ラクに手入れできてコスパがいい 「家庭用草刈り機」が知りたい!

ラクに手入れできてコスパがいい「家庭用草刈り機」が知りたい! イメージ

庭の草が伸び放題でも、手入れするのが面倒で見て見ぬふりをしているという人も多いかと思います。早く手をつけなければと思ってはいるものの、なかなか重い腰が上がりませんよね。

ラクに手入れできてコスパがいい「家庭用草刈り機」が知りたい! イメージ2

そこで活躍するのが、家庭用の草刈り機。これさえあれば手軽に雑草が一掃できるので、庭も気分もスッキリするに違いありません。

ラクに手入れできてコスパがいい「家庭用草刈り機」が知りたい! イメージ3

しかし、ホームセンターやネットにはたくさんの製品があって、どれを選べばいいか迷います。そこで今回は、ラクに草刈りができてコスパ抜群の家庭用草刈り機を探すことにしました。

草刈り機を選ぶ際は動力や刃の種類 メリットを踏まえて選びましょう

草刈り機といってもいろいろな製品があります。動力や刃の種類によっても性能が異なりますので、まずはどのようなタイプがあるかをみてみましょう。

動力のタイプ①:エンジン式
馬力はあるけど音がうるさい

動力のタイプ①:エンジン式馬力はあるけど音がうるさい イメージ

業務用として最もよく使われているのが、エンジン式。エンジンを動力源とし、燃料は主に混合ガソリンを用いています。

エンジン式のメリットは2つ。馬力があることと、ほとんどの雑草が刈り取れるということ。デメリットはエンジン音が大きいこと、燃料の補給と管理が面倒だということです。

動力のタイプ②:電源コード式
コードの取り回しが煩雑でもお手頃

動力のタイプ②:電源コード式コードの取り回しが煩雑でもお手頃 イメージ

家庭向けの草刈り機に多いのが、電源コード式。動力源となる電気をコンセントから安定供給できるので、草刈りのパワーが落ちません。

電源コード式のメリットは動力源補給の心配がないこと、安価な製品が多いこと。またデメリットは、コンセントのない場所では使えないことや、電源コードの取り回しが煩雑といったことが挙げられます。

動力のタイプ③:バッテリー式
持ち運びしやすくて手軽さは随一

動力のタイプ③:バッテリー式持ち運びしやすくて手軽さは随一 イメージ

リチウムイオンバッテリーを動力源とするタイプ。充電が面倒で稼働時間も短めだが、使用の際の手軽さは随一です。

使用前の準備が簡単なこと、持ち運びしやすいことがメリット。反対にデメリットは稼働時間が短く、バッテリーの充電が必要なことです。

また、草刈り機は動力以外に、刈刃の種類によってもタイプが異なります。

刃のタイプ①:金属刃
抜群に性能がいいけど危険性も高い

刃のタイプ①:金属刃抜群に性能がいいけど危険性も高い イメージ

鉄製の回転刃を刈刃とするのが金属刃タイプ。純粋な草刈り性能は抜群に高いものの、切っ先が鋭く障害物に当たると跳ね返ることもあり、取り扱い上の危険度は最も高いです。

刃のタイプ②:樹脂ブレード
遠心力でなぎ払うので草や石が飛びやすい

刃のタイプ②:樹脂ブレード遠心力でなぎ払うので草や石が飛びやすい イメージ

ヘリコプターの回転翼のような形状をした合成樹脂製の刈刃。高速回転による遠心力でなぎ払います。刃の仕組み上、刈った草や細かい石が周囲に吹き飛びやすいです。

刃のタイプ③:ナイロンコード
安全に刈れる反面刈った草が飛びやすい

刃のタイプ③:ナイロンコード安全に刈れる反面刈った草が飛びやすい イメージ

ナイロン製のコードを刈刃とするタイプ。コードを振り回して遠心力で雑草を叩き切ります。紐状の刈刃なので塀際の草も刃が跳ね返らず安全に刈れますが、半面で刈った草が飛びやすいです。

