ホーム快適&おしゃれに!庭やベランダが変身するサンシェードは?

夕暮れ時のベランピングの様子

家に居ながらにして、お庭やベランダやバルコニーに出るだけでアウトドア気分を味わえる「ベランピング」に注目が集まっています。

突っ張るだけでOKのサンシェードで屋根を作れば、日差しや雨を防いでくれるうえプライベート感もUPするので、ベランピングを楽しみたいという方にもってこいのアイテムです。

そこで今回は雑誌『MONOQLO』が、楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトで1万円以下で購入できる人気のサンシェード4製品を比較して、ベストバイを探しました。

ホームサンシェードを設置するメリット、オーニングとの違いは?

ベランダ風の屋上にサンシェードを取り付けた様子の画像

突っ張り式のサンシェードは設営だけでなく撤収も簡単で、シェードは丸めて収納すれば、コンパクトになり保管場所にも困りません。でも自分のベランダに合った商品の選び方ってよくわかりませんよね。

そこでまずは、サンシェードを設置するメリットやオーニングとの違いをまとめてみました。

サンシェードとは?

「サンシェード(Shade)」とは、人工的に影を作るための布製の日よけのこと。

サンシェードのイメージ画像

一般的にはベランダやデッキ、テラスなどの天井部分に取り付けて、紐で柱などに固定して布を張るタイプが多いです。夏場などに日陰を作ることを目的としているため、雨よけとしての用途には向いておらず、オーニングよりも薄く網目の大きい布が使われていることが多いです。

オーニングとは?

「オーニング(Awning)」とは、「日よけ」や「雨よけ」のこと。

オーニングのイメージ画像

もともとは「庇(ひさし)」や「軒」を意味します。ヨーロッパでは、古くから住宅や商業建築などの屋外の窓やテラスに広く活用されてきました。日本では一般的に巻取り開閉ができるテントのことを指し、カフェやショップなど、近年では住宅にも設置されています。

主に日よけが目的のサンシェードは布だけのタイプも含まれますが、オーニングは布製ではあるものの骨組みは建築物に取り付けられた頑丈なタイプが一般的で、設置形態、開閉方式、操作方法などによってさまざまな種類があります。

今回は、 突っ張り式で簡易に取り付けられるオーニング風のサンシェード製品を比較しています。

共通する設置のメリット

サンシェードとオーニングは使用する目的が若干異なりますが、設置については共通するメリットがあります。

日よけ・紫外線カットできる

シェードとオーニングは生地の厚みに違いがありますが、どちらも日除けとしての効果があるアイテムです。生地によっては紫外線&UVカット加工や断熱効果があるものもあり、夏の強い日差しも安心です。

冷房効果を高める

夏の強い日差しが室内に入ってくるのを防ぐため、室温の上昇を抑えて、エアコンの冷房効果を高めることが期待できます。夏のこの時季はオーニングやシェードがもっとも活躍します。

雨避けになる

オーニングは撥水加工が施された厚めのテント生地を使っているものや防水加工のあるものが多く、建物へしっかりと組み付けられているため、雨をよける屋根としても活用できます。一方、生地が薄くて素材も軽いサンシェードの場合は本格的な雨避け(雨よけ)には不向きです。

シェードの下に洗濯物を干すなら、布タイプより頑丈なテントタイプを選びましょう。

プライベート空間を作ることができる

シェードとオーニングの下に組み立て式で持ち運びもコンパクトなテーブルやソファを設置したり、お好みで2×4材や棚板などを追加して収納スペースを作って木材を好きな色に塗装すれば、自分だけの宅飲みスペースができちゃいます。

ホーム家の庭・ベランダ用サンシェードのタイプは?

