圧力鍋とは?
かたまり肉など、通常火を通すのに時間がかかる食材も短時間で調理できる圧力鍋。
雑誌『LDK』読者に、圧力鍋を普段使用しているかアンケート調査したところ、「使い方がわからない」「爆発しそうで怖い」などの声もあり、使用していないという人が半分以上いました。
そもそも圧力鍋とは、圧力によって食品の細胞壁・細胞膜を壊して食品をやわらかくすることができる調理用品のこと。
圧力鍋は時短調理も、大量の調理も可能。注意点を押さえれば、安全に使用でき、忙しい毎日の味方になります。
圧力鍋を使うメリットは?
圧力鍋で調理すると、短時間加熱で栄養を残したまま調理でき、素材はやわらかく仕上ります。得意なのは、厚みのある肉や骨の多い魚の調理、煮込み料理など。通常の鍋よりも調理時間は半分〜2/3程度に時短することができます。
メリット1:おいしく仕上がる
密閉状態で加熱し沸点を高めて通常よりも高い温度で調理できるため、短時間調理が叶うだけでなく、おいしさもアップ。
短時間加熱で栄養を残したまま調理でき、素材はやわらかく仕上がります。
メリット2:一度に大量に作ることができる
圧力鍋は容量にもよりますが、一度で多くの量を作ることが可能です。
メリット3:100度以上の高温調理で時短に
圧力鍋は、鍋の中が100度を超えると圧力がかかり、普通の鍋より具材が早く煮えたり、硬いものを柔らかく加熱したりできます。
厚みのある肉や骨の多い魚の調理、煮込み料理などが得意です。調理時間は半分〜2/3程度に時短できることも。
圧力鍋で炊飯すると、一般的な炊飯器の早炊き機能よりも早く、ふっくらおいしい白米を炊き上げられます。
圧力鍋の注意ポイントは?
圧力鍋を使用する際、カレーやシチューのルーは加圧しないようにしましょう。
また、加圧調理中は絶対にフタを開けようとしないこと。完全に減圧(鍋の中の圧力を減らしていくこと)してから開けてください。
必ず付属の取扱説明書を読んでから使用しましょう。
圧力鍋と電気圧力鍋の違いは?
ガスやIHで加熱する圧力鍋と電気圧力鍋の大きな違いは加熱方式。圧力鍋が直火やIHで加熱するのに対し、電気圧力鍋は電気で加熱します。
電気圧力鍋のメリットは、料理初心者でも本格的なおかずを完成することができる点。さまざまな自動調理メニューが内蔵されていて、好みのレシピを選んだら、あとは材料と調味料を入れてスタートするだけ。
一方、圧力鍋ならではのメリットは、電気圧力鍋よりかけられる気圧が高く、より短い調理時間で料理を完成できる点です。圧力鍋の方が好みの仕上がりや味に調整できるのもポイント。全体として電気圧力鍋より安い製品も多いです。
電気圧力鍋は料理初心者にもおすすめです。
電気圧力鍋と自動調理鍋との違いは?
電気圧力鍋も自動調理鍋もどちらも「電気調理鍋」ですが、特徴や得意とすることが異なります。自動調理鍋は圧力調理はできませんが、「まぜる」「つぶす」などの工程も含む調理方法もほぼ全自動でできる機器。普段の調理と同様に、途中で味見、調味料の追加投入なども可能です。
自動調理鍋のベストバイはシャープ「ホットクック」
シャープ(SHARP)
ヘルシオ
ホットクック
KN-HW24G
実勢価格:¥57,800
サイズ・重量:W345×D305×H256mm・約5.8kg
調理容量:2.4L
定格消費電力:800W
自動調理鍋の代名詞的存在、シャープ「ヘルシオ ホットクック」。雑誌『家電批評』で過去に電気圧力鍋・自動調理鍋5製品のテストを行った際に見事ベストバイに選ばれました。
食材をつぶすこともできるので、マッシャーを使わずにポテトサラダ、ブレンダーがなくてもポタージュなどもつくれます。
予約機能にも長けているので、仕事終わりに仕上がるようにセットすれば、すぐ温かい料理を食べることができます。
材料を入れたら、完成までほったらかせるので、調理に苦手意識がある人や、キッチン煮立つ時間を短縮させたい人にもおすすめです。
今回は、直火・IHで加熱する圧力鍋からおすすめを探すため、雑誌『LDK』が5製品を比べてみました。
圧力鍋の選び方は?