家庭用草刈り機の種類は、各動力と刈刃のタイプによって違いがあることがわかりましたが、実際にはどんな製品を選べばいいのでしょうか。

「一般的な戸建ての庭の雑草刈り」をする際に適した製品に求めるポイントを、次に詳しくご紹介します。

速さ、手軽さ、コスト、収納など 草刈りに求めるポイントは4つ

速さ、手軽さ、コスト、収納など草刈りに求めるポイントは4つ イメージ

草刈り機には刈刃や動力源によって複数の製品があり、当然ながら性能もさまざまです。そこで今回は、「一般的な戸建ての庭の雑草刈り」をテーマに、庭面積20㎡程度の庭の草刈りを想定したテストを実施します。

家庭の雑草刈りに求める条件は4つ。それぞれの項目を詳しくみていきましょう。

ポイント①:速く刈れるかどうか

ポイント①:速く刈れるかどうか イメージ

機械の力を借りるのだから、雑草を刈り終えるまでの時間は短ければ短いほどいいです。刈刃を見れば速く刈れる機種はおおよそ想像できますが、どの程度の時間でどれくらいの範囲の雑草が刈れるのかは今ひとつわかりません。

そこで今回は、秋口の多種多様な雑草を実際に刈り、速く刈れる製品を調べてみました。

ポイント②:手軽に使えるかどうか

ポイント②:手軽に使えるかどうか イメージ

エンジン式の草刈り機だと燃料の補給や管理が面倒で、電源コード式だとコードの取り回しが大変です。より手軽に使えることを前提とし、今回のテストではバッテリー式の製品を集めて検証しました。

ポイント③:低コストかどうか

ポイント③:低コストかどうか イメージ

雑草刈りがラクになるとはいえ高価な製品を購入してしまうと、それほど広くない庭では使用頻度が少ないことから宝の持ち腐れになってしまいます。年に1~2回の使用、家庭向けとして価格は3万円以下を設定。さらに、前回検証時より新しい製品を候補としました。

ポイント④:収納しやすいかどうか

ポイント④:収納しやすいかどうか イメージ

仕事で使うならまだしも、年数回の利用だと1年間の大半は倉庫などに保管しておくことになります。そこで重要になるのが収納性。今回は、片付けのしやすさや収納性能についても調べてみました。

家庭の雑草刈りに求めるこの4つのポイントを条件に定義し、機種選定やテストを実施します。

今回テストするのは全部で8台。いずれもホームセンターやAmazonといったネットで買える製品を集めました。

全10項目を細かくチェックして 最新の草刈り機8製品をテスト

全10項目を細かくチェックして最新の草刈り機8製品をテスト イメージ

ラクに草刈りができて、コスパもよく、付加機能も多くて収納性も高い1台を求めて、テストを実施。

今回ご協力いただいたのは、自治体からの要請で年間約20回、1日平均100坪(330㎡)以上も草を刈るというお二方です。草刈りの豊富な経験をベースに、草の刈りやすさ、本体の持ちやすさなどをプロの視点で評価してもらいました。

テストしたのは、次の10項目です。

テスト①:価格

テスト①:価格 イメージ

1年に数回しか使わないものだけに、価格は安いものほど高評価としました。(表記価格は増税前2019年9月下旬のものです)

