スマートフォンそもそもスマートバンドって?

スマートバンドは”スマート”なバンドというだけあって「賢いリストバンド型情報デバイス」です。

スマートウォッチという言葉もありますが、スマートバンドはそれよりも小型で軽量なものの総称です。

軽くて長時間つけていても重さが気になりにくい設計のものが多く、ワークアウトや睡眠時などに着用しやすい製品として人気があります。

スマートバンドでなにができる?

スマートバンドでなにができる? イメージ
スマートフォンと連携して様々な機能を利用できます。

スマートバンドには、主に以下のような機能があります。

①健康管理の参考になる“ライフログ”や“ワークアウトログ”を取得

②連携したスマートフォンに届く通知確認や、電話発信などの遠隔操作

③スマートバンド専用アプリ(タイマー、ボイスレコーダー、マップなど)の使用

高級機ほど多機能で、できることは増えていきます。取得できるログの項目も増え、データは詳細になります。

スポーツ向けやアウトドア向けなどワークアウト・アクティビティに特化した高級機や、日常のライフログや通知確認を目的としたコスパモデルなど、様々なモデルがラインナップされています。

スマートフォンシャオミ「 Xiaomi Smart Band 8」が新発売!!

  • シャオミXiaomi Smart Band 8
  • 実勢価格: ¥3,980

こちらが今回紹介する新製品、シャオミ「Xiaomi Smart Band 8」です。

価格帯でいうと1万円以下のお値ごろモデルに分類されます。

前モデルとなる「Smart Band 7」はベーシックスマートバンドで世界1位(2023年第1四半期)を獲得している大ヒット製品。

それだけに本モデルも大注目なんです。

Xiaomi Smart Band 8のここがすごい!!

Xiaomi Smart Band 8は格安とはいえ実に様々な機能を備えており、超コスパを誇ります。

まずは5つの特徴を見ていきましょう。

①長時間バッテリー

①長時間バッテリー イメージ
毎日充電しなくてもOK。

通常の使用であれば最大16日間も充電なしで使用できるバッテリーを備えます。

昼間の活動から睡眠状況まで、途切れることなく記録できるでしょう。

充電時間も短く、万が一電源が切れてもすぐに復活できます。

②ライフログ機能

②ライフログ機能 イメージ
健康管理に役立つデータを記録してくれます。

「心拍数」「血中酸素飽和度」「ストレス」を24時間モニタリングします。

ただ腕に巻いておくだけでいいので、記録を忘れる心配がありません。

自分ではわからない睡眠中のデータだって詳細に記録。

これを見れば、何時間寝ても疲れが取れない理由がわかるかもしれません。

③ワークアウトモード

③ワークアウトモード イメージ
運動時のデータも記録できます。

150種類以上のワークアウトに対応し、詳細を記録できます。

ワークアウトのログには時間のほかに、心拍数やトレーニング効果も表示。

日々記録するだけで、効率的なトレーニングのサポートをしてくれます。

また、「ランニング」「サイクリング」などは、記録を忘れて開始してもワークアウトを検出して通知してくれます。

④スマートフォン連携

④スマートフォン連携 イメージ
電話の着信やSNSの通知などを手元で確認できます。

スマートフォンへの通話着信や、LINEの受信メッセージが表示されます。

通話の相手やメッセージの内容までわかるので、カバンにしまっていたスマートフォンを慌てて取り出す必要がなくなります。

設定により、必要なアプリの通知だけを表示させられるのもポイントです。

⑤高いカスマイズ性

⑤高いカスマイズ性 イメージ
自分の好みに合わせてカスタマイズできます。

曲線を多用したボディは、コンパクトで1日中着用していても気になりません。

さらに注目は、本モデルから採用されたクイックリリース構造です。

⑤高いカスマイズ性 イメージ2
ストラップ部分の付け替えができます。

ストラップが交換可能になったことで、付属のスポーティーなTPU素材に加えて、別売りでレザーやチェーンも販売。

ファッションやシーンにあわせて、ストラップが交換できるようになりました。

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文字盤のデザインも多数用意されています。

ウォッチフェイスのデザインも豊富で、自分らしさを表現する1本に仕上がります。

スマートフォン実際に2週間ガチで使って徹底検証!!