ライフスタイルにあった大きさ・容量で選ぶ
圧力鍋はかなりの大きさがあります。キッチンには他にも炊飯器、電子レンジと大物が揃いますので、置き場所を想定して、幅や高さ、奥行きはしっかりチェックしましょう。
容量は、毎日こまめに作る人なら2L前後、3〜4人家族なら3〜4L前後、一度に大量に作りたい人なら6Lサイズのものを選ぶといいでしょう。
「おもり式」か「スプリング式」で選ぶ
圧力鍋は主に「おもり式」と「スプリング式」の2タイプあります。
圧力がかかっているかどうかを判断し、調理後はこのピンが完全に下がってからフタを開けるため、下がっている状態がわかりやすいかどうかは重要なポイントです。
おもり式
おもり式はピンに加えて、シュッシュッという蒸気の音で加圧の開始を知らせてくれます。圧力がかかったタイミングを耳や目でわかりやすく教えてくれるタイプです。
スプリング式
スプリング式は、圧力がかかるとバネが上がり、加圧の開始をお知らせしてくれます。静音性に優れているのもスプリング式の特徴です。
圧力値で選ぶ
最近は圧力の高さもさまざまで、今回比べた製品も最大圧力値は65kPa(キロパスカル)から140kPaまでありました。
60〜80kPaなら低圧、100kPa以上なら高圧に分類され、野菜などは低圧、かたまり肉など硬い部分のある食材は高圧で料理するのがおすすめとされています。
さまざまな料理にチャレンジするなら、圧力値を2〜3段階で調整できる商品を選ぶといいでしょう。
LDKが人気の圧力鍋5製品を比較
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販で人気・売れ筋の圧力鍋から、一般的な家族向けの約4L〜4.5Lサイズの5製品をピックアップ。
料理研究家の北山みどりさん、酒寄美奈子さんと以下の項目を徹底比較しました。
テスト1:料理のおいしさ
1:煮豚と赤飯を各圧力鍋で調理
同じ材料・分量で各圧力鍋のレシピ規定の加圧時間で、煮豚と赤飯を調理。煮豚はジューシーでやわらかにできるのか、赤飯はふっくらもっちり炊けるのかチェックしました。
2:プロが1品ずつ仕上がりを評価
幸せ食生活ヒラメキスト・料理研究家の北山みどりさんが実食し、仕上がりを評価しました。
煮豚は肉料理として欠かせない「食感」と「おいしさ」の2項目、赤飯は「食感」「おいしさ」に加えてもち米の「ねばり」 「甘み」を追加した4項目で評価しています。
圧力の高さによって料理の完成度も変わりますよ。
圧力や加圧時間で食感が全然違いました!
テスト2:使いやすさ
料理研究家の酒寄美奈子さんが実際にいわしのしょうが煮を作り、圧力鍋の調理のしやすさに直結する圧力ピンの表示などから、実際の調理、調理後のお手入れまでにわたって検証しました。
フタの開閉
フタの開閉がしやすいかどうかをチェックしました。
圧力表示
圧力表示のピンがわかりさすいかをチェックしました。
お手入れ
洗いやすさや洗ったあとに拭きやすいかなどをチェックしました。
説明書・レシピ
説明書やレシピがわかりやすいかをチェックしました。
※調理時間は火にかけてからフタを開けるまでの時間です。「調理タイム」はいわしのしょうが煮の調理時間を示しており、評価に含んでいません。また、ランキング内では加圧中のサインを「圧力表示ピン」に統一しています。
※評価が同じでも順位が異なることがあります。
圧力鍋のおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、圧力鍋のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マイヤーハイプレッシャークッカー 4.0L
|
|
310mm |
225mm |
131mm |
2.93kg |
3.9L |
140kPa |
対応 |
|||
フィスラービタビット プレミアム 4.5L
|
|
430mm |
250mm |
185mm |
3.2kg |
4.6L |
45kPa,60kPa,75kPa |
対応 |
|||
ワンダーシェフフルーム YCSA40F 片手4.0L
|
|
410mm |
230mm |
200mm |
2.0kg |
2.6L(約) |
40kPa,80kPa |
対応 |
|||
パール金属 クイックエコ 3層底切り替え式両手圧力鍋 4.5L
|
|
330mm(約) |
230mm(約) |
205mm(約) |
2.363kg(約) |
4.5L |
60kPa,100kPa |
対応 |
|||
ティファールクリプソ ミニット デュオ ルージュ 4.2L
|
|
370mm |
250mm |
171mm |
2.44kg(約) |
4.2L |
65kPa |
対応 |
【1位】マイヤー「ハイプレッシャークッカー 4.0L」
- マイヤーハイプレッシャークッカー 4.0L
- 実勢価格: ¥20,900〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥23,000〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥25,000〜
- 料理のおいしさ
- 使いやすさ
味も機能性も文句ナシのお墨付き!
