人気ホムセンの安くて良いモノを徹底検証&格付け!

人気ホムセン

新しい生活様式になり、いろいろなことが変わってきた昨今。毎日の暮らしも、今までとは違うスタイルになってきている方も多いと思います。

そんな生活の中で、なにかと重宝するのがホームセンター。ちょっとした不便を快適にしてくれるアイテムが揃っています。

そこで人気のホムセンで見つけたお役立ち製品を格付け。今回は、料理の際に便利な「焦げつかない」かつ、煮込みなどにも使える「深型」で、収納する際に便利な「取手がとれる」タイプのガス&IH兼用「フライパン」5製品を比較検証しました。

5製品を3つのテストで検証しました

ホームセンターで見つけたフライパンを6製品ピックアップ。スーパーエコごはん研究家の桃世真弓さんと一緒に、以下の3項目でチェックしました。

▼テスト項目
1:コーティング耐久性
2:熱伝導性
3:使い勝手


検証方法は、まず各製品の半分の面をおもりつきのスチールたわしで1000回こすって傷をつけ、コーティングの耐久性をチェック。そしてサーモカメラで加熱ムラが少ないかを調べた上で、そして料理のプロにお願いし、使い勝手を確認してもらいました。

取っ手がとれるフライパンといえば、ティファール。ベストバイの常連でもあります。はたしてティファール以上のものは見つかるのでしょうか? それでは評価の高かった順に発表します!

サーモス「サーモス デュラブルシリーズ 取っ手のとれるフライパン 26cm」

サーモス「サーモス デュラブルシリーズ 取っ手のとれるフライパン 26cm」 イメージ
王冠アイコン

サーモス
サーモス
デュラブルシリーズ
取っ手のとれるフライパン 26cm
実勢価格:2860円

サイズ:幅27.5×奥行27.5×高さ6.5cm
サイズ展開:20cm、24cm深型、26cm

▼テスト結果
コーティング耐久性:◎
熱伝導性     :◯
使い勝手     :◎


調理器具は山ほどあれど、やはりもっとも使う機会が多いのはフライパン。人気の5製品を比較して見事ベストバイに輝いたのが、サーモス「デュラブルシリーズ 取っ手のとれるフライパン 26cm」です。

コーティング耐久性やワンタッチで使える取手など、熱伝導性以外ではティファールに引けを取らない優秀な性能でありながら、価格は安めでとにかくコスパよし。こげつきに悩む人はぜひ試してほしいです。

コーティングが丈夫!

サーモス「サーモス デュラブルシリーズ 取っ手のとれるフライパン 26cm」2

検証では薄焼卵を作りこげつかなさを調べましたが、傾けるだけで卵がスルンと剥がれ、優秀な性能を発揮。傷つけ後も、はしで簡単に剥がすことができました。コーティングの頑丈さが分かります。

桃世真弓 氏
料理家 スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

卵の焼き色もキレイでした。

加熱ムラの少なさはティファールが上

サーモス「サーモス デュラブルシリーズ 取っ手のとれるフライパン 26cm」3

ただしサーモカメラで熱伝導性を確認した結果、ティファールと比べるとムラがあることが分かりました。長時間加熱する料理だと、仕上がりに影響がでるかも。

収納がめっちゃ楽!

サーモス「サーモス デュラブルシリーズ 取っ手のとれるフライパン 26cm」4

取手を外す時はワンタッチでOK。外してから収納すればムダなスペースを取らないので、省スペース性能もいいです。

セット買いでさらにお得!

サーモス「サーモス デュラブルシリーズ 取っ手のとれるフライパン 26cm」5

サーモス
サーモス
デュラブルシリーズ
取っ手のとれるフライパン 9点セット
実勢価格:9090円

※画像はAmazonより

単品もいいですが、やはりオススメなのはセット購入。鍋(18cm)炒め鍋(24cm)フライパン(20cm&26cm)に蓋なども付いて1万円以下と驚愕のコスパです。

ティファール「インジニオ・ネオ IHルビー・エクセレンス ウォックパン 26cm」

ティファール「インジニオ・ネオ IHルビー・エクセレンス ウォックパン 26cm」

ティファール
インジニオ・ネオ IHルビー・エクセレンス ウォックパン 26cm
実勢価格:5280円(本体)
実勢価格:2200円(専用取手)

▼テスト結果
コーティング耐久性:◯
熱伝導性     :◎
使い勝手     :◎


同じく「S評価」だったのはティファール「インジニオ・ネオ IH ルビー・エクセレンス ウォックパン 26cm」。やはり隙なしの性能で使い勝手もバツグン。厚手で重量感があるので、気になる人は別のサイズを試してみましょう。

コーティング耐久性

ティファール「インジニオ・ネオ IHルビー・エクセレンス ウォックパン 26cm」2

さすが定番。元の性能は最高レベル。1000回こすって傷つけた後も張り付いていると思いきや、軽くつまむだけで卵がスルッと取れ、優れた耐久性を証明しました。

熱伝導性

ティファール「インジニオ・ネオ IHルビー・エクセレンス ウォックパン 26cm」3
ティファール「インジニオ・ネオ IHルビー・エクセレンス ウォックパン 26cm」3

加熱ムラの少なさではサーモス以上。30秒後も180℃の際も熱伝導がよく、じっくり温まる点も◎。調理した薄焼卵を試食したところ、サーモスよりややしっとり感アリな印象でした。

