Apple Watchはこんな親御さんにおすすめ
体調を把握するさまざまデータを取得できるスマートウォッチ。健康管理に便利なアイテムです。高齢の親御さんにも活用してもらえたらいいですよね。
こんなご両親におすすめです
・心臓に不安がある
・足腰が衰えて転倒の恐れがある
・元々、腕時計をつける習慣がある
とはいえ運動習慣でもない限り、装着するメリットが親御さんにはわかりずらく、説得は難しいかもしれません。
アクティブに活動できているうちからスマートウォッチに親しんでもらい、メリットを感じてもらうことがが重要そうです。
スマートウォッチのなかでもApple Watchは、親につけてもらうことで日々の健康データが自分のiPhoneに届き、遠隔でチェックできます。転倒時には119番通報を自動で行えるなど、高齢者の安全確保に頼もしい存在でもあります。
Apple「Apple Watch Series 7」
Apple
Apple Watch
Series 7
実勢価格:4万8800円~(GPSモデル)
実勢価格:6万800円~(LTEモデル)
サイズ・重量/W35×D10.7×H41mm・32g(アルミニウムケース) 41mmの場合
※リンク先はGPSモデルの商品ページです
そこで今回はApple「Apple Watch Series 7」の見守りツールとしての機能や活用法について、紹介します!
初期設定:家族用に設定すればiPhoneなしでOK
Apple Watchは、家族のうちひとりが管理者となり、管理者のiPhoneで初期設定をすれば、iPhoneなしでウォッチを日常利用できる「ファミリーメンバー」という仕組みがあります。これなら高齢者でも使えそうです。
必要なものはWi-Fiと、親用のAppleID取得のためのメールアドレスです。
ファミリーメンバーの設定
初期設定画面で「ファミリーメンバー用に設定」を選ぶと、家族用のApple Watchになります。
ファミリーメンバー用のIDは、Apple Watchの設定中に新規で取得できます。
ヘルスケア情報など、データ共有の許可がその都度求められるので許諾しましょう。
なお、今回の検証では2台セットアップして両方とも1度失敗し、2度目のセットアップで成功しました。若干のバグがあるのかもしれません。
機能:ファミリー設定で遠隔チェックができる
ファミリーメンバーの設定によって、実家にiPhoneがなくても以下のような機能が使えます。
位置情報:△
本人の同意があれば、居場所のシェアも可能。位置情報をAppleの「探す」アプリで追跡できます。ただし屋内では住所がズレますし、屋外の位置情報取得にはセルラー版が必要です。
健康情報:△
親御さんにApple Watchが取得した歩数や立っている合計時間、心拍変動、安静時の心拍数、散歩などで活発に運動した時間等を、iPhoneで遠隔チェックできます。ただし、睡眠時間や心拍異常の情報など、確認できない情報もあるのは残念でした。
緊急時の連絡:◎
転倒時には119番通報を自動で行う機能も。あらかじめ親の既往歴や服用中の薬などを入力しておくと、救急隊への情報伝達がスムーズになります。
この緊急通報にメリットを感じるなら、Apple Watchはセルラー版を選びましょう。しかしファミリーメンバーが契約できるのはKDDI回線のみという制約もあります。
70代の両親に1週間使ってもらいました
今回の検証では、担当編集の両親(70代)に1週間試用してもらいました。
装着感については、シリコン製のバンドは「装着しづらい」「時計の裏が汗ばむ」「痛い」といった不快感がありました。装着しやすい「ソロループ」バンドなどに交換すべきでした。
また、両親のヘルスケア情報を遠隔でチェックできましたが、データ同期に数時間のタイムラグがあるのも課題(※1)。リアルタイムで把握というよりも、「昨日はどのくらい活動できていたか?」など振り返り用に使うのが良さそうです。
※1 「Hachi」という見守りアプリを使うと解決できますが、iPhoneとセットで運用する必要があります
充電問題はクリアしやすいです
なお、懸念していた充電については3日に1回(※2)で済むうえ、充電器に置くだけと簡単なので問題なさそうでした。ただし誤操作でネットワーク設定が無効になることもありました。再接続方法を知っておいてもらうためには、わかりやすいマニュアルを自作するなど対策が必要そうです。
※2 ワークアウトを行わず、1日20分程度の使い方で睡眠時もWatchを装着した場合
ご両親にApple Watchをおすすめしたい方は、参考にしてみてくださいね。
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スマートウォッチの課題は装着と充電だけです。特に装着のメリットを親にプレゼンするのが難しく、妙案が見つかりません。