圧力鍋のおすすめランキング1位でベストバイに輝いたのが、マイヤー(Meyer)「ハイプレッシャークッカー 4.0L」。
フタが片手で開閉でき、コンパクトなサイズ感も高評価。毎日使いたくなる便利ポイントがいっぱいです。
- おすすめポイント
-
- 高い圧力で絶妙な食感とおいしさを両立
- 鍋のどの位置にフタを合わせても閉まる
- 幅
- 310mm
- 奥行
- 225mm
- 高さ
- 131mm
- 重量
- 2.93kg
- 容量
- 3.9L
- 圧力
- 140kPa
- IH
- 対応
- 型番
- YR-PC4.0
▼テスト結果
総合評価 | 料理のおいしさ | 使いやすさ | |||
A+ | A+ | A | |||
フタの開閉 ◎+ |
圧力表示 ◎ |
お手入れ △ |
説明書・レシピ ○ |
味も機能性も文句ナシのお墨付き!
「おいしさ」テストで、A+評価を得たのは本製品だけ。わかりやすい機能で、「使いやすさ」のテストでも多くの項目で高評価を獲得し、プロも納得の1位に選ばれました。
料理のおいしさ:高い圧力で絶妙な食感とおいしさを両立
煮豚も赤飯も、ほぼ完璧な仕上がりだったマイヤー「ハイプレッシャークッカー 4.0L」。
超高圧で調理するため、短時間でも食材の風味がしっかり出ていました。食材の個性が引き立つ食感も高評価に。最高レベルの圧力でプロ並みの出来栄えです。
おいしさのヒミツ:140kPaの超高圧は検証製品でこれだけ
あらゆる食材をやわらかくしてくれる本製品。大きいかたまり肉をほろりと仕上げるのもお手のもの。おいしくできるカギは100kPa超えの圧力にあります。
圧力が高いほど食材がやわらかく仕上がります。
煮豚はお肉の旨みと食感がバツグン
▼評価
- 煮豚のおいしさ:◎+
- 煮豚の食感 :◎+
高圧の面目躍如。臭みが一切なく、お肉らしい歯応えと味だけを残しました。
赤飯は粒が小さいけど食べ応えがある
▼評価
- 赤飯の食感 :◎
- 赤飯のおいしさ:◎+
- 赤飯のねばり :◎
- 赤飯の甘み :○
もち米ならではのねばりが全体に広がります。家庭料理を超えた味に仕上がりました。
使いやすさ:鍋のどの位置にフタを合わせても閉まる
- いわしの生姜煮の仕上がり:(調理時間約32分)
適当にフタを載せても、ボタンを押せばロック完了。画期的なフタが特徴で、他製品にはないシンプル設計が素晴らしいです。圧力表示のピンも見やすく使い勝手良好です。
フタの開閉のしやすさ
フタの位置を合わせる必要がなく、ボタンだけでロックがかかります。
お手入れのしやすさ
ボタンは便利ですが、あらゆる溝に水が入りやすく、拭きにくいのが難点です。
【2位】フィスラー「ビタビットプレミアム 4.5L」
- フィスラービタビット プレミアム 4.5L
- 実勢価格: ¥39,800〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥55,000〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥49,050〜
- 料理のおいしさ
- 使いやすさ
圧力鍋のおすすめランキング2位は、フィスラー(Fissler)「ビタビットプレミアム 4.5L」。
圧力を高・中・低の3段階に調節可能な圧力鍋。煮物も炊飯も難なくできます。目で見てすぐわかる工夫で使いやすさバツグンです。
- 幅
- 430mm
- 奥行
- 250mm
- 高さ
- 185mm
- 重量
- 3.2kg
- 容量
- 4.6L
- 圧力
- 45kPa,60kPa,75kPa
- IH
- 対応
- 型番
- 622-412-04-070-A
▼テスト結果
総合評価 | 料理のおいしさ | 使いやすさ | |||
A | A | A | |||
フタの開閉 ◎+ |
圧力表示 ◎ |
お手入れ △ |
説明書・レシピ ◎ |
料理のおいしさ:煮物も炊飯も難なくできる
どちらの料理も申し分のないクオリティで平均点以上の味に仕上る実力派圧力鍋です。
プロ並みのハイレベルな仕上がりを求めなければ、どんな料理でもおいしく作ることができそうです。
煮豚は口の中でほぐれる食感
▼評価
- 煮豚のおいしさ:◎
- 煮豚の食感 :○
もう少し肉の味わいが出ていれば完璧でしたが、食感はかなりよいです。