テスト②:刈り速度

テスト②:刈り速度 イメージ

6㎡(横3×縦2m)あたりの雑草を実際に刈り、その作業時間を計測。参考として開始から3分後にどれくらい刈り取れたかを写真に収めました。

テスト③:刈りやすさ

テスト③:刈りやすさ イメージ

実際に使用したときの刈りやすさを評価。刈刃が止まらず、軽快に刈れる製品ほど評価が高いです。

テスト④:動かしやすさ

テスト④:動かしやすさ イメージ

刈刃を動かすまでのスイッチ操作を評価。スイッチの位置や反応がよいものほど高評価としました。

テスト⑤:持ちやすさ

テスト⑤:持ちやすさ イメージ

グリップや補助ハンドルの持ちやすさ、本体の長さによる取り回しを評価。肩掛けストラップがあるものは、使用したうえで評価しています。

テスト⑥:動作音

テスト⑥:動作音 イメージ

2m離れた場所に騒音計を置き、無負荷動作時の騒音レベルを測定。数値が低いものほど高評価にしました。(2WAYの場合はメインの刈刃を評価)。

テスト⑦:キワ刈り性能

テスト⑦:キワ刈り性能 イメージ

障害物の際(キワ)を刈るための機能や機構、あるいは付属品の有無をチェック。樹脂ブレードやナイロンコードはその特性上、評点は高め。また、キワ刈りガードなどの付属品がある製品も高い評価としました。

テスト⑧:付加機能

テスト⑧:付加機能 イメージ

刈刃が変速、標準で複数の刈刃が付属など、付加機能や付属品が多い製品ほど高評価としました。

テスト⑨:刈り面積

テスト⑨:刈り面積 イメージ

フル充電からバッテリーがゼロになるまで雑草を刈り、草刈り機が動かなくなるまで刈り取れた面積を計測。この面積が広いものほど、1回の充電で多くの草が刈れることになります。

テスト⑩:お手入れ・収納性

テスト⑩:お手入れ・収納性 イメージ

使用後のお手入れや、箱収納時の手間をチェック。飛散防止カバーの着脱がしやすく、製品の箱へコンパクトに収納できるものほど高評価にしました。

以上の10項目を、プロと一緒に細かくチェックします。結果は、評価の高かったものから順にご紹介します。

「20㎡の庭の雑草を刈る」といった今回のテーマに最適なのは、どの製品なのでしょうか? それでは早速、気になる結果を発表します!

小型・軽量で お手頃な高儀 GGT-180LiA

小型・軽量でお手頃な高儀 GGT-180LiA イメージ

【刈刃:金属刃/樹脂ブレード】
高儀
GGT-180LiA
実勢価格:1万2400円


刈りこみ幅:160mm
刈刃回転数:約6300回転/分(金属刃)、約6600回転/分(樹脂ブレード)
長さ:約960~1260mm
重量:約1.8kg(バッテリー含む)
バッテリー電圧:DC18V
動作時間:約35分(無負荷時)
充電時間:約60分

▼テスト結果
 価格      :◎
 刈り速度    :◯
 刈りやすさ   :◯
 動かしやすさ  :◯
 持ちやすさ   :◯
 動作音     :◯
 キワ刈り性能  :◯
 付加機能    :◯
 刈り面積    :◯
 お手入れ・収納性:◯


同じくS評価だったのが、GGT-180LiA 高儀。持ちやすさと付加機能の少なさで評価を落としましたが、金属刃による上位の草刈り性能、高齢者や女性でも難なく扱える軽量な本体、組み立て用の工具が別途不要など、家庭向けの草刈り機としてのバランスはいいです。家計にやさしい価格も○。

刈り速度は2分39秒98で、評価は◯

BEFORE

 

  イメージ

3分後

 

  イメージ

金属刃を使用。刈り込み幅は狭いものの歯数の多いチップソーでザクザク草を刈り、3分を待たずに刈り終えました。

刈り心地評価

 

  イメージ

小さめのハンドルは女性でも持ちやすいですが、安定性が不足との意見も。草刈り性能そのものは十分です。

刈りやすさ

 

  イメージ

小型・軽量ながらも雑草をなぎ倒します。

刈り面積

 

  イメージ

刈り面積は31.6㎡で、評価は◯でした。

お手入れ・収納性

 

  イメージ

飛散防護カバーやハンドルは手回しネジで簡単に着脱できるのが○。箱は1m以下の大きさで、収納性も悪くはありません。

草刈り性能・汎用性は◎も 価格が高めリョービBK-1801L5

草刈り性能・汎用性は◎も価格が高めリョービBK-1801L5 イメージ

【刈刃:金属刃/ナイロンコード】
リョービ
BK-1801L5
実勢価格:2万6246円


刈りこみ幅:160mm(金属刃)、240mm(ナイロンコード)
刈刃回転数:約6400回転/分(金属刃)、約6000回転/分(ナイロンコード)
長さ:約1209~1509mm
重量:約2.6kg
バッテリー電圧:DC18V
動作時間:約60分(金属刃)、約50分(ナイロンコード)
充電時間:約84分

