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※情報は『MONOQLO』2020年9月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
夏を快適化してくれるのはどれ? 最新ヒット商品をテスト
近年続く夏の猛暑で、市場にはあらゆるジャンルの「快適グッズ」が登場しています。需要も高まってきているなか、活用しない手はありません!
そこで、雑誌『MONOQLO』では、新しい夏をノンストレスで過ごせる「快適グッズ」を徹底調査! 各ジャンルのプロに実際に触ってもらい、辛口ジャッジしました。
今回は、持ち運びできる小型クーラーとして話題の「冷風扇」に焦点を当ててご紹介します。
冷風扇はクーラーの代用品になり得る?
まずは、そもそも冷風扇とはどんなものなのかをご説明しましょう。
冷風扇は、水が蒸発したときの気化熱を使って冷風を出す装置のこと。一般的には簡易版のクーラーと言われています。エアコンのように冷えすぎず、小型性のものなら持ち運んで好きな場所に置けるのがメリット。専用のタンクに水や氷を入れる必要があります。
一見便利そうな冷風扇ですが、実際の使いごこちはどうなのでしょうか?
ズバリ:冷風扇は思ったよりも涼しくない!
雑誌『MONOQLO』で検証した結果、今回の検証では「冷風扇」の使い心地はイマイチという評価になりました。その大きな理由は下記の3点です。
1:小型機種は特に水が漏れる!
2:肝心の涼しさはイマイチ
3:掃除がめんどくさい!
▼2019年の検証結果も同じでした
1:小型機種は特に水が漏れる!
水が切れたと思っても、内部に残りやすいのか動かすと水漏れしてしまいます。特に小型機種だと動かすたびに水がポタポタ滴れてしまい、ストレスです!
2:肝心の涼しさはイマイチ
氷や冷却材を使用しても、涼しさはもう一つ。日本の酷暑に太刀打ちできるのかというと、心もとないです。
3:掃除がめんどくさい!
水を使う製品だから清潔さは保ちたいけど、手入れが面倒。タンクが取り外せない製品もありました。
▼3000円台から2万円弱まで大型・小型6種類を検証しましたが……
今回の検証ではどれも残念ながら期待したほど冷風扇は使えない……という結果となりました。
冷風扇を買うなら、冷却力のある移動式のエアコンであるスポットクーラーを検討するか、性能のいい扇風機を使った方が快適に過ごせそうです!
家庭用の“移動式エアコン”か高性能扇風機がおすすめ
冷却力で小型のクーラーを選ぶならおすすめなのは“移動式エアコン”。工事いらずで移動できるエアコンで、固定式エアコンと同様に冷媒も使用しています。イベントなどで発電機と接続して使う業務用製品をスポットクーラーと言いますが、家庭用の製品も出ています。
家庭用スポットクーラー、2万円台で手に入るものも!
コロナ
冷風・衣類乾燥除湿機(どこでもクーラー) CDM-1020
実勢価格:2万8480円
コロナ「冷風・衣類乾燥除湿機(どこでもクーラー) CDM-1020」は、2万円台と手軽な価格のスポットクーラーです。ダクトをコンパクトにたたんで本体に収納できます。検証した結果、60分後の室温低下は-3.0℃としっかりと冷えていました。
▼冷風扇とは冷却力が全然違う! そのほかのスポットクーラーのおすすめはこちら!
性能のいい扇風機で快適に!
バルミューダ(BALMUDA)
The GreenFan EGF-1700
実勢価格:3万9600円
『家電批評』の検証で2年連続1位評価だったのはバルミューダ「The GreenFan EGF-1700」。大きな特徴である二重構造の羽根のおかげで、「均一+拡散」を併せて持つハイブリッドの風が心地よさを生み出します。
▼扇風機のおすすめランキングはこちら!
以上、冷風扇の検証結果と、おすすめのアイテムを紹介しました。
冷風扇はお手軽ですが、どうせ投入するなら性能のいいスポットクーラーか扇風機の方が効果があるかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね。