VRヘッドセットとは?
VRヘッドセットは視界をすっぽり覆って完全な仮想空間を見せてくれるので、没入感がかなりあります。
360度映像の中に入り込んで周囲を見回したり、ゲーム内の舞台でプレイする臨場感はハマること間違いなしです。通常の映画でも眼前に大画面が映し出され、余計なものは一切見えないので、気分はもう貸し切りの映画館!
今回、V2024年後半にPICO「PICO 4 Ultra」とMeta「Meta Quest 3S」が発売され、オールインワン型VRヘッドセットの選択肢が増えました。
そこで今回『家電批評』編集部では、これからVRを始めたい人のために、おすすめVRを徹底比較検証しました。
PICO「PICO 4 Ultra」
PICO「PICO 4 Ultra」
- PICOPICO 4 Ultra
- 実勢価格: ¥88,873〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥88,873〜
- 画質
- 音質
- コンテンツの豊富さ
- 操作性
- 使いやすさ
- 装着感
- 幅
- 165mm
- 奥行
- 62mm
- 高さ
- 84mm
- 重量
- 580g
- プロセッサ
- SnapDragon XR2 第2世代
- 解像度
- 2160×2160ドット(片目)
- レンズ
- パンケーキレンズ
- ストレージ
- 256GB
- リフレッシュレート
- 90Hz
- 視野角
- 105°
- ワイヤレスLAN
- Wi-Fi 7
- MR用カメラ
- カラー
- 型番
- PICO 4 ULTRA + PICO MOTION TRA
Meta「Meta Quest 3」との比較で一番気になるのは画質。スペック的な差はわずかです。
実際にPICO「PICO 4 Ultra」とMeta「Meta Quest 3を交互に付け替えながら隅々まで確認しましたが、決定的な差はありません。PICO「PICO 4 Ultra」は発色がよくパキッとした画質。Meta「Meta Quest 3」は緻密で目に優しい印象でした。
PICO「PICO 4 Ultra」の方が明るく発色がいい
PICO「PICO 4 Ultra」の画質は明るく鮮やかに感じます。 画面周辺はややぼやけますが、物体が近くに寄ったときの見え方は本製品のほうがはっきり見えました。
緻密な描写はこちらが上
PICO「PICO 4 Ultra」よりもわずかに暗く感じますが画像 の緻密さはMeta「Meta Quest 3」のほうが優れて見えます。 画面周辺の歪みはこちらのほうが少ないです。
しっかりしたヘッドバンド
PICO「PICO 4 Ultra」はプラスチック製のしっかりしたヘッドバンドが付属しています。
30分の使用で目の周りが痛くなる
前後のバランスはいいですが、フェイスパッドが硬く目の周りや頭が痛くなることもありました。
進撃の巨人やガンダムなどビッグタイトルが遊べない
Meta「Meta Quest 3」とPICO「PICO 4 Ultra」では共通するアプリが多いのですが、「機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影」など、大人気アニメのコンテンツがPICO「PICO 4 Ultra」にはありません。
PICO「PICO 4 Ultra」最大の魅力! モーショントラッカーで全身が動かせる!
- PICOMotion Tracker
- 検証時価格: ¥11,800〜
- 重量
- 27g(約、1個)
- バッテリー
- 連続使用で25時間以上
モーショントラッカーを両足に装着すれば、ゲーム内のアバターやプレーヤーが、自分の動きに合わせて全身を動かします。 スポーツゲームでの臨場感がグッと増しますし、VRチャットでは、自分の動きをそのままアバターが再現。
これはこれまで体験したことのない楽しさがあり、VRの没入感が圧倒的に違います。
モーショントラッカーのセッティングはとても簡単
モーショントラッカーを足首につける
下を向いて約5秒でセット
モーショントラッカーのセッティングはとても簡単。モーショントラッカーを専用ベルトにセットして、 足首に巻きます。その後ヘッドセット内の専用アプリを起動し、下を向いて約5秒で完了します。
実際にサッカーをやっている感覚です
ゲーム内ではデフォルメされたキャラですが、実際にプレーするとリアルに感じます。ボールを足で受け取って蹴る動作が楽しい。ただ、蹴る動作で足を怪我しないよう、広い場所で行いましょう。
All-In One Sports VR:価格 3,086円/サッカー(アドオン)価格462円
ポーズを取ると動きがそのままVRの世界で再現
「VRChat」は、アバター を使ってバーチャルの中で 世界中の人達と交流できるアプリ。自分のアバターを自由に動かせて、立つ、 座る、足を組む、など現実世界の行動がそのままVRの世界に反映されるので没入感が高まります。
VRチャット:価格無料
アバターが自分の手足のように動く感覚をぜひ体験してほしいです。
Meta「Meta Quest 3S」
Meta「Meta Quest 3S」
- MetaMeta Quest 3S
- 実勢価格: ¥48,351〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥48,400〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥48,352〜
- 画質
- 音質
- コンテンツの豊富さ
- 操作性
- 使いやすさ
- 装着感
- 幅
- 164mm
- 奥行
- 197mm
- 高さ
- 105mm
- 重量
- 514g(約)
- プロセッサ
- SnapDragon XR2 第2世代
- 解像度
- 1832×1920ドット(片目)
- レンズ
- フルネルレンズ
- ストレージ
- 128GB、256GB
- リフレッシュレート
- 72、90、120Hz
- 視野角
- 90°(垂直)/96°(水平)
- ワイヤレスLAN
- Wi-Fi 6
- コントローラー
- Touch Plusコントローラー(付属)
- 駆動時間
- 2.5時間(約)
- MR用カメラ
- カラー
- 型番
- QUEST 3S 128GB
「Meta Quest 3」とMeta「Meta Quest 3S」の大きな違いはレンズです。「Meta Quest 3」はパンケーキレンズなのに対し、Meta「Meta Quest 3S」はフレネルレンズです。
そのため映像がやや粗く、目(瞳孔)がレン ズの中心にないと映像がキレイに見えない場合もあります。しかし、Meta「Meta Quest 3S」は十分に良好な画質で、不満は感じません。
ヘッドセットの外を映すパススルー映像もキレイで、「Meta Quest 3」とほぼ互角。 ただし、PCモニターに表示された文字などは「Meta Quest 3」のほうが格段に見やすいです。
気になるのは瞳孔間距離の調整。「Meta Quest 3」は無段階に調整できますが、Meta「Meta Quest 3S」は3段階の調整しかできません。そのため、自分の瞳孔間距離にうまく合わせられない可能性があります
瞳孔間距離の調整が手動式
Meta「Meta Quest 3S」のデメリットの1つがこの瞳孔間距離調整。手動で調整するのはよいとして、3段階しかないのは選択幅が少ないと感じました。
「Meta Quest 3」との違いは採用レンズ
フレネルレンズの写真。同心円状の溝が見えます。 軽量で薄くできるメリットがある一方、高画質化は難しいレンズですがMeta「Meta Quest 3S」の画質は良好です。
比較すれば違うもののその差はわずか
「Meta Quest 3」とMeta「Meta Quest 3S」を比較した画像。精細さに差があり、下のMeta「Meta Quest 3S」の画像は少しざらついた印象。とはいえ、こうして見比べないとわからないレベルです。
パススルー画質も同様の傾向
ヘッドセットをした状態で外の様子が見えるパススルーの色彩や発色は大差なし。ただし、仮想デスクトップ など文字を読むような場合は「Meta Quest 3」がいいです。
MRでパソコン画面を複製して作業などしなければ、Meta「Meta Quest 3S」で十分です。ゲームなら画質も気になりません。
つけ心地は良好 重心は前方にある
ヘッドセットのストラップがやわらかい素材なので、頭部の締めつけ感は少なく、頭が痛くなりませんでした。重心は前寄りです。
コントローラーは「Meta Quest 3」と同じ
コントローラーは「Meta Quest 3」と同じものを付属。 グリップを握って操作しますが、軽量で握りやすく、 ボタン操作も直感的に操作できます。
「Meta Quest 3」のゲームがすべて遊べます!
Meta「Meta Quest 3S」の魅力はなんといってもこれ でしょう。ガンダムや進撃の巨人、バットマン などの「Meta Quest 3」で遊べるゲームはすべて遊べます。現在遊べるアプリは数千以上もあり、 無料で遊べるアプリもたくさんあります。
Meta First Encounters 製品に付属。
realities.io パズリング プレイス:価格 1958円
「Meta Quest 3」を購入したらメタクエストストアで無料や体験版のアプリを試してみるのがおすすめです。
Meta「Meta Quest 3S」の実力は想像以上。対応するアプリが多いので、PICO「PICO 4 Ultra」を持つ身としても欲しくなりました。
【結論】注目のVRヘッドセットの選び方
安価にVRを楽しむなら
- MetaMeta Quest 3S
- 実勢価格: ¥48,351〜
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アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥48,352〜
- おすすめポイント
-
- 5万円以下で購入できる
- 「Meta Quest 3」と同じアプリが遊べる
- がっかりポイント
-
- 画質が若干劣る
- 幅
- 164mm
- 奥行
- 197mm
- 高さ
- 105mm
- 重量
- 514g(約)
- プロセッサ
- SnapDragon XR2 第2世代
- 解像度
- 1832×1920ドット(片目)
- レンズ
- フルネルレンズ
- ストレージ
- 128GB、256GB
- リフレッシュレート
- 72、90、120Hz
- 視野角
- 90°(垂直)/96°(水平)
- ワイヤレスLAN
- Wi-Fi 6
- コントローラー
- Touch Plusコントローラー(付属)
- 駆動時間
- 2.5時間(約)
- MR用カメラ
- カラー
- 型番
- QUEST 3S 128GB
モーショントラッカーで遊び尽くすなら
- PICOPICO 4 Ultra
- 実勢価格: ¥88,873〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥88,873〜
- おすすめポイント
-
- モーショントラッカーが楽しい
- ヘッドマウントの重量バランスがいい
- がっかりポイント
-
- アプリの数がメタクエストよりも少ない
- 幅
- 165mm
- 奥行
- 62mm
- 高さ
- 84mm
- 重量
- 580g
- プロセッサ
- SnapDragon XR2 第2世代
- 解像度
- 2160×2160ドット(片目)
- レンズ
- パンケーキレンズ
- ストレージ
- 256GB
- リフレッシュレート
- 90Hz
- 視野角
- 105°
- ワイヤレスLAN
- Wi-Fi 7
- MR用カメラ
- カラー
- 型番
- PICO 4 ULTRA + PICO MOTION TRA
【高価格帯ベストバイ】予算があるなら高画質なこちら
- MetaMeta Quest 3
- 実勢価格: ¥79,800〜
- 幅
- 184mm(本体)
- 奥行
- 160mm(本体)
- 高さ
- 98mm(本体)
- 重量
- 515g(本体)
- プロセッサ
- SnapDragon XR2 第2世代
- 解像度
- 2064×2208ドット(片目)
- レンズ
- パンケーキレンズ
- ストレージ
- 512GB
- リフレッシュレート
- 72、90、120Hz
- 視野角
- 96°(垂直)/110°(水平)
- ワイヤレスLAN
- Wi-Fi 6
- MR用カメラ
- カラー
- 型番
- QUEST 3 128GB
安価でも十分に楽しめる!
今回のテストにより、ベストバイに輝いたMeta「Meta Quest 3S」。
VR・MR初心者にとって価格と性能のバランスが取れたまさにうってつけの製品! 「Meta Quest 3」と比較した際の画質の悪さもほぼ気になりません。
映画を楽しめるのはもちろんんですが、「Meta Quest 3」のゲームが全て遊べるので、エンタメ度も抜群です。
また、体を動かしたゲームを楽しみたいなら、PICO「PICO 4 Ultra」もおすすめです。
モーショントラッカーを両足に装着すれば、自分の動きに合わせて全身を動かしてスポーツゲームでの臨場感がグッと増します。VRチャットでは、 自分の動きをそのままアバターが再現。これまで体験したことのない楽しさやVRの没入感が圧倒的に違います。
ぜひ、記事を参考にVRヘッドセットデビューをしてみるのはいかがでしょうか?
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輝度や色味の違いは若干ありますが、画質に関しては両機ともにほぼ変わりませんでした。