▼テスト結果
 価格      :×
 刈り速度    :◯
 刈りやすさ   :◎
 動かしやすさ  :◎
 持ちやすさ   :◎
 動作音     :◎
 キワ刈り性能  :◎
 付加機能    :◎
 刈り面積    :◯
 お手入れ・収納性:△


続いて評価が高かったのは、リョービ BK-1801L5。草刈り性能はもちろん、全体2位の刈り面積でバッテリーもちも抜群。ホームセンターの草刈り機コーナーでよく見かけるのも納得です。金属刃とナイロンコードの二刀流、草刈りの負担を軽減する「安定板」の付属など、家庭向けの製品としてもかなりいいです。

刈り速度は2分31秒04で、評価は◯

BEFORE

 

  イメージ

3分後

 

  イメージ

金属刃を使用。歯数は8枚も持ちやすさが影響してか、全体2位の速さで刈り切りました。ただ、次点との差は5秒ほどあります。

刈り心地評価

 

  イメージ

草刈り性能は文句なし。ナイロンコードでキワ刈りも楽にこなせます。動作音が小さめなのもいいです。

刈りやすさ

 

  イメージ

ハンドルが持ちやすく、刃の入りもスムーズです。

刈り面積

 

  イメージ

刈り面積は45.1㎡で、評価は◯でした。

お手入れ・収納性

 

  イメージ

飛散防止カバーの着脱に別途ドライバーが必要で、ハンドルも若干外しにくいです。本体および箱はやや大きめです。

No.1の刈り心地で持ちやすく バランス◎のマキタMUR189DSF

No.1の刈り心地で持ちやすくバランス◎のマキタMUR189DSF イメージ

【刈刃:樹脂ブレード】
マキタ
MUR189DSF
実勢価格:2万9466円


刈りこみ幅:230mm
刈刃回転数:4000回転/分(低速)、5000回転/分(中速)、6000回転/分(高速)
長さ:1518~1618mm
重量:2.8kg(バッテリー含む)
バッテリー電圧:DC18V
動作時間:約70分
充電時間:約60分

▼テスト結果
 価格      :×
 刈り速度    :◯
 刈りやすさ   :◎
 動かしやすさ  :◎
 持ちやすさ   :◎
 動作音     :◎
 キワ刈り性能  :◎
 付加機能    :◎
 刈り面積    :◯
 お手入れ・収納性:△


マキタ MUR189DSFも同じくA評価。安全性の高い樹脂ブレードながら金属刃と同等の草刈り性能に加え、刈刃の変速、絡みついた草を逆回転で取る「カラミトリ」機能など、性能と機能面はとにかく優秀です。本体の長さによる収納性の低さと価格の高さに納得できるなら、選ぶ価値はあります。

刈り速度は2分35秒07で、評価は◯

BEFORE

 

  イメージ

3分後

 

  イメージ

特殊形状の3枚樹脂ブレードにより、金属刃の高儀やコメリ製品を超える、驚きの刈り速度を叩き出しました。

刈り心地評価

 

  イメージ

刈り心地は全製品中No.1の評価。とくに、重量バランスとハンドルの持ちやすさはプロからも高評価でした。

刈りやすさ

 

  イメージ

樹脂ブレードでもザクザクと雑草を刈り取っていきます。

刈り面積

 

  イメージ

刈り面積は30.2㎡で、評価は◯でした。

お手入れ・収納性

 