家の庭・ベランダ用サンシェードのタイプは? サンシェードおすすめ イメージ

ここでは、ベランダ用サンシェードの特徴やタイプをご紹介します。

1枚ものの布タイプ

ベランダに充分な軒下がない場合は、1枚もののサンシェードと窓枠への固定具を購入して、直接窓枠に設置しぶら下げる方法がいいしょう。特に掃き出し窓の場合は、出入りの邪魔にならないようベランダの手すりに固定したり、重りをなるべく遠くに置いて固定したりする方法がおすすめです。

その際、窓枠のサイズ幅とサンシェードの大きさは同じとは限らないため、注意が必要。生地のどこにハトメがあるのかも確認しておきたいです。

突っ張り式で設置するタイプ

軒下のあるベランダや掃き出し窓の場合には高さがあるため、突っ張り棒を使ってオーニング風に設置するタイプが便利です。

出入りの邪魔にならないので、スムーズに出入りできます。また、オーニングの下に物干し竿を置けば洗濯物も干せたり、カーテン代わりにも使えます。

工事が必要なタイプ

工事が必要なタイプ サンシェードおすすめ イメージ

掃き出し窓やウッドデッキにつける場合は壁面に直接取り付けるタイプ、直接壁付けできない場合は独立タイプ、窓の上部の壁に取り付けるスクリーンタイプ、小窓や高窓に付けるウィンドウタイプなどは、工事が必要になってきます。

サンシェードをつけると日差し対策になる、雨の吹き込みを防ぐ、くつろげる空間ができる、部屋の目隠しになる、ベランダがおしゃれになるといったメリットがあります。

通気性に優れているものだと適度に風が入ってきたりと、つけ方次第で過ごしやすい環境が作れます。

ホーム1万円以下で購入できる突っ張り式サンシェードを比較

初めてベランダにサンシェードを取り付けるなら、大掛かりな工事や費用がかかるものではなく、季節によっては取り外しできるものが便利ですよね。

そこで今回は、設営も撤収も簡単で飽きたら外して収納もできる工事不要の突っ張り式のオーニング風サンシェードをピックアップしました。

1万円以下で購入できる突っ張り式サンシェードを比較 サンシェードおすすめ イメージ

一般的な家庭のベランダに設置しやすい横幅2mで1万円以下の4製品を、インテリアコーディネーターのくろだあきこさんと比較しました。

1:設置性

実際に編集部員が組み立て、スムーズに設置できるか、片付けやすいかなどをチェックしました。

2:遮光性

光遮蔽率を計測し、日除けとして使えるかをチェックしました。遮光効果のテストは光源の見え方も加味して評価しています。

3:撥水性

水をかけて染み込みがないか、しっかり弾くかをチェックしました。

4:安定性

組み立てた後、ガタつきがないか、安定感があるかチェックしました。

以上の4項目を比較した結果を評価の高かった商品から順に、テストの詳細とあわせて発表します!

ホーム家の庭用サンシェードのおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、家の庭用サンシェードのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品 おすすめポイント
S評価
OMUSUBI YAKKOオーニングサンシェード
サンシェードおすすめ OMUSUBI YAKKO オーニングサンシェード イメージ
3.75
ダントツの完成度!/シェードの角度は自由自在に調整可/クランクでシェードの微調整も手軽で簡単!
4.00 4.00 4.00 3.00
200cm
120cm
200cm~300cm
10kg(約)
A評価
リビングアウト物干し竿付きオーニング
サンシェードおすすめ リビングアウト 物干し竿付きオーニング イメージ
3.50
安定感は高い/スクリーンは無段階に調節可能/物干し竿付きで洗濯物が干せる
3.00 3.00 4.00 4.00
203cm
22cm~145cm
200cm~300cm
10kg(約)
A評価
モダンデコサンシェード
サンシェードおすすめ モダンデコ サンシェード イメージ
3.25
撥水性や安定性は優秀
3.00 3.00 4.00 3.00
200cm
90cm
230cm~320cm
8kg(約)
B評価
tools life日よけオーニングテント
サンシェードおすすめ tools life 日よけオーニングテント イメージ
3.00
2.00 3.00 4.00 3.00
188cm
90cm
230cm~320cm
10kg(約)

S評価OMUSUBI YAKKO「オーニングサンシェード」

MONOQLO: ベストバイ[リボンなし]サンシェードおすすめ OMUSUBI YAKKO オーニングサンシェード イメージ1
  • OMUSUBI YAKKOオーニングサンシェード
  • 検証時価格: ¥9,980

※Amazonはベージュ(ライトベージュ)の商品ページです

総合評価: 3.75

設置性
 4.00
撥水性
 4.00
遮光性
 4.00
安定性
 3.00

ベストバイに輝いたのは、OMUSUBI YAKKO「オーニングサンシェード」。今回検証した1万円以下の突っ張り式サンシェードの中では断トツの完成度でした。

各パーツもしっかりしており、設営時のストレスがないのが一番のポイント。遮光性、撥水性ともに十分な実力で、シェード下はかなり快適です。風が吹くと多少バタつきはあるものの、突っ張りポールは安定感があり、倒れる不安はほぼありません。

おすすめポイント
  1. ダントツの完成度!
  2. シェードの角度は自由自在に調整可
  3. クランクでシェードの微調整も手軽で簡単!
200cm
奥行
120cm
高さ
200cm~300cm
重量
10kg(約)
くろだあきこ 氏
整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーター
くろだあきこ 氏 のコメント

サンシェードがあればベランダの居心地をグンと高めてくれます!

