第3世代のMeta Quest! 家電批評でベストバイ獲得!
VRヘッドセットを世界に普及させた「Meta Quest」シリーズから、第3世代となる「Meta Quest 3」が2023年10月10日に発売!
家電批評2024年1月号で見事ベストバイを獲得しました!
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MR(複合現実)とVR(仮想現実)の両対応になったMeta Quest 3!
「Meta Quest 3」の大注目ポイントは、ずばり「新たにMR(複合現実)の技術を取り入れたことで、VR(仮想現実)とMRの両対応になったこと」ですが、「そもそもVRとかMRってなに?」なんて人も多いのでは?
ということで、まずは基礎知識として、VR(仮想現実)とMR(複合現実)についてご説明します。
VR(仮想現実)とは?
VRとはVirtual Reality( バーチャル・リアリティ)の略で「CGによって作られた仮想空間で現実のような疑似体験をする仕組み」を指します。
現実には存在しない卓球台を使って、仮想空間の対戦相手と試合をすることもできます。
MR(複合現実)とは?
MRとはMixed Reality(ミックスド・リアリティ)の略で「現実と仮想の融合」(現実の映像に3DCGを重ね合わせる技術)を指します。
現実空間やそこに配置されている物体を認識し、その上に仮想の物を置いたりするなど、現実と仮想が組み合わさった体験が楽しめます。
そのVR(仮想現実)とMR(複合現実)の両方に対応しているのが「Meta Quest 3」なんです……!
さぁ、基礎知識と「Meta Quest 3」の凄さをサクッと理解できたら、今回のレビューを詳しくチェックいきましょう!
未来体験を現実化! 遊びは楽しく、仕事は超便利に!
前述の通り、「Meta Quest 3」は家電批評2024年1月号でベストバイを獲得しました!
その際の画質比較は、最新デバイスに造詣が深く、AV評論家として有名な本田雅一氏が担当。
そして、数々の最新ガジェットの検証を行ってきた「家電批評」編集部が前機種「Meta Quest 2」と機能性を比較。
さらに、おすすめするMR対応アプリについては、「家電批評」の検証に数多く携わってきたライター岡野学氏と編集部が実際に使用して厳選しました。
Meta「Meta Quest 3」がベストバイ!
- MetaMeta Quest 3
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- 画質
- 音質
- 使い勝手
- ゲームの楽しさ
- 仕事の充実度
VR専用からMR対応に進化!
「Meta Quest 3」は、「Meta Quest 2」の正統後継機として、2023年10月10日に発売されたVRヘッドセット。
同社のラインナップではスタンダードモデルにあたりますが、カメラやディスプレイなど、一部の性能では上位機の「Meta Quest Pro」を上回る性能を備えています。
カラーになったパススルー映像(カメラで見る現実世界の映像)と新搭載のToFセンサ(空間認識に使われる物体までの距離を計測するセンサ)によって、前機種「Meta Quest 2」ではできなかったMR体験が可能となりました。
前機種「Meta Quest 2」と「Meta Quest 3」のスペックの違い
- おすすめポイント
-
- MRが想像以上に実用的
- 画質が進化し、動画視聴用途にも便利
- がっかりポイント
-
- 長時間利用は酔うので慣れが必要
- 幅
- 184mm(本体)
- 奥行
- 160mm(本体)
- 高さ
- 98mm(本体)
- 重量
- 515g(本体)
- プロセッサ
- SnapDragon XR2 第2世代
- 解像度
- 2064×2208ドット(片目)
- レンズ
- パンケーキレンズ
- ストレージ
- 512GB
- リフレッシュレート
- 72、90、120Hz
- 視野角
- 96°(垂直)/110°(水平)
- ワイヤレスLAN
- Wi-Fi 6
- MR用カメラ
- カラー
- 型番
- QUEST 3 128GB
それでは、画質、機能面、使い勝手、ゲームでの使用、仕事での使用の順で「Meta Quest 3」のクオリティに迫っていきましょう!
検証1:画質のクオリティは?
結果:Meta Quest 2から大幅進化! 想像以上のクオリティです!
写真を見ただけではわかりづらいのですが、「Meta Quest 2」にあったようなドット感が弱まり、解像感も向上しています。
今回、画質検証をご担当いただいたAV評論家の本田雅一氏からも、以下のような高評価が挙がりました。
【ズバリ!】映像の鮮明さの秘密は“レンズ品質”の向上
解像度は約30%アップにとどまっていますが、レンズ変更や水平方向の視野角が拡大したこともあり、スペック以上に映像品質の向上を感じました。
「Meta Quest 3」のレンズはこちら!
「Meta Quest 3」は薄型のパンケーキレンズ採用により、映像がより鮮明に見えるようになったほか、本体もスリムに。
前機種「Meta Quest 2」のレンズはこちら!
前機種の「Meta Quest 2」では「フレネルレンズ(※)を採用。暗い映像などでレンズの渦巻き模様が見えてしまうこともありました。
※フレネルレンズとは?:球面レンズや非球面レンズを同心円状に分割し、レンズの厚みを減らしたレンズ。断面がノコギリ状なのが特徴。
ちなみに「Meta Quest 3」って4Kで見られるの?
