変わったのか…さっそく結果を発表します!
[酒+2分煮る]美味しさNo.1!お酒を入れて2分ゆでるだけ
最もおいしかったのは、「お酒を入れたお湯で2分間さっとゆでる」方法です。このお酒が鶏皮の脂分を落として、うまみを引き出してくれます。
[湯+2分煮る]食感は良いけど水っぽさが気になります
シンプルにお湯で2分ゆでたものは、プリプリの食感がとても良いです。でもお酒がない分、うまみがなく水っぽさが出てしまいました。
[酒+10分煮る]ゆで時間が長いと味がなくなりました…
お酒を入れて10分茹でたものは、ゆで過ぎたことで鶏皮のうまみがお湯の方へ出てしまいました。お酒が入っている分、かろうじて風味はあるものの薄いです。
[湯+10分煮る]かたくて風味も残らずお湯だけで長く煮るはダメ
残念ながらワーストワンとなったのは、お湯で10分ゆでたものです。お酒で10分ゆでたものよりもかたく、風味もありませんでした。うまみはすべてお湯に溶け出してしまったようです…。
鶏皮をゆでる4つのパターンの検証結果でしたが、シンプルな調理方法だからこそ風味や食感の違いが大きく出ました。
「酒を入れて2分煮る」なら、ふんわりとした食感で、風味が増し後味もおいしさそのままです。あとは味付けポン酢をかけて、お好みでネギや大葉を添えて召し上がってください。
お酒を入れてたったの2分間ゆでるだけなので、ぜひ鶏皮を捨てずに、お酒のお供や副菜としておいしくいただきましょう!