シェードの角度は自由自在に調整可

シェードの角度は自由自在に調整可 サンシェードおすすめ イメージ

写真はシェードを完全に下げた状態。クランクを回すとシェードが徐々に立ち上がり、角度も自由に調整できます。

クランクでシェードの微調整も手軽で簡単!

OMUSUBI YAKKO オーニングサンシェードを取り付けている様子

ひと回しでのシェードの伸縮は少なめなので、天候や日差しの加減によって、ちょうどいい角度に微調整することも簡単です。

取り付け方法も簡単なのが魅力です。

STEP1

STEP1 サンシェードおすすめ イメージ

設営は何もないベランダからスタート。

STEP2

STEP2 サンシェードおすすめ イメージ

場所を決めたら、あとは突っ張るだけでOK!

完成!

完成! サンシェードおすすめ イメージ

実際に設営してみて感じたのは、手順さえ覚えれば設営自体はそこまで難しくはないということ。ただ、大きなパーツを組み立てていくので、必ず2人で設営すること。作業開始から15分くらいで設営が完了しました。

撤収も簡単!

撤収も簡単! サンシェードおすすめ イメージ

撤収作業は設営よりも簡単。シェード、突っ張りポールの順に外して、コンパクトにまとめればOKです。後は自宅の戸棚などの収納スペースに入れるだけ。必要な時に出したりしまったりすることを考えると設営・撤収のしやすさがやっぱり重要です。

テスト1:設置性

テスト1:設置性 サンシェードおすすめ イメージ

設置面に圧着させる突っ張りグリップも軽く回せるので固定もラクラクです。

テスト2:遮光性

テスト2:遮光性 サンシェードおすすめ イメージ

光遮蔽率98.5%。光を分散してまぶしさはほぼなし。日差しをシャットアウトしてくれます。

テスト3:撥水性

テスト3:撥水性 サンシェードおすすめ イメージ

水をかけてもしっかり弾いてくれています。染み込みもなく、雨の日でも安心です。

テスト4:安定性

OMUSUBI YAKKO オーニングサンシェードの安定性をチェックしている様子

多少のガタつきはあるものの、設置面がズレることはなく、各ナットやボルトの緩みもありませんでした。

OMUSUBI YAKKO「オーニングサンシェード」は、クランクで行う角度の微調整がしやすく、シェードの張り出し面積が大きいなど、使用面でも高評価でした。

工事の必要がなく耐久性も高いので、賃貸マンションのベランダにも向いています。

A評価リビングアウト「物干し竿付きオーニング」

  • リビングアウト物干し竿付きオーニング
  • 実勢価格: ¥9,980

総合評価: 3.50

設置性
 3.00
撥水性
 3.00
遮光性
 4.00
安定性
 4.00

A評価だったのは、リビングアウト「物干し竿付きオーニング」。ポール固定やクランクが硬いのはマイナスですが、スクリーンの角度は日差しに合わせて無段階に調節可能でデザインもまあまあと、全体的には合格点でした。

物干し竿付きなので洗濯物が干せるという利便性もプラス評価で、スクリーンには撥水加工を施してあります。

おすすめポイント
  1. 安定感は高い
  2. スクリーンは無段階に調節可能
  3. 物干し竿付きで洗濯物が干せる
がっかりポイント
  1. ポール固定やクランクが硬い
203cm
奥行
22cm~145cm
高さ
200cm~300cm
重量
10kg(約)

