そもそもスマートバンドって?
スマートバンドは”スマート”なバンドというだけあって「賢いリストバンド型情報デバイス」です。
スマートウォッチという言葉もありますが、スマートバンドはそれよりも小型で軽量なものの総称です。
軽くて長時間つけていても重さが気になりにくい設計のものが多く、ワークアウトや睡眠時などに着用しやすい製品として人気があります。
スマートバンドでなにができる?
スマートバンドには、主に以下のような機能があります。
①健康管理の参考になる“ライフログ”や“ワークアウトログ”を取得
②連携したスマートフォンに届く通知確認や、電話発信などの遠隔操作
③スマートバンド専用アプリ(タイマー、ボイスレコーダー、マップなど)の使用
高級機ほど多機能で、できることは増えていきます。取得できるログの項目も増え、データは詳細になります。
スポーツ向けやアウトドア向けなどワークアウト・アクティビティに特化した高級機や、日常のライフログや通知確認を目的としたコスパモデルなど、様々なモデルがラインナップされています。
シャオミ「 Xiaomi Smart Band 8」が新発売!!
- シャオミXiaomi Smart Band 8
- 実勢価格: ¥3,980〜
11/29(金)~12/6(金)Amazonで見る¥3,980〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥5,676〜
こちらが今回紹介する新製品、シャオミ「Xiaomi Smart Band 8」です。
価格帯でいうと1万円以下のお値ごろモデルに分類されます。
前モデルとなる「Smart Band 7」はベーシックスマートバンドで世界1位(2023年第1四半期)を獲得している大ヒット製品。
それだけに本モデルも大注目なんです。
Xiaomi Smart Band 8のここがすごい!!
Xiaomi Smart Band 8は格安とはいえ実に様々な機能を備えており、超コスパを誇ります。
まずは5つの特徴を見ていきましょう。
①長時間バッテリー
通常の使用であれば最大16日間も充電なしで使用できるバッテリーを備えます。
昼間の活動から睡眠状況まで、途切れることなく記録できるでしょう。
充電時間も短く、万が一電源が切れてもすぐに復活できます。
②ライフログ機能
「心拍数」「血中酸素飽和度」「ストレス」を24時間モニタリングします。
ただ腕に巻いておくだけでいいので、記録を忘れる心配がありません。
自分ではわからない睡眠中のデータだって詳細に記録。
これを見れば、何時間寝ても疲れが取れない理由がわかるかもしれません。
③ワークアウトモード
150種類以上のワークアウトに対応し、詳細を記録できます。
ワークアウトのログには時間のほかに、心拍数やトレーニング効果も表示。
日々記録するだけで、効率的なトレーニングのサポートをしてくれます。
また、「ランニング」「サイクリング」などは、記録を忘れて開始してもワークアウトを検出して通知してくれます。
④スマートフォン連携
スマートフォンへの通話着信や、LINEの受信メッセージが表示されます。
通話の相手やメッセージの内容までわかるので、カバンにしまっていたスマートフォンを慌てて取り出す必要がなくなります。
設定により、必要なアプリの通知だけを表示させられるのもポイントです。
⑤高いカスマイズ性
曲線を多用したボディは、コンパクトで1日中着用していても気になりません。
さらに注目は、本モデルから採用されたクイックリリース構造です。
ストラップが交換可能になったことで、付属のスポーティーなTPU素材に加えて、別売りでレザーやチェーンも販売。
ファッションやシーンにあわせて、ストラップが交換できるようになりました。
ウォッチフェイスのデザインも豊富で、自分らしさを表現する1本に仕上がります。
実際に2週間ガチで使って徹底検証!!
今回は、実際に2週間使用してXiaomi Smart Band 8の実力をチェックしました。
①バッテリーの検証
まずは1日着用して、バッテリーがどれくらい消費するかを確認します。
「心拍数」「血中酸素飽和度」などすべてのモニタリングを有効。
ディスプレイの「常時オン」は有効にせず、20秒でロックします。
測定日には30分ほどのウォーキングと、30分ほどのサイクリングを記録しています。
その結果、24時間でバッテリーは100%から89%まで消費しました。
単純計算だとカタログスペックの16日間使用することは難しそうですが、過去に同条件で測定したスマートウォッチと比べるとかなり優秀な結果です。
急速充電は、わずか30分で0%から72%まで回復。
入浴中に週2回程度充電すれば、ほぼ途切れることなくライフログを残せます。
②ライフログ機能
Smart Band 8では、以下のようなライフログを取得できます。
「カロリー/歩数/運動時間/睡眠/ストレス/心拍数/血中酸素飽和度/最大酸素摂取量/スタンディング/活力」など多種多様です。
「血中酸素飽和度(血中酸素レベル)」「最大酸素摂取量」が含まれるなど、1万円以下のお値ごろ品としては充実しています。
「心拍数」の精度
安静時の心拍数を、胸バンドタイプの心拍数センサーと比較してみました。
結果は、1、2拍ほど差が出ましたが、十分な正確さがありました。
健康管理の参考値に十分なり得るといえます。
運動時も比較してみましたが、胸バンドセンサーよりもワンテンポ遅れて数値が変動します。
ただ、誤差は1、2程度だったため、シビアな測定を必要としない限り十分な性能といえます。
「睡眠」の精度
「睡眠」は就寝時間と起床時間に誤差がないかをチェックしました。
テストでは、就寝時は布団に入って横になってから10分ほどは目を開けたまま、起床時も10分ほど横になったまま布団を出ないようにします。
その結果、就寝時間は布団に入って横になった時間、起床時間は起き上がって布団を出た時間が記録されました。