赤飯はもち米の甘みを十分に感じる
▼評価
- 赤飯の食感 :○
- 赤飯のおいしさ:○
- 赤飯のねばり :○
- 赤飯の甘み :◎+
レシピ指定の蒸らし時間が長かったせいか、ややねばりが強い仕上がりになりました。
使いやすさ:目で見てすぐわかる工夫で使いやすさバツグン
- いわしの生姜煮の仕上がり:(調理時間約30分)
毎回説明書を読まずとも一瞬で使い方がわかる親切な作りが優秀。色を利用した作りで誰でも使えます。
フタを閉じると自動的に安全ロックがかかり、圧力表示のピンが見やすいのも高評価。直感的にわかるスマート仕様です。
フタの開閉のしやすさ
フタを合わせる位置がひと目でわかり、スライドさせるだけで閉まります。
圧力表示ピンのわかりやすさ
圧力表示ピンは緑色が正しく加圧されているサイン。バルブが上がり、色で正常に加圧されているか判断でき、視認性がよいです。
お手入れのしやすさ
フタをロックする安全レバーに水がたまり、何度拭いても水しぶきが取れません。衛生面が心配です。
【3位】ワンダーシェフ「フルーム YCSA40F 片手4.0L 」
- ワンダーシェフフルーム YCSA40F 片手4.0L
- 検証時価格: ¥13,200〜
- 料理のおいしさ
- 使いやすさ
圧力鍋のおすすめランキング3位は、ワンダーシェフ「フルーム YCSA40F 片手4.0L 」。
ワンダーシェフは日本の圧力鍋メーカー。2022年1月に新発売され、A評価で3位にランクインしました。
おいしくするには時間の調整が必要ですが、使う人目線で考えられた仕様が随所にあり、日本のメーカーらしい丁寧な作りです。
- 幅
- 410mm
- 奥行
- 230mm
- 高さ
- 200mm
- 重量
- 2.0kg
- 容量
- 2.6L(約)
- 圧力
- 40kPa,80kPa
- IH
- 対応
▼テスト結果
総合評価 | 料理のおいしさ | 使いやすさ | |||
A | B | A | |||
フタの開閉 △ |
圧力表示 ◎ |
お手入れ ○ |
説明書・レシピ ◎ |
料理のおいしさ:おいしくするには時間の調整が必要
他製品の赤飯の加圧時間が平均3分だったのに対し、2分と書かれていた本製品。何かがちょっともの足りず、加圧不足が若干否めません。
煮豚も赤飯も加圧時間を調整すればおいしさが増しそうです。
煮豚は料理としては完成している
▼評価
- 煮豚のおいしさ:○
- 煮豚の食感 :○
肉に筋張った食感があり、旨みもいまひとつですが、家庭料理なら及第点です。
赤飯は加熱不足で米の芯が残った
▼評価
- 赤飯の食感 :△
- 赤飯のおいしさ:○
- 赤飯のねばり :△
- 赤飯の甘み :○
レシピの規定時間では加熱不足だったのか、ところどころ芯がかたい仕上がりでした。
使いやすさ:使う人目線で考えられた仕様が随所に
- いわしの生姜煮の仕上がり:(調理時間約44分)
他の一部の製品のような洗練された雰囲気はないものの、初めて圧力鍋を手にする人も不安を感じずに使えるような面が多く、好印象でした。日本のメーカーらしい丁寧な作りです。
フタの開閉のしやすさ
内側のパッキンの引っかかりが強く、フタがスライドしにくいです。印があるのに閉めるのにコツがいります。
圧力表示ピンのわかりやすさ
へこんでいたピンがしっかり上昇し、加圧中であることをお知らせしてくれます。ピンがカチッとはっきり見えます。
【4位】パール金属「クイックエコ 3層底切り替え式両手圧力鍋 4.5L」
- パール金属 クイックエコ 3層底切り替え式両手圧力鍋 4.5L
- 実勢価格: ¥6,036〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥6,036〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥6,600〜
- 料理のおいしさ
- 使いやすさ
圧力鍋のおすすめランキング4位は、パール金属「クイックエコ 3層底切り替え式両手圧力鍋 4.5L」。
鍋底が3層の構造になっています。もちもちのおいしい赤飯が作れますが、煮豚はあと一歩。使いやすさでは、あいまいさの目立つ機能が少し不安でした。
- 幅
- 330mm(約)
- 奥行
- 230mm(約)
- 高さ
- 205mm(約)
- 重量
- 2.363kg(約)
