食品雑貨 イノシン酸がモモ肉より多い!鶏ムネ肉はおいしいんです

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スーパーで、お安く手に入るお肉と言えば、「鶏ムネ肉」を思い浮かべる人も多いのでは? 最近では、コンビニのサラダチキンブームで、食べる機会が多い食材です。

ところがムネ肉は、お家でおいしく調理しようとすると、なかなか難しい! 原因はムネ肉特有の加熱しすぎると「パサつく」問題です。

パサつきなく調理できれば、ムネ肉はモモ肉よりもイノシン酸が多く含まれているので、うま味が強いお肉です。

これを活かさない手はありませ 今回はムネ肉を使った煮込み料理「カレー」で、やわらかくパサつきナシで仕上げる方法をテストしました!

食品雑貨 パサつきがちなカレーの鶏肉ふんわり仕上げるにはどうする?

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パサつかないように気を付けるとしても、しっかり火を通してから食べたい鶏肉。メニューがカレーだと余計に火を通してしまいがちですよね。

そこでパサつかない調理法として、以下の3つをテストしました。

・最初から炒め、煮る
・途中から煮る
・最後にひと煮立ち


この3つの調理法で、最も鶏ムネ肉カレーにベストだったのはコチラです!

食品雑貨 やわらかチキンの裏ワザは「最後にひと煮立ち」が正解!

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一番やわらかく仕上がったのは、最後にひと煮立ちさせる方法でした。

やわらかチキンの裏ワザは「最後にひと煮立ち」が正解! イメージ2

口の中でほろっとほぐれる、ムネ肉とは思えないやわらかさに! ジューシーさも文句なしでダントツです。

こんなにムネ肉がやわらかく&ジューシーに仕上がるカレーの作り方を見ていきましょう。

やわらかチキンの裏ワザは「最後にひと煮立ち」が正解! イメージ3

「作り方」

1.先にグリーンカレーを煮込んでおき、ムネ肉を準備します。

やわらかチキンの裏ワザは「最後にひと煮立ち」が正解! イメージ4

2.煮込んでいたカレーにムネ肉を入れ、表面が白くなるまで煮込み、あとは余熱で調理! 火に通す時間はかなり短く感じるでしょう。

表面だけ白くなったのを確認したら、あとは余熱で調理! これでふんわりチキンカレーのできあがりです。

食品雑貨 「途中から煮る」はほんの少しパサつきました

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次にやわらかく仕上がったのは、途中から煮る方法でした。

「途中から煮る」はほんの少しパサつきました イメージ2

それなりにはやわらかいですが、ややパサつきあり。ふだん食べている鶏肉のやわらかさはこのレベルですね。

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「作り方」

1.まず野菜を炒めて、カレーペーストとココナッツミルクを入れます。その後にムネ肉を投入。

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2.5分ほど弱火でしっかり煮込んだら完成です。このやり方をしている方も多いかもしれませんね。

食品雑貨 「最初から炒め、煮る」はかみ切れないほど硬くなります

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お肉がしっかり噛まないと噛み切れないほどになってしまったのは、最初から炒め、煮る方法でした。

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グリーンカレーのレシピ、推奨の作り方です。でも、火が通り過ぎて肉が収縮して、パサパサ感もかなり強めになりました。

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「作り方」

1.フライパンを熱して油を引き、ムネ肉、そのあとに野菜を炒めます。

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2.ムネ肉・野菜に火が通ったらカレーペーストとココナッツミルクを入れて、5分ほど弱火で煮込みます。

残念ながらこの最初から炒め、煮るは、オススメできません。

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3つの調理法をテストした結果、カレーでもふんわりやわらかい鶏ムネ肉を食べたいなら、カレーを先に作っておいてから、最後に鶏肉を投入してひと煮立ちさせる方法がベストでした!

さわけん 氏
科学する料理研究家
さわけん 氏 のコメント

うす切りならすぐに火が通るので最後に合わせましょう。

実はこの調理法、鶏肉だけでなく、牛薄切り肉でカレーを作る時にも応用できます。こちらの手順も見てみましょう!

食品雑貨 ビーフカレーにも応用すればやわらかお肉のカレーができます

鶏肉の時と牛肉の時とでは、ちょっと手順が変わります。

ビーフカレーにも応用すればやわらかお肉のカレーができます イメージ

「作り方」

1.まず、火を入れすぎないように、肉をサッと炒めます。

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2.作っておいたカレーと合わせます。あくまで「合わせる」だけで、煮込みません!

ビーフカレーにも応用すればやわらかお肉のカレーができます イメージ3

これで、やわらかお肉がおいしいビーフカレーの完成です!

今回のテストでは、最後にサッとひと煮立ちさせるだけで、やわらかさに大きな違いが出ることがわかりました。ぜひ、今回の方法を実践して、お肉がジューシーでおいしいカレーをいただきましょう!