  イメージ

飛散防止カバーやハンドルは同梱の工具だけで着脱可能。ただし、本体が長い分、箱も大きく収納性は低いです。

プロ絶賛の草刈り性能で ザクザク刈れる工進 SBC-3650

プロ絶賛の草刈り性能でザクザク刈れる工進 SBC-3650 イメージ

【刈刃:金属刃】
工進
SBC-3650
実勢価格:2万9800円


刈りこみ幅:230mm
刈刃回転数:3000~6000回転/分
長さ:1880mm
重量:約5.3kg
バッテリー電圧:DC36V
動作時間:約300分(低速)、約100分(高速)
充電時間:約180分

▼テスト結果
 価格      :×
 刈り速度    :◎
 刈りやすさ   :△
 動かしやすさ  :△
 持ちやすさ   :△
 動作音     :△
 キワ刈り性能  :△
 付加機能    :△
 刈り面積    :◎
 お手入れ・収納性:△


続く工進 SBC-3650もA評価でした。刈り速度と刈り面積は、今回テストした他製品を圧倒。プロが使う小型エンジン式の草刈り機と同様の操作性で、草刈り性能はプロも絶賛でした。ただ、素人が扱うには重くて長く、取り回しもよくない。狭い庭だとかえって使いづらいかもしれません。

刈り速度は1分03秒12で、評価は◎

BEFORE

 

  イメージ

3分後

 

  イメージ

230mmの大型チップソーはとにかく強力。草の種類を問わずザクザク刈り、全製品中No.1の速度で刈り終えました。

刈り心地評価

 

  イメージ

草刈り性能は随一で、プロユースも可能。一方でキワ刈り性能や付加機能は乏しく、評価を下げました。

刈りやすさ

 

  イメージ

重めのヘッドと長尺の柄で、雑草がスイスイ刈り取れます。

刈り面積

 

  イメージ

刈り面積は72.0㎡で、評価は◎でした。

お手入れ・収納性

 

  イメージ

各所は六角レンチで着脱する必要があり、素人には難易度が高め。そのまま収納するにも、2m弱の長さが難点です。

軽量で扱いやすくコスト面は優秀! 収納性もいいキンボシGR-2500

軽量で扱いやすくコスト面は優秀!収納性もいいキンボシGR-2500 イメージ

【刈刃:樹脂ブレード】
キンボシ
GR-2500
実勢価格:1万2320円


刈りこみ幅:250mm
刈刃回転数:非公開
長さ:920~1070mm
重量:約1.9kg(バッテリー含む)
バッテリー電圧:DC18V
動作時間:約30分(無負荷時)
充電時間:約60分

▼テスト結果
 価格      :◎
 刈り速度    :△
 刈りやすさ   :◯
 動かしやすさ  :◯
 持ちやすさ   :◯
 動作音     :◯
 キワ刈り性能  :◯
 付加機能    :◯
 刈り面積    :△
 お手入れ・収納性:△


B評価だったのは、キンボシ GR-2500。本体重量が軽く、女性や子どもでも扱いやすい点が特徴です。ただ、安全スイッチがなく、茎の太い草に当たるとヘッドが弾かれることがある点は注意が必要。今回のテストのような成長しきった雑草より、生えたてのやわらかい雑草を刈るのに向いています。

刈り速度は4分16秒96で、評価は△

BEFORE

 

  イメージ

3分後

 

  イメージ

茎の硬い草に当たると止まる場合が多く、刈り取りにやや苦戦。3分では刈り取れず、30㎝ほど帯の雑草が残りました。

刈り心地評価

 

  イメージ

本体は軽くて扱いやすいです。ヘッド直上のガイドホイールは回転し、転がしながらキワ刈りができます。

刈りやすさ

 

  イメージ

ヘッドが軽いため、持って行かれることもしばしばあります。

刈り面積

 

  イメージ

刈り面積は11.9㎡で、評価は△でした。

お手入れ・収納性

 

  イメージ

工場出荷状態から一度伸ばすと箱に収まりませんが、本体が小型なので組み立て状態でも収納性に難はないです。

パワー不足で時間がかかるけど 軽快なアイリスオーヤマ JGT230

パワー不足で時間がかかるけど軽快なアイリスオーヤマ JGT230 イメージ

【刈刃:樹脂ブレード】
アイリスオーヤマ
JGT230
実勢価格:1万4080円


刈りこみ幅:230mm
刈刃回転数:8000回転/分
長さ:850~1070mm
重量:2kg(バッテリー含む)
バッテリー電圧:DC18V
動作時間:約50分(無負荷時)
充電時間:約60分