今回は、実際に2週間使用してXiaomi Smart Band 8の実力をチェックしました。

①バッテリーの検証

①バッテリーの検証 イメージ
バッテリーの減り具合と充電時間を検証。

まずは1日着用して、バッテリーがどれくらい消費するかを確認します。

「心拍数」「血中酸素飽和度」などすべてのモニタリングを有効。

ディスプレイの「常時オン」は有効にせず、20秒でロックします。

測定日には30分ほどのウォーキングと、30分ほどのサイクリングを記録しています。

その結果、24時間でバッテリーは100%から89%まで消費しました。

単純計算だとカタログスペックの16日間使用することは難しそうですが、過去に同条件で測定したスマートウォッチと比べるとかなり優秀な結果です。

①バッテリーの検証 イメージ2
マグネット式の専用充電ケーブルが付属します。

急速充電は、わずか30分で0%から72%まで回復。

入浴中に週2回程度充電すれば、ほぼ途切れることなくライフログを残せます。

②ライフログ機能

②ライフログ機能 イメージ
ライフログの種類や正確さを検証。

Smart Band 8では、以下のようなライフログを取得できます。

「カロリー/歩数/運動時間/睡眠/ストレス/心拍数/血中酸素飽和度/最大酸素摂取量/スタンディング/活力」など多種多様です。

②ライフログ機能 イメージ2
歩数計、消費カロリー、起立(スタンディング)した回数など基本的なログ機能はしっかり備わっています。
②ライフログ機能 イメージ3
血中酸素飽和度や最大酸素摂取量といった格安機種には珍しい、より高度なログも記録してくれます。

「血中酸素飽和度(血中酸素レベル)」「最大酸素摂取量」が含まれるなど、1万円以下のお値ごろ品としては充実しています。

「心拍数」の精度
「心拍数」の精度 イメージ
心拍数を正確に測れているかを検証。

安静時の心拍数を、胸バンドタイプの心拍数センサーと比較してみました。

「心拍数」の精度 イメージ2
日常的な心拍数の確認としては十分な正確さです。

結果は、1、2拍ほど差が出ましたが、十分な正確さがありました。

健康管理の参考値に十分なり得るといえます。

「心拍数」の精度 イメージ3
運動時もしっかり記録できていました。

運動時も比較してみましたが、胸バンドセンサーよりもワンテンポ遅れて数値が変動します。

ただ、誤差は1、2程度だったため、シビアな測定を必要としない限り十分な性能といえます。

「睡眠」の精度
「睡眠」の精度 イメージ
睡眠ログはアプリから確認できます。

「睡眠」は就寝時間と起床時間に誤差がないかをチェックしました。

テストでは、就寝時は布団に入って横になってから10分ほどは目を開けたまま、起床時も10分ほど横になったまま布団を出ないようにします。

その結果、就寝時間は布団に入って横になった時間、起床時間は起き上がって布団を出た時間が記録されました。

高精度の製品ではより正確に入眠した時間と目が覚めた時間を記録してくれるため、少々残念な結果に‥‥。

ただし、高価格な製品と比較した場合の相対的な違いなので、本製品の値段を考えると十分素晴らしいといえます

「睡眠」の精度 イメージ2
睡眠の段階も記録してくれます。

ログをチェックすると、レム睡眠・ノンレム睡眠はしっかり記録されます。

「睡眠」の精度 イメージ3
睡眠の評価を提示してくれます。

スコアも表示されるので、寝ても疲れが取れないときは参考にしましょう。

③ワークアウト機能

③ワークアウト機能 イメージ
運動時のログの正確性を検証。

「ランニング」や「サイクリング」など、対応するワークアウトは150種類以上。

この数はスマートウォッチを含めたウェアラブル端末のなかでも上位です。

③ワークアウト機能 イメージ2
実際に走ってログをとってみました。

実際に「屋外ランニング」のログを作成してみました。

時間や距離、1kmあたりのペース、心拍数などが記録されます。

③ワークアウト機能 イメージ3
ペース、歩数、歩幅などを計測してくれます。

1分あたりの歩数の「ケイデンス」や、歩幅の「ストライド」も記録されました。

③ワークアウト機能 イメージ4
トレーニングの評価も提示してくれます。

トレーニングの強度を「トレーニング効果」で表してくれるのも、参考になります。

距離の誤差も少なく、1kmのランニングコースを走ったところ、1.04kmと表示されました。

なお、GPSに対応していないため、経路を記録するにはスマートフォンも持って走る必要があります。

③ワークアウト機能 イメージ5
別売りのクリップでシューズに装着できます。

別売りの「ランニングクリップ」を使うことで、シューズへの取り付けも可能です。

③ワークアウト機能 イメージ6
ペブルモードという専用の測定モードが使えます。

これにより、ランニングフォームを評価する「ペブルモード」が利用可能に。

足裏のどの部分から着地しているかや、「接地時間」「滞空時間」「滞空比」「衝撃」といった詳細なデータが取得できます。

③ワークアウト機能 イメージ7
滞空時間の分布図を確認できます。
③ワークアウト機能 イメージ8
時間ごとの滞空時間比率も確認可能です。
③ワークアウト機能 イメージ9
足にかかる衝撃も測定してくれます。