使い勝手

ティファール「インジニオ・ネオ IHルビー・エクセレンス ウォックパン 26cm」4

取手はワンタッチ。側面のカーブが程よく、炒めるのが楽です。

ニトリ「深型フライパン (26cm TORERU)」

ニトリ「深型フライパン (26cm TORERU)」

ニトリ
深型フライパン (26cm TORERU)
実勢価格:1823円(本体)
実勢価格: 1017円(専用取手)

▼テスト結果
コーティング耐久性:◯
熱伝導性     :△
使い勝手     :◯


ニトリ「深型フライパン (26cm TORERU)」は、「A評価」。安いですが性能は十分なフライパン。たまにしか料理をしない人が使うなら不便さを感じずに使える一枚です。

コーティング耐久性

ニトリ「深型フライパン (26cm TORERU)」2

傷つけ前は文句なしの性能。傷つけ後は真ん中部分が張り付きましたが、はしでつまめばきれいに剥がせる程度とそこそこの耐久性でした。

熱伝導性

ニトリ「深型フライパン (26cm TORERU)」3-1
ニトリ「深型フライパン (26cm TORERU)」3

30秒後も180℃の際も熱伝導は△。サーモス、ティファールと比べムラがあり底が薄いためか温度の上がり方も急激。焼き上がった卵も上位2製品と比べややふんわり感が少なかったです。

使い勝手

ニトリ「深型フライパン (26cm TORERU)」4

取手は2ステップ必要ですが、安定感あり。軽くて取り回しもよかったです。

パール金属「ルクスパン ブルー ダイヤモンドコート IH深型フライパン 26cm」

パール金属「ルクスパン ブルー ダイヤモンドコート IH深型フライパン 26cm」

パール金属
ルクスパン ブルー
ダイヤモンドコート IH深型フライパン 26cm
実勢価格:1650円(本体)
実勢価格:1070円(専用取手)

▼テスト結果
コーティング耐久性:◯
熱伝導性     :△
使い勝手     :△


「B評価」のパール金属「ルクスパン ブルー ダイヤモンドコート IH深型フライパン 26cm」は、取手はワンタッチですが横方向にスイッチを押すので、慣れが必要。フライパン自体は軽めで取り回しやすいです。

コーティング耐久性

パール金属「ルクスパン ブルー ダイヤモンドコート IH深型フライパン 26cm」2

傷つけ前はふつうに剥がれます。傷つけ後は特に端っこがこびりつきが。はしで力を入れ引っ張ると全面がベリベリと剥がれました.

熱伝導性

パール金属「ルクスパン ブルー ダイヤモンドコート IH深型フライパン 26cm」3-1
パール金属「ルクスパン ブルー ダイヤモンドコート IH深型フライパン 26cm」3

30秒後の熱伝導は△、180℃の際の熱伝導は◯。こちらもムラがあって温度が急上昇していることが判明。焼き上がった卵は、ややパサパサ。火が通り過ぎているのか焼き色もほか製品と比べ濃いめでした。

使い勝手

パール金属「ルクスパン ブルー ダイヤモンドコート IH深型フライパン 26cm」4

側面が鍋のようにまっすぐで他と比べ、使用感が別物。取手はワンタッチ。

カインズ「取っ手が外せる ストーンマーブルフライパン 26cm 深型」

カインズ「取っ手が外せる ストーンマーブルフライパン 26cm 深型」

カインズ
取っ手が外せる ストーンマーブルフライパン 26cm 深型
実勢価格:2480円(本体)
実勢価格:1280円(専用取手)

▼テスト結果
コーティング耐久性:△
熱伝導性     :◯
使い勝手     :△


カインズ「取っ手が外せる ストーンマーブルフライパン 26cm 深型」は「B評価」でした。新品時は問題なく使えそうですが、他と比べ買い替え頻度が高そう。取手はもっとしっかりしたものにしてほしいところです。

コーティング耐久性

カインズ「取っ手が外せる ストーンマーブルフライパン 26cm 深型」2

傷つけ前は普通に剥がれます。傷つけ後は全体的に張り付いた感あり。剥がす際に力が必要で、もう少し耐久性があればいいのにという印象でした。

熱伝導性

カインズ「取っ手が外せる ストーンマーブルフライパン 26cm 深型」3-1
カインズ「取っ手が外せる ストーンマーブルフライパン 26cm 深型」3

30秒後も180℃の際も熱伝導は◯。ただ、ニトリとパール金属ほどではないですが加熱ムラあり。焼き上がった卵の具合はややパサパサでした。なぜか他製品で焼いたものと比べ、厚みのある仕上がりに。

使い勝手

カインズ「取っ手が外せる ストーンマーブルフライパン 26cm 深型」4

取手がガックガクで安定性に難あり。着脱に2ステップが必要です。

【まとめ】ティファールと同等のサーモスがベスト

深型フライパン

以上、取手が取れる深型フライパン5製品の比較結果でした。

今回ベストバイに輝いたのはサーモス。熱伝導性はティファールが上でしたが、ほかは引けを取らない優秀な性能。それなのに価格は2000円以上安く、コスパ最高峰でした!

他製品だとニトリも選択肢としてはあり。コーティングの耐久性などは上位2製品に劣るものの、何より魅力的なのが安さ。「たまにしか料理しないので、とにかく安く済ませたい!」という人にはおすすめです。

今は外食が難しく、自宅で料理する機会が多いですよね。こげつき知らずで使いやすい深型フライパンでラクラク調理を実現しましょう!

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