- 容量
- 4.5L
- 圧力
- 60kPa,100kPa
- IH
- 対応
- 型番
- HB-5135
▼テスト結果
総合評価 | 料理のおいしさ | 使いやすさ | |||
B | A | C | |||
フタの開閉 △ |
圧力表示 △ |
お手入れ ○ |
説明書・レシピ ○ |
料理のおいしさ:もちもちのおいしい赤飯が作れる
煮豚は肉のかたさが少々気になり、標準レベルの味に。一方、赤飯は驚きの完成度で素晴らしい仕上がりになりました。
もち米のねばりと甘みをしっかり引き出し、ふっくらと炊けました。
煮豚はあと一歩のおいしさにとどまった
▼評価
- 煮豚のおいしさ:○
- 煮豚の食感 :○
悪くはないですが、食感が微妙で旨みもやや欠けていました。全体的に惜しいです。
赤飯はお米の粒がよく立っている
▼評価
- 赤飯の食感 :◎
- 赤飯のおいしさ:◎
- 赤飯のねばり :◎
- 赤飯の甘み :◎
もち米を大きく、形よく炊き上げたのが優秀。やさしくマイルドな味です。
使いやすさ:あいまいさの目立つ機能が少し不安
- いわしの生姜煮の仕上がり:(調理時間約34分)
説明書のとおりに操作しているはずなのにフタを閉じにくく、圧力表示ピンもわかりにくいのが残念。
これで正解? と使う人を悩ます作りでした。スムーズにできるまで少々苦労しそうです。
フタの開閉のしやすさ
印を合わせているはずなのに、うまくフタがスライドしません。フタがはまるまで大幅なタイムロスに。練習が必要です。
圧力表示ピンのわかりやすさ
ピンがどの程度まで上がるのかわからず困惑。非加圧時との区別が難しいです。
【5位】ティファール「クリプソ ミニット デュオ ルージュ 4.2L」
- ティファールクリプソ ミニット デュオ ルージュ 4.2L
- 実勢価格: ¥13,000〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥13,000〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥13,400〜
- 料理のおいしさ
- 使いやすさ
圧力鍋のおすすめランキング5位は、ティファール(T-fal)「クリプソ ミニット デュオ ルージュ 4.2L」。
通常の鍋モードと切り替えができるモデルの圧力鍋。
仕上がりにムラが出てしまい、料理のクオリティーが低めなのは残念でした。フタは超優秀ですが、圧力表示のピンがわかりにくいです。
- 幅
- 370mm
- 奥行
- 250mm
- 高さ
- 171mm
- 重量
- 2.44kg(約)
- 容量
- 4.2L
- 圧力
- 65kPa
- IH
- 対応
- 型番
- P4704231
▼テスト結果
総合評価 | 料理のおいしさ | 使いやすさ | |||
C | C | B | |||
フタの開閉 ◎+ |
圧力表示 △ |
お手入れ ○ |
説明書・レシピ △ |
料理のおいしさ:仕上がりにムラが出る
全製品のなかでも低圧のティファール「クリプソミニットデュオ 4.2L」。
安全性が高く、その点では安心感もありますが、仕上がりにムラが出てしまいせっかくの料理のクオリティーまで低めなのは残念でした。
食材のおいしさを押し出せないのは圧力低め製品の宿命でしょうか。
煮豚は肉の風味が出なかった
▼評価
- 煮豚のおいしさ:○
- 煮豚の食感 :○
おいしさは伝わりますが少しかたく全体として肉本来の旨みは感じにくいです。
赤飯はレシピの時間では中央まで炊けず
▼評価
- 赤飯の食感 :△
- 赤飯のおいしさ:△
- 赤飯のねばり :△
- 赤飯の甘み :◎
加熱不足で炊き残しができ、場所によってはやや苦みのある米もありました。
使いやすさ:開閉がラクでもピンが見にくい
- いわしの生姜煮の仕上がり:(調理時間約38分)
フタの取っ手を持ち上げたり下げたりするだけで開閉できるフタは超優秀。
ただ、圧力表示ピンが奥まった部分にあり、わかりにくいのが残念でした。説明書がかなり細かく小さいです。
フタの開閉のしやすさ
取っ手がそのまま安全ロックに。上げ下げするだけで開閉できます。
圧力表示ピンのわかりやすさ
圧力表示ピンがやや深めの位置にあり、よくのぞき込まないと見えません。ひと目ではわかりにくいです。
圧力鍋を使ったおすすめレシピは?