一方で、心拍数が記録できないため、定期的なフォームチェック向きといえます。

「ランニング」「サイクリング」などは、ワークアウトの自動検出機能も備えます。

実際にワークアウトを開始せずにランニングをしていると、約700mで検出。

1km走ったうちの、約500m分のログを記録できました。

④スマートフォン連携
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スマホへの着信を手元で確認して操作できます。

Xiaomi Smart Band 8は、連携したスマートフォンに着信があると通知を表示。

着信拒否の操作に対応します。

④スマートフォン連携 イメージ2
ラインなどのメッセージをプレビューできます。

その他、LINEやメールはメッセージのプレビューを確認できます。

④スマートフォン連携 イメージ3
通知する項目はアプリで設定可能です。

通知を受け取る項目は、「Mi Fitness」で詳細に設定が可能。

X(旧Twitter)やInstagramといったSNSの項目も用意されています。

項目にないアプリは、「その他」として一括して設定を行います。

通話機能や返信機能がないのは残念ですが、格安品ではこれが一般的。

スマートフォンをカバンにしまっていたため大事な通知を見逃した、ということがなくなるだけでも助かります。

⑤カスタマイズ性

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ネックレス風にカスタマイズも可能です。

前モデルのXiaomi Smart Band 7からもっとも改良されたのが、カスタマイズ性です。

8ではクイックリリース機構を採用し、ストラップの交換が可能に。

それに合わせて、レザーストラップやネックストラップなども販売されています。

⑤カスタマイズ性 イメージ2
シューズに取り付ける専用クリップも用意。

また、ワークアウト検証でも紹介したように、シューズに取り付けて使える専用クリップも販売。

利用シーンに合わせた多様なカスタマイズが魅力です。

⑤カスタマイズ性 イメージ3
文字盤も色々なデザインに変更できます。

豊富なウォッチフェイスとの組み合わせで、365日いつでも着用できる1本になります。

⑥操作性もいい感じ!

⑥操作性もいい感じ! イメージ
タッチ操作もサクサクです。

テストをしていて感じたのが、格安品としてはタッチパネルの反応がいいこと。

腕を上げるとサッとディスプレイが表示され、タッチへの反応も上々です。

輝度が最大600nitに上がったディスプレイは、昼夜を問わず屋外でも視認性は◎。

⑥操作性もいい感じ! イメージ2
特に日中は角度によって見えにくいこともあります。

さすがに傾けると見にくくなるものの、高級品にも迫る品質だと感じました。

スマートフォン「Xiaomi Smart Band 8」は買ってよし!!

  • シャオミXiaomi Smart Band 8
  • 実勢価格: ¥3,980

総合評価: 4.14

バッテリー
 5.00
ディスプレイ
 4.00
ライフログ
 4.00
ワークアウト
 4.00
通知機能
 3.00
アプリケーション
 4.00
カスタマイズ
 5.00

初めてのスマートバンドにベストな一台です!!

シャオミ「Xiaomi Smart Band 8」は、スマートバンドとしての基本的な機能を備えた1本です。

ライフログやワークアウトもしっかり記録できるので、「スマートバンドってなにができるの?」という人に最適。

約6000円というリーズナブルな価格もあり、入門用に最適です。

ボディがコンパクトで上品さもあるため、スマートウォッチのようなゴツメのデザインが苦手な人にもおすすめです。

おすすめポイント
  1. 長期間使えるバッテリー
  2. 交換可能なストラップ
  3. ライフログが充実
  4. ワークアウトログが充実
がっかりポイント
  1. GPSに対応していない
サイズ
W22.5×D10.99 ×H48mm(ストラップや突出部を除く)
重量
27g
ディスプレイ
1.62インチ 有機EL(AMOLED)
輝度
最大600 nit(調節可)
素材
2.5D強化ガラス(ケース)
画面解像度
192×490
センサー
高精度 6軸センサー/PPG 心拍数センサー/環境光センサー
バッテリー容量
190mAh
充電タイプ
マグネット式
充電時間
1時間(約)
稼働時間
最大16日間(通常使用モード)
スペック
5ATMの防水性能/アプリ:Mi Fitness/Bluetooth 5.1 BLE/互換性:Android 6.0/iOS 12.0 以降を搭載したスマートフォンに対応
付属品
同梱バンドストラップ(135 mm~210 mm)
型番
BHR7166GL

以上、シャオミ Smart Band 8の紹介&徹底検証レビューでした。

スマートウォッチ入門におすすめなのはもちろんのこと、ファッション性の高いスマートウォッチを探していた方にも是非おすすめの一台です。