テスト1:設置性

リビングアウト 物干し竿付きオーニングの設置性をチェックしている様子

テスト2:遮光性

テスト2:遮光性 サンシェードおすすめ イメージ

光遮蔽率98.7%。太陽の光を分散させず、上を見上げるとややまぶしく感じます。

テスト3:撥水性

テスト3:撥水性 サンシェードおすすめ イメージ

撥水性は問題なく、しっかり水を弾いています。染み込みもありませんでした。

テスト4:安定性

テスト4:安定性 サンシェードおすすめ イメージ

ポールのガタつきは少しありますが、設置面のゴムパッドが他より大きく、安定感は高めです。

A評価モダンデコ「サンシェード」

  • モダンデコサンシェード
  • 実勢価格: ¥8,999

総合評価: 3.25

設置性
 3.00
撥水性
 3.00
遮光性
 4.00
安定性
 3.00

同じくA評価だったのが、インテリアなどの家具・家電の総合通販メーカー、モダンデコ「サンシェード」。設置時にゴムパッドが取れてしまうのが難点ですが、撥水性や安定性も優秀で1万円以下ということを考えればアリといえます。

マットブラック、オリーブグリーンなど、4色のカラーから選べます。

おすすめポイント
  1. 撥水性や安定性は優秀
がっかりポイント
  1. 設置時にゴムパッドが取れてしまう
200cm
奥行
90cm
高さ
230cm~320cm
重量
8kg(約)
型番
sfzy01-20-bk

テスト1:設置性

モダンデコ サンシェードを設置している様子

設置と片付けやすさはまずまずですが、設置面のゴムパッドがポロポロ取れるのは難点です。

テスト2:遮光性

テスト2:遮光性 サンシェードおすすめ イメージ

生地はポリエステル100%。光遮蔽率は96.6%で4製品中では低め。明るい色味のせいもあり、ややまぶしいです。

テスト3:撥水性

テスト3:撥水性 サンシェードおすすめ イメージ

水をしっかり弾いていて、撥水性は高いようです。もちろん染み込みも見当たりません。

テスト4:安定性

テスト4:安定性 サンシェードおすすめ イメージ

多少の力で設置面のゴムパッドがズレるといったことはなく、安定感に問題はありません。奥行きは最大90㎝あります。

B評価tools life「日よけオーニングテント」

  • tools life日よけオーニングテント
  • 実勢価格: ¥8,920

総合評価: 3.00

設置性
 2.00
撥水性
 3.00
遮光性
 4.00
安定性
 3.00

B評価だったのは、tools life「日よけオーニングテント」。価格の安さを評価したとしても、パーツのクオリティの低さから来る設置時のストレスなどでB評価となりました。

188cm
奥行
90cm
高さ
230cm~320cm
重量
10kg(約)

テスト1:設置性

tools life 日よけオーニングテントを設置している様子

パーツのかみ合わせが悪くスムーズに行えないなど、組み立てでややストレスを感じました。

テスト2:遮光性

テスト2:遮光性 サンシェードおすすめ イメージ

光遮蔽率99.0%。スペック上は最も高いはずですが、太陽の光はややまぶしく感じます。

テスト3:撥水性

テスト3:撥水性 サンシェードおすすめ イメージ

水をかける撥水性の検証では問題なし。シェードに水が染み込むこともありませんでした。

テスト4:安定性

テスト4:安定性 サンシェードおすすめ イメージ

設置ではややストレスがありましたが、設置後は設置面がズレることはなく安定しています。

ホームおわりに

以上、ベランダ用サンシェードのおすすめ4選でした。

検証の結果、2022年のベストバイとなったのは、OMUSUBI YAKKOの「オーニング サンシェード」

おわりに サンシェードおすすめ イメージ

撥水性は4製品ともに横並びでしたが、設置性と遮光性項目において高評価を獲得。設営で少し力が必要だったり、ポール端のゴムパッドだけポロっと取れたりする製品がある中、本製品はその問題はほぼ皆無でした。

日除けの選択肢としては、サンシェード以外にもすだれを使うのもおすすめなので、じっくり検討してみてください。

ベランダが見違える!OMUSUBI YAKKO「オーニングサンシェード」

ベランダが見違える!OMUSUBI YAKKO「オーニングサンシェード」 サンシェードおすすめ イメージ
王冠アイコン

OMUSUBI YAKKO
オーニングサンシェード
実勢価格:9980円

サイズ:W200cm×D120cm (最大)×H200cm~300cm
重量:約10kg
※リンク先はベージュ(ライトベージュ)の商品ページです

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