エアコンの効きを良くする方法は? おすすめアイテム2選
この夏を冷えた部屋で快適に過ごしたいなら、エアコンだけでなく、窓にも注目しましょう。
なぜなら、ダイキン工業の発表によると、室内に入り込んでくる熱の約7割は窓などの開口部から入ってきているからです。
どんなに省エネ性能に優れていて、冷房能力の高い最新のエアコンを使ったとしても、窓からどんどん熱が入ってきていては、部屋はなかなか涼しくなりませんし、電気代も高くなってしまいます。
つまり、窓からの熱の侵入を減らすことが、エアコンの電気代を抑えるためには重要ポイントなんです。
そこで注目したいのが、「断熱カーテンライナー」と「日よけ(オーニング)」です。
断熱カーテンライナーは、断熱カーテンよりも安価で手軽に窓際に取り付けることができるのが魅力的。エアコンの冷房効率を高めてくれるだけでなく、暖房効率も高めてくれるので、夏場も冬場も活躍が期待できます。
一方、日よけ(オーニング)は取り付け場所を選びますが、突っ張り棒タイプで簡単に設置できる製品もたくさんあるので、自分の住まいにぴったり合う製品があるのか、ネットやホームセンターなどでチェクしてみるとよいでしょう。
今回はそれぞれの製品の断熱性を検証しました。
窓の内側には「断熱カーテンライナー」がおすすめ
窓の内側につけると効果的なのが、「断熱カーテンライナー」です。一般的に断熱カーテンは高価ですが、ビニール製で薄手の断熱カーテンライナーであれば、手軽な価格で窓からの熱の侵入を軽減できます。
今回チェックしたのは、雑誌『MONOQLO』で以前行った検証において、ベストバイを獲得した製品の後継品です。
ニトリ「断熱カーテンライナー 遮光タイプ(NS10)」
- ニトリ断熱カーテンライナー 遮光タイプ(NS10)
- 検証時価格: ¥1,490〜
※2枚入り
ニトリ「断熱カーテンライナー 遮光タイプ(NS10)」は、夏は冷房、冬は暖房の効率を高めてくれる一品。
窓に最も近いカーテンレールに吊り下げて使用し、床にまで垂らすことで断熱性が高まります。遮光タイプですが、メーカー発表の遮光率は85%なので、部屋が真っ暗になることはありません。
- 幅
- 100cm
- 高さ
- 225cm
- 重量
- 380g(約)
- 素材
- ポリ塩化ビニル
【検証方法】
断熱性を検証するため、断熱カーテンライナー越しと、そうでない状態で、熱の伝わり方を比較。一定距離から一定時間レフ球で熱を加えた銅板の温まり具合を、サーモカメラでチェックしました。
▼断熱カーテンライナーなし
断熱カーテンライナーがないと、レフ球が発する熱を銅板がダイレクトに受け取って温まってしまいました。
▼断熱カーテンライナーあり
断熱カーテンライナー自体は熱を受けて赤くなっていますが、そのすぐ後ろにある銅板には熱を通しませんでした。
断熱カーテンライナーのありなしによって、銅板の温まり方に差が出ました。窓につけることで、ある程度の断熱効果が期待できそうです。
床に垂らすことで断熱性がアップ。さすがベストバイ製品の後継品とあって、確かな断熱性を示してくれました。
こういった断熱性に優れた遮熱カーテンライナーを窓につければ、窓から入ってくる熱を減らすことができるので、エアコンの冷房効率がぐっと高まることでしょう。
窓の外側には「日よけ(オーニング)」がおすすめ
ベランダなど窓に外側に日よけ(オーニング)を設置することで、窓や壁に降り注ぐ日差しを防ぐことができます
今回あらためて遮光性をチェックしたのは、過去に検証でA評価を獲得した製品です。
リビングアウト
「物干し竿付きオーニング」
- リビングアウト物干し竿付きオーニング
- 実勢価格: ¥9,980〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥9,980〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥11,710〜
リビングアウト 「物干し竿付きオーニング」は、突っ張り棒タイプなので、工事が不要でベランダなどに取り付けられる日よけ(オーニング)。
太陽の位置に合わせて角度を変えて、部屋に日差しが差し込まないように調整することができます。スクリーンの長さも自由に調節OKです。
- 幅
- 203cm
- 奥行
- 22cm~145cm
- 高さ
- 200cm~300cm
- 重量
- 10kg(約)
今回は物干し竿をつけずに撮影しています。
遮光性を検証!
【検証方法】
暗室で照度計が10000lx(ルクス)を示す位置に光源を置いたのち、日よけ(オーニング)の生地越しの照度を測定。測定値をもとにして、製品の遮光率を算出しました。
【テスト結果】
- 日よけ(オーニング)あり:240lx
- 日よけ(オーニング)なし:10100lx
遮光率は97.6%で、光を大幅に軽減。生地を通過して照度計に届いた光は2.4%にまで減少しました。
遮光性に優れているとまでは言えませんが、ここまで光をカットできていれば十分合格点。夏の日差しも抑えてくれそうです。
こういった遮光性を持った日よけ(オーニング)を設置すれば、窓や壁に降り注ぐ夏の強い日差しを弱めて、エアコンの冷房効率を高めることができます。
以上、エアコンの効率をアップするおすすめアイテム2選でした。
重要なのは、窓から侵入する熱を減らすこと。こういった対策をすることで、猛暑日でも室内はひんやり。電気代をぐっと抑えられます。
この夏の暑さと電気代対策に、ぜひ試してみてくださいね。
エアコンの売れ筋ランキングもチェック!
エアコンのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
夏場に室内に入ってくる熱のうち、約7割が窓から入ってきますのでしっかり対策しましょう。