▼テスト結果
 価格      :◯
 刈り速度    :×
 刈りやすさ   :△
 動かしやすさ  :△
 持ちやすさ   :△
 動作音     :△
 キワ刈り性能  :△
 付加機能    :△
 刈り面積    :△
 お手入れ・収納性:◯


アイリスオーヤマ JGT230もB評価でした。同系のキンボシ製品と同様、茎が太く硬い草はやや苦手で刈刃が止まりやすいです。また、飛散防止カバーの高さがあまりないため、刈った草が作業者に飛び散りやすいのが難点。一方、刈り感は軽快で若い雑草のざっくり刈りには向く印象がありました。

刈り速度は4分32秒66で、評価は×

BEFORE

 

  イメージ

3分後

 

  イメージ

刃の入りや、切れ感はいいのですが、根元に刃を寄せるとよく止まりました。パワーが足りない感じで刈り速度は最下位に。

刈り心地評価

 

  イメージ

軽い本体と幅広の動作スイッチで扱いやすさは比較的良好。一方、動作音と付加機能で評価を下げました。

刈りやすさ

 

  イメージ

刃がすんなり入るわりに時間がかかりました。ざっくり刈る分にはストレスが少ないです。

刈り面積

 

  イメージ

刈り面積は13.2㎡で、評価は△でした。

お手入れ・収納性

 

  イメージ

飛散防止カバーの着脱には別途ドライバーが必要ですが、他パーツは手で外せます。本体も小さめで収納性はいいです。

ヘッド回転でキワ刈り性能が高く 収納しやすいBOSCH EGC18-26

ヘッド回転でキワ刈り性能が高く収納しやすいBOSCH EGC18-26 イメージ

【刈刃:ナイロンコード】
BOSCH
EGC18-26
実勢価格:2万1333円


刈りこみ幅:260mm
刈刃回転数:8500回転/分
長さ:約1105mm
重量:約2.1kg(バッテリー含む)
バッテリー電圧:DC18V
動作時間:約40分
充電時間:約60分

▼テスト結果
 価格      :△
 刈り速度    :△
 刈りやすさ   :△
 動かしやすさ  :△
 持ちやすさ   :△
 動作音     :△
 キワ刈り性能  :△
 付加機能    :△
 刈り面積    :△
 お手入れ・収納性:◎


BOSCH EGC18-26も同じくB評価でした。樹脂ブレードと同様に茎の太い草は苦手で、当たると止まりやすい印象。また、根元がしっかりしている草は刈りきれず残りますが、一方で金属刃だと逃げやすい、やわらかな若草は叩き切ってくれます。茂った雑草の除去よりキワや生えたての若草の処理に向いています。

刈り速度は4分10秒08で、評価は△

BEFORE

 

  イメージ

3分後

 

  イメージ

検証した製品の中で最も広い刈りこみ幅が、切れ味の劣る刈刃をフォロー。4分台の機種中では最速のタイムでした。

刈り心地評価

 

  イメージ

ハンドルの位置がグリップに近く、操作しづらい(=刈りづらい)という指摘も。スイッチの反応はいいです。

刈りやすさ

 

  イメージ

30㎝幅ほど刈りきれず。ザクザク進みますが、根元の刈りが甘めです。

刈り面積

 

  イメージ

刈り面積は12.2㎡で、評価は△でした。

お手入れ・収納性

 

  イメージ

柄が3分割できる設計で収納時はとてもコンパクトに。ただ、飛散防護カバーの着脱は別途ドライバーが必要です。

以上、家庭用草刈り機オススメ8選でした。最もオススメはコメリ。前モデルの欠点を克服しながら価格は据え置きという点が評価されました。刈る場所や草の種類が異なるとベターな機種が変わるので、購入時はその点を考慮しましょう。