高精度の製品ではより正確に入眠した時間と目が覚めた時間を記録してくれるため、少々残念な結果に‥‥。
ただし、高価格な製品と比較した場合の相対的な違いなので、本製品の値段を考えると十分素晴らしいといえます
ログをチェックすると、レム睡眠・ノンレム睡眠はしっかり記録されます。
スコアも表示されるので、寝ても疲れが取れないときは参考にしましょう。
③ワークアウト機能
「ランニング」や「サイクリング」など、対応するワークアウトは150種類以上。
この数はスマートウォッチを含めたウェアラブル端末のなかでも上位です。
実際に「屋外ランニング」のログを作成してみました。
時間や距離、1kmあたりのペース、心拍数などが記録されます。
1分あたりの歩数の「ケイデンス」や、歩幅の「ストライド」も記録されました。
トレーニングの強度を「トレーニング効果」で表してくれるのも、参考になります。
距離の誤差も少なく、1kmのランニングコースを走ったところ、1.04kmと表示されました。
なお、GPSに対応していないため、経路を記録するにはスマートフォンも持って走る必要があります。
別売りの「ランニングクリップ」を使うことで、シューズへの取り付けも可能です。
これにより、ランニングフォームを評価する「ペブルモード」が利用可能に。
足裏のどの部分から着地しているかや、「接地時間」「滞空時間」「滞空比」「衝撃」といった詳細なデータが取得できます。
一方で、心拍数が記録できないため、定期的なフォームチェック向きといえます。
「ランニング」「サイクリング」などは、ワークアウトの自動検出機能も備えます。
実際にワークアウトを開始せずにランニングをしていると、約700mで検出。
1km走ったうちの、約500m分のログを記録できました。
④スマートフォン連携
Xiaomi Smart Band 8は、連携したスマートフォンに着信があると通知を表示。
着信拒否の操作に対応します。
その他、LINEやメールはメッセージのプレビューを確認できます。
通知を受け取る項目は、「Mi Fitness」で詳細に設定が可能。
X(旧Twitter)やInstagramといったSNSの項目も用意されています。
項目にないアプリは、「その他」として一括して設定を行います。
通話機能や返信機能がないのは残念ですが、格安品ではこれが一般的。
スマートフォンをカバンにしまっていたため大事な通知を見逃した、ということがなくなるだけでも助かります。
⑤カスタマイズ性
前モデルのXiaomi Smart Band 7からもっとも改良されたのが、カスタマイズ性です。
8ではクイックリリース機構を採用し、ストラップの交換が可能に。
それに合わせて、レザーストラップやネックストラップなども販売されています。
また、ワークアウト検証でも紹介したように、シューズに取り付けて使える専用クリップも販売。
利用シーンに合わせた多様なカスタマイズが魅力です。
豊富なウォッチフェイスとの組み合わせで、365日いつでも着用できる1本になります。
⑥操作性もいい感じ!
テストをしていて感じたのが、格安品としてはタッチパネルの反応がいいこと。
腕を上げるとサッとディスプレイが表示され、タッチへの反応も上々です。
輝度が最大600nitに上がったディスプレイは、昼夜を問わず屋外でも視認性は◎。
さすがに傾けると見にくくなるものの、高級品にも迫る品質だと感じました。
「Xiaomi Smart Band 8」は買ってよし!!
- シャオミXiaomi Smart Band 8
- 実勢価格: ¥3,980〜
11/29(金)~12/6(金)Amazonで見る¥3,980〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥5,676〜
- バッテリー
- ディスプレイ
- ライフログ
- ワークアウト
- 通知機能
- アプリケーション
- カスタマイズ
初めてのスマートバンドにベストな一台です!!
シャオミ「Xiaomi Smart Band 8」は、スマートバンドとしての基本的な機能を備えた1本です。
ライフログやワークアウトもしっかり記録できるので、「スマートバンドってなにができるの?」という人に最適。
約6000円というリーズナブルな価格もあり、入門用に最適です。
ボディがコンパクトで上品さもあるため、スマートウォッチのようなゴツメのデザインが苦手な人にもおすすめです。
- おすすめポイント
-
- 長期間使えるバッテリー
- 交換可能なストラップ
- ライフログが充実
- ワークアウトログが充実
- がっかりポイント
-
- GPSに対応していない
- サイズ
- W22.5×D10.99 ×H48mm(ストラップや突出部を除く)
- 重量
- 27g
- ディスプレイ
- 1.62インチ 有機EL(AMOLED)
- 輝度
- 最大600 nit(調節可)
- 素材
- 2.5D強化ガラス(ケース)
- 画面解像度
- 192×490
- センサー
- 高精度 6軸センサー/PPG 心拍数センサー/環境光センサー
- バッテリー容量
- 190mAh
- 充電タイプ
- マグネット式
- 充電時間
- 1時間(約)
- 稼働時間
- 最大16日間(通常使用モード)
- スペック
- 5ATMの防水性能/アプリ:Mi Fitness/Bluetooth 5.1 BLE/互換性:Android 6.0/iOS 12.0 以降を搭載したスマートフォンに対応
- 付属品
- 同梱バンドストラップ(135 mm~210 mm)
- 型番
- BHR7166GL
以上、シャオミ Smart Band 8の紹介&徹底検証レビューでした。
スマートウォッチ入門におすすめなのはもちろんのこと、ファッション性の高いスマートウォッチを探していた方にも是非おすすめの一台です。