圧力鍋を手に入れたら、これまでとは違う料理に挑戦してみたいですよね。
料理家・酒寄美奈子さんに教わった圧力鍋で作れる絶品レシピを紹介します!
1:まるごとロールキャベツ
【加圧時間:12〜15分】
ボリューミーで家族みんなが好きになる「まるごとロールキャベツ」。パーティーのメインになること間違いなしです。
<材料>※4人分
- キャベツ……1玉
- トマト缶……1缶
- 水……400ml
- ケチャップ……大さじ1/2
- ウスターソース……大さじ1/2
- 醤油……大さじ1/2
- コンソメ……1個
- ローリエ……1枚
- 塩こしょう……少々
A
- ひき肉……250g
- 玉ねぎ……1/4個(みじん切り)
- 卵……1個
- パン粉……20g(1/2カップ)
- ナツメグ……少々
- 塩……小さじ1/3
- こしょう……少々
<作り方>
1:キャベツは芯をくり抜き、外側のキャベツを1枚はがし残しておく。スプーンで芯を除いたところから中を10cmぐらいかき出す。
2:かき出したキャベツはみじん切りにして、Aと混ぜ合わせてハンバーグだねを作る。
3:キャベツに「2」を詰め、残しておいたキャベツをフタをするように詰める。
4:圧力鍋に芯側を下にするように入れ、残りの材料を入れる。火にかけて圧力がかかったら12~15分加圧して自然放置する。
2:スペアリブの赤ワイン煮
【加圧時間:15〜18分】
「スペアリブの赤ワイン煮」は骨つき肉で食べ応えバツグンの一品。ほろほろ食感がたまりません。
余ったソースはじゃがいもやパンにつけて召し上がれ!
<材料>※2〜3人分
- スペアリブ……600g
- 玉ねぎ……2個
- にんにく……2片
- バター……大さじ2
- 小麦粉……大さじ1と1/2
A
- 赤ワイン……400ml
- ケチャップ……大さじ3
- はちみつ……大さじ1/2
- コンソメ……1個
<作り方>
1:スペアリブは小麦粉をまぶし、玉ねぎとにんにくは薄切りにする。
2:圧力鍋にバターを入れ中火にかけ、スペアリブを入れ軽く焼き色がついたら取り出す。玉ねぎとにんにくをしんなりするまで炒める。
3:Aを加え混ぜたら、「2」のスペアリブを戻し入れ、ひと煮してアクを取る。フタをして圧力がかかったら、弱火にして15~18分加圧し自然放置する。
4:圧力が完全に下がったらフタを開け、中火で4〜5分煮詰め、塩こしょうで味を調える。
まとめ
以上、圧力鍋のおすすめランキングでした。
通常なら長い時間を要する料理でも、圧力によって時短で調理が可能なのが圧力鍋。
なかでも、その利点をよく発揮したのが『LDK』ベストのマイヤー「ハイプレッシャークッカー 4.0L」でした。
フタの操作が単純で明確なうえ、140kPaという最高基準の圧力により、超短時間でかたまり肉もジューシーな食感に。また、ほかにも長所が複数ある圧力鍋が多い印象でした。
高評価の製品で、おいしい料理も自分時間も作っちゃいましょう!
料理の出来で選ぶならマイヤー「ハイプレッシャークッカー 4.0L」
マイヤー
ハイプレッシャークッカー 4.0L
実勢価格:¥25,000
サイズ:全長310×奥行225×高さ198mm 胴体高さ131mm
重さ:2.93kg
満水容量:3.9L
圧力:140kPa
IH:対応
マイヤー(Meyer)「ハイプレッシャークッカー 4.0L」は、高い圧力で絶妙な食感とおいしさを両立。画期的なフタが特徴でシンプル設計、圧力表示のピンも見やすく使い勝手良好です。
圧力鍋が気になっている人は、本記事のおすすめランキングを参考に、お気に入りをみつけてくださいね。
圧力鍋の売れ筋ランキングもチェック!
圧力鍋のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
最近の圧力鍋は安全ロック付きが多いので怖くないですよ!