【2024年】トマトジュースのおすすめランキング8選。LDKが管理栄養士と市販の人気商品を比較

トマトジュースを飲むメリットは？

1日に必要な野菜量は350gと言われていますが、食生活を意識していてもそれだけの野菜を摂取するのは大変ですよね。

料理家・フードコーディネーター

程塚裕子 氏 のコメント

日本人の平均野菜摂取量は約290gです。

そんなときに便利なのが、簡単に栄養素を摂取できて手軽に飲める野菜ジュースです。

野菜ジュースにもさまざまな種類がある中、人気のジャンルのひとつがトマトジュース。美容やダイエット目的だけでなく、高血圧が気になるなど健康のために飲んでいる人もいるのではないでしょうか。

トマトジュースに含まれる豊富な栄養素の中でも注目はリコピン。また、数種類のビタミン・ミネラル類、食物繊維のほか、リラックス効果があり、高めの血圧を下げる効果も認められているGABAも含まれています。

リコピンの健康効果とは？

高い抗酸化作用をもつ成分であるリコピンは、老化につながる過酸化脂質を生み出す活性酸素を除去してくれる効果が期待できます。 血管の老化を防ぐため、代謝アップや動脈硬化の予防にもつながります。

野菜ジュースをたくさん飲んでも大丈夫？

野菜ジュースはカロリーや糖分が高いともよく聞きますよね。管理栄養士の金子あきこさんによると「他のドリンクと比べると糖質は低めです。ですが、飲みすぎはよくないので1日にコップ1杯(200ml)を目安に摂取しましょう」とのことでした。

濃縮還元とは？

濃縮還元とは、野菜の搾り汁から水分を除き濃縮したものに、再び水分を加えて元の濃度へ戻すこと。

濃縮させることで微生物の発生を防ぎ、長期保存が可能になるほか、場所を取らずに大量に保管できる、輸送コストが削減できるなどのメリットがあります。

そこで今回、雑誌「LDK」編集部では定番や売れ筋のトマトジューズをピックアップ。トマトジュースが好きな人はもちろん、苦手な人も美味しく飲めるおすすめを探しました。

トマトジュースの選び方は？

定番のカゴメトマトジュースをはじめ、伊藤園やデルモンテ、スーパーやコンビニPBなど多くのメーカーから発売されているトマトジュース。

製品によって甘み・酸味などのクセや栄養成分などが異なりますが、口コミやレビューも多すぎてどれが自分の好みに合うのか選び方が難しいですよね。

そこでまずは、トマトジュースを選ぶときのポイントをお伝えします。

選び方1：好みの味わいで選ぶ

とまとジュースには「ストレートタイプ」と「濃縮還元タイプ」の2種類があります。

ストレートタイプ

ストレートタイプのトマトジュースは、トマトそのままの味わいが好みな人におすすめです。

ストレート製法は絞った果汁に水分などを加えずそのまま容器に詰めているため、濃厚な口当たりで味や香りが生のトマトに近いのが特徴。高級でこだわりのあるトマトジュースによく用いられる製法で、国産とまとを使用している商品も多いです。

濃縮還元タイプ

濃縮還元タイプのトマトジュースは、すっきりした味わいが好みな人におすすめ。さらっとした口当たりで生のトマト感が少なく、トマトの青臭さが苦手な人でも飲みやすいのが特徴です。

濃縮還元タイプよりも比較的価格が低いので、継続して飲みやすいというメリットもあります。

選び方2：栄養成分や健康効果に注目

せっかくトマトジュースを飲むなら、ビタミン類など自分が摂りたい栄養素が含まれているかどうかにも注目して選んでみましょう。

「カゴメトマトジュース 食塩無添加」には、【機能性表示食品】の文字が。トマトに含まれるリコピンには血中HDL（善玉）コレステロールを増やす機能が、GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。

選び方3：食塩・砂糖・添加物の有無もチェック

食塩・砂糖無添加の商品は、素材そのものに近い味わいを楽しめるのが魅力。ですが、砂糖無添加と書かれている商品であっても、野菜や果実由来の糖質は含まれています。

また、糖度が高く甘いものは糖質も高い傾向が。糖質制限をしている方は、1杯（180～200ml）あたりの糖質が一桁台のものを目安に選ぶといいでしょう。

食塩無添加の野菜ジュースも同様に原材料由来の食塩相当量が含まれており、しょっぱさはまちまち。可能であれば、ケース買いする前にバラで購入して試してみることをおすすめします。

また、飲みやすくするために香料が添加されている製品は多いですが、体のことを思うなら人工甘味料や保存料といった添加物の入っていない製品を選びたいものです。

選び方4：サイズ・容量をチェック

コスパがいいのは大容量ペットボトル

毎日家族で飲んだり、料理にも使うという場合は、ペットボトルタイプが断然おトク。開封後の賞味期間は冷蔵庫保存で3～4日程度となりますので、飲みきれる量かどうかも見極めて選びましょう。

“ちょい飲み”は紙パック 長期保存には缶入り

ストロー付きの紙パックは出先でも手軽に飲めて、ゴミ捨ても簡単なのが魅力。ランチにも持っていけます。

一方で、缶は日持ちしやすく耐衝撃性に優れているので、災害用の備蓄品としてもおすすめです。

市販のトマトジュースの人気商品徹底比較

今回は、スーパーをはじめAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどネット通販でも購入できるトマトジュース8製品を比較。

飲み続けるうえで一番大切なおいしさや、飲みやすさに直結する香り、健康のために重要な栄養価はもちろん、また買いたいと思えるコスパかなどを、料理家の程塚裕子さん、管理栄養士の金子あき子さんと一緒にチェックしました。

テスト1：おいしさ

青臭さをうまくカバーして、野菜や果実本来の旨みを引き出せているかを評価しました。

テスト2：栄養価

「栄養成分表示」から糖質や食物繊維、リコピン量を基準に、その他の栄養素も加点して審査しました。

テスト3：香り

原材料の野菜やフルーツなどの香りがきちんと感じられ、食欲をそそるかを採点しました。

テスト4：リピート

「この値段と味で、自分なら家に常備するか」を点数化。高くてもそれに見合う味ならOKとしています。

甘さと酸味も5段階でチェック

甘さと酸味もチェック。5段階のレベルで表記しているので参考にしてみてください。

それでは、テスト結果を評価の高かった順に発表します。