YouTubeなら簡単に体験できます。
動画配信サービスなどは4K非対応が多いですが、YouTubeならVR映像も2D映像も4K画質で表示できます。
ただし、2Dの4K動画は1080pでしか再生できない場合がありました。
おすすめ動画プレーヤーアプリ:Skybox Studio「SKYBOX VR Video Player」(実勢価格:¥990)
YouTubeの動画を高画質で観たいなら!
本来は動画プレーヤーアプリですが、アプリ内からYouTubeの動画を検索・再生可能。純正アプリで4K再生できない動画も、オリジナルの品質で楽しめます。ただし、検索で日本語が入力できない点だけが残念!
検証2:機能面のクオリティは?
結果:パススルー映像がカラー進化! うわさのMRは期待以上!
ディスプレイの解像度が上がり、前機種「Meta Quest 2」ではモノクロだったパススルー映像(カメラで見る現実世界の映像)もカラー化。
さらに、ステレオカメラとToFセンサ(空間認識に使われる物体までの距離を計測するセンサ)によって、現実空間の映像がかなり立体的に見えます。
また、空間上の物体を比較的しっかり認識している点も高評価ポイント。
テーブル上の物体をつかもうとしたときに遠近感がズレて「スカッ」と空振りしてしまう、なんてこともありません。
現実空間の立体感と置かれた物体との遠近感もつかみやすいので、ヘッドセットをしたままでも、物体や人にぶつからず、何不自由なく歩き回れました。
検証3:使い勝手は良いのか?
結果:メガネ越しの不快感が削減&コンパクトに!
普段からメガネを着用し、前機種「Meta Quest 2」の着用感も知っている「家電批評」編集部・土屋が試してみたところ…。
前機種「Meta Quest 2」で感じたメガネの引っ掛かりが少なくなり、不快感は削減されたとのこと。
また、本体外側のダイヤルで目と目の距離にあわせてレンズ間を調整できるなど「視度調整」が可能になった点も高評価ポイントです。
度入りレンズをマグネット装着できるようになったのもポイント。
ただし、長時間使用はあまり向かないかも?
大幅に小さくなった本体ですが、まだ500gオーバーの重量があり、重心がかなり前なので首は疲れました。
最長で2時間くらいつけていましたが、かなり疲れました。
長時間使用ではパッドが顔に当たる部分が痛くなる、重さがつらくなる、映像に酔う(パススルーでも)といった現象も。仕事で長時間装着しっぱなしにしたいと考えている人は、何らかの対策が必要です。
重さを感じにくくするにはサードパーティ製のストラップがおすすめ
検証4:ゲーム面でのクオリティは?
結果:まるでSFアニメのような新体験! 味わったことのない楽しさ!
「Meta Quest 3」を語るうえで欠かせないのが、MRへの新対応。
実際に「家電批評」編集部でAV評論家・本田雅一氏おすすめのMR対応ゲームを体験したところ、これまで味わったことのない楽しさでした。
ここでは、おすすめゲーム3選をご紹介するとともに、MRのおもしろさを紹介していきます。
おすすめゲーム1:Meta「First Encounters」(実勢価格:無料)
もっとも手軽にMRを楽しむならコレ!
Meta「First Encounters」は「Meta Quest 3」に最初から入っているMR体験用のミニゲーム。毛玉のような宇宙船の“乗客”が家具の上や隙間を動き回ったり、銃で部屋の壁を撃つとCGの空間が出現したりと、MRのおもしろさをすぐに実感できます。
おすすめゲーム2:Overlay「Figmin XR」(実勢価格:¥2,208)
なんでもありのMR空間で落書き&物体浮遊?
Overlay「Figmin XR」は自分の部屋や家具(現実)に、好きな3Dオブジェクト(CG)を 配置して楽しめるアプリ。空中に文字や絵を描く、空中に物を配置するといった現実ではできないことも可能。子どもが部屋の壁に落書きをしようものなら激怒必至ですが、MR空間でなら、にこやかに見守れます。
おすすめゲーム3:Sealost Interactive LLC「The Thrill of the Fight」(実勢価格:¥990)
定番ボクシングゲームもMR対応済み!
日頃の運動不足を解消したい人におすすめなのが、フィットネスやスポーツ系のアプリ。特に、格安ながら非常に完成度の高いボクシングゲーム「The Thrill of the Fight」は、腕を振るだけでなく、スウェーやダッキングで攻撃をかわしたり、リング上を移動したりもできて、楽しみながら全身運動ができます。
これまでどおりVR空間でのプレイも可能
MRだけでなく、もともとのVRでもゲームを楽しめます。周囲を確認する必要がないのなら、リングがあってギャラリーもいるVRモードのほうが臨場感はあるかも。メニュー画面で切り替え可能です。
シンプルに殴り合うだけですが、意外と奥が深い! 熱中しすぎて翌日から筋肉痛になり、上半身がめっちゃ痛いです……。
MRなら家具と衝突しないし安全です!
VRモードだと周囲に何があるかわからないため、部屋が狭いとヒートアップして手やコントローラーを家具にぶつけてしまうなんて悲劇も……。でも、周辺を常に確認できるMRモードでなら、安心して遊べますね。
サバゲーとかできるようになったらおもしろそう! さらなる進化に期待が膨らみます。
検証5:仕事面でのクオリティは?
結果:VR環境での仕事もより実用的になってきました!
前機種「Meta Quest 2」では実用的ではなかったバーチャルデスクトップが、本体性能の向上でようやく使えるレベルに進化!細かい文字を長時間読み込んだり、書いたりするような作業でなければ、なかなか快適です。
接続するパソコンの性能によって動作がもたつくこともありますが「出張先で大画面を使って作業したい」「パソコンは1台だけど複数画面を使いたい」なんてときには便利そうです。
ということで、ここでは仕事で使用するのに便利なデスクトップアプリを紹介していきます。
おすすめデスクトップアプリ1:Immersed Inc.「Immersed」(実勢価格:無料 ※App内課金あり)
部分パススルーで没入感はそのままに実用性が大幅にアップ!
Immersed Inc.「Immersed」は、課金すると最大5枚のモニターを並べて作業できますが、無料版でも3枚並べての作業が可能。キーボードだけをパススルーにして没入感はそのままにできるなど、使い方の自由度が高いのも特徴です。
モニターはサイズや解像度を自由に設定可能(無料版だと解像度制限あり)。
並べて配置する際の角度も比較的変更しやすいです。
下の写真のように、複数人で集まって打ち合わせしたり、一緒に仕事ができます。
「自宅にモニターが置けない人」や「出張先で簡単な作業がしたいとき」「細かい文字よりデザインを確認したいとき」などに向いています。
無料開放されたツールも多いですがまだまだ制限も多いです
無料でも十分使えますが、モニターをたくさん並べたりホワイトボードを使って会議をしたりといった機能を最大限使うには、有料版の契約が必要です。
おすすめデスクトップアプリ2:Meta「Horizon Workroooms(ベータ版)」(実勢価格:無料)
会議をバーチャル空間上で手軽に行いたい人はこれ!
Meta純正のバーチャルデスクトップアプリ。機能は多くありませんが、画面共有などがしやすく、複数人で使うのに向いています。
無料で全ての機能を使えますし、まずはこれを試しに使ってみるのがよさそう。
おすすめデスクトップアプリ3:Virtual Desktop, Inc.「Virtual Desktop」(実勢価格:¥2,208)
実用性が大幅アップ! 大きいデスクトップひとつを広々使いたい人向け
モニター1枚のバーチャルデスクトップアプリですが、設定できる項目が多いのがメリットです。
普段からモニター1枚で作業している人ならおすすめできます。
【まとめ】MR対応でより楽しく便利に!
以上、MR対応でより楽しく便利に進化したMeta「Meta Quest 3」の検証比較レビューでした。
画質・パススルー・使い勝手が大幅アップし、MRは想像以上に実用的ということで、見事ベストバイとなりました!
Meta「Meta Quest 3」がベストバイ!
- MetaMeta Quest 3
- 実勢価格: ¥75,500〜
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- 画質
- 音質
- 使い勝手
- ゲームの楽しさ
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VR専用からMR対応に進化!
「Meta Quest 3」は、「Meta Quest 2」の正統後継機として、2023年10月10日に発売されたVRヘッドセット。
同社のラインナップではスタンダードモデルにあたりますが、カメラやディスプレイなど、一部の性能では上位機の「Meta Quest Pro」を上回る性能を備えています。
カラーになったパススルー映像(カメラで見る現実世界の映像)と新搭載のToFセンサ(空間認識に使われる物体までの距離を計測するセンサ)によって、前機種「Meta Quest 2」ではできなかったMR体験が可能となりました。
前機種「Meta Quest 2」と「Meta Quest 3」のスペックの違い
- おすすめポイント
-
- MRが想像以上に実用的
- 画質が進化し、動画視聴用途にも便利
- がっかりポイント
-
- 長時間利用は酔うので慣れが必要
- 幅
- 184mm(本体)
- 奥行
- 160mm(本体)
- 高さ
- 98mm(本体)
- 重量
- 515g(本体)
- プロセッサ
- SnapDragon XR2 第2世代
- 解像度
- 2064×2208ドット(片目)
- レンズ
- パンケーキレンズ
- ストレージ
- 512GB
- リフレッシュレート
- 72、90、120Hz
- 視野角
- 96°(垂直)/110°(水平)
- ワイヤレスLAN
- Wi-Fi 6
- MR用カメラ
- カラー
- 型番
- QUEST 3 128GB
仕事面での使用には進化を期待したいポイントはありますが、十分実用的ですし、ゲームは最高に楽しい!
VRやMRを体験したい人は、間違いなく「買い」です。
今までゲームから離れていた人にもMRの衝撃を味わってほしい!
画質は格段にアップしており、フルHDぐらいの動画ならテレビで観るよりリッチな映像体験ができます。